記録ID: 702639
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無雪期ピークハント／縦走
剱・立山
剱岳・立山を2日間で満喫(レンタカーのため)
2015年08月19日(水) 〜
2015年08月20日(木)
富山県
kazstone
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,852m
- 下り
- 1,848m
アクセスを調べる
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1日目
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:35
8:02
3分
室堂ターミナル
10:35
28分
くろゆりのコル
14:19
14:23
17分
カニの横バイ
16:08
16:10
87分
剣山荘
17:37
| 天候 | 19日 晴れ 20日 曇り後雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
剣岳の下り、前剱から一服剱間の転倒事故が多いとのこと。気を緩めず、浮き石に注意して歩きましょう。地獄谷付近はすごい硫黄臭でした。 |
| その他周辺情報 | 立山吉峰温泉ゆ〜らんど(10:00〜21:00)、大人610円、立山駅から車で約25分、無料送迎もあるようです。ハーブミックスのお湯と茶葉のシャンプー・ボディソープがよかったです。私が行った日は11:00開館と貼紙がありました。 ここで教えてもらった立山IC手前のセルフのガソリンスタンド、現金のみですが激安でした。 |
| 予約できる山小屋 |
|
| ファイル |
雷鳥の鳴き声
（更新時刻：2015/08/22 13:39） |
写真
室堂バスターミナルに7:50に到着。いい天気で立山が良く見えます。立山駅のケーブルカーは始発の6:40が満員で6:50でしたが、美女平から室堂までの直通バスが何台もあり、始発と同じ7:00発だったのでがっかりする必要は無かった、と後で知りました。
8/19 7:57
室堂バスターミナルに7:50に到着。いい天気で立山が良く見えます。
立山駅のケーブルカーは始発の6:40が満員で6:50でしたが、美女平から室堂までの直通バスが何台もあり、始発と同じ7:00発だったのでがっかりする必要は無かった、と後で知りました。
立山駅のケーブルカーは始発の6:40が満員で6:50でしたが、美女平から室堂までの直通バスが何台もあり、始発と同じ7:00発だったのでがっかりする必要は無かった、と後で知りました。
立山玉殿の湧水を空のペットボトルに1.5リットルいただきました。
パノラマだとこんな感じ。左端が奥大日岳、やや離れて剱岳の左側＆剱御前＆別山、真砂岳、尖っているのが富士ノ折立＆大汝山＆雄山です。
8/19 8:04
パノラマだとこんな感じ。左端が奥大日岳、やや離れて剱岳の左側＆剱御前＆別山、真砂岳、尖っているのが富士ノ折立＆大汝山＆雄山です。
みくりが池温泉、ミクリガ池の後方に剱御前。剣岳はまだ隠れています。
雷鳥荘に着きました。所々に案内板があるので迷うことはありませんでした。
雷鳥沢のキャンプ場も見えます。
拡大すると、山の上に小さく剱御前小舎が見えます。
拡大すると、山の上に小さく剱御前小舎が見えます。
分岐点に来ました。左に行くと奥大日岳か、新室堂乗越経由で別山乗越にも行けます。今回は雷鳥坂から行きましたが、コースタイムは同じなので、お花を目当てに左に行ってもいいかも。
8/19 8:37
分岐点に来ました。左に行くと奥大日岳か、新室堂乗越経由で別山乗越にも行けます。今回は雷鳥坂から行きましたが、コースタイムは同じなので、お花を目当てに左に行ってもいいかも。
本日お世話になる剱御前小舎です。挨拶して先を急ぎます。実はこの後剱御前に進んでしまい、小舎のお姉さんに「そっちは途中から廃道になってるのー！」呼び止められました。ありがとうございました。
1
8/19 9:39
本日お世話になる剱御前小舎です。挨拶して先を急ぎます。実はこの後剱御前に進んでしまい、小舎のお姉さんに「そっちは途中から廃道になってるのー！」呼び止められました。ありがとうございました。
気を取り直して考えていると、くろゆりのコルから来たお姉さんに「多少道がわかりにくいところがあるけど、高低差は少ないかな」と勧められ、迷わずくろゆりのコルを進みます。
3
8/19 9:52
気を取り直して考えていると、くろゆりのコルから来たお姉さんに「多少道がわかりにくいところがあるけど、高低差は少ないかな」と勧められ、迷わずくろゆりのコルを進みます。
雪渓があるので一応軽アイゼンも持ってきましたが、まったく必要ありません。ストックがあれば安心ですが、滑りやすい箇所は踏み石が置いてありました。
8/19 9:57
雪渓があるので一応軽アイゼンも持ってきましたが、まったく必要ありません。ストックがあれば安心ですが、滑りやすい箇所は踏み石が置いてありました。
これはバスの車内で勉強したチシマギキョウ！と思って撮ったらオヤマリンドウでした。以下、名前は後で調べたものです。
いくつかの雪渓を過ぎるとお花畑でした。素直にこっちに来て良かった。
カラフルです。
白： キレハハクサンボウフウ
黄： ミヤマアキノキリンソウ
