新穂高→黒部五郎岳→薬師岳→立山室堂


- GPS
- 30:13
- 距離
- 54.4km
- 登り
- 5,445m
- 下り
- 4,008m
コースタイム
- 山行
- 1:08
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 1:11
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:30
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 9:46
- 山行
- 11:07
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 12:50
天候 | 初日 小雨 2日目 大雨 3日目 朝方小雨、後晴れ 4日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 立山室堂から富山駅まで 立山黒部アルペンルート切符 5,510円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小池新道 チボ岩からクマの踊り場まで雨で登山道が川になっていた。秩父沢の橋が流されたと後で聞いた。 薬師岳→五色ヶ原 急斜面で道も悪い登り降りが続く 特に北薬師岳のあたりの稜線は日本海からの冷たい強い風が吹くので荒天時は困難。 |
予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
感想
数日前から、天気が悪い、良くてガス、今回はきっと修行みたいになる、と分かっていたが、色々あって予定を変更できず大阪を出発。
水曜日、高山で前日下山した会社の先輩に見送られ、雨の中新穂高行きのバスに乗った。雨なのに消防車が抜いて行き、変だなと思っていたら、前方の平湯トンネルの中でバスがオーバーヒートで炎上したとかで、ほおのきだいらバスターミナルで停車。まさかの出足からつまづいて更に気分が滅入る。バスターミナルの濃飛バスの社員さんは、自分達のせいじゃないのに、何回も謝られたり、ここならトイレもあるしまだラッキーでしたね、とか、外国人の方に流暢?な英語で説明されたり、キャンディをくれたりして、すごく大変そうだったので自分も頑張ろうと心を励ます。停車時間は結局1時間程度だった。
新穂高の出足は小雨、ワサビ平のテント場は後から2組来られた。
木曜日、歩けば歩くほど天気は荒れてゆき、シシウドヶ原の登山道は膝位の深さの結構な急流の川になっていたが、飛んだり道の端を伝ったりして上へ上へと進み、やっとの思いで鏡平山荘へ到着。
入り口の庇の下で立って休憩していると小屋の人が窓を開け、私に向かって下から来たのか、秩父沢の橋は大丈夫かと前置きもなく問われた。一瞬何の事か分からず、すぐ下の道が膝の辺りまで増水していると言ったが、もう一度尋ねられ橋は大丈夫と答えると、あそこはいつもだからと言うやピシャリと窓を閉められた。いくら橋が大丈夫でもあの道を下山させられるお客さんは大変だろう、心配なら自分達で確認に行けばいいのにお客さんに早く出て行ってもらうことしか頭にないのか、と、ちょうど前日笹本稜平の「春を背負って」を読んでいたところだったこともあり、ここだけは絶対に泊まりたくないし、もういたくもない、と腹が立ちザックを降ろさず出発。その後双六小屋の手前ですれ違った人に、橋が流されたらしいことを聞いた。
この状況で行動不能になったりしたら、きっと技量体力に見合っていない中高年がまた、と笑われるんだろうなという思いが何回も頭をよぎる。
双六小屋のあたりは風が猛烈に強く、全身びしょ濡れでひどく寒かったので小屋の玄関先でミレーのアミアミを下に着込み、これ以上身体が冷える前にとすぐ出発、今回の山行の目的の一つだった双六岳は諦めて巻道へ。黒部五郎小屋ではテント泊の予定だったが、小屋泊に変更してもらった。予約していないお客さん向けと思われる部屋には、折立から雲の平経由で周回中のお兄さんが後で一人来られ、今日のひどい天気と、明日は回復するはずという話で少し盛り上がる。
金曜日、天気が回復するつもりだったが、出足は小雨。黒部五郎の山頂あたりは叩きつけるような雨と風が断続したが傘をさして歩けた。去年読売新道で知り合ったカーブぼやさんに黒部五郎のカールはすごく良いと教えてもらっていたので楽しみにしていたが、三俣蓮華と同様今回もガスの中、またいつか来なければと思った。
北ノ俣岳の辺りで天気は嘘のように回復。この頃には折立へエスケープすることを8割がた考えるくらいに心が折れかけていたが、美しい景色の中太郎平小屋まで歩いているうちに気持ちもすっかり回復しエスケープすることは忘れていた。
薬師岳山荘は満杯で寝返りもできないくらい狭く、昨日と同様よく眠れなかったが、夜には快晴になり夕日と満月に照らされた山荘周辺からの眺望が最高だった。
土曜日、薬師岳山頂のご来光に合わせ4時頃の出発を予定していたが、眠れないので少し早く出発しゆっくりゆっくり登る。それでも夜明けには少し早かった。
今回、黒部五郎からすご乗越まで歩くか、薬師岳山荘に泊まるかを悩んだ末に、五色ヶ原でテント泊をしたいと思って薬師岳山荘泊まりにしていたが、好天は今日までで明日は夜半からまたひどく崩れそうということで、予定を変えて室堂まで行ってしまうかと、同様に五色ヶ原へ向かう方と休憩中に話をし、五色ヶ原についた時の体力次第で決めようということで歩く。
五色ヶ原山荘に到着した時には、連日の寝不足と身体の冷えにより、風邪がひどくなりつつあり、このまま明日になって体調が更に悪い中雨に打たれて歩くよりは、たとえ到着が20時になっても今日中に室堂に到着して雷鳥沢でテント泊した方が明日が楽だと思い、山荘でカレーを食べて一人出発。室堂までは獅子岳まではキツかったがその後は意外にしんどくなく、バスの最終便にギリギリ間に合った。
バスの乗車券待ちで前に並んでおられるカップルをふと見てみたら、なんと去年野口五郎小屋で一緒になったパジェろうさん達だった。悪天候の為白馬三山行きを変更し、立山に雷鳥を探しに来られたとのこと。あまりのすごい偶然が嬉しくて、結構大変だった今回の山行の1番の思い出になった。
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偶然が重なった再会、これからも忘れることのない楽しい想い出が一つ増えました😊
これからは夏になるとohayosanさんを探してしまいそう😆また、そのうち😁
追伸 横に居た女性は雷友さんなのでカップルではないです🤣
追伸 勘違いしてすみません😅
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