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Yamareco

記録ID: 8453608
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳・間ノ岳 夏空は青く高く(CT25512)

2025年07月19日(土) 〜 2025年07月21日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
セキヒロ その他20人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
21:46
距離
22.5km
登り
2,767m
下り
2,759m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:21
休憩
0:28
合計
2:49
距離 2.8km 登り 788m 下り 77m
11:56
11:57
22
12:19
12:25
37
13:02
13:08
25
13:33
13:48
52
2日目
山行
7:51
休憩
2:16
合計
10:07
距離 10.7km 登り 1,461m 下り 809m
4:58
105
6:43
6:52
8
7:00
7:23
44
8:07
8:09
21
8:30
30
9:00
9:20
23
9:43
9:46
18
10:04
10:10
24
10:34
11:23
44
12:07
12:10
71
13:21
13:41
55
14:36
14:37
28
15:05
3日目
山行
6:30
休憩
2:16
合計
8:46
距離 8.9km 登り 518m 下り 1,873m
5:14
26
6:25
6:36
23
6:59
7:15
21
7:36
7:47
7
7:54
8:13
23
8:36
8:51
6
8:57
9:01
88
10:29
10:30
29
10:59
11:32
58
12:30
12:36
22
12:58
13:06
29
13:35
19
13:54
13:55
3
14:00
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
【1日目】
おはようございます。
広河原から登山スタート。
2
【1日目】
おはようございます。
広河原から登山スタート。
さて、広河原橋を渡って入山!
さて、広河原橋を渡って入山!
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)
2
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)
序盤は体を慣らすため、ゆっくりペースでハイクアップ。
1
序盤は体を慣らすため、ゆっくりペースでハイクアップ。
シロバナグンナイフウロ(白花郡内風露)
3
シロバナグンナイフウロ(白花郡内風露)
ミヤマハナシノブ(深山花忍)
4
ミヤマハナシノブ(深山花忍)
白根御池小屋に到着。
初日は軽めの歩行でみなさん足慣らしですね。
白根御池小屋に到着。
初日は軽めの歩行でみなさん足慣らしですね。
まずは初日、お疲れ様でした。
3
まずは初日、お疲れ様でした。
池の周りもお花がいっぱい。
ハクサンフウロ(白山風露)
2
池の周りもお花がいっぱい。
ハクサンフウロ(白山風露)
ウマノアシガタ(馬の足形)
いわゆるキンポウゲだと思われる。
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ウマノアシガタ(馬の足形)
いわゆるキンポウゲだと思われる。
甲府側の空は明るい。
甲府側の空は明るい。
大盛況の御池テント場ですな。
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大盛況の御池テント場ですな。
白根御池小屋の夕食。
おかずはもちろん、米がふっくらしてて旨かった…
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白根御池小屋の夕食。
おかずはもちろん、米がふっくらしてて旨かった…
【2日目】
夜明け前。
北岳は静かに、そして何よりも高くそびえています。
2
【2日目】
夜明け前。
北岳は静かに、そして何よりも高くそびえています。
夜が明けました。
朝日があたり、バットレスが赤く染まっています。
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夜が明けました。
朝日があたり、バットレスが赤く染まっています。
鳳凰三山の稜線から日が昇ってきました。
今日は長丁場、頑張りましょう。
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鳳凰三山の稜線から日が昇ってきました。
今日は長丁場、頑張りましょう。
タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)
今が山中で花のピークでした。
3
タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)
今が山中で花のピークでした。
ハクサンチドリ(白山千鳥)
名前が美しい響きですね。
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ハクサンチドリ(白山千鳥)
名前が美しい響きですね。
急登の草すべり。
日差しを遮るところが少ないので、休憩するにも場所を選びます。
2
急登の草すべり。
日差しを遮るところが少ないので、休憩するにも場所を選びます。
ヤマハハコ(山母子)
2
ヤマハハコ(山母子)
肩の小屋に向けて、最後の登り。
1
肩の小屋に向けて、最後の登り。
ここまで上がってくると富士山もすそ野まで良く見えますね。
4
ここまで上がってくると富士山もすそ野まで良く見えますね。
肩の小屋、標高3011mです。
酸素が薄いなー
3
肩の小屋、標高3011mです。
酸素が薄いなー
ミヤマシオガマ(深山塩竈)
いつもヨツバシオガマと名前を間違えがち…
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ミヤマシオガマ(深山塩竈)
いつもヨツバシオガマと名前を間違えがち…
手前の小ピークを越えると、いよいよ山頂部!
ニッポンのワンツーが並びましたね。
3
手前の小ピークを越えると、いよいよ山頂部!
ニッポンのワンツーが並びましたね。
チョウノスケソウ(長之助草)
遠くから見ると、「あ!キタダケソウだ」って思うんだけど、葉やめしべの色とか違うんですよね…
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チョウノスケソウ(長之助草)
遠くから見ると、「あ!キタダケソウだ」って思うんだけど、葉やめしべの色とか違うんですよね…
あとひと登りですよ〜
頑張って!
2
あとひと登りですよ〜
頑張って!
北岳山頂(3193m)にて
3
北岳山頂(3193m)にて
国内では最も標高の高い稜線。
3
国内では最も標高の高い稜線。
アッチからもコッチが良く見えていることでしょう!
3
アッチからもコッチが良く見えていることでしょう!
シコタンソウ(色丹草)
北海道圏の名称がここで聞けるのは何だか嬉しい。
3
シコタンソウ(色丹草)
北海道圏の名称がここで聞けるのは何だか嬉しい。
イワヒバリが綺麗な鳴き声で、高らかにさえずっていました。
2
イワヒバリが綺麗な鳴き声で、高らかにさえずっていました。
北岳山荘に到着。
本日はここで宿泊するので、荷物をデポして間ノ岳まで往復してきます。
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北岳山荘に到着。
本日はここで宿泊するので、荷物をデポして間ノ岳まで往復してきます。
前日まで午後の発雷が気がかりでしたが、最新の予報では少し確率が下がっていました。
とはいえ、警戒は怠らず出発。
