荒天の北鎌尾根から槍ヶ岳


- GPS
- 25:19
- 距離
- 46.2km
- 登り
- 2,669m
- 下り
- 2,671m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 10:16
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 8:56
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:05
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
まず初めに、今回の相棒はYudaiさん。最高に楽しかった。ありがとう!
北鎌尾根アタックのDay2の天候は雨、ところにより暴風雨というなかなか過酷な環境でしたが、この感じが久しぶりですごい楽しめた。お助けロープやスリングが何か所か設置されてはいるがすべて頼らずフリーで行けました。岩濡れで1か所究極に怖い場所あったけど、、、
まぁ、持って行った撮影機材はほぼ重りと化し、北鎌尾根から槍を撮れなかったですが、、、それはリベンジ案件ということで。
視界不良、雨でとにかく岩が滑る、軽い低体温にはなりましたが無事槍ヶ岳山荘へ。本当は稜線で幕営してゆっくり撮影の予定でしたが、撮影もクソもなく稜線になんて泊まれる環境ではなかったので、満場一致で山荘を目指すことに。
<Day1_上高地〜北鎌沢出会>
久々の上高地IN。相変わらずバス待ちが辛いけど、上高地で知り合いにたくさん会えてそれは楽しかった。進むと徐々に太陽が照り付け始め暑さに苦しむ。なんやかんやで北鎌沢出会い着。しかし水場はなく、さらに400mくらい下ったところで水ゲット。他のパーティーは北鎌沢出会で幕営していたが、我らはこの水場近くで幕営。夜は雨に打たれて、簡易テントのクロスオーバードームは浸水し放題ww 初めてテント内に水たまりができました。
Yudaiさんはダブルウォールで何ら問題なかったよう。
<Day2_北鎌沢出会〜北鎌尾根〜槍ヶ岳山荘>
浸水テントで無事寝れたけど、ライターも水没し死亡。朝はガス使わずパンで済ませる。
この日は悪天予報。でも我らは決行。少しゆっくり目に出た。あわよくば稜線上にテント張って翌日の焼けた槍を見たかったから。
遅い我らの他に北鎌沢出会に残っていたパーティーは2組は撤退されたようでした。北鎌沢の登りでは、前日独標に幕営していたパーティとスライドし、強風と寒さで撤退してきたとおっしゃってました。稜線に出ると前日北鎌のコルと天狗の腰掛辺りで幕営していた各パーティーと我らと同じ北鎌沢出会で幕営していたパーティー、不明のパーティー計4パーティーとソロ1名を追い抜きました。けっこう過酷な環境だったので、こんなに人が入っているのに驚きでした。でも前日の段階で稜線上に幕営していた組は撤退の判断もなかなか難しいですよね。
視界も悪く苦戦が強いられる環境でした。北鎌沢は迷いやすいとは聞いていましたが、事前に行かれた方のアドバイスもあり特段問題なく通過。稜線上は踏み後ホイホイがいくつもあるけど基本稜線を登り詰めながら行けば踏み後も明瞭で迷いわないかと。とはいえ、踏み後ホイホイに2回くらい引っかかる笑。すぐ気づいて軌道修正できたので特段問題はなかった。ただ滑る岩が多くてイヤらしかった。
最後の槍の直前まできても槍の姿が見えない。もう、この環境楽しむしかないっす。最後1か所濡れた岩ではテクニカル度もあがり、クライマーにとっては指の第一関節がかかればガバと言われてはいるが、濡れて中まで水タプタプ含んだグローブつけたままでは難易度が全然違い、苦戦する場所もありました。Yudaiさんも果敢にチャレンジして無事登れた。
あとはもう、だれもいない槍ヶ岳山頂まで僅か。この過酷な環境でYudaiさんが最後山頂で漢泣きするからつられてもらい泣きしちまったぜ。
なかなか刺激的で記憶に残る山行となったのでした。楽しかった!
<Day3_槍ヶ岳山荘〜上高地>
朝だけは、焼けなかったけど申し分ないいい天気で大雲海が広がっていて最高でした。後は無心で上高地まで一気に下山。初めて徳沢でピザ食べたけど旨過ぎた。
Yudaiさん、本当にありがとうございました!
写真詳細はこちら
https://yamap.com/activities/34478758
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