山・花・時々鳥の後立山連峰(爺ヶ岳−鹿島槍−五竜ー唐松−白馬鑓−白馬−乗鞍)
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- GPS
- 28:32
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 4,817m
- 下り
- 4,436m
コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 4:16
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 4:19
- 合計
- 13:23
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:51
天候 | 8/8 晴れ 8/9 晴れ 8/10 晴れ後曇り 8/11 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
JR信濃大町ー扇沢 アルピコ交通バス 帰り 栂池高原自然園−栂池高原 栂池ゴンドラリフト 栂池高原−JR白馬駅 アルピコ交通バス |
写真
感想
天候に恵まれ(恵まれすぎて日焼けと暑さに苦しみましたが)素晴らしい山行でした。
ライチョウにもアルプス登山四回目で三回目の遭遇ができ、運にも恵まれました。景色がよすぎて写真を撮りまくったので、どの写真を削るかを悩みまくりましたが、それでも結構な枚数が残りました。
三日目の中盤足を痛めてしまい、少し苦労しましたが、何とか歩ききることが出ました。もう少し鍛えないといけないようです。
天気予報を見て、早く出た方がよいと思い、金曜日の仕事終わりに広島から新幹線で名古屋まで行き、翌朝、特急スーパー信濃1号で松本へ、大井線に乗り換え、信濃大町で降りました。さらにアルピコ交通のバスで扇沢に着いたのは11時ころでした。
とりあえず、食堂でダムカレーを食べ、出発です。
車道を少し戻り、柏原新道をひたすら1000m以上の標高差を登ります。斜度は、それほどきつくないとはいえ、息が上がります。たまに振り返り、針ノ木岳、蓮華岳などの雪渓に癒されながら、種池山荘の手前からは、剱・立山連峰が見えてきます。そのまま休憩せずに爺ヶ岳を越え冷池山荘に着いたのは15時過ぎでした。できればキレット小屋を目指したかったのですが、山渓時間で4時間かかるのと、登りで結構消耗したのでここで泊まることにしました。ここでは泊まれば、水1Lはタダでもらえました。部屋は、中二階の6人部屋に、若者3人と、おじさんと自分の5人といった感じで暇なので、その福島から来たおじさんと山の話をひたすらしていました。剱岳の北に沈む夕日を楽しんだ後、夕食では、自分とは逆ルートを歩いて来られているパーティーと一緒になり、キレットがきつかったとかコースについて教えてもらったりしました。
二日目は、四時前に起き、前日に受け取った、ご飯の上にそぼろや桜でんぶ等が乗った四色弁当を食べ出発しました。最初ヘッドライトを使いましたがすぐに消し、五時頃朝日を迎え、立山、剱連峰や、今まで歩いたルートの向こうに見える槍ヶ岳などを見たりしながら歩いていると、鹿島槍ヶ岳に着きました。この山は南峰、北峰があり二つ槍といったところなんでしょうか。
鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間は八峰キレット等、鎖場、梯子場が続きます。途中キレット小屋に着きましたが消耗していなかったのでスルー、岩や山などを楽しみながら、ひたすら歩き五竜岳に到着すると、白馬方面が見えてきます。五竜岳でしばし、眺望を楽しんで山を降り五竜山荘を通過し、たまに流れる霧に景色を奪われたりしながら、ひたすら歩き、唐松岳頂上山荘に着いた頃にはへとへとになっていました。
山荘で宿泊手続きを済ませ、なんか食べられるかと思っていたが人が多く売り切れ続出で、昼飯はアンパン一つですませました。その後しばらく休憩し、明朝も暗い時間に出るので、夕方唐松岳にピストンで登っておき、夕飯を食べ寝ました。
三日目も四時前に起き、山荘で弁当を食べ、暗いうちに出発しました。唐松岳山頂には朝日待ちの人がいましたが、朝日にはまだまだなので、スルーし先に進みました。ここは不帰の嶮と呼ばれる難所で、不帰2峰南峰で朝日を迎える。その後歩いていると足元に小動物がいたので「猫だ!」と思ってよく見たら残念ながらライチョウでした。不帰キレットを経て、天狗山荘に着き雪解け水に浸かるジュースにそそのかされ、CCレモンを飲みました。このころから、右足首の上辺りが痛み始めましたが、気になるほどではないので、そのまま鑓ヶ岳を目指しました。鑓ヶ岳は見えているのですが中々近づくことが出来ず、白い要塞のように行く手を阻みました。何とか頂上にたどり着き鹿島槍ヶ岳等を振り返ったり、白馬岳を眺めたりしました。立山、剱はずっと見えているので少し食傷気味です。
鑓ヶ岳を越えた辺りから霧が出てきて、杓子岳辺りで、霧待ちのため、少し休憩し、何とか白馬岳をカメラに収め、その白馬岳を目指します。途中雪渓を登って来られる列を眺めながら、何とか白馬岳直下の白馬山荘にたどり着けました。宿泊手続きを済ませ、荷物を部屋に置き、白馬岳にピストンで登りました。頂上で、明日のルートを撮ろうと思っていましたが、霧が晴れず早々に断念し、引き返し、白馬山荘のレストハウスで昼飯のカレーを食べて、身体を休めたり、愛知から来たおじさんと山の話なんかをしたりして過ごしました。夕飯を食べると、なんかのセミナーがあるということでレストハウスで山の写真のスライドや、雲のスライドを見ながら話を聞いたりしていると、夕日が落ちそうだったので外に出て、旭岳山頂に落ちる夕日を見た後、少し移動して山の頂上右の雲に落ちる夕日を撮ったりしました。
四日目は、例のごとく宿で弁当を食べ、足が痛むので早めに降り始めようと思い四時前に出発しました。この日は、少し雲が多めで、赤い朝日は拝めませんでした。途中三国境で、親不知方面に降りる予定だというツワモノのおじさんと少し話し、子蓮華山を目指します。幸いこのルートは、勾配が割と緩めで、足の負担がいくらか少ないようでした。白馬大池を見ながらひたすら下り、大池からは、そんなに登りがない乗鞍岳、石場や雪渓を経て、ゴンドラ乗り場に降りてきました。ゴンドラを乗り継ぎ、栂池に降りて、風呂に入ろうと思っていたが、近い風呂が12時からだったので、バス停に行くと10分後出るバスがあたので、そのまま白馬駅に降り、白馬駅のトイレで汗を拭き着替えて、そばを食べて、帰途に着きました。
どこに行くのかと思ってたら、不帰キレットを挟んだ大縦走じゃないですか
それで「それでもう少し鍛えないといけない」だなんて
やっぱすごい人だ
metabolinさんに触発されてしまいました
大キレットと今回通過した八峰キレットと合わせて3大キレットと呼ぶそうです
思った以上に素晴らしいコースでした。
天気も良かったのですが、暑すぎました
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