記録ID: 701666
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
7歳児と行…かない、「黒部の山賊」秘境雲ノ平〜笠ヶ岳縦走テント泊（富山県／岐阜県）
2015年08月08日(土) 〜
2015年08月12日(水)
富山県
長野県
岐阜県
APY124
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 218:30
- 距離
- 58.3km
- 登り
- 4,459m
- 下り
- 4,427m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:25
3:30
445分
新穂高第三駐車場
10:55
双六小屋テント場
2日目
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:20
5:15
380分
双六小屋テント場
11:35
雲ノ平テント場
3日目
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:30
7:00
390分
雲ノ平テント場
13:30
双六小屋テント場
4日目
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:25
8:15
265分
双六小屋テント場
12:40
笠ヶ岳テント場
5日目
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:50
7:30
290分
笠ヶ岳テント場
12:20
新穂高第三駐車場
8月8日
03:30 新穂高岳第三駐車場出発
04:59 わさび平小屋到着
06:23 秩父沢
07:37 シシウドヶ原
08:18 鏡池
08:20 鏡平小屋到着
09:47 折弓岳分岐点
10:00 花見平／雪田
10:55 双六小屋到着
8月9日
05:15 双六小屋出発
06:32 双六岳登頂
07:43 三俣蓮華岳登頂
08:30 三俣山荘到着
11:35 雲ノ平テント場到着
12:49 雲ノ平山荘到着
8月10日
07:00 雲ノ平テント場出発
08:25 祖父岳登頂
09:24 ワリモ分岐点
09:53 ワリモ岳頂上直下通過
10:24 鷲羽岳登頂
11:08 三俣山荘到着
13:30 双六小屋到着
8月11日
08:15 双六小屋出発
09:18 弓折岳登頂
11:55 折戸岳登頂
12:40 笠ヶ岳テント場到着
13:57 笠ヶ岳山荘到着
8月12日
05:30 笠ヶ岳テント場出発
05:55 笠ヶ岳登頂
07:30 笠ヶ岳テント場出発
08:20 弓折岳分岐点
08:53 杓子平
10:35 笠新道登山口
10:52 わさび平小屋到着
12:05 新穂高登山指導センター到着
12:20 新穂高第三駐車場到着
03:30 新穂高岳第三駐車場出発
04:59 わさび平小屋到着
06:23 秩父沢
07:37 シシウドヶ原
08:18 鏡池
08:20 鏡平小屋到着
09:47 折弓岳分岐点
10:00 花見平／雪田
10:55 双六小屋到着
8月9日
05:15 双六小屋出発
06:32 双六岳登頂
07:43 三俣蓮華岳登頂
08:30 三俣山荘到着
11:35 雲ノ平テント場到着
12:49 雲ノ平山荘到着
8月10日
07:00 雲ノ平テント場出発
08:25 祖父岳登頂
09:24 ワリモ分岐点
09:53 ワリモ岳頂上直下通過
10:24 鷲羽岳登頂
11:08 三俣山荘到着
13:30 双六小屋到着
8月11日
08:15 双六小屋出発
09:18 弓折岳登頂
11:55 折戸岳登頂
12:40 笠ヶ岳テント場到着
13:57 笠ヶ岳山荘到着
8月12日
05:30 笠ヶ岳テント場出発
05:55 笠ヶ岳登頂
07:30 笠ヶ岳テント場出発
08:20 弓折岳分岐点
08:53 杓子平
10:35 笠新道登山口
10:52 わさび平小屋到着
12:05 新穂高登山指導センター到着
12:20 新穂高第三駐車場到着
| 天候 | 前半晴れ（一時夕立）、後半晴れまたは曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
新穂高ロープウェイ（新穂高温泉駅）手前の深山荘駐車場奥 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山下山ポストは新穂高センターにて 双六小屋に富山大学医学部の診療所有り 三俣山荘に岡山大学／香川大学医学部の診療所有り |
| その他周辺情報 | 新穂高センターは24時間公衆トイレ有り（ウォシュレット付きトイレ） 新穂高センターは17時まで観光案内所として稼働 深山荘から歩いて5〜10分程度で新穂高センター到着 深山荘の露天風呂\500ｰ洗い場無し、内湯は\700ｰ洗い場有り、バスタオル\200ｰ 深山荘内湯は茶シャンプー＆リンスと茶ボディソープ完備 深山荘トイレは最新TOTOウォシュレットトイレでとても綺麗 他駐車場は、夜間ゲート手前の鍋平高原登山者用駐車場（1日\300-）砂利の駐車場 または鍋平園地駐車場（無料）または山小屋友交会駐車場（無料） 市営新穂高第二駐車場は24時間対応（38台）だが6時間毎に\600-加算 市営新穂高第一駐車場、新穂高ロープウェイ駐車場、県営公共駐車場は共に夜間不可 市営新穂高第三駐車場（無料、深山荘奥の駐車場）は7日（金曜日）20時頃には満車 16時前の到着で100台に対して約20台ほど空きがあった 強引無理やり停める車もあるので深山荘に近い（出口近い）ほうに停めた方がいい ただし奥側の方が1台あたりのスペースが広い |
写真
8月7日（金曜日）仕事は半休頂き、宇都宮市を11時半出発。14時15分頃松本インター到着。15時45分頃に新穂高第三駐車(無料)に到着。約20台ほど空きがあった。来る途中安房峠を越えると烈しい夕立。駐車場に着くとピタっと雨は止んだ。
3
8/7 15:54
8月7日（金曜日）仕事は半休頂き、宇都宮市を11時半出発。14時15分頃松本インター到着。15時45分頃に新穂高第三駐車(無料)に到着。約20台ほど空きがあった。来る途中安房峠を越えると烈しい夕立。駐車場に着くとピタっと雨は止んだ。
無料駐車場に停めれて本当に良かった。まずは駐車場周りを探索。深山荘の方へ向かう。綺麗な川が流れており水着で泳いても良いようだ。下山時には泳いでいる家族もいた。
1
8/7 16:07
無料駐車場に停めれて本当に良かった。まずは駐車場周りを探索。深山荘の方へ向かう。綺麗な川が流れており水着で泳いても良いようだ。下山時には泳いでいる家族もいた。
蒲田川という名前。吊り橋を渡ると深山荘。とっても風情のある旅館。いつか泊まりに来たい。夜は吊り橋にライトが点灯して綺麗だった。日帰り温泉が可能なので今晩は内風呂700円で温泉を堪能する。
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8/7 16:07
蒲田川という名前。吊り橋を渡ると深山荘。とっても風情のある旅館。いつか泊まりに来たい。夜は吊り橋にライトが点灯して綺麗だった。日帰り温泉が可能なので今晩は内風呂700円で温泉を堪能する。
深山荘の庭には喫煙所有り。そこから撮った吊り橋風景。ちなみにもしここも鍋平も駐車場空きがなければ、折立まで行って太郎山から雲ノ平へ行くプランもあった。19時半までに林道に入ればその日に折立ヒュッテ無料駐車場（約100台）まで辿り着く。新穂高からは車で約1時間半ほどであろうか。
8/7 16:09
深山荘の庭には喫煙所有り。そこから撮った吊り橋風景。ちなみにもしここも鍋平も駐車場空きがなければ、折立まで行って太郎山から雲ノ平へ行くプランもあった。19時半までに林道に入ればその日に折立ヒュッテ無料駐車場（約100台）まで辿り着く。新穂高からは車で約1時間半ほどであろうか。
情報欄に記載したが露天風呂500円洗い場無し。内湯は700円でシャンプーやボディソープが整っている。行きも帰りも内湯を入った。バスタオル200円で貸してくれる。トイレもウォシュレット完備で綺麗。様式トイレはTOTOの最新式。
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8/7 16:10
情報欄に記載したが露天風呂500円洗い場無し。内湯は700円でシャンプーやボディソープが整っている。行きも帰りも内湯を入った。バスタオル200円で貸してくれる。トイレもウォシュレット完備で綺麗。様式トイレはTOTOの最新式。
新穂高センターまで探索。わさび平小屋まで1時間少々なので先に距離を詰めても良かったが、朝テント収納に時間かかりそうだったのと二度目の夕立が怖かったので予定通り車泊に決定。登山指導センターまで探索し、一足先に登山届を提出。
8/7 16:54
新穂高センターまで探索。わさび平小屋まで1時間少々なので先に距離を詰めても良かったが、朝テント収納に時間かかりそうだったのと二度目の夕立が怖かったので予定通り車泊に決定。登山指導センターまで探索し、一足先に登山届を提出。
明日は3時起床してあの奥地へ進むと思うとドキドキしてきた。新穂高センターは24時間トイレ利用可。ウォシュレット付きの綺麗なトイレである。
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8/7 17:02
明日は3時起床してあの奥地へ進むと思うとドキドキしてきた。新穂高センターは24時間トイレ利用可。ウォシュレット付きの綺麗なトイレである。
8月8日（土曜日）3時起床し、3時半に第三駐車場出発。ヘッドライトを照らしながら新穂高センターを越えていくと真っ暗闇の中、ただ一人。いよいよ登山開始だ。
8/8 3:50
8月8日（土曜日）3時起床し、3時半に第三駐車場出発。ヘッドライトを照らしながら新穂高センターを越えていくと真っ暗闇の中、ただ一人。いよいよ登山開始だ。
真っ暗なので周りが全く見えない。初めての道なので迷わないように途中携帯のGPSも確認。ゲートまでは舗装道路、ゲート後は砂利道。
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8/8 3:53
真っ暗なので周りが全く見えない。初めての道なので迷わないように途中携帯のGPSも確認。ゲートまでは舗装道路、ゲート後は砂利道。
4時20分頃にようやく空が明るくなってきた。それまで真っ暗な道を一人歩いていたのでとても怖かった。何が怖いかって？恥ずかしい話、お化けが出そうで怖かった。
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8/8 4:21
4時20分頃にようやく空が明るくなってきた。それまで真っ暗な道を一人歩いていたのでとても怖かった。何が怖いかって？恥ずかしい話、お化けが出そうで怖かった。
まだわさび平小屋手前。静かに空が明るくなっていく。腕時計忘れたのが痛い。映画「イージーライダー」を思い出す。今回の旅に時間という概念は要らない。（否！要るだろっ！）
1
8/8 4:42
まだわさび平小屋手前。静かに空が明るくなっていく。腕時計忘れたのが痛い。映画「イージーライダー」を思い出す。今回の旅に時間という概念は要らない。（否！要るだろっ！）
たしか後ろを振り返ったところ。明るくなるまでどのような風景の道を歩いていたのか全く分からなかった。誰もいない山の朝はとても静かで気持ちが良かった。クラシックの作曲者グリーグ 『朝』を聴きながら歩いてみたい気持ちだ。
2
8/8 4:43
たしか後ろを振り返ったところ。明るくなるまでどのような風景の道を歩いていたのか全く分からなかった。誰もいない山の朝はとても静かで気持ちが良かった。クラシックの作曲者グリーグ 『朝』を聴きながら歩いてみたい気持ちだ。
わさび平小屋手前徒歩10分のところに笠新道入り口を発見。この時はまさかここから下山してくるとは全くもって思っていなかった。ここから笠ヶ岳にいけるんだ、としか思っていなかった。
1
8/8 4:48
わさび平小屋手前徒歩10分のところに笠新道入り口を発見。この時はまさかここから下山してくるとは全くもって思っていなかった。ここから笠ヶ岳にいけるんだ、としか思っていなかった。
5時にわさび平小屋に到着。すでに何名かの出発隊が準備をしていた。そうめんと書いた旗が立っており食べたいと思ったので下山時に食べようと決心。実際は下山時に価格を見て諦めるという結果に…。その話は後ほど。
8/8 4:59
5時にわさび平小屋に到着。すでに何名かの出発隊が準備をしていた。そうめんと書いた旗が立っており食べたいと思ったので下山時に食べようと決心。実際は下山時に価格を見て諦めるという結果に…。その話は後ほど。
わさび平小屋を過ぎて。あぁ天気が良さそうな日だと実感。実は晴れ男なのです。今回天候は何故か自信満々でした。あの奥に見える弓折岳を越えた双六小屋が本日の目的地。
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8/8 5:39
わさび平小屋を過ぎて。あぁ天気が良さそうな日だと実感。実は晴れ男なのです。今回天候は何故か自信満々でした。あの奥に見える弓折岳を越えた双六小屋が本日の目的地。
小池新道に入る分岐点。東に行けば奥丸山を越えて槍平小屋に通ずる。このまま弓折岳を目指して北上していく。
左俣谷を通って進んで行く。ここらに来ると登山している感覚になってくる。テント泊ザックが重いがペースを速めてバテないようにゆっくり登って行こう。
8/8 5:42
左俣谷を通って進んで行く。ここらに来ると登山している感覚になってくる。テント泊ザックが重いがペースを速めてバテないようにゆっくり登って行こう。
目の前には土を覆った雪渓。右側の踏み跡を通って行きます。この時はまだ涼しかった覚えがある。この後、大変暑く本当に辛い登山だった。日々の寝不足と前夜の寝不足も影響している。
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8/8 5:45
目の前には土を覆った雪渓。右側の踏み跡を通って行きます。この時はまだ涼しかった覚えがある。この後、大変暑く本当に辛い登山だった。日々の寝不足と前夜の寝不足も影響している。
思い出せば一昨年（2013年8月）の初めての北アルプス槍ヶ岳登山中で大曲手前の急登個所に大きな雪渓があったなとしみじみ思い出す。普段目にする景色ではないので気分上々。
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8/8 5:46
思い出せば一昨年（2013年8月）の初めての北アルプス槍ヶ岳登山中で大曲手前の急登個所に大きな雪渓があったなとしみじみ思い出す。普段目にする景色ではないので気分上々。
まだ序盤なのに雪渓場所で写真を撮りまくる。この時点では携帯充電器を2つ持ってきていたので余裕と思っていたが、電源ケーブルを忘れてしまったことに気づくのは昼過ぎのお話。
8/8 5:46
まだ序盤なのに雪渓場所で写真を撮りまくる。この時点では携帯充電器を2つ持ってきていたので余裕と思っていたが、電源ケーブルを忘れてしまったことに気づくのは昼過ぎのお話。
振り返ればなんて素敵な空模様。ロープウェイの鉄塔が稜線に写っている。奥には焼岳がしっかり映っている。昨年11月にちくんとちまと行った新穂高ロープウェイ。色々と思い出に浸る。
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8/8 5:59
振り返ればなんて素敵な空模様。ロープウェイの鉄塔が稜線に写っている。奥には焼岳がしっかり映っている。昨年11月にちくんとちまと行った新穂高ロープウェイ。色々と思い出に浸る。
東（右手）を向けば昨年10月にS氏と縦走した穂高連峰！あの時の記憶がしっかりと蘇る。やはり北アルプスが大好きで堪らない。
弓折尾根が近づいてきた。あの山を越えればすぐだ、なんて今まで何度も騙されてきたので今回はあの山を越えてもまだまだ遠い、遠いんだぞと言い聞かせ気持ちをしっかり持って進む。
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8/8 6:23
弓折尾根が近づいてきた。あの山を越えればすぐだ、なんて今まで何度も騙されてきたので今回はあの山を越えてもまだまだ遠い、遠いんだぞと言い聞かせ気持ちをしっかり持って進む。
水場のある秩父沢。地図には水マークがあるけれど、川の水を直接飲むということなのか。
こんな感じの秩父沢。ソロ登山の場合はあまり休憩しないで進んでしまう。3名ほど休憩していたが、自分は撮影して通り過ぎる。ここで沢沿いとはさよなら。
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8/8 6:28
こんな感じの秩父沢。ソロ登山の場合はあまり休憩しないで進んでしまう。3名ほど休憩していたが、自分は撮影して通り過ぎる。ここで沢沿いとはさよなら。
2090mシシウドヶ原。ここから灼熱地獄が始まる。めちゃくちゃ暑い。汗がダラダラ止まらない。新穂高第三駐車場から4時間経過。
かなり苦しい岩場の道のりを越えたところ。森林地帯は日陰があるので助かる。右手に見える穂高連峰を見ては自分を励まして歩き続けた。
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8/8 7:58
かなり苦しい岩場の道のりを越えたところ。森林地帯は日陰があるので助かる。右手に見える穂高連峰を見ては自分を励まして歩き続けた。
いよいよ鏡平なのか。木道がそう感じさせる。水を飲んでも飲んでも喉の渇きが取れない。汗ダラダラ。普段運動不足と遅い勤務での寝不足からか体が辛い。でもこのくらい辛い方がぐっすり寝れるので丁度良いと思っていた。（シュラフは苦手）
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8/8 8:16
