ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 73711
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

烏帽子〜笠ヶ岳テント泊縦走

2010年08月07日(土) 〜 2010年08月11日(水)
 - 拍手
GPS
104:00
距離
40.0km
登り
3,019m
下り
3,221m

コースタイム

1日目 5:19信濃大町〜6:00高瀬ダム6:22〜12:48烏帽子小屋
    烏帽子岳ピストン約60分

2日目 烏帽子小屋4:00〜6:38野口五郎小屋〜7:00野口五郎岳〜7:49真砂分岐
    9:00東沢乗越〜9:49水晶小屋〜10:35水晶岳〜11:25水晶小屋
    11:56ワリモ北分岐〜13:39三俣山荘

3日目 三俣山荘5:30〜6:17三俣蓮華岳〜7:20双六岳〜7:57中道分岐
    8:14 双六小屋〜9:08くろゆりベンチ〜9:24花見平〜9:37弓折分岐
    9:49弓折岳〜13:10抜戸岳分岐〜笠新道分岐13:18〜
    笠ヶ岳山荘 約14:00

4日目 4:40笠ヶ岳山荘〜5:00笠ヶ岳 テン場5:55〜7:43杓子平〜
    10:26登山口〜新穂高 約11:30
天候 8日晴 9日晴 10日曇り後大雨 11日曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
信濃大町駅よりタクシー 高瀬ダム 約40分
新穂高温泉よりバス 松本 約120分
コース状況/
危険箇所等
高瀬ダム〜烏帽子小屋 ひたすら登り。
弓折岳〜抜戸岳 若干トラバースに高度感あり。高いとこ怖い人注意。
笠新道 岩の上を歩く際注意。たいていは段になっているものの、
    数歩岩上を歩かなきゃいけない場所が数箇所あり。