赤： チングルマの実
青： ミヤマリンドウ
白： キレハハクサンボウフウ
黄： ミヤマアキノキリンソウ
赤： チングルマの実
青： ミヤマリンドウ
これはミヤマダイコンソウです。
いつか、その場でわかるようになるのでしょうか。
いつか、その場でわかるようになるのでしょうか。
くろゆりのコルまで来ました。ハイマツが結構生い茂っていて、藪こぎならぬハイマツこぎが必要な箇所がいくつかあり、タイヤ引きずってるくらい足を取られます。
8/19 10:35
くろゆりのコルまで来ました。ハイマツが結構生い茂っていて、藪こぎならぬハイマツこぎが必要な箇所がいくつかあり、タイヤ引きずってるくらい足を取られます。
後ろを振り返ると、右から間違って登りかけた剱御前、中腹に今来た道が見えます。左が別山ですね。
剱沢の道との合流です。下りてきた人にくろゆりのコルを勧めましたが、剱沢に下りて行きました。後で考えたら、もうかなりお疲れですよね。。。
8/19 10:54
剱沢の道との合流です。下りてきた人にくろゆりのコルを勧めましたが、剱沢に下りて行きました。後で考えたら、もうかなりお疲れですよね。。。
お前は一体何者だ！
これも後で調べたら「カヤググリ」でした。赤い褐色の小鳥という意味で、近くのハイマツにいるようです。
これも後で調べたら「カヤググリ」でした。赤い褐色の小鳥という意味で、近くのハイマツにいるようです。
前剱への稜線。
急なのにルートはガレガレで、特に帰りは気が抜けません。
急なのにルートはガレガレで、特に帰りは気が抜けません。
これ、立岩(西上州)のグレードアップ版。
ダメな人は行けないです。
ダメな人は行けないです。
出ました！カニのたてばい！
登っている途中の写真は流石に無理。
登っている途中の写真は流石に無理。
代わりに「御劔」を持って写真を撮ってもらいました。
重かったです。
重かったです。
ヘリコプターが飛んで来て、負傷者を救助していました。後で聞いたら、フリークライミングをしていた方が滑落したそうです。
カニのよこばいは最初の1歩が難しいと言われていますが、カニになった気分でずりずり動いたらそうでもなかったです。
下から見上げます。途中、ハシゴの隙間に岩があるので、慌てず冷静に避けましょう。
くろゆりのコルを過ぎたところで雷鳥発見。しかも鳴いています。癒やされました。
剱御前小舎に戻り、寛いでいると「雲間から夕日が出てますよー！」の声。一瞬でした。
翌日は5:30にスタート。午後から天気が悪くなるので、早めに立山を縦走します。
富士ノ折立の登りは結構キツかったです。
雷鳥の親子の絵が微笑ましいですね。
雷鳥の親子の絵が微笑ましいですね。
空いていたのですぐにお祓いをしていただきました。
川原の丸石に願を掛けて置いていく人も多いそうです。
川原の丸石に願を掛けて置いていく人も多いそうです。
一等三角点マニアではありませんが、とりあえず写真。
肝心の三角点がはみでてしまいました。
肝心の三角点がはみでてしまいました。
一の越山荘に到着しました。小中学生の集団と何度もすれ違いました。
帰りのバスでは落差350メートルと日本一の称名滝を見られました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンロ
コッヘル
地図（地形図）
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
|
|---|---|
| 備考 | アームカバーを忘れたので日焼けが痛いです。高地なので紫外線対策をしっかりと。 1リットルのペットボトルを余分に持って行ったので、室堂ターミナルの前にある「玉殿の湧水」をたっぷり確保できてよかったです。 |
感想
登山2年目、長期休暇の間に憧れの北アルプスに行こうと考えていました。当初夜行バスを予定していましたが、富山駅からのアクセスだと時間が遅くなるので、いっそレンタカーを2日間借りたほうが安いのでは？と計画を変更、Mountain Weather Forecastsで天候をチェックしたところ、剱岳・立山は19日なら晴れていました。
そこで、18日に剱御前小舎に電話し、20:00にレンタカー借用、21:30に自宅を出発し、2:00過ぎに立山駅に到着しました。平日なのに車が多くてびっくりしました。仮眠後5:50に起床、6:40のケーブルカーに乗ろうと20分前に窓口に行ったらもう満席で、6:50の便でした。でも美女平でバスが沢山止まっていて、7:00の直通バスにそのまま乗れたのでよかったです。
危険箇所だらけで気が抜けず、急がずに慎重に歩きました。天候が良かったので滑ることがなかったのが幸いでした。しかし、水を1.5リットルしか持って行かなかったので帰りは脱水症状になり、かなりペースダウンしました。2日目用にくろゆりのコル方面の水場で確保した水は美味しかったです。
剱御前小舎は約20名の宿泊者でしたが、詰め込まず全部屋均等に割り振ってくれて良心的でした。料理も美味しかったです。何よりルートミスを大声で教えてくれた小舎のお姉さんに感謝です。
流石に剱岳に来るだけあって、お話をした方々はみんな凄い人で、特にお姉さま方が明るく元気で、とても楽しい2日間でした。
今度は称名滝や大日岳、剱御前ピストンも含め、ロングトレイルに挑戦してみたいです。
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