いよいよ鏡平なのか。木道がそう感じさせる。水を飲んでも飲んでも喉の渇きが取れない。汗ダラダラ。普段運動不足と遅い勤務での寝不足からか体が辛い。でもこのくらい辛い方がぐっすり寝れるので丁度良いと思っていた。（シュラフは苦手）
ヤッホー！鏡池に到着！鏡平山荘の庭に池があると思っていたが山荘手間に池がある。逆さ槍ヶ岳を撮影。はて？どこに逆さ槍があるかというと…（次の写真にて）
3
8/8 8:18
ヤッホー！鏡池に到着！鏡平山荘の庭に池があると思っていたが山荘手間に池がある。逆さ槍ヶ岳を撮影。はて？どこに逆さ槍があるかというと…（次の写真にて）
アップで撮影。撮る場所が宜しくなかったのだろう、中央部にちょっこり逆さ槍。
山荘方面へ少し進んで振り返って鏡池を撮影。このような場所で皆さん撮影されております。
8時20分鏡平山荘到着。やっと、やっとゆっくり休憩が取れる。この時間で鏡平山荘なら双六小屋のテント場の確保は大丈夫だろうと言い聞かせる。
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8/8 8:20
8時20分鏡平山荘到着。やっと、やっとゆっくり休憩が取れる。この時間で鏡平山荘なら双六小屋のテント場の確保は大丈夫だろうと言い聞かせる。
ここはテント場がありませんがとても素敵な山荘風貌。とにかく早くザック降ろして腰を下ろして座りたい！
この青空とこの庭。なんて最高な日に巡り逢えたのか。山の神様に感謝。
なんと！皆さんかき氷食べているではありませんか。喉が渇いてしょうがないのでザック降ろしてすぐにかき氷500円を注文。最近は日光水を使ったかき氷が美味しいと思ったけどここのかき氷もとっても冷たくて美味しかった。そりゃそうだよね。ようやくして喉の渇きが癒されたという感じ。
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8/8 8:25
なんと！皆さんかき氷食べているではありませんか。喉が渇いてしょうがないのでザック降ろしてすぐにかき氷500円を注文。最近は日光水を使ったかき氷が美味しいと思ったけどここのかき氷もとっても冷たくて美味しかった。そりゃそうだよね。ようやくして喉の渇きが癒されたという感じ。
鏡平山荘でビールを飲みたかったがここが本日の目的地ではない。早く双六小屋に着いてテン場を確保しなくては！弓折岳を登り眼下に見下ろす鏡平山荘と槍ヶ岳を撮影。北アルプスの奥深さを感じるひとコマ。美しすぎる。お気に入りの風景。
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8/8 9:32
鏡平山荘でビールを飲みたかったがここが本日の目的地ではない。早く双六小屋に着いてテン場を確保しなくては！弓折岳を登り眼下に見下ろす鏡平山荘と槍ヶ岳を撮影。北アルプスの奥深さを感じるひとコマ。美しすぎる。お気に入りの風景。
アップで鏡平山荘と鏡池。まるで天空の楽園。ここで1時間ほどのんびり景色を楽しみたいと思ったほど、とても素敵な景色を堪能させてくれました。実際気持ちは早くテント場に行って場所を確保しなくては、という日常多忙の延長のような気分。まだ初日だから気持ちの入れ替えが出来ていないと思った。
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8/8 9:32
アップで鏡平山荘と鏡池。まるで天空の楽園。ここで1時間ほどのんびり景色を楽しみたいと思ったほど、とても素敵な景色を堪能させてくれました。実際気持ちは早くテント場に行って場所を確保しなくては、という日常多忙の延長のような気分。まだ初日だから気持ちの入れ替えが出来ていないと思った。
弓折岳分岐点。南西に行けば笠ヶ岳。この時は笠ヶ岳にいくとは思っていなかった。弓折岳は4日目に登頂。
何度見ても見飽きない槍ヶ岳。弓折乗越看板の裏側に大キレットが隠れている。看板右側に北穂高岳。一昨年の大キレット縦走の思い出に何度も浸る。
4
8/8 9:47
何度見ても見飽きない槍ヶ岳。弓折乗越看板の裏側に大キレットが隠れている。看板右側に北穂高岳。一昨年の大キレット縦走の思い出に何度も浸る。
弓折乗越から振り返った景色。稜線伝いの奥の山は抜戸岳と思われる。稜線に出ると風が吹いているので先程までとは異なり、とても体が涼しくなった。
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8/8 9:50
弓折乗越から振り返った景色。稜線伝いの奥の山は抜戸岳と思われる。稜線に出ると風が吹いているので先程までとは異なり、とても体が涼しくなった。
弓折乗越からの西側。遠く左側に白山。白山はすごい信仰山で神秘的なイメージがある。いつか登りにいくのだろうか。気になる山の一つです。
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8/8 9:50
弓折乗越からの西側。遠く左側に白山。白山はすごい信仰山で神秘的なイメージがある。いつか登りにいくのだろうか。気になる山の一つです。
弓折岳と双六小屋の中間にある花見平へ登る道。稜線は風が吹いているので涼しいが日差しが強い。初日は日焼け止めクリームを塗り忘れたので腕を日焼けすることになる。
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8/8 9:50
弓折岳と双六小屋の中間にある花見平へ登る道。稜線は風が吹いているので涼しいが日差しが強い。初日は日焼け止めクリームを塗り忘れたので腕を日焼けすることになる。
まるで火星に来たような錯覚。という表現はヤマレコユーザーWU-YAN氏が福島安達太良山に登った時にあったもの。ここが雪田と花見平。
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8/8 10:01
まるで火星に来たような錯覚。という表現はヤマレコユーザーWU-YAN氏が福島安達太良山に登った時にあったもの。ここが雪田と花見平。
今回は常に槍ヶ岳が見えるので幸せ。槍ヶ岳から左に続く稜線は一度は通ってみたい北鎌尾根。手前の稜線が西鎌尾根。一昨年に西鎌尾根を見たときにいつか通りたいと思っていたルート。
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8/8 10:01
今回は常に槍ヶ岳が見えるので幸せ。槍ヶ岳から左に続く稜線は一度は通ってみたい北鎌尾根。手前の稜線が西鎌尾根。一昨年に西鎌尾根を見たときにいつか通りたいと思っていたルート。
双六岳と双六南峰をバックに花見平看板。とにかく綺麗なお花畑です。ヤマレコユーザーBOKUTYANN氏なら大変喜ぶことでしょう。私は相変わらずの花より団子、いえ、花よりお酒。
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8/8 10:07
双六岳と双六南峰をバックに花見平看板。とにかく綺麗なお花畑です。ヤマレコユーザーBOKUTYANN氏なら大変喜ぶことでしょう。私は相変わらずの花より団子、いえ、花よりお酒。
花見平を過ぎるとついに眼下に捉える双六小屋。限界バテバテの状態にあと少しだ！と励ますもここからが更に長かった。ここから小屋まで今回の一番苦しい所。小屋の後ろに鷲羽岳が聳える。勿論鷲羽岳は初めてお目にする。
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8/8 10:19
花見平を過ぎるとついに眼下に捉える双六小屋。限界バテバテの状態にあと少しだ！と励ますもここからが更に長かった。ここから小屋まで今回の一番苦しい所。小屋の後ろに鷲羽岳が聳える。勿論鷲羽岳は初めてお目にする。
歩き出して約7時間半、やっと、やっとの思いで双六小屋到着。思っていたよりテン場は埋まっていなかったので安心できた。連休初日なのでこの時間でも混雑していると思っていた。
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8/8 10:53
歩き出して約7時間半、やっと、やっとの思いで双六小屋到着。思っていたよりテン場は埋まっていなかったので安心できた。連休初日なのでこの時間でも混雑していると思っていた。
ビーチのような砂で平らな場所を確保できた。やっと安堵。久しぶりのテント組立てに少々時間がかかった。やっとビールだ！2日目からはテント組立てもすんなりできるようになる。
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8/8 11:29
ビーチのような砂で平らな場所を確保できた。やっと安堵。久しぶりのテント組立てに少々時間がかかった。やっとビールだ！2日目からはテント組立てもすんなりできるようになる。
テン場は小屋の南側。その先に立ち入り禁止の双六池畔という小さな池がある。「蛙いないかなぁ」と子供たちの声に癒される。結構子連れテン泊登山者いるんだね。ちくんも連れて来れるかな。
8/8 11:29
テン場は小屋の南側。その先に立ち入り禁止の双六池畔という小さな池がある。「蛙いないかなぁ」と子供たちの声に癒される。結構子連れテン泊登山者いるんだね。ちくんも連れて来れるかな。
11時半頃はまだポツリポツリのテント。夕方までどんどん増えていく。それでも想像していたのと違った。連休なのでもっともっと溢れかえるほどテントで埋め尽くされると思っていた。今までテント場確保で苦労したのは南アルプス北岳山荘だけ。
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8/8 11:29
11時半頃はまだポツリポツリのテント。夕方までどんどん増えていく。それでも想像していたのと違った。連休なのでもっともっと溢れかえるほどテントで埋め尽くされると思っていた。今までテント場確保で苦労したのは南アルプス北岳山荘だけ。
小屋の庭に出ると目の前に鷲羽岳。硫黄岳も見え少し硫黄の匂いも風に乗ってくる。
喉カラッカラにアミノバリュー500円と生ビール800円、そしてカレーライス1000円。今回は荷物を減らすために食糧はほぼ持って来なかった。美味しく美味しく頂きます。昨年10月の穂高岳山荘（奥穂高直下）の絶品カレーライスを思い出す。
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8/8 11:36
喉カラッカラにアミノバリュー500円と生ビール800円、そしてカレーライス1000円。今回は荷物を減らすために食糧はほぼ持って来なかった。美味しく美味しく頂きます。昨年10月の穂高岳山荘（奥穂高直下）の絶品カレーライスを思い出す。
左側が鷲羽岳。画面右側の向こう奥に影っているのが唐沢岳で、その更に右側の稜線が餓鬼のコブから餓鬼岳に続いているそうな。二度目のテン泊時に小屋の主人に伺った。
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8/8 11:55
左側が鷲羽岳。画面右側の向こう奥に影っているのが唐沢岳で、その更に右側の稜線が餓鬼のコブから餓鬼岳に続いているそうな。二度目のテン泊時に小屋の主人に伺った。
お腹も満たされたのでテントに戻る。外は日差しが熱いのでテントに逃げ込むも中は蒸し風呂状態。外も中も割と悲惨。テントから顔をだして真上の空を撮影。何気ないこの非日常な瞬間が日常を忘れさせてくれる。
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8/8 12:45
お腹も満たされたのでテントに戻る。外は日差しが熱いのでテントに逃げ込むも中は蒸し風呂状態。外も中も割と悲惨。テントから顔をだして真上の空を撮影。何気ないこの非日常な瞬間が日常を忘れさせてくれる。
すぐ隣に柵ロープがあったので汗びっしょりの服を乾かす。なかなか良い場所を確保できた。この後、携帯充電ケーブルを忘れたことに気づき携帯節電にてシャットダウン。腕時計も無いし携帯も電池切れそうだわ、トホホ。焦った。思い出を形に残せないのならもう旅はやめようかななんて弱気になることも。この夜はさすがに寝不足だったのでテン泊では珍しい爆睡。隣りのイビキも気にならず。
8/8 12:46
すぐ隣に柵ロープがあったので汗びっしょりの服を乾かす。なかなか良い場所を確保できた。この後、携帯充電ケーブルを忘れたことに気づき携帯節電にてシャットダウン。腕時計も無いし携帯も電池切れそうだわ、トホホ。焦った。思い出を形に残せないのならもう旅はやめようかななんて弱気になることも。この夜はさすがに寝不足だったのでテン泊では珍しい爆睡。隣りのイビキも気にならず。
9日（日曜日）朝。何時に起きたのか時計が無いので正確には分からないが5時と思われる。トイレに寄ってテントに戻るときに撮影。今日も天気が良さそうだ。ずっと行きたかった雲ノ平へいざ向かわん！6時30分に双六小屋を出発。
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8/9 5:15
9日（日曜日）朝。何時に起きたのか時計が無いので正確には分からないが5時と思われる。トイレに寄ってテントに戻るときに撮影。今日も天気が良さそうだ。ずっと行きたかった雲ノ平へいざ向かわん！6時30分に双六小屋を出発。
三俣山荘への巻道と双六岳頂上への分岐点。「撮りましょうか？」と3人連れ家族の方に声を掛けられたので撮ってもらう。朝日が眩しかったのもあるがなんて無愛想な表情。ここから巻道を通るか双六岳山頂へ行くか迷っていた。
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8/9 5:42
三俣山荘への巻道と双六岳頂上への分岐点。「撮りましょうか？」と3人連れ家族の方に声を掛けられたので撮ってもらう。朝日が眩しかったのもあるがなんて無愛想な表情。ここから巻道を通るか双六岳山頂へ行くか迷っていた。
迷っていたのは早くテント場を確保したいという気持ちだったが巻道は帰りに通ろうと思い双六岳山頂方面へ。ここはその次の分岐点。山頂へ行くか、中道と通ってショートカットするか。実は少しだけ中道を歩いたのだがやっぱり勿体ない気がして引き返して山頂ルートへ。引き返したところを撮影。優柔不断の典型的なA型に嫌気がさす瞬間。
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8/9 5:48
迷っていたのは早くテント場を確保したいという気持ちだったが巻道は帰りに通ろうと思い双六岳山頂方面へ。ここはその次の分岐点。山頂へ行くか、中道と通ってショートカットするか。実は少しだけ中道を歩いたのだがやっぱり勿体ない気がして引き返して山頂ルートへ。引き返したところを撮影。優柔不断の典型的なA型に嫌気がさす瞬間。
15分程度の急登坂を上ればすぐに平らで高原の様な所にでる。とても見晴らしがよく後ろを振り返り撮影。1本の平らな道を3人の登山者が歩いているのが写っている。
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8/9 6:14
15分程度の急登坂を上ればすぐに平らで高原の様な所にでる。とても見晴らしがよく後ろを振り返り撮影。1本の平らな道を3人の登山者が歩いているのが写っている。
左手（南側）を見れば笠ヶ岳もしっかり見える。双六岳は絶対に登った方がいい。これほど景色がよく、歩いていて楽しい山はなかなか無い。とても気に入った山の一つになった。言い過ぎかもしれないが今回一番、来て良かったと思った山である。
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8/9 6:14
左手（南側）を見れば笠ヶ岳もしっかり見える。双六岳は絶対に登った方がいい。これほど景色がよく、歩いていて楽しい山はなかなか無い。とても気に入った山の一つになった。言い過ぎかもしれないが今回一番、来て良かったと思った山である。
中央やや右側のなだらかな坂が双六岳山頂への道。あまりに絶景なのでパノラマ撮影。左側は穂高連峰。右側には三俣蓮華岳、奥に鷲羽岳と水晶岳も。更に右側奥は野口五郎岳。とにかく絶景言うこと間違い無し。
8/9 6:14
中央やや右側のなだらかな坂が双六岳山頂への道。あまりに絶景なのでパノラマ撮影。左側は穂高連峰。右側には三俣蓮華岳、奥に鷲羽岳と水晶岳も。更に右側奥は野口五郎岳。とにかく絶景言うこと間違い無し。
6時32分、双六岳（2860m）登頂する。登山開始から2日目にして最初の登頂山。看板の向こうに見えるのが黒部五郎岳。
ここから北上して三俣蓮華岳と三俣山荘方面へ向かう。いよいよ著伊藤正一氏「黒部の山賊」の世界に入って行くのだと胸が躍る。夢にまで見た世界なのだ。
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8/9 6:33
ここから北上して三俣蓮華岳と三俣山荘方面へ向かう。いよいよ著伊藤正一氏「黒部の山賊」の世界に入って行くのだと胸が躍る。夢にまで見た世界なのだ。
槍ヶ岳〜穂高連峰をバックに双六岳山頂碑。槍の穂にも北穂高にも奥穂高にも今この時点で誰か立っていることであろう。
昨年、新穂高ロープウェイからちくんとちまと西穂山荘を目指して歩いている途中に綺麗だなぁと思った笠ヶ岳。その時はいつか日帰り登山でちくんと登ろうかなと思っていた程度で、この時点では今回行く予定には入っていなかった。
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8/9 6:33
昨年、新穂高ロープウェイからちくんとちまと西穂山荘を目指して歩いている途中に綺麗だなぁと思った笠ヶ岳。その時はいつか日帰り登山でちくんと登ろうかなと思っていた程度で、この時点では今回行く予定には入っていなかった。
左手前方を見ると黒部五郎岳（左側）と薬師岳（右側奥）、そして右側手前の三俣蓮華岳の稜線の向こうには憧れの地、雲ノ平があるんだと興奮が収まらない。早く、早く雲ノ平をこの目で見たいと思っていた。
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8/9 6:33
