常念岳（日本百名山）

2025年07月31日(木) 〜 2025年08月02日(土)

• GPS: 26:21
• 距離: 51.0km
• 登り: 3,081m
• 下り: 3,092m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:14
• 休憩: 4:12
• 合計: 11:26

距離 20.8km 登り 1,459m 下り 291m

5:41 上高地バスターミナル
5:45 5:46 河童橋
5:54 小梨平
6:28 6:29 明神館
6:33 徳本口
7:11 7:13 徳沢公衆トイレ
7:16 7:23 徳澤園
7:37 新村橋
8:18 8:28 横尾
8:28 8:29 横尾山荘
9:02 9:04 槍見河原
9:14 一ノ俣
9:21 二ノ俣
9:50 10:01 槍沢ロッヂ
10:33 10:42 ババ平
11:08 11:20 槍沢大曲り
12:31 12:49 水俣乗越
14:05 16:52 ヒュッテ西岳
16:53 17:04 西岳
17:07 ヒュッテ西岳

2日目

• 山行: 9:42
• 休憩: 1:28
• 合計: 11:10

距離 17.9km 登り 1,541m 下り 1,569m

4:50 ヒュッテ西岳
5:07 2747mケルン
5:20 5:22 赤岩岳
5:58 ビックリ平
6:05 貧乏沢下降点
6:33 6:51 大天井ヒュッテ
7:35 大天荘
7:44 7:46 大天井岳
8:07 大天荘
8:54 9:02 東天井岳
9:52 横通岳
10:22 10:52 常念小屋
11:57 11:58 三股への分岐点
12:06 12:25 常念岳
13:28 2512ピーク
14:09 14:13 2592ピーク
15:17 15:21 蝶槍
15:28 蝶ヶ岳三角点
15:34 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
15:58 瞑想の丘
16:00 蝶ヶ池

3日目

• 山行: 3:30
• 休憩: 0:11
• 合計: 3:41

距離 12.4km 登り 81m 下り 1,231m

5:07 蝶ヶ池
5:10 5:11 蝶ヶ岳
5:25 妖精の池
5:39 5:40 カモシカの池
5:44 5:45 長塀山
6:39 チューダイ広場
7:14 7:21 徳澤園
7:23 徳沢公衆トイレ
8:02 徳本口
8:06 8:07 明神館
8:38 小梨平
8:44 河童橋
8:48 上高地バスターミナル

