烏帽子〜笠ヶ岳テント泊縦走
- GPS
- 104:00
- 距離
- 40.0km
- 登り
- 3,019m
- 下り
- 3,221m
コースタイム
烏帽子岳ピストン約60分
2日目 烏帽子小屋4:00〜6:38野口五郎小屋〜7:00野口五郎岳〜7:49真砂分岐
9:00東沢乗越〜9:49水晶小屋〜10:35水晶岳〜11:25水晶小屋
11:56ワリモ北分岐〜13:39三俣山荘
3日目 三俣山荘5:30〜6:17三俣蓮華岳〜7:20双六岳〜7:57中道分岐
8:14 双六小屋〜9:08くろゆりベンチ〜9:24花見平〜9:37弓折分岐
9:49弓折岳〜13:10抜戸岳分岐〜笠新道分岐13:18〜
笠ヶ岳山荘 約14:00
4日目 4:40笠ヶ岳山荘〜5:00笠ヶ岳 テン場5:55〜7:43杓子平〜
10:26登山口〜新穂高 約11:30
天候 | 8日晴 9日晴 10日曇り後大雨 11日曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
新穂高温泉よりバス 松本 約120分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高瀬ダム〜烏帽子小屋 ひたすら登り。 弓折岳〜抜戸岳 若干トラバースに高度感あり。高いとこ怖い人注意。 笠新道 岩の上を歩く際注意。たいていは段になっているものの、 数歩岩上を歩かなきゃいけない場所が数箇所あり。 烏帽子小屋と野口五郎小屋には水場がないので注意。 (山と高原地図では水マーク有) |
写真
感想
山行費用
往路
新宿〜信濃大町4620(別途ムーンライト信州510円)
信濃大町〜高瀬ダム タクシー代 8100円(同方向の方がいたおかげで2700円)
復路
新穂高〜松本 バス 2800円
松本〜新宿 あずさ指定席 6910円
烏帽子小屋 テント500円、水400円(2ℓ)=900円
三俣山荘 テント500円、三ツ矢サイダー(250缶)300円=800円
笠ヶ岳山荘 テント500円、カルピス(PET)400円=900円
行動食・食費 約4000円
行動:アミノバイタルゼリー、かりんとう、オールレーズン、カントリーマアム
バターサブレ、サンドパイ、カリカリ梅、毎日果実、SOYJOY、
ミックスナッツ
飯 :スパゲッティ 1kg、マルタイラーメン計6食分、もずくスープ、珈琲
総括
電車代が高い。ムーンライトは18切符を使うのが一般的だが、残り4つを使うつもりもないので普通の乗車券で。帰りは高速バスもあるけど、やっぱりあずさで帰る。これに乗るとちょっと山行った気分になる。
以下、感想。今回長いので時間がない方は読まないほうが吉。
1日目(出発)、2日目
新宿に11:50分頃着。どこかで花火大会だったらしく。この時間でも混雑している上、電車が遅れる始末。本当に勘弁してTT。乗り換え時間4分。
(埼京線は奥まった場所にあるので乗り換えに時間がかかる)
あわてて乗るも総武線の遅れで5分ほど遅れて発車。無駄に疲れた・・・。
白馬行きの車中は登山やツーリングのみならず、帰省者も多い。
ここでぐっすり寝れるといいのだけど、問題発生。前の乗客がちょっとはしゃいでる。しかも、いい中年。子供じゃないんだから、というか時間考えろよ!
意外といい年齢いっててもモラルの欠如した人が多い気がする。
それでも何とか3時間程度は熟睡。
信濃大町に着いたときは、空は結構明るい。
ここからタクシー。改札を出るとタクシーの運転手が行き先を尋ねてくる。
ちょうど、高瀬ダム行きを1名ほど探してたらしく、探す手間なしで運良く乗車。
同じ場所目指す方ありがとうございました。本当に助かりました。
タクシーの運転手は情報通でいろいろ話してくれる。この経路は10年間走ってるらしい。高瀬ダムや七倉ダム、他にもダム建設の話とか。40分ほどで高瀬ダム。
登山客は6時だけど、20人もいない。トイレはあるけど、水場はない。
麦茶にカルピスと2ℓはあるから余裕。準備を整えて出発。
最初、隧道を通り、沢沿いをちょっと歩いて登り口へ。つり橋を渡ったところは
キャンプ可。野口五郎はテント不可の注意書きも。???。
私の普段使ってるガイド本にはテントマーク(9年前の百名山ガイド中編)。
装備より先に買い換えたほうがいいかもしれない・・・。だけど、このガイドには
烏帽も野口も水マークなし。高原地図には付いてる(07編)。三俣方面へ行くときは水場がないだけに、これには悪意を感じる。マークを消すと営業妨害にでもなるのだろうか・・・?