左手前方を見ると黒部五郎岳（左側）と薬師岳（右側奥）、そして右側手前の三俣蓮華岳の稜線の向こうには憧れの地、雲ノ平があるんだと興奮が収まらない。早く、早く雲ノ平をこの目で見たいと思っていた。
中道を通らずに双六岳山頂経由ルートで来て本当に良かった。ここから稜線歩き。本当に素晴らしいルートだ。言い過ぎかもしれないがここが一番歩いて楽しいと思った。
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8/9 6:34
中道を通らずに双六岳山頂経由ルートで来て本当に良かった。ここから稜線歩き。本当に素晴らしいルートだ。言い過ぎかもしれないがここが一番歩いて楽しいと思った。
大草原を歩いているような稜線歩き。ただ歩いているだけなのに撮影したくなってしまう。左側奥が薬師岳。右側奥のツノが水晶岳。
画面右側に1本ルートが通っているのが中道。中道分岐点から1時間。絶対に双六岳山頂経由が良い。というか中道を通っている人は一人も居なかった。真ん中の雪渓が湯俣川の源流の一つ、樅沢。巻道はもっと向こう側になるのでここからは見えない。「黒部の山賊」には山賊富士弥の父、品衛門が黒部で釣ったイワナを樅沢へ放流しイワナが繁殖したと書かれている。
8/9 6:57
画面右側に1本ルートが通っているのが中道。中道分岐点から1時間。絶対に双六岳山頂経由が良い。というか中道を通っている人は一人も居なかった。真ん中の雪渓が湯俣川の源流の一つ、樅沢。巻道はもっと向こう側になるのでここからは見えない。「黒部の山賊」には山賊富士弥の父、品衛門が黒部で釣ったイワナを樅沢へ放流しイワナが繁殖したと書かれている。
山登りしているのにこの平らさ。緩やかな稜線は足が辛くないのがとても嬉しい。また稜線歩きは火照った身体を風が涼ませてくれる。
7時43分、三俣蓮華岳（2841m）登頂する。iphone電池を考慮して節電しているため、前の写真からあっという間に三俣蓮華岳登頂写真。もっと沢山撮りたかったが電池が切れたらもう帰りたいなという気持ちになってしまう。ここは黒部五郎岳に向かう分岐点にもなっている。
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8/9 7:43
7時43分、三俣蓮華岳（2841m）登頂する。iphone電池を考慮して節電しているため、前の写真からあっという間に三俣蓮華岳登頂写真。もっと沢山撮りたかったが電池が切れたらもう帰りたいなという気持ちになってしまう。ここは黒部五郎岳に向かう分岐点にもなっている。
ついに目に捉えた左側赤い屋根の三俣山荘。伊藤正一氏と黒部の山賊達との物語の舞台が目の前に。感無量。そして右側に見える川が湯俣川。その奥には荒涼とした硫黄岳。そう、ここが大町への最短ルートである伊藤新道なのだ。
8/9 7:43
ついに目に捉えた左側赤い屋根の三俣山荘。伊藤正一氏と黒部の山賊達との物語の舞台が目の前に。感無量。そして右側に見える川が湯俣川。その奥には荒涼とした硫黄岳。そう、ここが大町への最短ルートである伊藤新道なのだ。
湯俣川と硫黄岳をズームアップ。伊藤正一氏が黒部の山賊らに教えてもらい道を開拓した伊藤新道。とても危険なルートで現在では地図には通行困難としか書かれていない。一度は通ってみたいルート。すごい惹かれるものがある。下山後に知ったのだが伊藤新道は沢手前の展望台までのPDF登山道地図を、雲ノ平山荘ホームページにてダウンロードできる。
8/9 7:43
湯俣川と硫黄岳をズームアップ。伊藤正一氏が黒部の山賊らに教えてもらい道を開拓した伊藤新道。とても危険なルートで現在では地図には通行困難としか書かれていない。一度は通ってみたいルート。すごい惹かれるものがある。下山後に知ったのだが伊藤新道は沢手前の展望台までのPDF登山道地図を、雲ノ平山荘ホームページにてダウンロードできる。
さぁ、憧れの地、今回の目的地である雲ノ平も三俣蓮華岳から見えるのだ。画像が粗いが画像中央ど真ん中に雲ノ平山荘が見える。後ろには何て力強く聳えるのだろうか薬師岳。
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8/9 7:44
さぁ、憧れの地、今回の目的地である雲ノ平も三俣蓮華岳から見えるのだ。画像が粗いが画像中央ど真ん中に雲ノ平山荘が見える。後ろには何て力強く聳えるのだろうか薬師岳。
雲ノ平山荘ズームアップ。夢にまで見た雲ノ平がすぐそこに。ここから見下ろす雲ノ平はさすが日本最後の秘境と言われるのも頷ける。まさに楽園。空撮テレビで観た景色をこの目で見れるとは感無量。
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8/9 7:44
雲ノ平山荘ズームアップ。夢にまで見た雲ノ平がすぐそこに。ここから見下ろす雲ノ平はさすが日本最後の秘境と言われるのも頷ける。まさに楽園。空撮テレビで観た景色をこの目で見れるとは感無量。
黒部五郎岳も撮影。黒部五郎小舎とそのテント場は手前の稜線に隠れている。とても長いルートに感じたがいつか黒部五郎岳も登ってみたい山の一つとなった。
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8/9 7:44
黒部五郎岳も撮影。黒部五郎小舎とそのテント場は手前の稜線に隠れている。とても長いルートに感じたがいつか黒部五郎岳も登ってみたい山の一つとなった。
三俣蓮華岳山頂からみる槍ヶ岳は小槍が重なり輪郭が消されるのですごい尖った槍そのものに見える。「おぼっ茶魔くん」の頭かと思ってしまった。
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8/9 7:51
三俣蓮華岳山頂からみる槍ヶ岳は小槍が重なり輪郭が消されるのですごい尖った槍そのものに見える。「おぼっ茶魔くん」の頭かと思ってしまった。
引いて撮るとこのような景色。双六岳からの景色も良いが三俣蓮華岳からの景色もとても素晴らしい。
もう一度雲ノ平の全風景。中央右側の祖父岳（じいだけ）右側の岩苔沢を登って雲ノ平へ進む。このような天候に恵まれてテレビで観た憧れの地に来れるとは。溜息が出るほどその風景は美しい。
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8/9 7:51
もう一度雲ノ平の全風景。中央右側の祖父岳（じいだけ）右側の岩苔沢を登って雲ノ平へ進む。このような天候に恵まれてテレビで観た憧れの地に来れるとは。溜息が出るほどその風景は美しい。
ど真ん中の山がワリモ岳。左手稜線伝いに歩くと奥に水晶岳。ワリモ岳から右手手前に続くと鷲羽岳。その鷲羽岳の麓に三俣山荘。朝食は食べていないので三俣山荘で朝ごはんを計画。
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8/9 7:51
ど真ん中の山がワリモ岳。左手稜線伝いに歩くと奥に水晶岳。ワリモ岳から右手手前に続くと鷲羽岳。その鷲羽岳の麓に三俣山荘。朝食は食べていないので三俣山荘で朝ごはんを計画。
三俣山荘のテント場はサイトに区切られていて点々とした場所に作られている。庭の広い旅館などで離れというものがあるが、ここは離れのテン場という感じ。
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8/9 8:26
三俣山荘のテント場はサイトに区切られていて点々とした場所に作られている。庭の広い旅館などで離れというものがあるが、ここは離れのテン場という感じ。
8時半ちょうどに三俣山荘到着。2階に展望食堂というオシャレな名前の看板が。朝食食べよう。伊藤正一氏に会えたらいいな。2日後の笠ヶ岳テン場で出会った人に聞いた話だが正一氏の息子さんが山荘を引き継いで経営しているとか。会って色々話を聞きたいぐらいだ。
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8/9 8:30
8時半ちょうどに三俣山荘到着。2階に展望食堂というオシャレな名前の看板が。朝食食べよう。伊藤正一氏に会えたらいいな。2日後の笠ヶ岳テン場で出会った人に聞いた話だが正一氏の息子さんが山荘を引き継いで経営しているとか。会って色々話を聞きたいぐらいだ。
「黒部の山賊」に書かれてあるとおり、三俣山荘からは槍ヶ岳が美しく見えるのだ。また、伊藤正一氏が初めて山賊達と夜を共にした時「黒部源流のせせらぎだけがかすかな音を立てていた」と書かれており、まさかと思っていたけど三俣蓮華岳からもせせらぎは聞こえるのだ。
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8/9 8:30
「黒部の山賊」に書かれてあるとおり、三俣山荘からは槍ヶ岳が美しく見えるのだ。また、伊藤正一氏が初めて山賊達と夜を共にした時「黒部源流のせせらぎだけがかすかな音を立てていた」と書かれており、まさかと思っていたけど三俣蓮華岳からもせせらぎは聞こえるのだ。
ここに泊まりたい気持ちでいっぱい。すぐ右手には鷲羽岳へ続く登山道。玄関左手に無料の水場。あとで知ったのだがここの水は湧水である。トイレは山荘の中にのみありとても綺麗なトイレ。三俣山荘は初めて物資を空輸した所であると「黒部の山賊」で書かれている。
8/9 8:31
ここに泊まりたい気持ちでいっぱい。すぐ右手には鷲羽岳へ続く登山道。玄関左手に無料の水場。あとで知ったのだがここの水は湧水である。トイレは山荘の中にのみありとても綺麗なトイレ。三俣山荘は初めて物資を空輸した所であると「黒部の山賊」で書かれている。
2階展望食堂に続く階段からの撮影。伊藤正一氏と黒部の山賊達は毎日この景色を見て日々生活をしていたのだろう。古き良き北アルプスの時代がここにあったのだ。
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8/9 8:44
2階展望食堂に続く階段からの撮影。伊藤正一氏と黒部の山賊達は毎日この景色を見て日々生活をしていたのだろう。古き良き北アルプスの時代がここにあったのだ。
食堂から裏手を覗くと冬季小屋。「黒部の山賊」では大きな熊を餌付けしていたら、いつしか熊が餌を求めて裏手の小屋を荒らしたと書かれてある。食堂内にも「黒部の山賊」の本や資料が掲げられている。
8/9 8:44
食堂から裏手を覗くと冬季小屋。「黒部の山賊」では大きな熊を餌付けしていたら、いつしか熊が餌を求めて裏手の小屋を荒らしたと書かれてある。食堂内にも「黒部の山賊」の本や資料が掲げられている。
展望食堂にて、たまたま座った席からちょうど槍ヶ岳が見えたので撮影。厨房は若いバイトの方々で賑わっている。お客は自分以外一人だけ。なんて落ち着く食堂であろうか。卵を溶いたり玉ねぎを刻む調理の音が心地よい。何かの映画のワンシーンのような空気だった。
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8/9 8:45
展望食堂にて、たまたま座った席からちょうど槍ヶ岳が見えたので撮影。厨房は若いバイトの方々で賑わっている。お客は自分以外一人だけ。なんて落ち着く食堂であろうか。卵を溶いたり玉ねぎを刻む調理の音が心地よい。何かの映画のワンシーンのような空気だった。
オムライス1300円だが山では貴重な卵を食べれる幸せ。ジビエ生姜煮という鹿肉しぐれ700円をお土産に購入。実家に帰り父と食べる予定が結局食べずに終わってしまった。オムライスはとても美味しい。ジビエもみじ丼1100円というメニューもあり、ずっと気になっていたので帰り道で食べることになる。
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8/9 8:47
オムライス1300円だが山では貴重な卵を食べれる幸せ。ジビエ生姜煮という鹿肉しぐれ700円をお土産に購入。実家に帰り父と食べる予定が結局食べずに終わってしまった。オムライスはとても美味しい。ジビエもみじ丼1100円というメニューもあり、ずっと気になっていたので帰り道で食べることになる。
三俣山荘を離れていざ雲ノ平へ。小さな沢伝いに下って行く。途中、手袋を落とした老夫婦に出会い手袋を見つけて届けてあげた。見つけたときに早く渡さなきゃと足の疲れも忘れて登り道を駆け上がる。無事に手袋を渡すことができて良かった。
8/9 9:27
三俣山荘を離れていざ雲ノ平へ。小さな沢伝いに下って行く。途中、手袋を落とした老夫婦に出会い手袋を見つけて届けてあげた。見つけたときに早く渡さなきゃと足の疲れも忘れて登り道を駆け上がる。無事に手袋を渡すことができて良かった。
小さな谷へ降りていくので風は無いが、樹に囲まれた沢の流れが心地良い。しかし登りとしては大変だと思うほどの道のり。
黒部源流の一つ。画面上部にある雪渓の更に上流にある岩苔乗越辺りから流れている川。岩苔の沢に出る手前に黒部源流を表す碑が立っている。この沢のずっと先には薬師沢小屋があり黒部川本流へと続いていく。この上流の先にある岩苔乗越を越えた向こうには岩苔小谷、別名奥のタル沢という滝の多い谷があると「黒部の山賊」に書かれている。そこは水晶池のある高天原である。
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8/9 9:37
黒部源流の一つ。画面上部にある雪渓の更に上流にある岩苔乗越辺りから流れている川。岩苔の沢に出る手前に黒部源流を表す碑が立っている。この沢のずっと先には薬師沢小屋があり黒部川本流へと続いていく。この上流の先にある岩苔乗越を越えた向こうには岩苔小谷、別名奥のタル沢という滝の多い谷があると「黒部の山賊」に書かれている。そこは水晶池のある高天原である。
沢を渡るときに補助ロープがある。おそらく増水時はロープにしっかり掴まっていないと一気に流されるほどの水圧が押し寄せるのだろう。渡るときに足を滑らせると靴はずぶ濡れ間違いないし。ロープを使って渡っていく。
8/9 9:37
沢を渡るときに補助ロープがある。おそらく増水時はロープにしっかり掴まっていないと一気に流されるほどの水圧が押し寄せるのだろう。渡るときに足を滑らせると靴はずぶ濡れ間違いないし。ロープを使って渡っていく。
岩苔沢の下流を撮影。先ほども書いたがこのずっと先に薬師沢出会いに通じる。ここら辺は山登りというよりも秘境奥地を冒険しているような感じである。沢を渡ってからがかなり急登で、体力を思いっきり削られる。
8/9 9:37
岩苔沢の下流を撮影。先ほども書いたがこのずっと先に薬師沢出会いに通じる。ここら辺は山登りというよりも秘境奥地を冒険しているような感じである。沢を渡ってからがかなり急登で、体力を思いっきり削られる。
沢を渡り急登を登っているところから振り返り撮影。パノラマ動画も撮影した場所。目の前が鷲羽岳である。画面下にある小道が三俣山荘から下ってきた巻道。ここから鷲羽岳に登った人はいるのかな。
8/9 9:45
沢を渡り急登を登っているところから振り返り撮影。パノラマ動画も撮影した場所。目の前が鷲羽岳である。画面下にある小道が三俣山荘から下ってきた巻道。ここから鷲羽岳に登った人はいるのかな。
岩苔乗越から右手に登ればワリモ岳。「黒部の山賊」ではこのワリモ岳から四晩も続けてイタズラ救難燈火信号が発せられたと書かれている。昔の時代にもヤンチャな人はいたんだな。
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8/9 9:45
岩苔乗越から右手に登ればワリモ岳。「黒部の山賊」ではこのワリモ岳から四晩も続けてイタズラ救難燈火信号が発せられたと書かれている。昔の時代にもヤンチャな人はいたんだな。
急登から三俣山荘方面を見た景色その1。黄緑色と緑色と深緑色のコントラストが気持ちを落ち着かせてくれる。あの稜線のすぐ向こうに三俣山荘がある。次の写真で見える。
8/9 9:45
急登から三俣山荘方面を見た景色その1。黄緑色と緑色と深緑色のコントラストが気持ちを落ち着かせてくれる。あの稜線のすぐ向こうに三俣山荘がある。次の写真で見える。
急登から三俣山荘方面を見た景色その2。一つ前の写真と同じ方角。槍ヶ岳が現れ三俣山荘が稜線上に見える。電池残量の少ないiphoneでどうしても撮影したくなった景色。かなりお気に入りの1枚である。
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8/9 10:00
急登から三俣山荘方面を見た景色その2。一つ前の写真と同じ方角。槍ヶ岳が現れ三俣山荘が稜線上に見える。電池残量の少ないiphoneでどうしても撮影したくなった景色。かなりお気に入りの1枚である。
急登から三俣山荘方面を見た景色その3。一つ前の写真と同じ方角。槍ヶ岳の北鎌尾根もしかりと見える高さまで登ってきた。槍ヶ岳北鎌尾根と三俣山荘の間には硫黄岳も見える。
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8/9 10:19
急登から三俣山荘方面を見た景色その3。一つ前の写真と同じ方角。槍ヶ岳の北鎌尾根もしかりと見える高さまで登ってきた。槍ヶ岳北鎌尾根と三俣山荘の間には硫黄岳も見える。
足がガクガクになった急登を登り切ると目の前には荒涼とした平地と奥には黒部五郎岳。荒涼と感じるのは雲ノ平が溶岩台地であるからだ。あたりは火山岩でいっぱい。火星？（2回目）
8/9 10:36
足がガクガクになった急登を登り切ると目の前には荒涼とした平地と奥には黒部五郎岳。荒涼と感じるのは雲ノ平が溶岩台地であるからだ。あたりは火山岩でいっぱい。火星？（2回目）
荒涼とした平地を進めば雲ノ平なのだ。平地に出てようやく足の疲れも癒えるが、急登での疲れがずっと残っている。「黒部の山賊」ではここらへんを雪田と地図に表しており、この一帯は昔よく熊が出た模様。
8/9 10:36
荒涼とした平地を進めば雲ノ平なのだ。平地に出てようやく足の疲れも癒えるが、急登での疲れがずっと残っている。「黒部の山賊」ではここらへんを雪田と地図に表しており、この一帯は昔よく熊が出た模様。