烏帽子小屋と野口五郎小屋には水場がないので注意。
(山と高原地図では水マーク有)
高瀬ダム
昔はバスも通ってらしい。
東電に頼んで許可制でタクシー通行可になったとのこと。それまでの間は徒歩。(タクシー運ちゃん情報)
2010年08月08日 06:04撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/8 6:04
高瀬ダム
昔はバスも通ってらしい。
東電に頼んで許可制でタクシー通行可になったとのこと。それまでの間は徒歩。(タクシー運ちゃん情報)
100トンある岩
2010年08月08日 06:05撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/8 6:05
100トンある岩
ダムには水がいっぱい。
奥多摩湖みたい。
2010年08月08日 06:22撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/8 6:22
ダムには水がいっぱい。
奥多摩湖みたい。
橋の下は砂だらけ。
これを毎年36台だかダンプで砂を運ぶらしい。
その分だけ山が削れてるのね。
(タクシー以下略)
2010年08月08日 06:31撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/8 6:31
橋の下は砂だらけ。
これを毎年36台だかダンプで砂を運ぶらしい。
その分だけ山が削れてるのね。
(タクシー以下略)
烏帽子小屋
水場はないため、雨水を200円/ℓで2ℓ購入。
ガソリン(ハイオク)より高いけど、私の燃費は
ものすごく悪い。
2010年08月08日 10:48撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/8 10:48
烏帽子小屋
水場はないため、雨水を200円/ℓで2ℓ購入。
ガソリン(ハイオク)より高いけど、私の燃費は
ものすごく悪い。
烏帽子岳頂上。
変な場所に標柱がある。
2010年08月08日 12:42撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/8 12:42
烏帽子岳頂上。
変な場所に標柱がある。
野口五郎小屋。ちょっとぼろい。
大改装したら、場所的にも利用者が多そうだけど・・・。
2010年08月09日 06:38撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 6:38
野口五郎小屋。ちょっとぼろい。
大改装したら、場所的にも利用者が多そうだけど・・・。
野口五郎岳。
人は数人いるだけ。
2010年08月09日 07:00撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 7:00
野口五郎岳。
人は数人いるだけ。
真砂岳分岐。
真砂のピークは当然のごとく巻いた。
写真の奥は湯俣方面。
2010年08月09日 07:49撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 7:49
真砂岳分岐。
真砂のピークは当然のごとく巻いた。
写真の奥は湯俣方面。
水晶岳遠い・・・。
ちょっとしんどい。
2010年08月09日 08:45撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 8:45
水晶岳遠い・・・。
ちょっとしんどい。
とりあえず、写真。
時刻を調べるためだけ。
2010年08月09日 09:00撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 9:00
とりあえず、写真。
時刻を調べるためだけ。
念願の水晶岳着。
去年、回避しただけにリベンジ。
いまの時期1畳に2人らしいが、お盆をすぎると空くらしい(小屋番談)
2010年08月09日 09:49撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 9:49
念願の水晶岳着。
去年、回避しただけにリベンジ。
いまの時期1畳に2人らしいが、お盆をすぎると空くらしい(小屋番談)
軽身なので余裕。
2010年08月09日 10:35撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 10:35
軽身なので余裕。
去年はここを雲の平へずっと。
今回は源流ルート。
2010年08月09日 11:56撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 11:56
去年はここを雲の平へずっと。
今回は源流ルート。
横をしばらく沢が流れていて、すごく潤う。
この東側では多くの人が鷲羽で苦しんでいることでしょう。
2010年08月09日 12:13撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 12:13
横をしばらく沢が流れていて、すごく潤う。
この東側では多くの人が鷲羽で苦しんでいることでしょう。
ここに着く頃には、すでにバテ気味。疲れました。
2010年08月09日 13:02撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 13:02
ここに着く頃には、すでにバテ気味。疲れました。
やっと到着三俣山荘。
赤い屋根が目印。
2010年08月09日 13:39撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 13:39
やっと到着三俣山荘。
赤い屋根が目印。
ちょっと雲がかかってるけど鷲羽。
2010年08月09日 17:52撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/9 17:52
ちょっと雲がかかってるけど鷲羽。
特に何もない三俣蓮華山頂。
外国人の方がいて双六を巻いて行きたいと。
残念ながら英語しゃべれません。ごめんなさい。
せめて説明できるくらい英語覚えないと・・・。
2010年08月10日 06:17撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 6:17
特に何もない三俣蓮華山頂。
外国人の方がいて双六を巻いて行きたいと。
残念ながら英語しゃべれません。ごめんなさい。
せめて説明できるくらい英語覚えないと・・・。
双六岳山頂。
何かのグループでしょうか。人が沢山。
人が多すぎるとこはすぐに退避。
2010年08月10日 07:21撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 7:21
双六岳山頂。
何かのグループでしょうか。人が沢山。
人が多すぎるとこはすぐに退避。
三俣蓮華方面
2010年08月10日 07:13撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 7:13
三俣蓮華方面
槍ヶ岳〜穂高連峰へ
2010年08月10日 07:20撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 7:20
槍ヶ岳〜穂高連峰へ
黒部五郎だけ。こう見るとぽつんとある。
2010年08月10日 07:21撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 7:21
黒部五郎だけ。こう見るとぽつんとある。
薬師岳。ほかと比べても大きい。
道中、ここを越えて来た人もちらほら。
2010年08月10日 07:22撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 7:22
薬師岳。ほかと比べても大きい。
道中、ここを越えて来た人もちらほら。
この分岐から小屋はすぐ。
2010年08月10日 07:57撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 7:57
この分岐から小屋はすぐ。
きれいなつくりの小屋。
水分も補給できるしいいとこ。
2010年08月10日 08:14撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 8:14
きれいなつくりの小屋。
水分も補給できるしいいとこ。
テン場広すぎ。なんていい場所でしょう。
2010年08月10日 08:30撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 8:30
テン場広すぎ。なんていい場所でしょう。
ベンチあり。このルートは休憩しやすい場所が多い。
2010年08月10日 09:08撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 9:08
ベンチあり。このルートは休憩しやすい場所が多い。
名前のとおり、花盛り。
2010年08月10日 09:24撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 9:24
名前のとおり、花盛り。
分岐。雲行きも怪しく、さりげなく下山も頭をよぎる。
2010年08月10日 09:37撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 9:37
分岐。雲行きも怪しく、さりげなく下山も頭をよぎる。
抜戸岳の直登分岐のちょっと先。
笠新道との分岐。
笠ヶ岳までは緩やかな道が続く。
2010年08月10日 13:18撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 13:18
抜戸岳の直登分岐のちょっと先。
笠新道との分岐。
笠ヶ岳までは緩やかな道が続く。
メインよりも方向表示の方がでかい。
駅の表示も同じようにしたら、クレームだろうな。
2010年08月10日 09:49撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 9:49
メインよりも方向表示の方がでかい。
駅の表示も同じようにしたら、クレームだろうな。
空黒い・・・。
2010年08月10日 09:37撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/10 9:37
空黒い・・・。
天気は悪いが登頂。
濡れた装備も高体温の影響でやっと乾いた。
2010年08月11日 05:00撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/11 5:00
天気は悪いが登頂。
濡れた装備も高体温の影響でやっと乾いた。
頂上直下にある。一瞬だけおまいり。
2010年08月11日 05:06撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/11 5:06
頂上直下にある。一瞬だけおまいり。
小屋撮り忘れたので撮影。
2010年08月11日 05:13撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/11 5:13
小屋撮り忘れたので撮影。
杓子平。
ここから嫌な坂が続く。
2010年08月11日 07:43撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/11 7:43
杓子平。
ここから嫌な坂が続く。
一瞬ガスが晴れた。
このあと、ポツリポツリ。
2010年08月11日 08:44撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/11 8:44
一瞬ガスが晴れた。
このあと、ポツリポツリ。
登山口。
水がでてるので補給。
2010年08月11日 10:26撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/11 10:26
登山口。
水がでてるので補給。
バスターミナル着。
カメラがガスって晴れない!
2010年08月11日 12:20撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/11 12:20
バスターミナル着。
カメラがガスって晴れない!
バスセンター裏の温泉。
センターに割引券あり。
2010年08月11日 12:21撮影 by  PENTAX Optio M40, PENTAX Corporation
8/11 12:21
バスセンター裏の温泉。
センターに割引券あり。