写真

（1日目）おひさしぶりね、の上高地。

梓川のほとりをヒタヒタと往く。

朝の静謐な上高地の佇まい。良かとです。

のんびりと散策路を往く。

明神岳、迫力あるんだな。

チンチーン♪

徳沢。山なんて登らずに、ここにテント張って一日ダラダラ過ごすのもいいんだな。

サブザックがくっついてますが、中身は食いモンしか入ってないです。

んっ、こんなダンプどこを通って入ってくるの？

やたらサルがいる。

ウイング車が河原を豪快に走っている。横尾まで荷物でも運ぶのかな。

横尾に着いたよ。

横尾から先はちょっとずつ登山ぽくなる。

水と緑の森が気持ちいい。

ムラサキヒヨドリバナ。

クガイソウ。

ソバナ。

センジュガンピ。あんまり見たことのないお花がいっぱい。

槍沢ロッジに到着。

水が豊富なのは本当にありがたいんだけど、序盤からあまりにガブガブ飲みすぎて体液が薄まったせいか、あとで大変なことになってしまうのであった。

あっ、槍が見える望遠鏡だっ。

肉眼でも十分見えるけどな。

んっ、槍見？どこどこっ？と上を見上げると…。

おおっ、こりゃ迫力ある岩峰じゃないかっ。

んっ、この気色悪い毛虫みたいなの何っ！？と思って後で調べたら、シャチホコガの幼虫なんだって。へぇー。

ババ平。いい場所。

前回の編笠山で見たばかりだから覚えてるよっ、ヤマハハコだねっ。

縦走路が見えてきたよ。

今回、ワンゲル部と思われる大勢の学生さんを見かけました。若いっていいな。

コウゾリナ。

エゾフウロ。

分岐のちょっと手前に水があるので、ここで補給しておくと良いです。

水戸乗越への分岐点に差し掛かりました。

こっから、一気に400メートル登って稜線へと出ます。

足場があまり良くない急登、照りつける猛烈な日差し、大量の発汗、寝不足、水の飲みすぎ、いろんな条件が重なって急激に登れなくなってしまった。

10歩進んでは休み、10歩進んでは休み、その繰り返しで何とか上へ上へと。

ユリなんだろうけど、種類がわかんね。

息も絶え絶えになりつつ、何とか水戸乗越まで登ることができた。とりあえずヤレヤレであります。

しかし、ここから先は岩場やハシゴなどが連続する、さらに厳しい道のりでありました。

あっ、槍ヶ岳だっ！ちょっと元気出た。

表銀座を大勢の人が槍めざして歩いていきます。

ああっ、ようやく西岳とテント場が見えてきたよ。

ええっ、ここまで来て下るのっ！？マジでっ？？？

ウギャァーーーーーーーーーー！（北アルプスに轟く絶叫）

ヴォエッ、ヴォエーーーーーーーーーッ！（シンドすぎてえづく）

ミヤーマキンポーゲェーだよっ♪（ついにおかしくなって歌い出す）

づ…づ…づいだ…。

本日のお泊りは西岳ヒュッテとなっております。

寝不足、軽い熱中症、高山病、何が何だか体調が恐ろしく悪くなってしまい、めまいを起こしてフラフラしてたらテント設営に一時間もかかってしまう。ダメだこりゃ。

テン場のすぐ目の前に日本百高山のひとつ赤沢山があるのだが、道中がけっこう険しいらしいので、残念ながらいまの自分の体力では行けそうにない。今回はあきらめよう。

小屋前の日陰でしばらく座ってウトウトしながら体力回復を待つ。

ニ時間ばかり日陰で休んだおかげで少し元気になった。せっかくなので西岳の山頂まで散歩しよう。

よいしょ…よいしょ…。背負う荷物がないだけでもかなりラクなんだな。

西岳に無事着きました。気持ちいい。

明日めざす大天井岳が前方に見えるよ。

バッグを少し軽くしないと明日大変なので、ありあわせの食べ物で夕食にします。

常念岳を眺めながらスーパードラーイ。

あっ、ちょうど槍ヶ岳に陽が沈んでいくよ。

こうして最高のテン場に陽が沈んでいくのでありました。

（2日目）グッスリ8時間眠ってスッキリおめざめ。

テント泊の人たちの朝は早いのだ。

余裕を持って予定より早めの出発であります。

ミヤマトリカブトさん、行ってきます。

いい日の出。今日も暑くなるかな。

朝日に染まる槍ヶ岳。本当に絵になるんだな。

道中、日本百高山のひとつ赤岩岳があるんだけど、取り付き口がよくわからないのであたりをキョロキョロしながら進む。

あらっ、通りすぎちゃったみたいなのね。どちらにせよきのうの疲れで朝からシンドイし、今回はあきらめて先へ進もう。

おいおい、脅かすなよっ。

朝の樹林帯は気持ちいいんだな。

前をテクテク歩くイワヒバリ。人馴れしてるのかぜんぜん逃げないんだな。かわいいな。

大天井岳が近くなってきた。

大天井ヒュッテ。

寄らん。

きのうの無理が祟ったのか、今日は朝から身体が重くちょっとした登りで息切れがしてしまう。

大天井岳までの標高差はそんなにないのだが、ちょっと登るのもシンドイほど疲れが溜まっている。

ああっ、コマクサだっ！

斜面にいっぱい咲いてるよっ。

コマクサが見られたのでちょっとルンルン（死語）しながら大天荘に到着しました。

荷物をデポして身軽になって大天井岳へと向かう。やっぱ重い荷物がネックになってるな、こりゃ。

大天井岳に到着。最高の展望であります。

三等三角点「天章山」。

道中の無事を祈って手を合わせます。

これから進む道がハッキリわかる。