大きい石がゴロゴロと転がっているゴーロ地帯なので、なだらかな平地と言えど実は歩きにくい。着地した足がズルっともっていかれそうになる。祖父岳がまるで高原の丘のように綺麗に見える。
8/9 10:36
大きい石がゴロゴロと転がっているゴーロ地帯なので、なだらかな平地と言えど実は歩きにくい。着地した足がズルっともっていかれそうになる。祖父岳がまるで高原の丘のように綺麗に見える。
火星のようなゴーロ地帯を頑張って歩けば目の前に雲ノ平が広がる。やっと間近に雲ノ平を捉えた。実際には雲ノ平山荘まではここからまだまだ遠い。ぐるっと迂回していくのだ。右手の薬師岳は本当に偉大なオーラを放っている。
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8/9 10:52
火星のようなゴーロ地帯を頑張って歩けば目の前に雲ノ平が広がる。やっと間近に雲ノ平を捉えた。実際には雲ノ平山荘まではここからまだまだ遠い。ぐるっと迂回していくのだ。右手の薬師岳は本当に偉大なオーラを放っている。
雲ノ平の風景。右手に雲ノ平山荘。三俣蓮華岳からみる雲ノ平はもっと感動する景色である。この時は早くテン場に着いて休憩したいと思っていたほど疲れが溜まっていた。それでも初日の双六小屋までの行程の方がよっぽど大変であった。2日目にして少し慣れてきたのかもしれない。
8/9 10:53
雲ノ平の風景。右手に雲ノ平山荘。三俣蓮華岳からみる雲ノ平はもっと感動する景色である。この時は早くテン場に着いて休憩したいと思っていたほど疲れが溜まっていた。それでも初日の双六小屋までの行程の方がよっぽど大変であった。2日目にして少し慣れてきたのかもしれない。
夢にまでみた雲ノ平の景色、何度でも撮影してしまう。まさか本当にここに来るとは。夢を持っていればいつか叶うもの。三俣山荘のテント数からいって雲ノ平テン場は問題ないと思っていたので良い場所確保というよりも早く休憩したいという思いで頑張っていた。
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8/9 10:53
夢にまでみた雲ノ平の景色、何度でも撮影してしまう。まさか本当にここに来るとは。夢を持っていればいつか叶うもの。三俣山荘のテント数からいって雲ノ平テン場は問題ないと思っていたので良い場所確保というよりも早く休憩したいという思いで頑張っていた。
テン場までのショートカットルートは荒れているため通行止めになっていたので迂回し低い丘を越えると目の前に水晶岳が現れる。画面左手のこういう道を通るのがとても好きだ。今回は登頂登山というよりも回り道を歩いているほうが冒険しているようで楽しいと思った。
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8/9 11:10
テン場までのショートカットルートは荒れているため通行止めになっていたので迂回し低い丘を越えると目の前に水晶岳が現れる。画面左手のこういう道を通るのがとても好きだ。今回は登頂登山というよりも回り道を歩いているほうが冒険しているようで楽しいと思った。
百名山の一つ、水晶岳は2986m。予定では高天原温泉経由の水晶岳登頂を考えていたが実際には現実にならず。
小さな丘を越えた迂回路を振り返った景色。童心に返ったようなワクワクする小道である。まるでドラゴンクエスト。奥の山は祖父岳。
水晶岳が目の前にあった迂回路から雲ノ平方面へ乗越すと木道が現れる。これが雲ノ平小屋へ続くのだ。こういうところを歩きたかった。本当に庭園と呼ぶのに相応しい景色。ただし木道は継ぎ目部分に段差があるとうっかりギックリ腰になりかねないので注意が必要。
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8/9 11:24
水晶岳が目の前にあった迂回路から雲ノ平方面へ乗越すと木道が現れる。これが雲ノ平小屋へ続くのだ。こういうところを歩きたかった。本当に庭園と呼ぶのに相応しい景色。ただし木道は継ぎ目部分に段差があるとうっかりギックリ腰になりかねないので注意が必要。
木道を進むと分岐点があり、右手にいくとスイス庭園。雲ノ平には様々な名前が付いた庭園がある。アラスカ庭園、アルプス庭園、奥日本庭園、奥スイス庭園。結局自分が見た庭園は右手のスイス庭園と山荘の目の前に広がるギリシャ庭園だけだった。行程中は身体が疲れて見に行く気力がなかった。
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8/9 11:24
木道を進むと分岐点があり、右手にいくとスイス庭園。雲ノ平には様々な名前が付いた庭園がある。アラスカ庭園、アルプス庭園、奥日本庭園、奥スイス庭園。結局自分が見た庭園は右手のスイス庭園と山荘の目の前に広がるギリシャ庭園だけだった。行程中は身体が疲れて見に行く気力がなかった。
先ほどの写真の分岐点。テントを張って後でスイス庭園に行くことに。まずはテン場についてゆっくり身体を休めたかった。
左右分岐点では右手に行けば雲ノ平山荘、左手に行けばテン場という地形で山荘とテン場が結構離れている。山荘行ってからテン場はとてもとても体力が持たなかったので、先にテン場でテントを張って荷物を下ろしてから山荘に行くことに決める。良し悪しは別にして体力はかなり限界であった。テン場について早速豊富に流れ出る冷たい水を一気飲み。ここの水が人生で一番おいしいと思ったほど。画面手前にコバイケイソウが咲いている。
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8/9 12:33
左右分岐点では右手に行けば雲ノ平山荘、左手に行けばテン場という地形で山荘とテン場が結構離れている。山荘行ってからテン場はとてもとても体力が持たなかったので、先にテン場でテントを張って荷物を下ろしてから山荘に行くことに決める。良し悪しは別にして体力はかなり限界であった。テン場について早速豊富に流れ出る冷たい水を一気飲み。ここの水が人生で一番おいしいと思ったほど。画面手前にコバイケイソウが咲いている。
雲ノ平テン場では草木に囲まれた個別サイトにテントを張れてすごく良かった。隣りの方からも良いところにテント張れましたねと言われるほど。分岐点から雲ノ平山荘を撮影。割と遠い。連日の晴天で山荘では水が切れてしまった模様。水はテン場で補給してくださいとの案内あり。また歩荷協力頼む！という看板があり、テン場から山荘まで水を運べば割引やバッジの特典を頂ける。
8/9 12:40
雲ノ平テン場では草木に囲まれた個別サイトにテントを張れてすごく良かった。隣りの方からも良いところにテント張れましたねと言われるほど。分岐点から雲ノ平山荘を撮影。割と遠い。連日の晴天で山荘では水が切れてしまった模様。水はテン場で補給してくださいとの案内あり。また歩荷協力頼む！という看板があり、テン場から山荘まで水を運べば割引やバッジの特典を頂ける。
12時49分、雲ノ平山荘へ到着。中はすごい綺麗でオシャレな食堂がある。食堂でお勧め料理の台湾風チキンライス（小）500円と350ml缶ビール650円を頂く。台湾風チキンライスは（大）を頼めば良かったと後悔するほど美味しかった。たしか（大）は800円。生ビールは置いてなかった。画面階段を上ったところに水歩荷急募の案内が表示されている。
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8/9 12:49
12時49分、雲ノ平山荘へ到着。中はすごい綺麗でオシャレな食堂がある。食堂でお勧め料理の台湾風チキンライス（小）500円と350ml缶ビール650円を頂く。台湾風チキンライスは（大）を頼めば良かったと後悔するほど美味しかった。たしか（大）は800円。生ビールは置いてなかった。画面階段を上ったところに水歩荷急募の案内が表示されている。
山荘のテラスから見た景色。テン場とは全然景色が異なるので気づかなかったが、奥に聳え立つ山はその形から笠ヶ岳と思われる。笠ヶ岳頂上からは黒部五郎小舎は見えても雲ノ平山荘までは見えなかったのだが。左側の庭園がギリシャ庭園。
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山荘のテラスから見た景色。テン場とは全然景色が異なるので気づかなかったが、奥に聳え立つ山はその形から笠ヶ岳と思われる。笠ヶ岳頂上からは黒部五郎小舎は見えても雲ノ平山荘までは見えなかったのだが。左側の庭園がギリシャ庭園。
テラスの風景。左手の丘の上が祖母岳、またの名をアルプス庭園。でも雲ノ平は周りの高い所から見下ろす風景のほうが断然良いかも。ひたなぼっこしながら昼寝したいな。2年前、深夜テレビで放映していた北アルプス空撮で観た雲ノ平の景色に衝撃が走った。いま自分はここにいる。この人生なんて素晴らしいことなのかとしみじみ味わう。
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8/9 12:55
テラスの風景。左手の丘の上が祖母岳、またの名をアルプス庭園。でも雲ノ平は周りの高い所から見下ろす風景のほうが断然良いかも。ひたなぼっこしながら昼寝したいな。2年前、深夜テレビで放映していた北アルプス空撮で観た雲ノ平の景色に衝撃が走った。いま自分はここにいる。この人生なんて素晴らしいことなのかとしみじみ味わう。
なんとも奇抜な風貌をした雲ノ平山荘。テン場から山荘まで15〜20分かかる距離であるがテント張った後に寄ったのでサンダルで歩いてきた。サンダル歩きされている方も多い。後で知ったのだが2010年に新築として建て替えられている。初代雲ノ平山荘は1960年代に伊藤正一氏が建てたもの。どうりで中の食堂がオシャレだったわけだ。詳しくは雲ノ平HPにて。
8/9 13:39
なんとも奇抜な風貌をした雲ノ平山荘。テン場から山荘まで15〜20分かかる距離であるがテント張った後に寄ったのでサンダルで歩いてきた。サンダル歩きされている方も多い。後で知ったのだが2010年に新築として建て替えられている。初代雲ノ平山荘は1960年代に伊藤正一氏が建てたもの。どうりで中の食堂がオシャレだったわけだ。詳しくは雲ノ平HPにて。
まだ14時前なのでテン場へ向かわずスイス庭園へ寄り道。水晶岳が聳え立つ。山の上部で水晶が採取されることが山名の由来であり、山肌が黒いので別名「黒岳」と地図に表記されている。水晶小屋付近は山肌が赤いことから「赤岳」と呼ばれることもあり「黒部の山賊」の中では「赤岳」と記述している。三つの名前があるとは面白い。
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8/9 13:51
まだ14時前なのでテン場へ向かわずスイス庭園へ寄り道。水晶岳が聳え立つ。山の上部で水晶が採取されることが山名の由来であり、山肌が黒いので別名「黒岳」と地図に表記されている。水晶小屋付近は山肌が赤いことから「赤岳」と呼ばれることもあり「黒部の山賊」の中では「赤岳」と記述している。三つの名前があるとは面白い。
スイス庭園に来ると高天原を見下ろせる。画像のど真ん中にある赤い屋根が高天原山荘、その右下に水晶池。高天原山荘の向こう側に秘湯高天原温泉。さすがに温泉は見えなかった。この日は夜寝るまで明日温泉にいこうかどうか悩んでいた。この日は朝からルート選択で悩みまくり。無計画の旅は難しい。温泉行くなら温泉沢から水晶岳に登るルートか岩苔小谷ルートで岩苔乗越にいくルートを考えていたが共に時間が掛かりすぎる。
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8/9 13:57
スイス庭園に来ると高天原を見下ろせる。画像のど真ん中にある赤い屋根が高天原山荘、その右下に水晶池。高天原山荘の向こう側に秘湯高天原温泉。さすがに温泉は見えなかった。この日は夜寝るまで明日温泉にいこうかどうか悩んでいた。この日は朝からルート選択で悩みまくり。無計画の旅は難しい。温泉行くなら温泉沢から水晶岳に登るルートか岩苔小谷ルートで岩苔乗越にいくルートを考えていたが共に時間が掛かりすぎる。
高天原山荘をズームアップするも、ぼやけて余計見えにくい画像になってしまう。何故ルート選択を悩むのかというと足の爪が痛くてしょうがなく歩ける自信が痛みと共に無くなっていたのだ。登山の前日に足の爪を切るのは絶対にやめておこう。ばい菌が入りやすくなる。もう一つの悩みが天気予報と行動時間だった。北アルプスは夕立がいつ来るか怖いのだ。
8/9 13:57
高天原山荘をズームアップするも、ぼやけて余計見えにくい画像になってしまう。何故ルート選択を悩むのかというと足の爪が痛くてしょうがなく歩ける自信が痛みと共に無くなっていたのだ。登山の前日に足の爪を切るのは絶対にやめておこう。ばい菌が入りやすくなる。もう一つの悩みが天気予報と行動時間だった。北アルプスは夕立がいつ来るか怖いのだ。
水晶池のズームアップ。「黒部の山賊」では岩苔小谷は別名を奥のタル沢と呼び、滝の多い谷であると説明している。画像に見える水晶岳の斜面には金鉱が出るといって掘っていた大銅鉱山の坑道がいくつか残っているそうだ。大銅鉱山の主は神のお告げを聞いたと言われる星勇九郎氏。結局金鉱は当たらなかったが良質なモリブデンは採れた。「黒部の山賊」ではこの話から佐々成政の隠し財宝へ繋がっていく。
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8/9 13:58
水晶池のズームアップ。「黒部の山賊」では岩苔小谷は別名を奥のタル沢と呼び、滝の多い谷であると説明している。画像に見える水晶岳の斜面には金鉱が出るといって掘っていた大銅鉱山の坑道がいくつか残っているそうだ。大銅鉱山の主は神のお告げを聞いたと言われる星勇九郎氏。結局金鉱は当たらなかったが良質なモリブデンは採れた。「黒部の山賊」ではこの話から佐々成政の隠し財宝へ繋がっていく。
スイス庭園はこのような感じ。雷鳥いるかなと探したが見つけることはできなかった。
ちょうどテント一つ収まるサイト。すごい良い場所にテントが張れたが、大きな蚊が沢山いるのに驚く。左手の甲はアブに刺されたのか腫れていた。テン場の水場は豊富でホースからすごい勢いで流れ出ている。キンキンに冷え澄み切った水は大変人気で絶えず登山者が水汲みをしている。ちなみに地図には雲ノ平には水場マークが記載されていないのでてっきり水場がないのだと三俣山荘で2.5ℓの水を確保してここまで歩いてきた。
8/9 14:27
ちょうどテント一つ収まるサイト。すごい良い場所にテントが張れたが、大きな蚊が沢山いるのに驚く。左手の甲はアブに刺されたのか腫れていた。テン場の水場は豊富でホースからすごい勢いで流れ出ている。キンキンに冷え澄み切った水は大変人気で絶えず登山者が水汲みをしている。ちなみに地図には雲ノ平には水場マークが記載されていないのでてっきり水場がないのだと三俣山荘で2.5ℓの水を確保してここまで歩いてきた。
あまりにサイトが良い場所なのでもう一泊するかどうか悩んでいた。足の指が痛い。携帯電池も残り少ない。高天原へ行った後の時間的ルートも不安だった。テントに入って「黒部の山賊」を読んでいると15時頃に30分間ほど雨が降った。山に入って初めての雨。テントの中にいる時で良かった。カベッケヶ原や雲ノ平テン場では「オーイオーイ」と化け物の声がするのだと「黒部の山賊」で描かれているので夜何度か耳を澄ませていた。
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8/9 14:27
あまりにサイトが良い場所なのでもう一泊するかどうか悩んでいた。足の指が痛い。携帯電池も残り少ない。高天原へ行った後の時間的ルートも不安だった。テントに入って「黒部の山賊」を読んでいると15時頃に30分間ほど雨が降った。山に入って初めての雨。テントの中にいる時で良かった。カベッケヶ原や雲ノ平テン場では「オーイオーイ」と化け物の声がするのだと「黒部の山賊」で描かれているので夜何度か耳を澄ませていた。
テン場からは黒部五郎岳は見えるがそれ以外の山は見えない。雲ノ平は上から見下ろすのがいいな。もしくは山荘に泊まった方が景色は綺麗であろう。夜遅くまで散々明日の予定を悩んだ末、決心したのは双六岳テン場まで戻り、天候が良ければ笠ヶ岳、天候が悪ければ翌日下山して平湯で会社先輩と飲むという予定を考える。
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8/9 14:27
テン場からは黒部五郎岳は見えるがそれ以外の山は見えない。雲ノ平は上から見下ろすのがいいな。もしくは山荘に泊まった方が景色は綺麗であろう。夜遅くまで散々明日の予定を悩んだ末、決心したのは双六岳テン場まで戻り、天候が良ければ笠ヶ岳、天候が悪ければ翌日下山して平湯で会社先輩と飲むという予定を考える。
朝早く起きたもののテントが朝露でずぶ濡れ。シュラフもしっとり。テン場は稜線に囲まれているので陽が当たるまで時間がかかる。陽が当たるまで庭園巡りをしようと昨夜に考えていたが結局行かず。午後は天気が崩れそうな予報だったので気が早まったか濡れたテントを強引に収納した。少し歩いて最後にテン場を撮影。
8/10 7:24
朝早く起きたもののテントが朝露でずぶ濡れ。シュラフもしっとり。テン場は稜線に囲まれているので陽が当たるまで時間がかかる。陽が当たるまで庭園巡りをしようと昨夜に考えていたが結局行かず。午後は天気が崩れそうな予報だったので気が早まったか濡れたテントを強引に収納した。少し歩いて最後にテン場を撮影。
左側に雲ノ平山荘。右側の稜線がスイス庭園。右奥に見えるのが薬師岳。さらば雲ノ平。結局1泊だったがここに来れただけで幸せだ。「黒部の山賊」で河童が出るという薬師沢にも本当は行きたかったが、薬師岳に登りたい気持ちもできたので、いつか薬師岳〜雲ノ平〜高天原ルートを歩こうと思う。高天原温泉もその時までお預けだ。
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8/10 7:26
左側に雲ノ平山荘。右側の稜線がスイス庭園。右奥に見えるのが薬師岳。さらば雲ノ平。結局1泊だったがここに来れただけで幸せだ。「黒部の山賊」で河童が出るという薬師沢にも本当は行きたかったが、薬師岳に登りたい気持ちもできたので、いつか薬師岳〜雲ノ平〜高天原ルートを歩こうと思う。高天原温泉もその時までお預けだ。