ブナ立尾根は登りのみ。景色なし。つらい。単調すぎてほとんど思い出せない。
途中小屋までの数字がポイントごとにあり、0番が小屋。一番下が11かな?
三角点が4番。参考までに。
烏帽子小屋についてテント張って烏帽子ピストン。
あまりに近いと思ったら偽物。確かに、ニセが手前にある。サクッと頂上へ。
頂上には3名。意外と少ない。寒そうにしてる女性がいて、連れが来なくて待ってるらしい。服装とか該当者なし。2人組みの若い人(といっても私よりは上と思う)も、見てないと。それを聞いて、写真を撮って小屋に戻ってく。
私はそのあと、10分くらい皆さんのカメラマンとして常駐。自分も記念撮影して小屋へ。先ほどの女性が歩いており、話を聞くと針の木から雪渓をきたらしい。
60代の人と2人で着たとのことだけど、小屋からの道でいたかなぁ?
小屋に着くと該当者発見。のんびり休んでる(笑)。女性の方は頂上で30分待ってたと怒ってる。しかも、これから下山らしい。やっぱパーティー組むときは離れちゃ駄目ですね。いい勉強。
そのあとは小屋の前で地図をみたり、ボーっとしたり、先ほどの若い二人組みと山話。このあと、水晶行って、雲ノ平、高天原、三俣と行くらしい。小屋泊だけど大変(体力と経済力が)。寒くなってテントに戻り飯。
さすがに、カルピスや麦茶では飯を作れない(作りたくない)ので、水を購入。
初日は問題なく終了。
2日目
朝2時30起床4:00出発。
この日は特に問題なく、水晶に向けひたすら歩くだけ。水晶小屋の手前で一旦下って登りなおすのが面倒なくらい。野口五郎もほぼ人はいない。出たのが早めというのもあるけど、やはり人はかなり少ない。水晶小屋まで20人もあってないと思う。
小屋には雲ノ平や三俣から来た人がすでに沢山。
荷物を置いてピストン。身軽になったけど、若干足取りは重い。水晶岳は登るよりも、外から見てあの真っ黒な山容を見たほうがキレイ。とりあえずは登るけど。
小屋に戻り、三俣方面へ。去年鷲羽は登っているので、黒部源流ルートへ。このルートはさすがに人が少ない。当然だけど、去年鷲羽に登ってなかったら当然、このルートは選ばないと思う。清流とともに下っていき、そのあと登り返し。
行程8時間を超えて、脚よりも肩が痛い。踏ん張って登って、テン場に着。
小屋で受付をして、一休み。カメラマンと音声さんがいたけど、何かの撮影でしょうか?ちょっと昼寝が3時間も寝てしまった・・・。幸い日は暮れてないので、急いで晩飯。夜も寝付けず、悪夢の3日目に続く。
3日目
前日、良く寝れず寝坊。4時起床。今回も朝ラーメンだけど、全部九州味にしたのは
ちょっと失敗だった。朝から重い・・・。
準備を整え出発。三俣蓮華山頂にて難題。外国人の方が道をたずねられる。
さっぱり言ってることは分かるけど、伝えることができない。
地図を指差して教えてあげる。分かってくれたかなぁ?