感想

山行費用
往路
新宿〜信濃大町4620(別途ムーンライト信州510円)
信濃大町〜高瀬ダム タクシー代 8100円(同方向の方がいたおかげで2700円)

復路
新穂高〜松本 バス 2800円
松本〜新宿 あずさ指定席 6910円

烏帽子小屋 テント500円、水400円(2ℓ)=900円
三俣山荘  テント500円、三ツ矢サイダー(250缶)300円=800円
笠ヶ岳山荘 テント500円、カルピス(PET)400円=900円

行動食・食費 約4000円
行動:アミノバイタルゼリー、かりんとう、オールレーズン、カントリーマアム
   バターサブレ、サンドパイ、カリカリ梅、毎日果実、SOYJOY、
   ミックスナッツ
飯 :スパゲッティ 1kg、マルタイラーメン計6食分、もずくスープ、珈琲


総括
電車代が高い。ムーンライトは18切符を使うのが一般的だが、残り4つを使うつもりもないので普通の乗車券で。帰りは高速バスもあるけど、やっぱりあずさで帰る。これに乗るとちょっと山行った気分になる。

以下、感想。今回長いので時間がない方は読まないほうが吉。

1日目(出発)、2日目
 新宿に11:50分頃着。どこかで花火大会だったらしく。この時間でも混雑している上、電車が遅れる始末。本当に勘弁してTT。乗り換え時間4分。
(埼京線は奥まった場所にあるので乗り換えに時間がかかる)
あわてて乗るも総武線の遅れで5分ほど遅れて発車。無駄に疲れた・・・。
白馬行きの車中は登山やツーリングのみならず、帰省者も多い。
ここでぐっすり寝れるといいのだけど、問題発生。前の乗客がちょっとはしゃいでる。しかも、いい中年。子供じゃないんだから、というか時間考えろよ!
意外といい年齢いっててもモラルの欠如した人が多い気がする。
それでも何とか3時間程度は熟睡。
信濃大町に着いたときは、空は結構明るい。
ここからタクシー。改札を出るとタクシーの運転手が行き先を尋ねてくる。
ちょうど、高瀬ダム行きを1名ほど探してたらしく、探す手間なしで運良く乗車。
同じ場所目指す方ありがとうございました。本当に助かりました。
タクシーの運転手は情報通でいろいろ話してくれる。この経路は10年間走ってるらしい。高瀬ダムや七倉ダム、他にもダム建設の話とか。40分ほどで高瀬ダム。
登山客は6時だけど、20人もいない。トイレはあるけど、水場はない。
麦茶にカルピスと2ℓはあるから余裕。準備を整えて出発。
最初、隧道を通り、沢沿いをちょっと歩いて登り口へ。つり橋を渡ったところは
キャンプ可。野口五郎はテント不可の注意書きも。???。
私の普段使ってるガイド本にはテントマーク(9年前の百名山ガイド中編)。
装備より先に買い換えたほうがいいかもしれない・・・。だけど、このガイドには
烏帽も野口も水マークなし。高原地図には付いてる(07編)。三俣方面へ行くときは水場がないだけに、これには悪意を感じる。マークを消すと営業妨害にでもなるのだろうか・・・?
ブナ立尾根は登りのみ。景色なし。つらい。単調すぎてほとんど思い出せない。
途中小屋までの数字がポイントごとにあり、0番が小屋。一番下が11かな?
三角点が4番。参考までに。