画面ずっと遠くに大日岳、奥大日岳、立山連峰であろう山影が見える。立山周辺は行ったことがないのではっきりとわからないが、今回の旅で少しは北アルプスの視野が広がったのは間違いない。左手は薬師岳。
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8/10 7:26
画面ずっと遠くに大日岳、奥大日岳、立山連峰であろう山影が見える。立山周辺は行ったことがないのではっきりとわからないが、今回の旅で少しは北アルプスの視野が広がったのは間違いない。左手は薬師岳。
昨日はあの遠い真ん中の稜線（三俣山荘）から沢伝いに降りて雲ノ平まで来たのだ。このまま雲ノ平から離れるのは少々寂しい気がする。不思議なことに三日間も山歩きをしていると足の筋肉が強くなるのか力強く歩けるようになる。あれ？これなら高天原まで歩けたのかな？なんて優柔不断A型の葛藤も始まったり。
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8/10 7:40
昨日はあの遠い真ん中の稜線（三俣山荘）から沢伝いに降りて雲ノ平まで来たのだ。このまま雲ノ平から離れるのは少々寂しい気がする。不思議なことに三日間も山歩きをしていると足の筋肉が強くなるのか力強く歩けるようになる。あれ？これなら高天原まで歩けたのかな？なんて優柔不断A型の葛藤も始まったり。
雲ノ平の稜線を反対側に巻くように超えた道。今回はつくづく山登りよりもこのような道を歩くのが楽しい。なにか冒険の旅に出ているような気分。電池に余裕があれば山を撮るよりも道の風景を沢山撮りたかった。電池が少ないのでここは撮っておきたいと思ったところだけ電源を入れて撮影してはすぐに電源を消すの繰り返し。
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8/10 7:40
雲ノ平の稜線を反対側に巻くように超えた道。今回はつくづく山登りよりもこのような道を歩くのが楽しい。なにか冒険の旅に出ているような気分。電池に余裕があれば山を撮るよりも道の風景を沢山撮りたかった。電池が少ないのでここは撮っておきたいと思ったところだけ電源を入れて撮影してはすぐに電源を消すの繰り返し。
ありがとう雲ノ平。よくよく目を凝らしてみると太郎平小屋が見えるポイントだった。写真では分からないが肉眼では分かった。薬師岳山頂手前にある薬師岳山荘は割と色んな所から見える。この写真にも薬師岳山荘が写っている。
8/10 7:59
ありがとう雲ノ平。よくよく目を凝らしてみると太郎平小屋が見えるポイントだった。写真では分からないが肉眼では分かった。薬師岳山頂手前にある薬師岳山荘は割と色んな所から見える。この写真にも薬師岳山荘が写っている。
このような木道が続いているとそれだけで素敵な世界に感じる。ここは祖父岳へ登る分岐点。鷲羽岳経由で双六小屋まで戻る予定なのでここから祖父岳ルートに入る。来た道と異なる道で戻れるとはやはり北アルプスは面白い。
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8/10 7:59
このような木道が続いているとそれだけで素敵な世界に感じる。ここは祖父岳へ登る分岐点。鷲羽岳経由で双六小屋まで戻る予定なのでここから祖父岳ルートに入る。来た道と異なる道で戻れるとはやはり北アルプスは面白い。
分岐点から25分ほどで祖父岳へ登れる。分岐点にザックをデポして登る人も多い。ちなみに祖父岳はそふだけではなくてじいだけと読む。
昨日昼頃、手がかゆいと思っていたら左手の甲が腫れていた。きっとアブか何かに刺されたのだろう。昨日は水場で何度か手を冷やしたが夜寝ているときに痒みが生じた。昨日よりも腫れがひどくなっているので三俣山荘でムヒを借りようと思った。手を見る度に空手バカ一代大山倍達先生の手かと思っていた。
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8/10 7:59
昨日昼頃、手がかゆいと思っていたら左手の甲が腫れていた。きっとアブか何かに刺されたのだろう。昨日は水場で何度か手を冷やしたが夜寝ているときに痒みが生じた。昨日よりも腫れがひどくなっているので三俣山荘でムヒを借りようと思った。手を見る度に空手バカ一代大山倍達先生の手かと思っていた。
8時25分、祖父岳（2825m）登頂する。感覚としては双六岳に登っているような登り。ここも山頂は平らに拓けていて見晴らしがとても良い。あちこちにケルンが作られている。火山岩が沢山あり富士山や男体山を思い出した。
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8/10 8:25
8時25分、祖父岳（2825m）登頂する。感覚としては双六岳に登っているような登り。ここも山頂は平らに拓けていて見晴らしがとても良い。あちこちにケルンが作られている。火山岩が沢山あり富士山や男体山を思い出した。
このような山頂広場。ゆったりしたいのだが14時前には双六小屋に到着したかったので短い休憩だけ。向こうに見えるワリモ岳と鷲羽岳を目指して進む。
8/10 8:25
このような山頂広場。ゆったりしたいのだが14時前には双六小屋に到着したかったので短い休憩だけ。向こうに見えるワリモ岳と鷲羽岳を目指して進む。
三俣山荘が見える。右手の三俣蓮華岳から双六小屋のある樅沢岳、そのもっと奥には槍ヶ岳と穂高連峰。この位置からパノラマ動画撮影。
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8/10 8:26
三俣山荘が見える。右手の三俣蓮華岳から双六小屋のある樅沢岳、そのもっと奥には槍ヶ岳と穂高連峰。この位置からパノラマ動画撮影。
祖父岳からの三俣山荘がとても美しく見えるので写真を撮ってもらおうと頼んだら、槍ヶ岳とのコラボを撮りましたよ！と。あらら三俣山荘が丁度自分の姿で隠れていた。まぁ槍ヶ岳とのコラボならそれはそれで満足。
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8/10 8:26
祖父岳からの三俣山荘がとても美しく見えるので写真を撮ってもらおうと頼んだら、槍ヶ岳とのコラボを撮りましたよ！と。あらら三俣山荘が丁度自分の姿で隠れていた。まぁ槍ヶ岳とのコラボならそれはそれで満足。
祖父岳から岩苔乗越を越えて水晶岳とワリモ岳との分岐点までの間も素敵な景色があったが携帯電池節約のため撮らず。時刻9時半なのでザックをデポして水晶に行くことも可能であったが2時間としても11時半にここから双六小屋へ向かえば15時到着になる。14時までにテン場到着しないといつ夕立がくるかという心配もあったので水晶岳登頂はやめる。これだけずっと水晶岳を見ていれば登った気分になっているし今回の旅は登頂が目的ではない。いつかまた来ればいいという気持ちで惜しい気持ちはあまりなかった。百名山水晶岳よ、またいつか。
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8/10 9:24
祖父岳から岩苔乗越を越えて水晶岳とワリモ岳との分岐点までの間も素敵な景色があったが携帯電池節約のため撮らず。時刻9時半なのでザックをデポして水晶に行くことも可能であったが2時間としても11時半にここから双六小屋へ向かえば15時到着になる。14時までにテン場到着しないといつ夕立がくるかという心配もあったので水晶岳登頂はやめる。これだけずっと水晶岳を見ていれば登った気分になっているし今回の旅は登頂が目的ではない。いつかまた来ればいいという気持ちで惜しい気持ちはあまりなかった。百名山水晶岳よ、またいつか。
9時53分、ワリモ岳（2888m）登頂？ではなくて実は通過でした。ザック置いて登っても良かったが割と危険な岩稜とザックを置くようなスペースも無さそうだったのでとりあえず撮影だけして通過。お腹も空いてきていたので三俣山荘であの気になるジビエもみじ丼を食べることばかり考えていたので先に進む。
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8/10 9:53
9時53分、ワリモ岳（2888m）登頂？ではなくて実は通過でした。ザック置いて登っても良かったが割と危険な岩稜とザックを置くようなスペースも無さそうだったのでとりあえず撮影だけして通過。お腹も空いてきていたので三俣山荘であの気になるジビエもみじ丼を食べることばかり考えていたので先に進む。
ワリモ岳を降りるところが少し注意の必要な岩稜地帯。あとは目の前の鷲ヶ岳へレッツゴー。歩くスピードが日に日に速くなるのはきっとアミノサプリ顆粒を1日2袋〜3袋飲んでいるからだろうか。登りは疲れるがそれでも足は全然調子が良い。下りでも膝裏が痛くならない。アミノサプリ顆粒を自分は「仙豆」（センズ）と呼ぶことにした。凄いぞ仙豆！
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8/10 10:00
ワリモ岳を降りるところが少し注意の必要な岩稜地帯。あとは目の前の鷲ヶ岳へレッツゴー。歩くスピードが日に日に速くなるのはきっとアミノサプリ顆粒を1日2袋〜3袋飲んでいるからだろうか。登りは疲れるがそれでも足は全然調子が良い。下りでも膝裏が痛くならない。アミノサプリ顆粒を自分は「仙豆」（センズ）と呼ぶことにした。凄いぞ仙豆！
10時24分、鷲羽岳（2924m）登頂する。標識には長野県と書かれている。富山県と長野県の県境。
画面中央の岩肌の見える少し平らな高い山が野口五郎岳。ワリモ岳のあたりでは台形にしか見えなかった野口五郎岳。ずっと奥の稜線は左側から唐沢岳、餓鬼のコブ、餓鬼岳、そして丸山新道へと続いている。ゆっくり景色を楽しみたいのだが何故かな、5分程度で下山開始。
8/10 10:24
画面中央の岩肌の見える少し平らな高い山が野口五郎岳。ワリモ岳のあたりでは台形にしか見えなかった野口五郎岳。ずっと奥の稜線は左側から唐沢岳、餓鬼のコブ、餓鬼岳、そして丸山新道へと続いている。ゆっくり景色を楽しみたいのだが何故かな、5分程度で下山開始。
下山開始直ぐに現れる鷲羽池。これは凄い景色だった。目の前の鷲羽池、奥に荒涼とした硫黄岳、一番奥に槍ヶ岳。画面左側の奥に一つ聳える山は何だろう。喜作新道の奥にあるから常念岳かな。この写真はかなりお気に入りです。悩んだ末、代表写真に決定。
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8/10 10:29
下山開始直ぐに現れる鷲羽池。これは凄い景色だった。目の前の鷲羽池、奥に荒涼とした硫黄岳、一番奥に槍ヶ岳。画面左側の奥に一つ聳える山は何だろう。喜作新道の奥にあるから常念岳かな。この写真はかなりお気に入りです。悩んだ末、代表写真に決定。
鷲羽岳からの下山は自分でも信じれないくらい足が軽く、めちゃ早い人が一人いたので一緒にくっついて降りてきた。30分程度で降りてきたかな。早くジビエもみじ丼1100円を食べたかったのとザックの重さが勝手に足の動きを速めたのとやっぱり仙豆の力？待ちに待ったジビエもみじ丼は見た目は牛丼。味はちょっとクセのある感じかな。あとで知ったのだが2015年の新メニューなんですね。三俣山荘の展望食堂はかなり気に入りました。食後にムヒをもらおうとしたら岡山大学と香川大学の診療所があったので手を診てもらう。医者の卵の医大生に診てもらい軟膏を頂く。ボランティア活動なので無料であるが募金はさせて頂いた。おかげで2日ほどで腫れがひきました。ありがとう診療所！
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8/10 11:15
鷲羽岳からの下山は自分でも信じれないくらい足が軽く、めちゃ早い人が一人いたので一緒にくっついて降りてきた。30分程度で降りてきたかな。早くジビエもみじ丼1100円を食べたかったのとザックの重さが勝手に足の動きを速めたのとやっぱり仙豆の力？待ちに待ったジビエもみじ丼は見た目は牛丼。味はちょっとクセのある感じかな。あとで知ったのだが2015年の新メニューなんですね。三俣山荘の展望食堂はかなり気に入りました。食後にムヒをもらおうとしたら岡山大学と香川大学の診療所があったので手を診てもらう。医者の卵の医大生に診てもらい軟膏を頂く。ボランティア活動なので無料であるが募金はさせて頂いた。おかげで2日ほどで腫れがひきました。ありがとう診療所！
三俣山荘を出て三俣蓮華岳には登らず、行きに通らなかった巻道を通り双六小屋へ向かう。徐々に雲行きが怪しくなってきた。急がねば雨が降りそうだ。雨だけはどうしても避けたい。雨の中のテント張りだけは苦痛でしょうがない。（一度だけ初のテン泊瑞牆山レコにて）
8/10 12:35
三俣山荘を出て三俣蓮華岳には登らず、行きに通らなかった巻道を通り双六小屋へ向かう。徐々に雲行きが怪しくなってきた。急がねば雨が降りそうだ。雨だけはどうしても避けたい。雨の中のテント張りだけは苦痛でしょうがない。（一度だけ初のテン泊瑞牆山レコにて）
この巻道、ゆったりした道もあれば急登もある。ちょっと舐めていたが、三俣蓮華岳〜双六岳経由の道の方が断然快適だと思った。急登個所は樹木に囲まれており風が抜けないので暑くて汗がしたたり落ちる。暑いところは体力をドッと持って行かれるのだ。
8/10 12:36
この巻道、ゆったりした道もあれば急登もある。ちょっと舐めていたが、三俣蓮華岳〜双六岳経由の道の方が断然快適だと思った。急登個所は樹木に囲まれており風が抜けないので暑くて汗がしたたり落ちる。暑いところは体力をドッと持って行かれるのだ。
途中、通行人に小声で話しかけられるので何かなと思ったら「あそこに熊がいますから気をつけてくださいね」と。野生の熊は初めて。雲ノ平にも熊がいておかしくないので実は探していたが、ようやく熊を見ることができた。「黒部の山賊」に登場する山賊らは熊を数百頭仕留めた猟師である。その眼は数キロ先の熊を見つけることもできたという。
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8/10 12:47
途中、通行人に小声で話しかけられるので何かなと思ったら「あそこに熊がいますから気をつけてくださいね」と。野生の熊は初めて。雲ノ平にも熊がいておかしくないので実は探していたが、ようやく熊を見ることができた。「黒部の山賊」に登場する山賊らは熊を数百頭仕留めた猟師である。その眼は数キロ先の熊を見つけることもできたという。
もう一枚。iphoneではこれが限界。一眼レフならもっと綺麗に撮れたであろう。
ズーム撮影だと画像が粗いので引いて撮影。三日目（8月10日）のこの日の撮影はこれが最後。あとは双六小屋に到着したのが予定通り14時前。双六小屋でテントを張り終えてザックをテントの中に入れたとたんに土砂降り雨が1時間続いた。ほんと間一髪だった。水晶岳に寄っていたらずぶ濡れ歩きになっていた。何となく感じていたあの不安を避けることができたのだ。テントの底に小さな穴がいくつか空いていてマットが濡れている。テントとマットの間にトイレットペーパーを挟んで浸水対策。テントも3年も使えば傷んでくるもんだ。メンテナンスに出すか新しいのを買わなくては。シューズもビブラムソールがツルツルになっているのでメンテに出さなくては。登山は色々とお金がかかる。ショックだったのは大事にしていた「黒部の山賊」が浸水で濡れて皺々に。下山後に本を見ると良い意味で古書感を醸し出していたのでこれはこれで気に入った。
8/10 12:47
ズーム撮影だと画像が粗いので引いて撮影。三日目（8月10日）のこの日の撮影はこれが最後。あとは双六小屋に到着したのが予定通り14時前。双六小屋でテントを張り終えてザックをテントの中に入れたとたんに土砂降り雨が1時間続いた。ほんと間一髪だった。水晶岳に寄っていたらずぶ濡れ歩きになっていた。何となく感じていたあの不安を避けることができたのだ。テントの底に小さな穴がいくつか空いていてマットが濡れている。テントとマットの間にトイレットペーパーを挟んで浸水対策。テントも3年も使えば傷んでくるもんだ。メンテナンスに出すか新しいのを買わなくては。シューズもビブラムソールがツルツルになっているのでメンテに出さなくては。登山は色々とお金がかかる。ショックだったのは大事にしていた「黒部の山賊」が浸水で濡れて皺々に。下山後に本を見ると良い意味で古書感を醸し出していたのでこれはこれで気に入った。
四日目（8月11日）もうあとは笠ヶ岳で一泊したら下山なので心のゆとりもあり、朝は樅沢岳から陽が昇るまでテントを収納せずにゆっくり乾かした。朝こんなにのんびり過ごしたのは四日目にして初めて。三日目の雲ノ平の朝は朝露で濡れ泥だらけのテントを収納していた。陽が当たりテントとシュラフをしっかり乾かして丁寧に収納。残り一泊は気持ちよく寝たいものだ。湿ったシュラフは朝方身体が冷えてしまう。双六小屋から笠ヶ岳は近いと思っていたし、筋力がついた今では地図の時間より1時間は短縮できると自信もあった。また、知っている場所（双六小屋）まで戻って来ただけでも精神的に安心するものだ。8時15分頃だろうかテン場を出発。腕時計が無いので正確な時間は不明。
8/11 8:20
四日目（8月11日）もうあとは笠ヶ岳で一泊したら下山なので心のゆとりもあり、朝は樅沢岳から陽が昇るまでテントを収納せずにゆっくり乾かした。朝こんなにのんびり過ごしたのは四日目にして初めて。三日目の雲ノ平の朝は朝露で濡れ泥だらけのテントを収納していた。陽が当たりテントとシュラフをしっかり乾かして丁寧に収納。残り一泊は気持ちよく寝たいものだ。湿ったシュラフは朝方身体が冷えてしまう。双六小屋から笠ヶ岳は近いと思っていたし、筋力がついた今では地図の時間より1時間は短縮できると自信もあった。また、知っている場所（双六小屋）まで戻って来ただけでも精神的に安心するものだ。8時15分頃だろうかテン場を出発。腕時計が無いので正確な時間は不明。