三俣蓮華から双六は楽チンな道。ほとんど人とすれ違わなかったけど、すごろく頂上には人が沢山。今回の山行中一番の景観。鷲羽、黒岳方面に黒部五郎、薬師、
槍穂が一望。このあと、曇ってきたら景色を見れなかった人もいたかもしれない。
双六小屋まで下って休憩。ここから笠ヶ岳まで。天気が悪目。
弓折までちょっと降ったり、止んだりの繰り返し。大したことないので上はJKTを
着てるが下はそのまま。弓折超えたあたりで、雨がザーザー。しかも、止まず。
完全な判断ミス。靴の中もギュポギュポと水の音がする。だいぶ、ずぶ濡れで、しかも、歩くペースが遅くなってたのか、抜戸に着いたときは、愕然。あと1hか・・・。雨強目になってきた。なんとかテン場に着いたときは14時頃。
雨が一時的に止んだので受付前にテント設営。荷物しまって、小屋へ。
笠ヶ岳山荘はテン場と離れており、すごく遠く感じる。実際5分ちょいかかるし。
受付して、カルピスも買って満足してテントに戻ると、土砂降り。
しかも、ちょっとヤバ目なほど。横の方から聞こえる雷音はハンパない。
トイレ行きたいけど、我慢。すぐ止むと思いきや、なかなか止まず、怖くなって就寝。18時頃目が覚めたけど、飯作る気力もなく、行動食で終了。
とりあえず、ストーブに火をつけスープを飲み、あとは靴とか乾燥。
湯気と異臭が沢山でる。おまけにインソール焦がしちゃった・・・。
夜はこれで終了。明日が最終で良かったというか、下山すれば良かったと、
だいぶ挫けた3日目。
4日目
朝起きて、行動食と珈琲。飯がだいぶ余ってしまった。スパゲッティ1kgは多すぎた。去年の感じからなくなると思ったけど、むしろ少食になってる・・・。
とりあえず、笠ヶ岳ピストン。ガスで景色はまったく駄目。記念撮影程度。
前日の疲れもあり、この日は完全に頭の中は下山のみ。
ルートもクリヤから新穂高に変更(増水で怖いから)。
下りは話したりするも、余裕がなく下ることだけに集中する場面も多い。
脚の疲労もあるけど、肩が痛い。荷物の重量がだいたい20〜25kg。減ってるはずなのに、雨のおかげでむしろ重くなってるのが最悪。
高瀬ダムからずっと同じご夫妻は快調に歩いてる。ずっと小屋泊だけど、素泊まりだから荷物重いはずなんですが・・。元気だなぁ。
途中の山ガール?の2人も折立から来てるっていうから、自分が単純に疲れてるのは
体力不足なだけかも。情けない。鍛えなおさないと、来年は遭難だな・・・。
前日登って、杓子平でビバークした人もいました。途中大雨で無理と判断したらしい。たしかに、あの雨の中、止むの待ってたら真っ暗だし。結局、登らず下山らしいけど、その気持ちはよく分かる。去年も雨でやられたらしい(去年は雨もそうだけど雷が酷かった・・・)。他に数人日帰りの人やテン泊、小屋泊の人すれちがうが、泊まる人はあんまチェックしてない様子。途中、明らかにテン泊の女性二人組がいて、気をつけるように伝えると、今日は大丈夫ですか?と。う〜ん、台風が近いらしいけど、調べてないのかなぁ。まぁ、晴れでも急に天気が崩れて嫌な目にあうこともありますが・・・・。
下りの終盤は広島から来た人と下山。やっぱ、遠くからでもくるんですね。
普段は大山とか行くらしいです。中国地方、登山者にとっては行きたい場所がすくないんですね。
新穂高で温泉入って、バス待ち。
ずっと、バス待ちの人達とトーク。ほとんどが連泊の人。荷物でかいし・・・。
バスは松本まで2時間。となりの座席の人とずっと話してました。
今回が北アルプスデビューで燕から縦走してきたとのこと。登山暦3年(社会人3年目)だから、かなり若い。私は穂高でデビューだけど、重太郎でバテバテの苦い思い出。奥穂頂上から一緒に下山した人がいなかったら、危なかったかも・・・。
気づいたらもうアラサー・・・。しかも、成長なし。
何にしろ、若い男の登山者もいて安心。これから、ガンガンにガンバって欲しいです。
万全で望んだと思ったけど、結構課題だらけな山行でした。
来年は北西から南東にでも縦走かな。鍛えておかないと・・・。
こんにちは
いい展望の縦走路ですね 笠ヶ岳は雨で残念だったようですが、黒部五郎も迫力あります。テント装備では疲れたでしょうね
私も来週新穂高から黒部五郎・水晶を計画していますが水晶小屋は混みそうですね・・・黒部五郎小舎に泊まるか迷っています
こんにちは。
標高が高く、それほど暑くならなかったため、
爽やかに縦走かつ絶妙な展望を楽しめました。大雨は絶望でしたが
ちょっと荷物配分も間違えしんどかったです
水晶小屋はすごく込むということですので、小屋のお兄さんに話を聞きましたが、今の時期は1畳2人らしいのですが、お盆過ぎると人は減るらしいです。今年もかはわからないですが・・。
水晶の展望もさることながら、私は黒部のカールが好きです。あの景観は文句なしで素晴らしいです。
来週、山行楽しみですね。
記録楽しみにしてます
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