新穂高~双六~鷲羽岳~水晶岳~高天原温泉~雲ノ平周回


- GPS
- 35:11
- 距離
- 58.5km
- 登り
- 4,219m
- 下り
- 4,345m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 7:55
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 12:17
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:37
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:33
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備され問題なし |
その他周辺情報 | 平湯の森最高 |
写真
感想
黒部の山賊の舞台、憧れの黒部源流域にとっておいた休日だが予報は雨とガスが基本で眺望はどうかという状況だったが駐車場も小屋も予約しておいたのでとりあえず決行。
いつもではあるが夜勤明けで新穂高の鍋平駐車場から出発。
とりあえず晴れていたのが予報ではすぐにガスが出て雨が降るとのこと。
まずは林道がしばらく続くが途中のワサビ平小屋は凄い。
きゅうりを買いかけるがまだ歩き始めたばかりなので我慢。
2時間かかりようやく小池新道入り口から登山スタート。
しかし晴れていると暑い。非常に暑いが沢も多く天然クーラーのような風穴などもあり、登山道も順調に進める。
鏡平についてもガスも無く槍ヶ岳の絶景に出会える。
最悪これからずっとガスでもいいかもと思えるほどの景色だった。
鏡池からすぐに鏡平小屋。この小屋も凄い。標高も高いのにかき氷がある。
この暑さで山の中で食べるかき氷は絶品。
稜線に出て雲も出てくるがそれでも暑くへばりながら双六のテント場に到着。
3連休最終日だが人が結構いる。
小屋前から鷲羽岳の全景が見えて明日への期待が増す。
夕方近くにはガスも出て雷が鳴り雨もパラつくが困るほどでは無かった。
翌日はテントをそのままに行程が長めなので夜明け直前に出発し、双六岳はスルーしまずは三俣山荘を目指す。
天気も最高で鷲羽岳と槍が見えていていつでもどこでも絶景続き。写真を撮りすぎて三俣山荘まで少し時間を掛けてしまった。
三俣山荘は黒部の山賊の著者伊藤正一さんの小屋。
ここで伊藤さんと山賊たちが暮らしていたのだなと感慨に耽る。
私がもうちょっと健脚なら1日目にここまで来て泊りたかった。
ここから鷲羽岳までの道中も槍と黒部五郎岳がバッチリ見えててついつい鷲羽池を見過ごす所だった。
鷲羽岳から水晶岳もコースタイムは短いはずなのだが疲れもあってどうも遠く感じてしまう。
ちなみに全行程中に出会った人でも鷲羽から水晶に行くのを諦めた人は少なく無かった。
途中の水晶小屋は小さいけれどおしゃれで展望のいいテラスでチカラ汁を頂く。
生姜と自分で追加できるニンニクが効いてすごく美味い。
またおまけの缶詰フルーツがとても沁みる。
ここで元気になって水晶岳まで登頂。
途中で一緒になった人と話しながらいいペースで戻って来れた。
ここから次の目的地の高天原温泉は水晶岳の先の温泉沢を通るルートと水晶岳から戻って来て岩苔乗り越しを降るルートがあるが、天気予報が微妙なこともあり渡渉を繰り返す温泉沢は増水リスクありと断念し岩苔乗り越しを下ることにする。
岩苔乗り越しに入った途端、今まで通って来たルートと違いワイルド感が増し秘境感が出てくる。
道際に巨大な熊のフンも発見し獣臭を警戒しながら進む。
巨大な水芭蕉やトリカブトの群生、ワタスゲなど植生もコロコロ変わり池塘出て来たりと楽しい道中だった。
水晶池はなんと完全に干上がり無惨な状況。
疲労が溜まっている中わざわざ寄り道したのに思わずなんだこりゃと口に出てしまった。
そして高天原小屋に到着。
こじんまりとした小屋の前に可愛らしい池がありとてもメルヘンチックな景色。
そして小屋についていそいそと準備をし、小屋から徒歩20分で今回の山行最大の目標である日本一遠い温泉と言われる高天原温泉に到着。
思った以上に人がいて、狭い混浴露天に男女ぎっしり入っている状況にびっくり。
とりあえず男湯に入り居合わせた人たちと談笑しながら露天風呂が空くのを待つ。
なんでもやたら明るい女性3人組が長湯していて男性側が萎縮してる状況とのことだが入っている人は皆楽しそう。
ちなみに事前情報では男湯は熱すぎて長湯できないとのことだったが、この日は男湯はぬる過ぎる程で露天が適温とのこと。
人が減ったのを見計らって自分も短パンを履いて露天に入る。
適温で気持ちいいが周囲の河原にも人が多くどうにも落ち着かないので男湯に戻りぬる湯を楽しむ。
河原はフリーダムで日光浴してる人、温泉と川に交互に入る人やパンツを洗って干してる人(男女)までいるが全体的に緩く楽しい空気だった。
夜は大きな雷鳴に皆で驚くが天候はそれほど崩れず。
翌朝も天気良く多少のモヤが小屋周辺の湿原地帯には似合っていた。
今日はまず雲ノ平に向かって登りでスタート。
コロコロ変わる景色を楽しみながら雲ノ平エリアに到着。
写真に写りにくいがお花と蝶々が入り混じってちょこんと建っている雲ノ平山荘周辺の情景はメルヘンの極み。
脳内ミュージックは自動的にハイジのテーマ曲に変わっていた。
小屋は内外共にオサレで一度泊まってみたい。
爺ヶ岳への道は緩やかな登りだが景観よく飽きなく楽しい道だった。
爺ヶ岳は巻道でスルーし黒部源流に向かって急下降。
そこから三俣までの登りは案外緩く楽だった。
三俣山荘で長く休んでから歩いてすぐ三俣蓮華岳に登るあたりでガスが出てきて双六岳頂上付近では景観がゼロになり、写真目的で滞在する人も多数。
少し待ってみるが無理だと諦め歩き出すが天空の滑走路だけはなんとか見ることが出来た。
双六のテント場に戻ってもくるくる変わる空と珍しい乳房雲と虹、迫力ある夕暮れの景色に飽きることは無かった。
最終日も天気良く暑さにバテながら下り天候が崩れる前に下山できた。
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