初日の登りで通った雪田＆花見平。この時点で携帯電池残り11%だった。ここまで来ると1回電源いれる度に1%減る。ちなみに昨日の夕食は双六小屋でカップラーメンを購入しようと思ったが売り切れ。食堂ラーメン900円と生ビール800円を頂いた。
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8/11 8:59
初日の登りで通った雪田＆花見平。この時点で携帯電池残り11%だった。ここまで来ると1回電源いれる度に1%減る。ちなみに昨日の夕食は双六小屋でカップラーメンを購入しようと思ったが売り切れ。食堂ラーメン900円と生ビール800円を頂いた。
穂高連峰はまだこの先もずっと見れる。今日テン泊すれば明日は下山。天気予報では曇りなので雨が降るかもしれないと思ったが、あと1日なら濡れてもなんとかなるだろう。実際には雨に降られることは無かった。
8/11 8:59
穂高連峰はまだこの先もずっと見れる。今日テン泊すれば明日は下山。天気予報では曇りなので雨が降るかもしれないと思ったが、あと1日なら濡れてもなんとかなるだろう。実際には雨に降られることは無かった。
花見平は一面に花が咲いていて綺麗だった。遠くに見える鷲羽岳水晶岳もしばらく見納め。あんなに遠い所でも半日で歩いていけるものなんだと実感する。不思議なものだ。
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8/11 8:59
花見平は一面に花が咲いていて綺麗だった。遠くに見える鷲羽岳水晶岳もしばらく見納め。あんなに遠い所でも半日で歩いていけるものなんだと実感する。不思議なものだ。
花見平を過ぎると眼下に鏡平山荘。そういえば初日もここで撮影したのを思い出した。とても綺麗な風景。これぞ山という感じがする。ただ初日の方が天候が良かったので綺麗に撮れている。
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8/11 9:02
花見平を過ぎると眼下に鏡平山荘。そういえば初日もここで撮影したのを思い出した。とても綺麗な風景。これぞ山という感じがする。ただ初日の方が天候が良かったので綺麗に撮れている。
電池少ないが鏡平山荘と槍ヶ岳を一緒に収めた写真を撮る。鏡池には槍ヶ岳が映えるのだ。右下に鏡平山荘。
弓折分岐点。今日は新しいルート笠ヶ岳へ。この看板の後ろに人だかりがあるのだが何かなと思っていたら後ろの2人の登山者が弓折岳山頂に行っとくか？と話し声が聞こえた。あのちっちゃな丘が？と思ったが行ってみると…（次に続く）
8/11 9:18
弓折分岐点。今日は新しいルート笠ヶ岳へ。この看板の後ろに人だかりがあるのだが何かなと思っていたら後ろの2人の登山者が弓折岳山頂に行っとくか？と話し声が聞こえた。あのちっちゃな丘が？と思ったが行ってみると…（次に続く）
9時18分、弓折岳（2592m）登頂する。後ろにいた登山者の会話が聞こえていなかったら気づかずに通り過ぎていただろう。人だかりはただ単に脇道へと離れた場所で休憩しているだけと思っていた。立札に那智山と書いてあるが和歌山勝浦の那智と何か関係がありそうだ。昔、和歌山の那智の滝をちまと見に行ったなぁ。
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8/11 9:18
9時18分、弓折岳（2592m）登頂する。後ろにいた登山者の会話が聞こえていなかったら気づかずに通り過ぎていただろう。人だかりはただ単に脇道へと離れた場所で休憩しているだけと思っていた。立札に那智山と書いてあるが和歌山勝浦の那智と何か関係がありそうだ。昔、和歌山の那智の滝をちまと見に行ったなぁ。
未知なるルート笠ヶ岳へ。左側奥に乗鞍岳。右側の端っこが一瞬や笠ヶ岳と思ったが低すぎるので違うと気付く。いつも思うがちょっとしたコブ山を越えると本当の目的地が現れたりするので山の景色は場所場所で変わるから難しい。地形を見て2回ほどハアハアゼイゼイするところがあるなと予測。それにしても仙豆のお蔭で今日も足は絶好調。
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8/11 9:02
未知なるルート笠ヶ岳へ。左側奥に乗鞍岳。右側の端っこが一瞬や笠ヶ岳と思ったが低すぎるので違うと気付く。いつも思うがちょっとしたコブ山を越えると本当の目的地が現れたりするので山の景色は場所場所で変わるから難しい。地形を見て2回ほどハアハアゼイゼイするところがあるなと予測。それにしても仙豆のお蔭で今日も足は絶好調。
振り返ると左側双六岳と右側樅沢岳の鞍部に双六小屋が見える。そのバックには鷲ヶ岳が左側双六岳にほぼ隠れ、代わりに岩肌が露わになっている野口五郎岳が見えている。野口五郎岳の頂上はのっぺらしている。
8/11 9:51
振り返ると左側双六岳と右側樅沢岳の鞍部に双六小屋が見える。そのバックには鷲ヶ岳が左側双六岳にほぼ隠れ、代わりに岩肌が露わになっている野口五郎岳が見えている。野口五郎岳の頂上はのっぺらしている。
辛い大ノマ乗越を越え大ノマ岳へ向かっている途中だったと覚えているが、今回の登山でようやく雷鳥に出会えた。プープープゥと声が聞こえたのでアッと気づいたら雷鳥が山道を歩いていた。数羽の子連れで歩いていた。コバイケイソウと雷鳥。
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8/11 10:06
辛い大ノマ乗越を越え大ノマ岳へ向かっている途中だったと覚えているが、今回の登山でようやく雷鳥に出会えた。プープープゥと声が聞こえたのでアッと気づいたら雷鳥が山道を歩いていた。数羽の子連れで歩いていた。コバイケイソウと雷鳥。
この親雷鳥さんは人を怖がらないのか、一緒に歩いていてもなかなか逃げない。手を伸ばせば触れるほど近い所に居てくれたのでしばらくしゃがんで見ていた。登山道は誰一人周りにいなかったので静かな山の中、雷鳥の声だけを聴いて癒された。この後、大ノマ岳（2662m）登頂。特別看板は無かったので撮影しなかった。ルートの通過上にある。
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8/11 10:06
この親雷鳥さんは人を怖がらないのか、一緒に歩いていてもなかなか逃げない。手を伸ばせば触れるほど近い所に居てくれたのでしばらくしゃがんで見ていた。登山道は誰一人周りにいなかったので静かな山の中、雷鳥の声だけを聴いて癒された。この後、大ノマ岳（2662m）登頂。特別看板は無かったので撮影しなかった。ルートの通過上にある。
2回目に辛かったのは秩父平を越えて秩父岩に向けて登る所。ここを乗り越えればもう笠ヶ岳は目の前と思っていた。ところが秩父岩に出るとずっと右手方向に続く稜線の長さ。その終点に王者の風格を醸し出している笠ヶ岳。まだあんなに遠いのか？見間違い？騙された感じだった。気品あふれるイメージの笠ヶ岳、ここから見る笠ヶ岳はとても厳格を感じさせるどっしりとしたものであった。すぐ目の前だと思っていたのにこの距離感を感じたとき手強いなと思ったが、ゆるい稜線なので1時間半もかからないとも思った。携帯電池残り3%、もはやここまでか。笠ヶ岳到着後の写真は諦めた。途中、抜戸岳山頂分岐にザックをデポして、11時55分に抜戸岳（2812m）登頂する。ガスの中で周りも見えず山頂には登山者二人が食事をしていたので写真撮影はやめた。
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8/11 11:22
2回目に辛かったのは秩父平を越えて秩父岩に向けて登る所。ここを乗り越えればもう笠ヶ岳は目の前と思っていた。ところが秩父岩に出るとずっと右手方向に続く稜線の長さ。その終点に王者の風格を醸し出している笠ヶ岳。まだあんなに遠いのか？見間違い？騙された感じだった。気品あふれるイメージの笠ヶ岳、ここから見る笠ヶ岳はとても厳格を感じさせるどっしりとしたものであった。すぐ目の前だと思っていたのにこの距離感を感じたとき手強いなと思ったが、ゆるい稜線なので1時間半もかからないとも思った。携帯電池残り3%、もはやここまでか。笠ヶ岳到着後の写真は諦めた。途中、抜戸岳山頂分岐にザックをデポして、11時55分に抜戸岳（2812m）登頂する。ガスの中で周りも見えず山頂には登山者二人が食事をしていたので写真撮影はやめた。
12時40分頃、ツアー団体客を追い越し笠ヶ岳テン場到着。斜面の上部に見えるのが笠ヶ岳山荘。先にテントを張ってから山荘に行く。ここも一つ一つのサイトに区切られている。またしても石の無き平らで割と端っこのサイトにテントを張れることができた。今回4泊とも場所が良いところに張れたのは早めの到着を心掛けたからと思っている。笠ヶ岳山荘から左側の笠ヶ岳頂上へは約20分ほどで行ける。
8/11 13:35
12時40分頃、ツアー団体客を追い越し笠ヶ岳テン場到着。斜面の上部に見えるのが笠ヶ岳山荘。先にテントを張ってから山荘に行く。ここも一つ一つのサイトに区切られている。またしても石の無き平らで割と端っこのサイトにテントを張れることができた。今回4泊とも場所が良いところに張れたのは早めの到着を心掛けたからと思っている。笠ヶ岳山荘から左側の笠ヶ岳頂上へは約20分ほどで行ける。
画面中央に座っている方がiphoneを触っていたので思わず声を掛けたらケーブルを貸してくれた。なんてありがたい良い人。この方は東京から友人と来られた方。J.G（仮名）とここでは記載する。J.G氏のお蔭で携帯電池100%になる。GPSも立ち上げてこれで一安心。お礼に笠ヶ岳山荘でSOYJOYを購入し手渡した。
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8/11 13:35
画面中央に座っている方がiphoneを触っていたので思わず声を掛けたらケーブルを貸してくれた。なんてありがたい良い人。この方は東京から友人と来られた方。J.G（仮名）とここでは記載する。J.G氏のお蔭で携帯電池100%になる。GPSも立ち上げてこれで一安心。お礼に笠ヶ岳山荘でSOYJOYを購入し手渡した。
笠ヶ岳周辺はガスに包まれていたが時折空が晴れる。テントを開くと目の前に穂高連峰が見える。すごい良い場所にテントを張れた。目の前の崖下に水場がある。この日は豊富に出ていた。山荘では深刻な水不足でトイレの手洗い場も水を止められていた。水場は雲ノ平と同じ放流タイプ。冷たい水が常に流れている。
8/11 13:35
笠ヶ岳周辺はガスに包まれていたが時折空が晴れる。テントを開くと目の前に穂高連峰が見える。すごい良い場所にテントを張れた。目の前の崖下に水場がある。この日は豊富に出ていた。山荘では深刻な水不足でトイレの手洗い場も水を止められていた。水場は雲ノ平と同じ放流タイプ。冷たい水が常に流れている。
今朝はしっかり日に当てたので乾いたテントでゆっくり寝れそうだ。実際にはもよおして寒さに我慢しながら微睡みながら寝ることに。双六や雲ノ平と違い、山の稜線のテン場なので常に風が吹いており、夜露や朝露に悩まされることは無かった。風があるテン場はある意味ありがたい。
8/11 13:35
今朝はしっかり日に当てたので乾いたテントでゆっくり寝れそうだ。実際にはもよおして寒さに我慢しながら微睡みながら寝ることに。双六や雲ノ平と違い、山の稜線のテン場なので常に風が吹いており、夜露や朝露に悩まされることは無かった。風があるテン場はある意味ありがたい。
13時57分、笠ヶ岳山荘到着。昼食を頼もうとしたが食事はもう無かった。昨日双六でカップラーメンを食べれなかったこともありカレーヌードル400円と缶ビール500ml800円を購入する。生ビールは無かった。夕食もカレーヌードルにしようと思ったがJ.G氏は夕食を山荘で予約したとのことで、自分も最後は山荘夕食を味わおうと予約をする。17時食事開始で2000円。
8/11 13:57
13時57分、笠ヶ岳山荘到着。昼食を頼もうとしたが食事はもう無かった。昨日双六でカップラーメンを食べれなかったこともありカレーヌードル400円と缶ビール500ml800円を購入する。生ビールは無かった。夕食もカレーヌードルにしようと思ったがJ.G氏は夕食を山荘で予約したとのことで、自分も最後は山荘夕食を味わおうと予約をする。17時食事開始で2000円。
常に笠ヶ岳頂上はガスに包まれていたが時折顔を出す。今日このまま登っても良かったが景色が見れないなら明日の朝にしようと決める。明日12日の天候も大丈夫。明後日13日から天候が崩れるという予報。トイレは写真に見えている山荘端っこのトビラから入るかまたは山荘中から入る。
8/11 13:57
常に笠ヶ岳頂上はガスに包まれていたが時折顔を出す。今日このまま登っても良かったが景色が見れないなら明日の朝にしようと決める。明日12日の天候も大丈夫。明後日13日から天候が崩れるという予報。トイレは写真に見えている山荘端っこのトビラから入るかまたは山荘中から入る。
山荘の庭テラスからテン場を見下ろす。この日はそんなに混んでいなかったと思う。どちらかというと空いていたほうかも。
そろそろ3分たったかな。昨日食べれなったので食べたいと思っていた。本当は昼は山荘で食事をして夜にカップヌードル、と思っていたが水不足の影響もあったのか昼の食事は終わっていた。夜の食事を楽しみにしよう。
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8/11 14:08
そろそろ3分たったかな。昨日食べれなったので食べたいと思っていた。本当は昼は山荘で食事をして夜にカップヌードル、と思っていたが水不足の影響もあったのか昼の食事は終わっていた。夜の食事を楽しみにしよう。
折角なので笠ヶ岳山荘の入り口で写真を撮ってもらった。iphone操作が分からないご年配者だったのでボタン長押しで20枚ほど連射していた。ドアに水不足の案内が書かれている。
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8/11 14:38
折角なので笠ヶ岳山荘の入り口で写真を撮ってもらった。iphone操作が分からないご年配者だったのでボタン長押しで20枚ほど連射していた。ドアに水不足の案内が書かれている。
テン場に戻って冷たい水を取りに行く。これで2回目。水場を撮影。
昨日のテント浸水で濡れてしまった大切な「黒部の山賊」もしっかり乾いた。皺々になってしまったが古書のようにいい味が出てきた。食事の時間まであと1時間、本を読んで過ごす。後で知るのだがこの表紙の本は廃版になるとのこと。今から2年前に三俣山荘に直接電話して注文した大切な本なのである。
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8/11 15:48
昨日のテント浸水で濡れてしまった大切な「黒部の山賊」もしっかり乾いた。皺々になってしまったが古書のようにいい味が出てきた。食事の時間まであと1時間、本を読んで過ごす。後で知るのだがこの表紙の本は廃版になるとのこと。今から2年前に三俣山荘に直接電話して注文した大切な本なのである。
17時、笠ヶ岳山荘で夕食を頂く。お蕎麦とサラダを少し食べてしまったが写真を残しておこう。新穂高入りした7日（金曜日）からちゃんとした食事をしていないので何を食べても美味しい。ご飯とみそ汁をお代わりした。この席で5泊6日の旅をしている50代と60台の女性二人組と一緒になり、食事後も山荘入口で色々と山の談話に花が咲いた。数名の方とお話しをし、八方キレットや剱岳など自分の知らない領域の話を沢山伺うことができた。それにしても50代&60台ペアの女性はすごい。5泊6日で薬師岳、黒部五郎、雲ノ平、水晶岳、鷲羽岳、双六岳、そして笠ヶ岳と山荘泊で山を楽しんでいらっしゃった。新宿から夜行バスで有峰から入ったとのこと。
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8/11 17:09
17時、笠ヶ岳山荘で夕食を頂く。お蕎麦とサラダを少し食べてしまったが写真を残しておこう。新穂高入りした7日（金曜日）からちゃんとした食事をしていないので何を食べても美味しい。ご飯とみそ汁をお代わりした。この席で5泊6日の旅をしている50代と60台の女性二人組と一緒になり、食事後も山荘入口で色々と山の談話に花が咲いた。数名の方とお話しをし、八方キレットや剱岳など自分の知らない領域の話を沢山伺うことができた。それにしても50代&60台ペアの女性はすごい。5泊6日で薬師岳、黒部五郎、雲ノ平、水晶岳、鷲羽岳、双六岳、そして笠ヶ岳と山荘泊で山を楽しんでいらっしゃった。新宿から夜行バスで有峰から入ったとのこと。
18時50分頃、そろそろ陽が落ちてきます。テントのジッパーを下すと目の前には穂高連峰を寝転びながらみることができる。
画面中央に白っぽいものが見える。肉眼ではよく見えたがこれが新穂高ロープウェイ西穂高口駅。昨年11月にちくんとちまの三人で西穂山荘まで雪道を歩いた。雪道が無ければ丸山まで行く予定だったな。西穂山荘では名物ラーメンを食べた。色々と思い出が蘇る。
8/11 18:51
画面中央に白っぽいものが見える。肉眼ではよく見えたがこれが新穂高ロープウェイ西穂高口駅。昨年11月にちくんとちまの三人で西穂山荘まで雪道を歩いた。雪道が無ければ丸山まで行く予定だったな。西穂山荘では名物ラーメンを食べた。色々と思い出が蘇る。
雲の切れ間に茜空が垣間見える。山の上にあるテン場は今回は初めて。一昨年2013年8月の槍ヶ岳山荘テン場を思い出す。
もう一度笠ヶ岳山頂と山荘方面を撮影。なにせJ.G氏のお蔭で携帯電池が復活したので撮影しまくり。それでも撮影したらもう癖になっているのか節電しようと電源を切る。
8/11 18:51
もう一度笠ヶ岳山頂と山荘方面を撮影。なにせJ.G氏のお蔭で携帯電池が復活したので撮影しまくり。それでも撮影したらもう癖になっているのか節電しようと電源を切る。
最後に本日歩いてきた抜戸岳。右側の奥には槍ヶ岳。そういえばテン場で笠ヶ岳の西側から沢登りで来た登山者と出会う。小倉谷だか打込谷と言っていたような。いずれにしても地図にはルート記載されていない超上級者向けのバリエーションルート。足首が笹の葉で切れたようで、何か所も生々しい傷が付いていた。普通の登山では物足りないらしい。凄い人もいるもんだ。