よしっ、気合い入れて常念岳へと向かうぞっ。

大天井岳から先は、しばらく展望の良いなだらかな稜線の道となります。快適快適ぃ。

右手を見ればいつでも槍・穂高の峰々。最高だな。

岩のてっぺんに凛々しく立つライチョウさん。

こういう道を延々と歩いていたい。

東天井岳の肩。荷物をデポって東天井岳まで往復してくるのだ。

さっきの赤岩岳みたいに取り付き口すらハッキリしてないのかと心配していたが、意外にも道はしっかりしてます。

なのに山頂標識すらない。どゆこと？

このあたりもサルだらけ。

つづいて前方の横通岳へと。登りたくない人は右の巻き道を往くとよろしいかと。

ヤマレコではなぜか難路扱いの横通岳。どこがっ？

横通岳に到着。難路ってどこがっ？（ずっと言ってる）

三等三角点「赤樽」。

いよいよ本日の山場、常念岳が見えてきましたよ。

早くも足が終わってるので、下りでヨロけまくるオッサン。

とりあえず常念小屋で少し休憩しよう。

ずーっと米を食べてないので、食べられるといいなっ。

まだ11時前だけど軽食やってるって！ワーイワーイ！

うっれしいなったらうっれしいなっ♪

牛丼大盛りだよっ！

うっ…ううっ…うううっ…うばーーーーーーーーーー！

大盛り牛丼とコーラで胃がパンパンになってしまい、完全にやる気をなくしてしまった。

ああっ、今日はもうここで終わりにして、残りは明日にしようかな…と、マジで悩んでいる。

せっかく荷揚げしに来たんなら、ここにいるブタを荷下ろししてくんないかな。って、誰がブタじゃーーーーーーーーーー！

ブターーーーーーーーー！とか文句を言ってても先に進まないので、腹を括って常念岳へと挑みます。

キッ…キッツぅ…。

あっ、かわいいライチョウの子どもだっ。ぜんぜん逃げないんだな。

だんだんガスが出始めてきた。陽が出ているとモーレツに暑いのでコレ幸いである。

写真もほとんど撮らず、ただひたすら一歩ずつ前進あるのみ。

そんなわけで、命からがら常念岳のピークを踏むことができた。とりあえずひと安心だ。

やべぇ、雨降ってきた。

常念岳からの下りはゴツゴツの岩場になっており、雨で濡れたスベリやすい岩の上を歩かなくてはならないのでかなりキツかった。

オカリナみたい。

マジでぜんぜんスピードが出ず、早出した分のタイム貯金がほぼなくなってしまった。

常念岳から鞍部まで下ったら、2,512mと2,592mの2つの小ピーク越えが待っており、これがまた地味にキツイのであった。

樹林帯に入り、ちょっと雰囲気が良くなる。

キノコたくさん。

お花畑があったよ。

池もあったよ。

ついに2,462m鞍部まで下ってきました。いよいよ本日最後の蝶槍への登り返しとなります。

ここまで来たらただ黙々と一歩ずつ登るのみ。

ついに蝶槍まで登ってきた。ここまでの道のりは本当にキツかった。

蝶槍から少し進んで左手を見ると、これ見よがしに石が立ってるよ。

三等三角点「蝶ヶ岳」。

あとはなだらかな道をテクテク歩くのでありました。

着きました。そして死にました。

あらっ、テン場なかなか混み合っておりますね。

今日はテキパキとテント設営。

ガスが晴れて蝶ヶ岳がキレイに見えるよ。

キレイな虹が出たっ！今日頑張ったごほうびなんだな。

売店は券売機となっております。けっこう便利ね、コレ。

カップヌードル欧風チーズカレーを買いました。すっごくおいしいな。

だいぶ肩の荷が下りてラクになったところでサッサと寝る。

（3日目）9時間も寝ちゃったよ。おかげで今朝もスッキリ。

山の神様が降臨じゃ！降臨じゃーーーーーーーー！

ありがたや…ありがたや…ナンマンダブ…ナンマンダブ…。

槍と穂高はもう見飽きた（コラコラ）

蝶ヶ岳山頂。テン場から数分なので何のありがたみもない（コラコラ）

もうちょっとゆったりのんびりスケジュールでテント泊したら、もっと楽しかったんだろうな。さいなら。

今日は下山するだけなので気分的にかなりラクチンであります。

御岳＆乗鞍。どっちもテント泊はできないんだよな。

お花畑。

キレイ。

キレイ。

キレイ。

キレイ。

キタナイ（コラコラ）

妖精の池。ゼルダの伝説だとここで体力を回復してくれるハズなのだが。

長堀山を通過。

三等三角点「長塀」。

カモシカの池。

あとはひたすら黙々と下っていくのでありました。

ああ、ついに下界に着いたよ。

あらっ、「ながかべやま」って読むのね。「ながほりやま」だと思ってたよ。

ただいま徳沢。

水が豊富ってうれしいなっ。

土曜日なのですげぇ人。

あとは上高地に向かってひたすら歩くのでありました。

明神岳。行きも帰りも迫力あります。

寄らない。

あ、バーちゃんこんなトコに。

河童橋人多すぎだよ。

まあ、たしかにこっからの眺めはすばらしいけど。

個人的にはこっちの焼岳も捨てがたいんだよな。

おいおい、早朝から人多すぎだよ。

てことで、上高地バスターミナルまで無事戻ってきました。大変な3日間でしたが終わってみれば最高でした。なんてこれっぽっちも思うことなどなくおしまい。

感想

bk138

サル♪


ゴリラ♪


チンパンジー♪


戦場にかける河童橋。


て、フト頭に浮かんだだけ。





おわり