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前日まで午後の発雷が気がかりでしたが、最新の予報では少し確率が下がっていました。
とはいえ、警戒は怠らず出発。
おお〜!これは珍しい、
ミドリハクサンイチゲ(緑白山一花)
生で見るのは初めてかも、興奮するぜ。
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おお〜!これは珍しい、
ミドリハクサンイチゲ(緑白山一花)
生で見るのは初めてかも、興奮するぜ。
間ノ岳の山頂へはいくつかピークを越えていきます。
今回は皆さん気力が強いので、長くとも着実に歩み続けてくれました。
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間ノ岳の山頂へはいくつかピークを越えていきます。
今回は皆さん気力が強いので、長くとも着実に歩み続けてくれました。
ようやく間ノ岳のピークが見えてきましたね。
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ようやく間ノ岳のピークが見えてきましたね。
間ノ岳山頂(3190m)にて。
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間ノ岳山頂(3190m)にて。
名残惜しいですが、北岳山荘へ戻りましょう。
こちらのカール地形は普段なかなかお目にかかれませんよね。
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名残惜しいですが、北岳山荘へ戻りましょう。
こちらのカール地形は普段なかなかお目にかかれませんよね。
北岳山荘でお疲れ様!
3
北岳山荘でお疲れ様!
日没前の青空。
雲に巻かれても堂々たる北岳の山容。
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日没前の青空。
雲に巻かれても堂々たる北岳の山容。
日没後の北岳。
夕暮れの余韻でも堂々たる姿。
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日没後の北岳。
夕暮れの余韻でも堂々たる姿。
暮れゆく西の空。
3
暮れゆく西の空。
テント場の明かりと、甲府の夜景。
2日目、終わります。
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テント場の明かりと、甲府の夜景。
2日目、終わります。
【3日目】
いよいよツアー最終日です。
4時前から東の空は明るくなり始めます。
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【3日目】
いよいよツアー最終日です。
4時前から東の空は明るくなり始めます。
夜明け前、宇宙を感じさせるこの空の色が好き。
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夜明け前、宇宙を感じさせるこの空の色が好き。
そして夜が明けました。
無事に下山できるよう、今日も一日頑張りましょう。
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そして夜が明けました。
無事に下山できるよう、今日も一日頑張りましょう。
富士山からも最高の眺望でしょうね。
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富士山からも最高の眺望でしょうね。
さらば北岳山荘。
来月のツアーでまた来るかな。
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さらば北岳山荘。
来月のツアーでまた来るかな。
素晴らしい夜明け。
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素晴らしい夜明け。
今回もいっぱいその姿を目に焼き付けました…
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今回もいっぱいその姿を目に焼き付けました…
北岳への登り返しではトラバース道で分岐まで進みました。
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北岳への登り返しではトラバース道で分岐まで進みました。
ミネウスユキソウ(峰薄雪草)
ほんと綺麗な形をしてますねぇ。
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ミネウスユキソウ(峰薄雪草)
ほんと綺麗な形をしてますねぇ。
トラバースのハシゴや木道を慎重に進んでいきます。
風はほとんどないので、安心でした。
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トラバースのハシゴや木道を慎重に進んでいきます。
風はほとんどないので、安心でした。
キタダケトリカブト(北岳鳥兜)
固有種名はやっぱり興奮しますね(笑)
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キタダケトリカブト(北岳鳥兜)
固有種名はやっぱり興奮しますね(笑)
ミヤマムラサキ(深山紫)
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ミヤマムラサキ(深山紫)
間ノ岳への稜線を振り返る。
先の農鳥岳も良く見えてました。
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間ノ岳への稜線を振り返る。
先の農鳥岳も良く見えてました。
キタダケヨモギ(北岳蓬)
2
キタダケヨモギ(北岳蓬)
登り返した北岳にて。
今回は3日間ともお天気に救われました。
3
登り返した北岳にて。
今回は3日間ともお天気に救われました。
シコタンソウ(色丹草)
2
シコタンソウ(色丹草)
テガタチドリ(手形千鳥)
これから花開くみたい。
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テガタチドリ(手形千鳥)
これから花開くみたい。
ハクサンフウロ(白山風露)
私が大好きな花。
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ハクサンフウロ(白山風露)
私が大好きな花。
下山道は草すべりでの渋滞を避けるため、右俣コースで大樺沢二俣の分岐まで降りました。
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下山道は草すべりでの渋滞を避けるため、右俣コースで大樺沢二俣の分岐まで降りました。
サワオトギリ(沢弟切)
2
サワオトギリ(沢弟切)
タカネナデシコ(高嶺撫子)
3
タカネナデシコ(高嶺撫子)
イワオウギ (岩黄蓍)
2
イワオウギ (岩黄蓍)
この日は午後から天気が崩れる予報。
早くも雲が登ってきました。
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この日は午後から天気が崩れる予報。
早くも雲が登ってきました。
ミヤマオトギリ(深山弟切)
2
ミヤマオトギリ(深山弟切)
ゲンノショウコ(現証拠)
へー、やっぱりフウロの仲間かぁ。
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ゲンノショウコ(現証拠)
へー、やっぱりフウロの仲間かぁ。
センジュガンピ(千手岩菲)
ナデシコの仲間。
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センジュガンピ(千手岩菲)
ナデシコの仲間。
広河原橋を渡って、山行終了です。
みなさん大変お疲れ様でした!
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広河原橋を渡って、山行終了です。
みなさん大変お疲れ様でした!