8/11 18:52
最後に本日歩いてきた抜戸岳。右側の奥には槍ヶ岳。そういえばテン場で笠ヶ岳の西側から沢登りで来た登山者と出会う。小倉谷だか打込谷と言っていたような。いずれにしても地図にはルート記載されていない超上級者向けのバリエーションルート。足首が笹の葉で切れたようで、何か所も生々しい傷が付いていた。普通の登山では物足りないらしい。凄い人もいるもんだ。
槍ヶ岳〜穂高連峰方面。大キレット部は赤い空だが5時半だと流石に太陽はある程度昇っている。
南アルプス方面に富士山の影を捉えることができた。撮影し笠ヶ岳登頂に向けて出発。
笠ヶ岳山頂からは新穂高温泉街が視界に入る。今日の昼にはあの地にいるであろう。今回の旅の終盤を感じる瞬間である。
引いた写真。中央にロープウェイと新穂高温泉街、左側の穂高連峰の稜線は右端の焼岳まで続き、稜線の向こうには霞沢岳。ずっと奥には中央アルプスと南アルプス、そして南アルプスに掛かるように富士山と全てが詰まった写真。
8/12 5:59
引いた写真。中央にロープウェイと新穂高温泉街、左側の穂高連峰の稜線は右端の焼岳まで続き、稜線の向こうには霞沢岳。ずっと奥には中央アルプスと南アルプス、そして南アルプスに掛かるように富士山と全てが詰まった写真。
遠くに双六岳、樅沢岳方面。中央下方には笠ヶ岳テン場。その稜線伝いに画面右上の抜戸岳。本日はその抜戸岳手前の分岐点から笠新道経由して新穂高温泉まで戻る予定。
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8/12 5:59
遠くに双六岳、樅沢岳方面。中央下方には笠ヶ岳テン場。その稜線伝いに画面右上の抜戸岳。本日はその抜戸岳手前の分岐点から笠新道経由して新穂高温泉まで戻る予定。
立山方面。右側は野口五郎岳、鷲羽岳、水晶岳。左側は黒部五郎岳、薬師岳。遥か奥に立山連峰と剱岳。
画面中央やや左に山頂が割れている焼岳、その左側は霞沢岳。焼岳の右後ろに乗鞍岳、その右後ろに御嶽山。御嶽山からずっと左手に中央アルプス。更にその左奥に南アルプス。
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8/12 6:00
画面中央やや左に山頂が割れている焼岳、その左側は霞沢岳。焼岳の右後ろに乗鞍岳、その右後ろに御嶽山。御嶽山からずっと左手に中央アルプス。更にその左奥に南アルプス。
笠ヶ岳山頂からもパノラマ動画撮影を行う。パノラマ風景を楽しんで山頂を振り返ったところ。山頂は少しフラットな所で画面の中央部の石が沢山積み上げられたところには祠がある。
8/12 5:55
笠ヶ岳山頂からもパノラマ動画撮影を行う。パノラマ風景を楽しんで山頂を振り返ったところ。山頂は少しフラットな所で画面の中央部の石が沢山積み上げられたところには祠がある。
5日間無事にここまで来れたことに山の神様へ感謝。笠ヶ岳は17世紀に円空上人によって開山された。その後、播隆上人が再興し、その時に槍ヶ岳を見て播隆上人は1828年に槍ヶ岳を初登頂したという話を高橋庄太郎の本に書いてある。
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8/12 6:04
5日間無事にここまで来れたことに山の神様へ感謝。笠ヶ岳は17世紀に円空上人によって開山された。その後、播隆上人が再興し、その時に槍ヶ岳を見て播隆上人は1828年に槍ヶ岳を初登頂したという話を高橋庄太郎の本に書いてある。
6時05分、下山途中で笠ヶ岳山荘を撮影。景色もすごい。双六岳、樅沢岳、三俣蓮華岳、祖父岳、鷲羽岳、野口五郎岳、水晶岳、黒部五郎小舎、奥には立山連峰と剱岳。あらゆる山が一度に収まっている。写真では認識できないが雲ノ平山荘もどこかにあるはず。
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8/12 6:05
6時05分、下山途中で笠ヶ岳山荘を撮影。景色もすごい。双六岳、樅沢岳、三俣蓮華岳、祖父岳、鷲羽岳、野口五郎岳、水晶岳、黒部五郎小舎、奥には立山連峰と剱岳。あらゆる山が一度に収まっている。写真では認識できないが雲ノ平山荘もどこかにあるはず。
ど真ん中が奥穂高岳。右側のちっちゃなVの字の降り口が馬ノ背。右側がロバの耳。ロバの耳は稜線を歩かず根本の斜面をトラバース。そのすぐ右の尖ったところがジャンダルム。昨年S氏と縦走した。ロバの耳トラバースがとにかく怖かった。人生の中で西穂高岳から奥穂高岳への縦走は良き思い出。一度で十分。
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8/12 6:05
ど真ん中が奥穂高岳。右側のちっちゃなVの字の降り口が馬ノ背。右側がロバの耳。ロバの耳は稜線を歩かず根本の斜面をトラバース。そのすぐ右の尖ったところがジャンダルム。昨年S氏と縦走した。ロバの耳トラバースがとにかく怖かった。人生の中で西穂高岳から奥穂高岳への縦走は良き思い出。一度で十分。
双耳峰に見えるが右側が立山連峰。左側は立山連峰の奥にある剱岳。まだ立山周辺は行ったことが無い。剱岳は登ってみたい山の一つ。映画「劒岳 点の記」がまた観たくなった。
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8/12 6:06
双耳峰に見えるが右側が立山連峰。左側は立山連峰の奥にある剱岳。まだ立山周辺は行ったことが無い。剱岳は登ってみたい山の一つ。映画「劒岳 点の記」がまた観たくなった。
三俣山荘の診療所、岡山大学／香川大学の医大生に診てもらい、頂いた薬を毎日塗っていたので随分と腫れが治まった。
笠ヶ岳山頂から降りてくるときに山荘で購入したカレーヌードルを食べる。山で食べる最後の食事、景色を堪能しながらしっかり味わおう。今回の旅では朝食は摂っていなかったが、後は下山だけということもあり心に余裕が出来ていた。山荘で売っている最後のカップラーメンだった。
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8/12 6:32
笠ヶ岳山頂から降りてくるときに山荘で購入したカレーヌードルを食べる。山で食べる最後の食事、景色を堪能しながらしっかり味わおう。今回の旅では朝食は摂っていなかったが、後は下山だけということもあり心に余裕が出来ていた。山荘で売っている最後のカップラーメンだった。
iphoneタイマーにてセルフ撮り。低い所に置いて撮ったので僅かに槍ヶ岳が写っている。今朝もゆっくり優雅に過ごした。この写真もお気に入りの一枚。
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8/12 6:35
iphoneタイマーにてセルフ撮り。低い所に置いて撮ったので僅かに槍ヶ岳が写っている。今朝もゆっくり優雅に過ごした。この写真もお気に入りの一枚。
7時30分頃下山開始。陽が登り景色は綺麗に映える。昨日の夕方にテン場で話した男性はこの下の沢から登ってきたのか。下山後に著高橋庄太郎氏「北アルプス〜テントを背中に山の旅へ〜」を読み返すと笠ヶ岳北西の打込谷には以前登山道があったそうだが現在では廃道になっているとのこと。本当に凄い方だ。
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8/12 7:35
7時30分頃下山開始。陽が登り景色は綺麗に映える。昨日の夕方にテン場で話した男性はこの下の沢から登ってきたのか。下山後に著高橋庄太郎氏「北アルプス〜テントを背中に山の旅へ〜」を読み返すと笠ヶ岳北西の打込谷には以前登山道があったそうだが現在では廃道になっているとのこと。本当に凄い方だ。
黒部五郎小舎が鞍部に見える。ここのテン場もすごく良いと高橋氏の本に書かれている。
笠ヶ岳テン場を少し降りたところ。抜戸岳分岐点へこれから向かう。徐々に気温が上がってくる。
昨日はテン場に着くまでは携帯電池が切れる寸前だったので撮影を控えていた分、帰りは沢山撮影した。素晴らしき稜線街道といったところ。この素晴らしき稜線街道は双六岳〜三俣蓮華岳稜線街道に匹敵する。
8/12 7:40
昨日はテン場に着くまでは携帯電池が切れる寸前だったので撮影を控えていた分、帰りは沢山撮影した。素晴らしき稜線街道といったところ。この素晴らしき稜線街道は双六岳〜三俣蓮華岳稜線街道に匹敵する。
振り返り笠ヶ岳と山荘を撮影。お世話になったJ.G氏は笠ヶ岳の向こう側、つまり中尾方面へ下山。自分は笠新道から新穂高温泉へ向かう。本当にありがとうJ.G氏。
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8/12 7:46
振り返り笠ヶ岳と山荘を撮影。お世話になったJ.G氏は笠ヶ岳の向こう側、つまり中尾方面へ下山。自分は笠新道から新穂高温泉へ向かう。本当にありがとうJ.G氏。
黒部五郎小舎がはっきり分かるようになってきたので再度撮影。それにしても雲ノ平山荘は全然見えない。雲ノ平山荘から撮った写真の山は本当に笠ヶ岳なのであろうか。
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8/12 7:46
黒部五郎小舎がはっきり分かるようになってきたので再度撮影。それにしても雲ノ平山荘は全然見えない。雲ノ平山荘から撮った写真の山は本当に笠ヶ岳なのであろうか。
いよいよ今日でおしまいと思うと何度も同じ風景を撮影してしまう。晴れ間が差したので撮影。
あとはこの抜戸岳へ続く道を登れば笠新道に入り下るだけ。つまりここが今回最後の上り坂となる。
抜戸岳分岐点から少し登って稜線に出たところで撮影。8時21分、いよいよ笠新道に入る。
うっすらと見える笠新道。鷲羽岳下りと同じくこのような下山道は割と歩きやすいのかかなり速い速度で下っていくことができた。
ありがとう北アルプス。またいつか槍ヶ岳が見える北アルプスに来るよ。
右側からうっすらと左側へ続く笠新道。青い空と燃ゆる緑の草原が心地良い。
振り返って折戸岳を撮影。あの上から25分ほどで駆け下りてきた。仙豆のお蔭か足は調子が良い。ザックの重さでぐいぐいと加速。
笠ヶ岳（山荘も見える）から中尾方面に下山しているJ.G氏は元気だろうか。結構きつそうな稜線に感じる。
杓子平から見る笠ヶ岳はとても綺麗。登ってくる方はここで笠ヶ岳を見上げ、もう少し頑張ろうという気持ちになるに違いない。
いよいよ左俣谷が眼下に現れる。ここからまだ1時間ほど降りるのだが今思えば登りはかなりキツイだろう。下山後に知るのだが高橋庄太郎氏はこの笠新道の登りは最後まで急登が続き北アルプスでもいちばん厳しい道と本に記している。下山ルート選択で良かった。
8/12 9:38
いよいよ左俣谷が眼下に現れる。ここからまだ1時間ほど降りるのだが今思えば登りはかなりキツイだろう。下山後に知るのだが高橋庄太郎氏はこの笠新道の登りは最後まで急登が続き北アルプスでもいちばん厳しい道と本に記している。下山ルート選択で良かった。
途中に杓子平までの中間地点看板がある。杓子平から大体50分で降りてきたので登りは確かに1時間30分は掛かりそう。登ってこられたご年配が私の歩く足音に熊がいるのかと思ったと言われた。出会い頭で熊に会ったら熊の鼻を狙えと教えてくれた。「黒部の山賊」では伊藤正一氏が向かってくる熊を横に2〜3回かわせば熊の方が逃げていくと書いている。面白いのは山賊富士弥は熊に「もしもし」と話しかけて熊の方から離れてもらうのだ。
8/12 9:46
途中に杓子平までの中間地点看板がある。杓子平から大体50分で降りてきたので登りは確かに1時間30分は掛かりそう。登ってこられたご年配が私の歩く足音に熊がいるのかと思ったと言われた。出会い頭で熊に会ったら熊の鼻を狙えと教えてくれた。「黒部の山賊」では伊藤正一氏が向かってくる熊を横に2〜3回かわせば熊の方が逃げていくと書いている。面白いのは山賊富士弥は熊に「もしもし」と話しかけて熊の方から離れてもらうのだ。
10時35分、笠新道入り口に到着。ここに到着する少し前の所に笠ヶ岳山荘でお話をした5泊6日の女性2人に再び出会う。6時に山荘を出発したとのこと。50代60代のペアだがその体力に脱帽。先ほどの中間看板からジグザグに降りていくのだが、沢の音が聞こえるところまで来ても入口まではとても長い道のりに感じた。
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8/12 10:35
10時35分、笠新道入り口に到着。ここに到着する少し前の所に笠ヶ岳山荘でお話をした5泊6日の女性2人に再び出会う。6時に山荘を出発したとのこと。50代60代のペアだがその体力に脱帽。先ほどの中間看板からジグザグに降りていくのだが、沢の音が聞こえるところまで来ても入口まではとても長い道のりに感じた。
これが最初の方でレコに記載した、初日の時点ではまさか自分がここから降りてくるとは思っていなかったというオチ。水場があるのが雲ノ平や笠ヶ岳で飲んだ水と違ってちょっと鉄臭い味だった。
8/12 10:36
これが最初の方でレコに記載した、初日の時点ではまさか自分がここから降りてくるとは思っていなかったというオチ。水場があるのが雲ノ平や笠ヶ岳で飲んだ水と違ってちょっと鉄臭い味だった。
さて、笠新道入り口に到着してすぐにわさび平小屋へ向かう。何故か？初日に食べたいと思ったそうめんにつられて。地図では抜戸岳分岐から笠新道入り口までの下山時間は4時間20分とあるが2時間15分で降りてきたため甘いジュースも飲みたいと思っていた。
8/12 11:24
さて、笠新道入り口に到着してすぐにわさび平小屋へ向かう。何故か？初日に食べたいと思ったそうめんにつられて。地図では抜戸岳分岐から笠新道入り口までの下山時間は4時間20分とあるが2時間15分で降りてきたため甘いジュースも飲みたいと思っていた。
しかし、いざわさび平小屋についてそうめん800円の価格を見るとちょっと高くて食べれないな、という気持ちになってしまった。自宅に貰いもののそうめんが沢山あるからなのか、下界に降りてきて価格差を感じたのか、結局コーラ300円のみ購入。昨年奥穂高岳で出会ったコーラの神様を思い出す。
8/12 11:24
しかし、いざわさび平小屋についてそうめん800円の価格を見るとちょっと高くて食べれないな、という気持ちになってしまった。自宅に貰いもののそうめんが沢山あるからなのか、下界に降りてきて価格差を感じたのか、結局コーラ300円のみ購入。昨年奥穂高岳で出会ったコーラの神様を思い出す。
左俣沿いを歩いていく。水路から流れ出る水がまるで宝石のように輝いておりとても綺麗だったので思わず撮影。川もエメラルドグリーン。
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8/12 11:25
左俣沿いを歩いていく。水路から流れ出る水がまるで宝石のように輝いておりとても綺麗だったので思わず撮影。川もエメラルドグリーン。
向こうに見えるのが折戸岳であろう。つい3時間前にはあそこにいたのか。いよいよ今回の旅も終わろうとしているのだとしみじみこの5日間を思い出しながら歩き続けた。
8/12 11:29
向こうに見えるのが折戸岳であろう。つい3時間前にはあそこにいたのか。いよいよ今回の旅も終わろうとしているのだとしみじみこの5日間を思い出しながら歩き続けた。
それにしても中尾方面ルートの稜線を見るたびにかなりキツイのではないかと思ってしまう。アップダウンが多そうなので実際キツイであろう。
8/12 11:38
それにしても中尾方面ルートの稜線を見るたびにかなりキツイのではないかと思ってしまう。アップダウンが多そうなので実際キツイであろう。
初日に歩いていたときはまだ暗闇の中だったので気づかなかったが新穂高温泉へ向かう途中にお助け風という風穴があった。近づくと冷たい風が吹いている。夏場はありがたいお助けポイント。
8/12 11:39
初日に歩いていたときはまだ暗闇の中だったので気づかなかったが新穂高温泉へ向かう途中にお助け風という風穴があった。近づくと冷たい風が吹いている。夏場はありがたいお助けポイント。
さっきは抜戸岳しか見えなかったが笠ヶ岳も見えるようになった。行きは真っ暗で沢の音しか聞こえず、年甲斐もなくお化けでも出そうな雰囲気に少し？怖かった。いや一度、自分の背負っているザックが横目に入った時、一瞬お化けかと思って本当に驚いた。「うわっ！」と声が出てしまった。
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8/12 11:46
さっきは抜戸岳しか見えなかったが笠ヶ岳も見えるようになった。行きは真っ暗で沢の音しか聞こえず、年甲斐もなくお化けでも出そうな雰囲気に少し？怖かった。いや一度、自分の背負っているザックが横目に入った時、一瞬お化けかと思って本当に驚いた。「うわっ！」と声が出てしまった。
やがてゲートが見えてくる。ゲート横に分かり易い登山マップ看板があったので撮影。行きの時は真っ暗闇で全く気付かなかった。
ゲートの横にはニューホタカという民宿ホテルがある。そういえば初日の真っ暗の中を歩いていたとき建物の明かりがポツリ不気味に見えていたな。ちなみに…この情報は今後役に立ちそう。
8/12 11:56
ゲートの横にはニューホタカという民宿ホテルがある。そういえば初日の真っ暗の中を歩いていたとき建物の明かりがポツリ不気味に見えていたな。ちなみに…この情報は今後役に立ちそう。
ニューホタカから5分程度で新穂高ロープウェイに到着。登山指導センターまでの近道案内があったので行きと違う道を選択。
12時05分、無事に登山指導センターに到着。下山届けを提出して綺麗なウォシュレット付きトイレをお借りする。7日の前夜時もお借りしたのでこれで2回目。ありがとうございます。
8/12 12:05
12時05分、無事に登山指導センターに到着。下山届けを提出して綺麗なウォシュレット付きトイレをお借りする。7日の前夜時もお借りしたのでこれで2回目。ありがとうございます。
空一面がまだら雲？うろこ雲？13日からは天候が崩れる予報なのでその予兆なのかな。今回天候には恵まれた。流石晴れ男と自分を褒めたい。日頃の行い？いや、山の神様に感謝だ。
