後立山連峰テント泊縦走
あんび
- GPS
- 80:00
- 距離
- 85.2km
- 登り
- 4,592m
- 下り
- 4,593m
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��天狗山荘6:45→天狗の頭7:00→不帰キレット8:15→不帰一峰8:45→不帰二峰北峰9:35→不帰二峰南峰9:45→唐松岳10:25→唐松山荘10:45→12:50五竜山荘
�８淮技柿�7:10→五竜岳8:05→北尾根の頭9:30→口ノ沢のコル9:55→キレット小屋10:50→鹿島槍ヶ岳北峰12:20→鹿島槍ヶ岳南峰13:05→布引岳13:50→14:20冷池山荘
�の簔啝柿颯謄鵐半�6:35→冷池乗越7:10→7:50爺ヶ岳南峰8:20→種池山荘8:40→登山口10:40→10:50扇沢11:00…信濃大町駅12:15…白馬駅12:45→13:00八方バスターミナル
| 天候 | 曇り(夜中は雷雨) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2008年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
帰りは、扇沢からバスで信濃大町駅へ。特急(1駅)で白馬駅へ。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
大雪渓は落石が多く、不安定。葱平で休憩する人が多いが、危険なのでやめたほうがいい。 不帰キレットは、鎖が整っているので、気をつけて慎重に進めば問題なし。 八峰キレットは、2mくらいの水平はしごを渡るのが怖い。 |
| 予約できる山小屋 |
北アルプスBASE温泉郷キャンプ場
|
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あんび('ω')anby
【1日目】 バスターミナルに近く、温泉も敷地内にあるということで、八方第2駐車場を選択。仮眠のち4時過ぎから準備。バスの始発5:30には早いけど、4時半過ぎにバス停に荷物を移動。切符売り場は5時かららしいので、外で準備体操でもしている。混むかと思っていたが、バスに乗り込むのは10人程度かな。八方からバスで猿倉へ。猿倉からは林道を歩いていく。林道を軽快に歩いていくと、樹林帯の中へ入っていく。おおよそ1時間で白馬尻に到着。いよいよ大雪渓だ。一応12本アイゼンを装着して、いざ出発。先行者は結構いる。雪渓には落石がかなり転がっているので、早めに通過したい。たまに大きい落石が雪渓の真ん中にあるが、知ってか知らぬかそこに腰掛けて大休止している人も。ちょいと心配だが、楽しそうなので先へ進む。天気の良い中、白馬大雪渓から葱平へ。ここでアイゼンを外すが、なんだか落石が見るからに怖いので、休憩はなしで。ここからはお花畑の中を進む。いろいろな高山植物が咲いているので、のんびりと歩む。急登なのだが、気は滅入らない。真上を見ると、村営頂上小屋が見えてきた。直下のお花畑がまたすばらしい。村営頂上小屋でちょいと早い昼食。うどんを食べながら外を見ると、怪しげな雲行きに。とりあえず、ザックをデポして山頂へ。段々と雲が出てきたので、先を急ぐ。そんなに距離はないと思い込んでいたが、思っていたよりも時間がかかる。鑓温泉分岐に着いたときは、おおよその見当がついて安堵したのと、まだここかとガックリした気持ちが。ガスが広がる中、なんとか天狗山荘に到着。ここでテント泊。夜は雷雨で、テントはウォーターベッドさながら。
天狗山荘テント場:小屋の目の前。トイレ・水は小屋で。
【2日目】 テントを畳んで出発準備ができたあと、小屋に様子見に行く。まだ誰も出発しない。15分くらいして学生山岳部らしいグループのうちの3人が先に進み、残りの5人は下山する決定をしたのを傍らで見ていて、こちらも出発準備。3人のすぐ後ろを雨の中、スタート。雨の不帰キレット越えに不安を感じるが、先行グループについていく。いよいよキレットの入口というところで、先行グループが様子見ながらゆっくり進む。キレットは高度感はあるが、技術的には問題なさそう。そうなると先行グループよりペースが速く、すぐに追い抜く。鎖は整っているが、つかむほどではない。むしろ三点支持のほうが安全。こんな悪天の状況で、もう上から降りてくる人がいる。どこから来ているのやら。道を譲るときに、横の絶壁の覗き込もうとしたら、降りてきたおじさんに「見ないほうがいいよ(笑)」と言われた。なんでも数百メートル絶壁らしく、足がすくむから余計なことはしないほうがいいとのこと。興味はあったが、見ないことにした。かなりキツイ岩場だが、急登の連続が高度を稼ぎやすく、予定より早く五竜山荘に到着。しかし、キレットよりも唐松〜五竜間のほうが岩場がきつくて歩きにくかった。キレットは垂直の岩場で、唐松〜五竜は横移動の岩場。ナイフリッジまではいかないけど、そんな感じ。やはり夜は雷雨。テント場では雨の流れを見極めながら、石を積んでテントから流れを遠ざける作業を。早く着いたので暇だったということもあるが。
五竜山荘テント場:小屋の目の前1段下がったところ。トイレ・水は小屋で。
【3日目】 小雨が降る中スタート。雷鳥がウロチョロしているので天気は期待できない。五竜の岩場がきつい。山頂まですぐかと思ったが、侮れない。キレット小屋手前から威厳を放っていた八峰キレットは、見た目ほど大したことはない。ただ一箇所、谷にかけられた水平ハシゴを渡るのが怖かった。おおよそ2メートルくらい、2〜3歩だが、手すりもなく、下が見えないほどの谷。そこだけ。何も考えずに通過すること。迷ってはダメ。鹿島槍ヶ岳が少しずつ見えてきた。天気が回復してきている。山頂はガスの中だったが、その先は良く見えている。お花畑の中をテント場まで進む。テント場で知り合った人と山荘前で酒盛り。気持ちよくなったのでテントに戻る。小屋とテント場は離れている上に高度差があるので、水をかなりキープ(有料)。夜の雷雨が心配だったが、月が明るく輝いている。日没直前に剣岳が顔を出した。
冷池山荘テント場:小屋から10分弱(高度差あり)。トイレ・水は小屋で。
【4日目】 天気は晴れ。気持ちいいスタート。見晴らしの良い稜線歩きなので、のんびりと景色を楽しみながら歩く。爺ヶ岳山頂の眺望は抜群。今山行ではじめて、山頂の展望に恵まれた。槍ヶ岳や針ノ木岳が見える。剣岳にだけ雲がかかっているが、段々と取れてくるので、山頂で大休止で待つ。しっかり拝んでリスタート。赤い屋根が映える種池山荘だが、近くで見ると塗装がはがれまくりのボロボロでショックを受ける。ただ、あたり一面のチングルマが気持ちを良くする。針ノ木岳に縦走するか迷ったが、遠くに怪しい雲が見えるので下山することに。樹林帯のダラダラな下りは退屈この上なし。扇沢に着くとバスが発車目前。バスは観光客がほとんどなので、汗拭いて着替えてから乗りたかったのだが、飛び乗る。信濃大町駅に着くと、これまた白馬行き電車がすぐに入線。切符は電車内で買ってと駅員に急がされて飛び乗る。1日早く下山したので、帰るのがもったいなく、蕎麦屋で酒盛り。すぐに大雨になり、下山してよかったと気分良くする。車に戻って、駐車場内にある温泉でまったり。夜まで就寝。起きたら温泉に入って、空いている道を帰路につく。
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