装備

個人装備
バックパック(40L程度以上:搬送可) レインウェア上下 スタッフバッグ(60L程度) ツールナイフ サングラス ヘッドライト ライトツェルトL 地形図(2万5千分の1) 登山地図(広域) 時計(高度計機能) プレートコンパス FAキット バーナー 燃料 クッカー ライター ストック(顧客用) ホイッスル 水筒 保温ボトル 行動食 ゴミ袋 ロールペーパー 筆記具 健康保険証 ロープ HMS安全環付カラビナ(反転防止)×1 HMS安全環付カラビナ×3 Dカラビナ×2 120スリング×2 90スリング×2 150スリング フリクションヒッチコード セルフジャミングプーリー タイブロック グローブ ハーネス ヘルメット

感想

ガイド山行のレポートです。
今回は3日間の日程、広河原発着で北岳と間ノ岳を巡るツアー。

登山ツアーのレベルとしては中級となり、全くの未経験者はもちろん、事前の審査に通過していない方は参加出来ないツアーとなっています。
そのため、参加者の年齢も様々で普段の山行では中々お目にかかれないパーティ構成となりました。今回もガイド2名で隊を分割、5〜10分位の間隔でルートを進みました。

ここでは行程は割愛しますが、途中の休憩ポイントで前後の隊が合流するタイミングで、細かいすり合わせを行い、顧客の状態やタイムスケジュールを確認しながら進みました。
今回はこの方法が功を奏し、3日間とも大きな遅れなく終えることが出来ました。

ひとつだけ懸念していたのが午後の発雷でした。
事前の予報では、稜線を歩く2日目午後早くに発雷確率が高くなっていたため、朝のスタート時間を早めました。
結果的に当日に発雷確率は下がり、危険な状況での登山はありませんでした。
が、過去の登山において落雷を間近で経験していた身としては、最大限リスクを下げる努力を忘れてはいけないと、改めて心に誓いました。

今回は梅雨明け直後の3連休ということもあり、山中は多くの登山者が行き交いました。
やはり、適正なガイドレシオ(ガイドと顧客の比率)があることで、ツアー自体が無理の無い内容となり、結果的に顧客の安全に繋がると痛感しました。

ただ反省点もあり、長い行程を進むなかで、気力が低下している顧客に対して最善の言葉かけは何か?ということを、考えさせられました。

(CT25512:30-1、40-4、50-2、60-8、70-1:M-6、F-12)

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訪問者数:160人

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北岳、間ノ岳:二俣、八本歯のコル経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
北岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
北岳 間ノ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
ハイキング 甲信越 [2日]
北岳
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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