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8/12 12:12
空一面がまだら雲？うろこ雲？13日からは天候が崩れる予報なのでその予兆なのかな。今回天候には恵まれた。流石晴れ男と自分を褒めたい。日頃の行い？いや、山の神様に感謝だ。
装備
| 備考 | 連泊時はデオドラントスプレーが下着や靴下の臭い消しに有効 行動食に梅干しがすごく合う 今回プロトレック（腕時計）忘れ、携帯充電ケーブル忘れ、以後気を付けること 携帯ウォシュレットは必須（2度活用） クッカーは浅い方を一つで十分（おもにお湯を沸かす程度） |
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感想
2015年8月8日〜12日 4泊5日 秘境雲ノ平〜笠ヶ岳縦走テント泊
『北アルプス秘境雲ノ平〜笠ヶ岳縦走 その素晴らしい景色をパノラマ仕立て動画にて』
【Music by.Flying-Pan】
《TOPICS》
【目的】
・2年前、深夜NHKで放映されて北アルプスの空撮を観て知って以来、
日本最後の秘境雲ノ平にいつか行ってみたいと思っていた。
その後入院時に読んだ著伊藤正一氏『黒部の山賊』でその想いは加速する。
北アルプスを共に歩いたS氏は法事のため、今回は一人想いを叶えるため、
ザックを背負い憧れの地「雲ノ平」への旅を決めた。
【計画】
・2日目に雲ノ平に泊まればあとはその場で決める選択計画。
候補�々眦係恐浩瑤某擦�り庭園およびカベッケヶ原散策して雲ノ平に二泊。
��高天原温泉に浸かりそのまま水晶岳を越えて三俣山荘テント場泊。
いずれにしても今回高天原温泉は実行ならず。
天候、足指の痛み、腕時計と充電ケーブルの忘れ、4日目の宿泊地考慮から
2日目は半日中悩み、最終的に双六に戻り翌日笠ヶ岳にいくことに決定。
結果大変満足するルートとなった。
【登頂】
・双六岳2860m
・三俣蓮華岳2841m
・祖父岳2825m
・ワリモ岳2888m（直下通過…）
・鷲羽岳2924m
・弓折岳2592m
・大ノマ岳2662m
・抜戸岳2812m
・笠ヶ岳2898m
【消費】
前 夜：深山荘内湯700円、バスタオルレンタル200円
1日目：鏡平山荘かき氷500円、水200円（1ℓ）
双六小屋カレーライス1000円、生ビール800円、飲料水500円、
テント1000円
2日目：三俣山荘オムライス1300円、ジビエ（鹿肉）レトルトパウチ700円
雲ノ平山荘テント1000円、缶ビール650円（350ml）、
台湾風チキンライス小500円
3日目：三俣山荘ジビエもみじ丼1100円
双六小屋ラーメン900円、生ビール800円、テント1000円
4日目：笠ヶ岳山荘カップヌードル400円x2=800円、テント800円、
缶ビール800円（500ml）、SOYJOY100円x3=300円、夕食2000円
5日目：わさび平小屋飲料300円
深山荘内湯700円、飲料水200円
合計￥18,750円
【生物】
・熊（双六岳巻道）
・雷鳥（大ノマ岳）
・赤茶色の蛇（三俣山荘）
・巨大ナメクジ（雲ノ平テント場）
【出会】
・26歳J.G氏。携帯ケーブルを快く貸していただけた恩人とその友人。
・50代と60代の女性ペア。新宿夜行バスにて有峰から5泊6日の旅。
・50〜60代男性ソロ。笠ヶ岳の西側の沢よりバリエーションルート登山。
・40代女性ソロ。秩父平、折戸岳直下で出会う。笠ヶ岳山荘夕食後に談話。
・年齢不詳男性ソロ。黄色シャツ。恰幅のいい方。山に詳しい。
・お世話になった三俣山荘診療所の医学生男女。ちくんも医者になってほしい。
【遭難】
・最終日笠ヶ岳7時30分出発し、笠新道登山口到着が10時35分。
笠新道登山口には岐阜県警の方が2名おり、どうしたのですかと尋ねると、
遭難者が笠新道を降りているので待っているところとのこと。
はて？一人とも抜かれずツアー団体もいたので計50名近くの方に先に道を
譲って頂いたのだが、遭難者という様子の方は見かけなかった。
気づかなかっただけとしか考えられないが新穂高登山指導センター到着
するとメーテレ（中部地方のテレビ局）が取材に来ており、深山荘入浴中
には救急車が往来していた。その日、名古屋の実家でメーテレニュースを
確認したが、マッターホルンの話は出たものの北アルプスの話は一切出なかった。
【備考】
・今回の登山旅の細かい描写は写真コメントに記載。
・気合の入ったレコを完成させるのに何度も校正し合計24時間以上費やす。
・完全一人登山は今回が初めてとなる。
・夜空を一度も見ることがなかったのが少し後悔。寒くて外に出れず。
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槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
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無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍 [3日]
新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華岳、鷲場岳、水晶岳、雲ノ平（2日間）。最終日は雲ノ平から新穂高まで。
利用交通機関：
車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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banatyuu208 さん
素晴らしい山行をされましたネ！
天候にも恵まれ、沢山の美しい写真に目がくぎ付けになりました
何かのＤＶＤで雲の平を見た記憶があり、憧れました
しかしながら「文字通りの秘境」で私には無理だろうと・・・
APYさんは、一人でこのルートを歩き通したんですね
素晴らしいとしか言い様がありません
残念ながらこのレコを後追いする事は出来そうにありませんが
笠が岳は行きたい山の上位ランクなのでチャンスを待ちたいものです
取り敢えず天気が良ければ9月1日から槍ヶ岳にチャレンジしてきます
APYさんの晴れ男のご利益がこのレコから私にももたらされて欲しいものです
気合を込めて書かれたコメントも気合を入れて読みました
念願が叶った山行にお祝いの言葉をお伝えします
そして長い歩き「お疲れ様」でした
次のレコは、ち君との山行になるんでしょうか？
楽しみにしています
BOKUTYANNさん、コメントありがとうございます。
気合を入れて読んで頂きまして誠にありがとうございます。
嬉しいです。
携帯カメラですし、撮り方も素人なので綺麗に撮れていない写真ばかりですみません。
9月1日、槍ヶ岳ですか？とっても楽しみにしています。是非晴れて欲しいです。
槍ヶ岳は北アルプスに来たきっかけの思入れのある大好きな山です。
是非楽しんで下さいね！
次のレコ…。昨年9月はちくんと谷川岳でした。今年はまだ一回も行ってないですね。
今年はちくんも休日は予定が多く、お互い空いている日は家族で出かけたりと。
うーん、そろそろ一緒に登りたいです。
しかし次の予定は会社登山部です。シルバーウィークの天候が良ければ立山劒に行ってきます。会社先輩はちくんを連れてきてと言ってくれましたが、ちくんは体操クラブの大会があるので…。
是非BOKUTYANNさんの槍ヶ岳レコ楽しみにしています！
お疲れ様でした。この夏は去年と違って晴天が多く、良い山行となりましたね。まさか笠ヶ岳に行っちゃうとは予想外です。意外と笠もキツいですよ。だいぶ体力を付けられましたね。
他にまだまだ水晶や五郎君、薬師、裏表銀座、剱立山、後立山、などなど、北アは最高ですので、これからも安全に満喫しましょう！！
お疲れ様です！
コメントありがとうございます！天候が良くて良かったです。雨の中の山行は絶対避けたかったです。シルバーウィークも絶対晴れて欲しいですね！
自分もまさか笠ヶ岳に行くとは、です。帰りの方角に向かおうと思ったときに、そのまま来た道を戻るのは勿体無いと思っていたのですが、笠ヶ岳が目に入って良かったです。
下からの笠ヶ岳はとてもとても辛いだろうと思います。稜線から入れて良かったです。
来月、いよいよ初めて立山エリアに行くのですね。楽しみです！
時間からしてジビエ丼、三俣で一緒に食べてますねぇ…。
サイフォンで作るコーヒーの横で無心に食していたのが自分です。
いかにお盆で黒部の奥地に行っていた人が多かったかがわかります。
悪いことはできないなぁ。みんな考えることは同じですね！
動画ありがとうございます、自分も行程似ており、それぞれの箇所（祖父岳以外）からの景観は見ているので込み上げてくるものがあります。三俣蓮華で西方の景色が取れているのが羨ましいです。動画からも、薬師岳（雲の平の裏の天辺が禿気味の巨漢）、黒五（三俣からカールがこちら側に開いているカット）が綺麗に写っており、いつかまた行きたいという思いを新たにしました。
今回の日程は比較的天候に恵まれたことが何よりだったかと思います。
夜から朝にかけては眺望が比較的良好でよかったですね。
ちなみに夜については、自分は8/9未明の笠からの夜空は最高でした。カメラの能力不足でうまく取れなかったけどなんとか座流星群の頃だったらしく流れ星も2：30頃見ましたし…。あとは、最終日の8/12は薬師岳小屋から下界の富山平野の夜景が見えたのも最高でした。一眼かついで綺麗に撮った人のレコでひとまず我慢というところは同じです。
この山塊は人それぞれスタイルは違うでしょうが日数を要する山域らしく、本当に山をこよなく愛する人が集う場だなと、色んな人に会いましたが久々に清々しい気持ちに成れました。
私も本来は折立からの周回縦走が計画で、雲の平と高天原温泉は行きたかったのですが色々考えてパスしました。雲の平、やっぱりいいようですね。口々にあそこならではとおっしゃる。これらは室堂から薬師が残る区間となったことですし、他に赤牛、裏銀座などなど行ってみたいところがまた増えたのでいつか行ってみたいと思います。
狩については10月以降の猟解禁に合わせて黒部の奥地に繰り出すと、赤倉温泉であったおっちゃんが言ってました。黒部の奥地だけは守りきらないといけないですので、鹿ちゃんの駆除、是非ともよろしくお願いしますと訴えておきました。
鹿については三俣のジビエ丼始めた経緯の件といい、出没情報を求めている県もあるのも考えると我々が思う以上に現場では深刻なようです。
かといって、一般登山者に何か手伝えるかといったら難しいところに歯がゆさを感じる。
黒部源流域に行って、言われていることを実感しました。
なお、薬師は8/11,12に行かれた方はＴＢＳのロケハンに遭遇しているはずで、9/12放送の絶景探訪かと思われます。自分が撮影現場に3度も遭遇するとは夢にも思いませんでしたが、一方で見たい光景に見たくてもそこに陣取られて見れないという部分もあって、ロケハンがいようがいまいが、同様に苦労して登頂したのにという微妙な感情もなきにしもあらずで、良し悪しということがわかりました。
秘境は遠すぎる…に関してはどうなんでしょう。折立から入ればそこまでタフでもないかなとも思います。アクセスがその分大変ですが。小屋は充実しているので日数の確保が最大のネックでしょうが。60台のおっちゃん、おばちゃん（あえておじいちゃんとは言わない）でもなかなかのスピードで結構沢山いましたのでどうにかなるんじゃないでしょうか？
まとまりなくなりましたが、槍穂を外したあの界隈は実に魅力的な緑野と豪快な山塊とを楽しめる適度に静かで適度に賑わうエリアだったということを実感できました。
HHHさん、コメントありがとうございます。
早速HHHさんのブログ訪問にて三俣山荘写真を拝見。一期一会の巡りあわせばかりの人生ですが、同じ空間に一緒にいたという証明がHHHさんの写真でしっかり分かりました。私も一心不乱に食事をしておりました。もっと周りを見ていれば良かったのですが、ジビエ丼ばかり見ておりました。動画に対してコメント頂きましてありがとうございます。嬉しいです。
なかなか写真では広大な景色を肉眼と同じように収めることができないので、画像以外の周り部分は記憶から消えてしまいますよね、それで動画撮影して何年後もいつぞやの景色が鮮明に思い出せるように記録を残すようにしております。
北アルプスと言えば夜の星空ですよね。広大な宇宙を見ようと思っていたのですが、何故でしょうか、今回は全く夜空を見上げることなく、テントの中で縮こまっておりました。とても寒くて体が動かなかったです。一度だけ薬師岳の時にテントのジッパーを下したのですが曇っていたのですぐに寝てしまいました。天候の良い前半で夜空を見上げなかったことに少し後悔しています。
私は今回の旅で北アルプスの視野が広がりました。赤牛岳の読売新道も歩いてみたいですし、野口五郎、烏帽子岳の裏銀座も歩いてみたいですし、薬師岳〜黒部五郎も行きたくなってしまいました。五色が原も行ってみたいですね。こんなに素敵な場所に来れて本当に良かったです。
9月12日放映予定の絶景探訪という番組で薬師岳が映るのですね。HHHさんが映るのを楽しみにして録画しておきます。雲ノ平を中心とした周りの風景は忘れることはありません。本当に良い旅がお互いできて良かったですよね。
三俣山荘で御一緒の件、もう一つ、岩苔乗越上部でもすれ違っている気がします。HHHさん本人の写真を見たときに、白シャツに緑の軍パンのようなズボンに見覚えがありました。HHHさんがワリモ分岐点から下っていて、私が岩苔乗越上部からワリモ分岐点へ向かって登っているときだったと思います。早い下り足のお方だったのですごいなと思った記憶が残っております。真相は如何に。また宜しくお願い致します。
Tシャツに緑のズボン、当たりかと思いましたがルートを確認すると三俣から鷲羽、水晶ピストンは3日目の8/10なので別人のようです。
岩苔乗越から三俣山荘へ、私は沢沿いルートの黒部源流ルートで、Apyさんは鷲羽の稜線ルートで移動し、三俣の食堂で合流してほぼどうタイミングでジビエ丼を食したようです。
私のほかに人がなく、食堂やっていないのかと不安に駈られながら頼むとだんだん人がやってきて安堵した記憶があります。
そして待っていると、ジビエ丼を頼まれた方がいらっしゃり…、それがApyさんだったのでしょうか。
自分は空腹のあまり出てきた途端にがつっと食べてしまい、珍しいジビエ丼をアップせねばと半分食べてしまった汚い写真になってしまいました。
鹿肉はややくせはありますが鯨肉ほどではないし、あく抜きがうまいのか、味付けがいいのか、牛丼と大差ない感じで美味しくいただけました。
今、日本中の山で鹿の大量繁殖が問題視されていますが、鹿狩りをした後工程、肉の消費などがなければ猟としては成立しないわけで、鹿肉を消費することが結果的に我々にすぐにできる貢献になるのかなと感じました。
先週久しぶりに高田馬場駅前の芳林堂書店に立ち寄り、山関係の書物を爆買いしてしまいましたが、その中で黒部の山賊 最新刊があり読み漁りました。
これ読んでから行くと黒部源流も違った姿が見えそうで再訪したい思いを強くしました。
良い本を紹介いただき、ありがとうございます。
伊藤正一氏にもお会いしたかったなあとも思いました。父も私も方向性は別ながら技術職ですが、結構理系職の山好きって多いんですよね。凝り性の方向性がどこに向かうかの差はあれど探究心旺盛で、ただの趣味で終わらない人が多い気がします。
にしても読むと伊藤正一氏、すごいですねぇ…。敬服する限りです。
当時連綿と山小屋を営んだ各小屋の方々にも同じ思いを思います。
いつか伊藤新道にアタックできるようになれたらいいなと。少なくとも小屋の方々が頑張って整備している展望台までは行ってみたいと思いました。道は歩いてなんぼという意見に賛同するからです。また、十年以上前の若い頃に山にはまって、最後の山賊 鬼窪さんに会いたかったなあとも思いました。
本を読んで、三俣山荘の位置の絶妙さ、水晶小屋の意義、雲の平への憧れ、湯俣への深く険しい谷とその南の硫黄尾根、槍ヶ岳の風景、三俣蓮華・鷲羽・黒部五郎・薬師・野口五郎・水晶・カベッケヶ原（現薬師沢小屋近郊）への憧れなどを強くしました。
北アの最後の楽園の呼び声名高い黒部源流域の今後を、これからも保っていけるように願ってやまない思いをさらに強くしました。
双六岳から薬師岳まで上からずっと雲の平を眺めてましたが、上から見る雲の平は異世界な感じですね。三俣蓮華岳から黒部五郎、北の俣、太郎平に至る道もまた稜線を気持ちよく歩ける道、黒部の側の穏やかな美しい草原と沢、その先に深い黒部の谷を挟んで浮き上がる雲の平。
どこからみても美しくも存在感のある地。いつか行ってみたいと思いました。
水晶小屋の裏の天辺、黒部の山賊の本の中で赤岳と記された地点。実はここで景色は十分凄かったと記憶しています。山小屋の役割で登山者の安否を知らせるというものを三俣のHPで見ましたが、水晶小屋の朝7時に、赤岳から小屋のスタッフの方が「水晶から奥黒部何名・雲の平何名」などという通信をなされており、登山者の安全に取り組む姿勢を深く感じ、感銘を受けたものです。おそらくシーズン中は毎日行っているはず。頭が下がります。その写真撮ってアップしておけばよかったですね。
絶景探訪は…、8/12の早朝のスタートで居合わせたのですがそこはVには使われず、もしかすると最後に映った薬師の仏様のそばの「薬師岳」の柱のあたりでの写真の取り合いが私かもという感じ。映ってない気もします。実家で録画してもらい見ましたが何ともいえません。
イントロで書いてあった黒部が牙を剥いた時、実は金とくという中部のみで放映されたNHKの番組で黒部源流特集が7日間かけて折立から鷲羽までをやっていましたが、天気がいいのは太郎までと鷲羽へのアタックの日のみであとはひたすら雨。赤木沢・高天原・雲の平のいずれも強めの雨の中というかわいそう過ぎるロケ。撮影は9月上旬の雨がずっと続いた頃とのこと。なんというか黒部源流域はとにかく奥が深く、また行きたいとなとつくづく思う今日この頃です。
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