烏帽子小屋についてテント張って烏帽子ピストン。
あまりに近いと思ったら偽物。確かに、ニセが手前にある。サクッと頂上へ。
頂上には3名。意外と少ない。寒そうにしてる女性がいて、連れが来なくて待ってるらしい。服装とか該当者なし。2人組みの若い人(といっても私よりは上と思う)も、見てないと。それを聞いて、写真を撮って小屋に戻ってく。
私はそのあと、10分くらい皆さんのカメラマンとして常駐。自分も記念撮影して小屋へ。先ほどの女性が歩いており、話を聞くと針の木から雪渓をきたらしい。
60代の人と2人で着たとのことだけど、小屋からの道でいたかなぁ?
小屋に着くと該当者発見。のんびり休んでる(笑)。女性の方は頂上で30分待ってたと怒ってる。しかも、これから下山らしい。やっぱパーティー組むときは離れちゃ駄目ですね。いい勉強。
そのあとは小屋の前で地図をみたり、ボーっとしたり、先ほどの若い二人組みと山話。このあと、水晶行って、雲ノ平、高天原、三俣と行くらしい。小屋泊だけど大変(体力と経済力が)。寒くなってテントに戻り飯。
さすがに、カルピスや麦茶では飯を作れない(作りたくない)ので、水を購入。

初日は問題なく終了。

2日目
朝2時30起床4:00出発。
この日は特に問題なく、水晶に向けひたすら歩くだけ。水晶小屋の手前で一旦下って登りなおすのが面倒なくらい。野口五郎もほぼ人はいない。出たのが早めというのもあるけど、やはり人はかなり少ない。水晶小屋まで20人もあってないと思う。
小屋には雲ノ平や三俣から来た人がすでに沢山。
荷物を置いてピストン。身軽になったけど、若干足取りは重い。水晶岳は登るよりも、外から見てあの真っ黒な山容を見たほうがキレイ。とりあえずは登るけど。
小屋に戻り、三俣方面へ。去年鷲羽は登っているので、黒部源流ルートへ。このルートはさすがに人が少ない。当然だけど、去年鷲羽に登ってなかったら当然、このルートは選ばないと思う。清流とともに下っていき、そのあと登り返し。
行程8時間を超えて、脚よりも肩が痛い。踏ん張って登って、テン場に着。
小屋で受付をして、一休み。カメラマンと音声さんがいたけど、何かの撮影でしょうか?ちょっと昼寝が3時間も寝てしまった・・・。幸い日は暮れてないので、急いで晩飯。夜も寝付けず、悪夢の3日目に続く。

3日目
前日、良く寝れず寝坊。4時起床。今回も朝ラーメンだけど、全部九州味にしたのは
ちょっと失敗だった。朝から重い・・・。
準備を整え出発。三俣蓮華山頂にて難題。外国人の方が道をたずねられる。
さっぱり言ってることは分かるけど、伝えることができない。
地図を指差して教えてあげる。分かってくれたかなぁ?
三俣蓮華から双六は楽チンな道。ほとんど人とすれ違わなかったけど、すごろく頂上には人が沢山。今回の山行中一番の景観。鷲羽、黒岳方面に黒部五郎、薬師、
槍穂が一望。このあと、曇ってきたら景色を見れなかった人もいたかもしれない。
双六小屋まで下って休憩。ここから笠ヶ岳まで。天気が悪目。
弓折までちょっと降ったり、止んだりの繰り返し。大したことないので上はJKTを
着てるが下はそのまま。弓折超えたあたりで、雨がザーザー。しかも、止まず。
完全な判断ミス。靴の中もギュポギュポと水の音がする。だいぶ、ずぶ濡れで、しかも、歩くペースが遅くなってたのか、抜戸に着いたときは、愕然。あと1hか・・・。雨強目になってきた。なんとかテン場に着いたときは14時頃。
雨が一時的に止んだので受付前にテント設営。荷物しまって、小屋へ。
笠ヶ岳山荘はテン場と離れており、すごく遠く感じる。実際5分ちょいかかるし。
受付して、カルピスも買って満足してテントに戻ると、土砂降り。
しかも、ちょっとヤバ目なほど。横の方から聞こえる雷音はハンパない。
トイレ行きたいけど、我慢。すぐ止むと思いきや、なかなか止まず、怖くなって就寝。18時頃目が覚めたけど、飯作る気力もなく、行動食で終了。
とりあえず、ストーブに火をつけスープを飲み、あとは靴とか乾燥。
湯気と異臭が沢山でる。おまけにインソール焦がしちゃった・・・。
夜はこれで終了。明日が最終で良かったというか、下山すれば良かったと、
だいぶ挫けた3日目。

4日目
朝起きて、行動食と珈琲。飯がだいぶ余ってしまった。スパゲッティ1kgは多すぎた。去年の感じからなくなると思ったけど、むしろ少食になってる・・・。
とりあえず、笠ヶ岳ピストン。ガスで景色はまったく駄目。記念撮影程度。
前日の疲れもあり、この日は完全に頭の中は下山のみ。
ルートもクリヤから新穂高に変更(増水で怖いから)。
下りは話したりするも、余裕がなく下ることだけに集中する場面も多い。
脚の疲労もあるけど、肩が痛い。荷物の重量がだいたい20〜25kg。減ってるはずなのに、雨のおかげでむしろ重くなってるのが最悪。
高瀬ダムからずっと同じご夫妻は快調に歩いてる。ずっと小屋泊だけど、素泊まりだから荷物重いはずなんですが・・。元気だなぁ。
途中の山ガール?の2人も折立から来てるっていうから、自分が単純に疲れてるのは
体力不足なだけかも。情けない。鍛えなおさないと、来年は遭難だな・・・。
前日登って、杓子平でビバークした人もいました。途中大雨で無理と判断したらしい。たしかに、あの雨の中、止むの待ってたら真っ暗だし。結局、登らず下山らしいけど、その気持ちはよく分かる。去年も雨でやられたらしい(去年は雨もそうだけど雷が酷かった・・・)。他に数人日帰りの人やテン泊、小屋泊の人すれちがうが、泊まる人はあんまチェックしてない様子。途中、明らかにテン泊の女性二人組がいて、気をつけるように伝えると、今日は大丈夫ですか?と。う〜ん、台風が近いらしいけど、調べてないのかなぁ。まぁ、晴れでも急に天気が崩れて嫌な目にあうこともありますが・・・・。
下りの終盤は広島から来た人と下山。やっぱ、遠くからでもくるんですね。
普段は大山とか行くらしいです。中国地方、登山者にとっては行きたい場所がすくないんですね。

新穂高で温泉入って、バス待ち。
ずっと、バス待ちの人達とトーク。ほとんどが連泊の人。荷物でかいし・・・。
バスは松本まで2時間。となりの座席の人とずっと話してました。
今回が北アルプスデビューで燕から縦走してきたとのこと。登山暦3年(社会人3年目)だから、かなり若い。私は穂高でデビューだけど、重太郎でバテバテの苦い思い出。奥穂頂上から一緒に下山した人がいなかったら、危なかったかも・・・。
気づいたらもうアラサー・・・。しかも、成長なし。
何にしろ、若い男の登山者もいて安心。これから、ガンガンにガンバって欲しいです。

万全で望んだと思ったけど、結構課題だらけな山行でした。
来年は北西から南東にでも縦走かな。鍛えておかないと・・・。




お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2384人

コメント

いい展望ですね〜
こんにちは

いい展望の縦走路ですね  笠ヶ岳は雨で残念だったようですが、黒部五郎も迫力あります。テント装備では疲れたでしょうね

私も来週新穂高から黒部五郎・水晶を計画していますが水晶小屋は混みそうですね・・・黒部五郎小舎に泊まるか迷っています
2010/8/14 13:51
槍穂方面とは違う魅力
こんにちは。
標高が高く、それほど暑くならなかったため、
爽やかに縦走かつ絶妙な展望を楽しめました。大雨は絶望でしたが
ちょっと荷物配分も間違えしんどかったです
水晶小屋はすごく込むということですので、小屋のお兄さんに話を聞きましたが、今の時期は1畳2人らしいのですが、お盆過ぎると人は減るらしいです。今年もかはわからないですが・・。
水晶の展望もさることながら、私は黒部のカールが好きです。あの景観は文句なしで素晴らしいです。
来週、山行楽しみですね。
記録楽しみにしてます
2010/8/14 19:53
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
笠ヶ岳・水晶岳
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら