【ん?テントが倒壊!?】思い出いっぱい白馬三山+α縦走(IN栂池〜OUT八方尾根)
- GPS
- 51:08
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,511m
- 下り
- 3,528m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:21
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:35
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 3:11
初日(11日)、栂池自然園まではロープウェイ等で上がり、白馬乗鞍岳〜小連峰山〜白馬岳〜頂上宿舎付近テン場にてテント泊
2日目(12日)、杓子岳〜白馬鑓ヶ岳〜唐松岳〜五竜山荘付近テント場(泊地)
3日目(13日、五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘付近テント場(泊地)
最終日(14日)、爺ヶ岳〜柏原新道から下山の予定。
↓↓【13日から天候が悪化予報であったため計画変更】↓↓
2日目(12日)の行動は唐松岳までとし、唐松岳頂上山荘付近テント場を泊地にし、3日目(13日)にエスケープして八方尾根から下山。
天候 | 11日 : 晴れ(午後は騰がってくるガスが多めでした)(夕方から風強め) 12日 : 晴れ、のち夕方から雨(風は午前中までけっこう強め)最低温度は10℃程度 13日 : 雨(夜中に強めの雨に加えて、時折突風あり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
栂池高原まで車 栂池パノラマウェイ(ゴンドラ&ロープウェイ)にて栂池高原駅から栂池自然園駅へ(片道大人1920円) ○帰り 八方アルペンライン(リフト&ゴンドラ)にて第一ケルン駅から八方駅へ (片道大人1550円) 八方バスターミナルからバスにて栂池高原へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
○全般的に整備された縦走路ですが、ザレやガレ、岩がごろついていますので足元に注意してください。 【特に注意を要する区間(場所)は以下のとおり】 ○天狗原から白馬乗鞍岳の間に、雪田の横断があり非常に滑りやすいのでスリップや滑落しないように。(ロープあり) [杓子岳] ○山頂までガレ場の急登を登り詰めますが、非常に不安定ですので、落石を誘発しないように慎重に。 また、東側は切れ落ちていますので近づかないように。 [天狗ノ大下り]※山と高原地図では難路 ○不安定なガレ場や岩場を急下降しますので、滑落や落石の誘発をしないように慎重に。 ○岩場の岩は脆いため、ホールドに適しているか確認が必要です。 [不帰嶮](かえらずのけん)(不帰キレット)※危険マーク付の難路 ○足場の悪い岩場の急登を長時間に渡って登り詰めますので、細心の注意が要求されます。 確実な三点支持が要求され、足場の特に悪い箇所には鎖が設置されていますが油断しないように。 |
その他周辺情報 | 栂池高原駅に隣接された温泉施設あり |
写真
装備
個人装備 |
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
テント
|
感想
今回は山の師匠との山行で、私としては初の北アルプス!
計画は4日間の行程で後立山連峰のテント泊縦走。
↑↑山行計画は上記のとおりで〜↑↑
13と14日は天候が崩れる予報ですので、条件が悪い場合は八方尾根もしくは遠見尾根からエスケープする計画です。
テントは師匠が用意してくれて、私は荷物を厳選して、それでも12kgに(^^;(←も少し軽くしたかった)
栂池高原駅からパノラマウェイで楽〜に(笑)高度を上げて、栂池自然園駅からスタートです(^.^)
快晴で景色が素晴らしいのですが、気温の高いなか汗かきながら樹林帯を抜けて、まずは天狗原の湿原を楽しみます♪
ここからは高山経験がほとんどない私の縦走の旅が本格的に始まりまーす。
大雪渓は通らないから、雪道歩きの心配がないかと思いきや。。。雪田の直登がありました( ̄▽ ̄;)
ロープがあるので大丈夫でしたが、久々の雪面歩きでしたのでズルズル滑りながら(汗)、なんとかクリア〜(雪道歩きはここだけだよー)
そして初北ア登頂記念の一座目は、白馬乗鞍岳ヽ( ̄▽ ̄)ノ
そのまま縦走路を進むと、青く輝く美しい白馬大池に到着。
白馬大池山荘脇の広場で、ここでノンある飲みながら小休止(^.^)
白馬大池の遠景に雪倉岳や朝日岳を望んだり、また船越ノ頭へと続く雷鳥坂を望んだりと何処を見ても良い景色♪
雷鳥坂にて、白馬では有名なコマクサを愛でたり、ふと前を見てたら。。。母親雷鳥とそのこどもたちに遭遇!
晴れの日にはなかなか現れないと言われる雷鳥を初めて目の前にして、ヒナが可愛いよー(´∀`)←この日は珍しく雷鳥まつりのようでした♪
ホッコリ気分で船越ノ頭〜小蓮華山に到着〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ
↑最初、船越ノ頭を小蓮華のピークと勘違いw、スケールデカ過ぎw
このころからガスが目立ち始め、白馬岳の姿が見えなくなることも(^^;
たまにガスの切れ目から悪っぽい姿を見せてくれます(笑)
縦走路は一旦高度を下げて三国境へ。
ここは、長野、富山、そして新潟県との県境となっているところ。
ここから頑張って馬の瀬を登り詰めると。。。
わーい♪白馬岳に到着〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ
強力の小宮山正によって担ぎ上げられた風景指示盤があります。
こんなに重いのを人力でここの山頂に設置するとは( ; ゜Д゜)
さぁ、たっぷり楽しんだあとは山頂から下って、無事に白馬岳頂上宿舎横のテント場に到着〜
風が強くて有名なテン場のようですが、風にもて遊ばれながら(笑)テントを組み立てて、一日の疲れを癒すビールを飲んで、夕御飯作って頂いてと(*´∀`*)
ご飯食べたら疲れのせいか、眠くなってしまって。。。(-.-)Zzz・・・・
しかし、高山は空気が薄いせいなのか低山より疲れるのが早い気がして。。。もう少し歩けると思っていたけど、想像以上に疲れた(>_<)
昨晩の風がそれなりに強くて風の音で何度も目を覚ましたりとしつつ二日目の朝を迎え、御来光を拝もうと思い少し歩き回ったけど、テン場周辺からは見ることが出来ず( ̄▽ ̄;)
諦めてモルゲンロートだけを楽しむ(^^;
爆睡もしたし、朝御飯食べてテント片付けて二日目縦走開始〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ
道中、大雪渓を眼下に望みながら杓子岳(しゃくしだけ)を目指しますが、ここは白馬三山とされているこの山のピークを踏まなければならない義務?wwがあるため、かなりなガレガレな急登を落石を誘発しないように登り詰めまーす(^o^;)
師匠はというと、登ったことあるから巻き道歩いて合流点先でのんびり待ってるって(笑)
ガイドブック見てると。。。縦走ではここのピークには寄らずに巻く人が多いんだって(((^_^;)
えー、なんでみんな登らないのー?けっこう楽しかったのにーヽ( ̄▽ ̄)ノ
快晴だったから杓子岳からの白馬岳の眺望はメッチャ最高でした(´∀`)
杓子岳を下りて師匠と合流してと、お次は石灰岩で真っ白な特徴ある白馬鑓ヶ岳へ〜
んで、わしわしと登り詰めて。。。鑓ヶ岳に到着〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ
わーい♪これで白馬三山(白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳)制覇です〜♪
ここからはしばらく極端な登りがないので、ホッコリしながら南下して、天狗平に位置する天狗山荘を通過(あ、ジュース休憩はしたよー)し、天狗ノ頭を越えて縦走路を進むと、やがて現れたのは。。。
おーっと、思っていた以上に激下り( ; ゜Д゜)
そう、ここは『天狗ノ大下り』、山と高原地図では難路とされています〜
このエリア攻略のためにと持ってきていたヘルメットはすでにフライング装着済み〜p(^-^)q
激下りなうえに不安定なガレとザレ、脆くてホールドしにくい岩場のここを400mも一気に高度を下げます( ̄▽ ̄;)
なので慎重に下ってと。。。落石を誘発することなく無事にクリア〜
さてと、天狗ノ大下りをクリアしたあとに間髪入れずに目の前に現れたのが噂に聞いてた『不帰嶮(かえらずのけん)』。。。
一峰から三峰まであるキレット地帯で、山と高原地図では危険マーク付の難路( ; ゜Д゜)
直下から見上げると。。。まぁ口が開くほど(笑)の岩場の急登( ̄▽ ̄)。。。ってか壁?
クサリもたくさんありますなぁー( ̄▽ ̄)
これは登っていて下を見ると。。。ウヒョー〜〜〜( ; ゜Д゜)って感じ(汗)
ここのキレット地帯。。。もし落ちたら。。。( ̄▽ ̄)
なのでメッチャ慎重に丁寧に登って一峰をクリアし、ラスボスの核心部である更に難易度&恐怖度の高い二峰の北峰&南峰を無事にクリアヽ( ̄▽ ̄)ノ
たまにやってるボルダリングの成果があったのか、慌てることなく手足を天然のホールドに確実に捉えられたかな(^.^)
あとは高原地図にはのっていたが、実際にはよくわからず、ここかなと思われる三峰を通過して、難所の不帰嶮(不帰キレット)を無事に通過でーすヽ( ̄▽ ̄)ノ
しかし、二峰北峰の少し手前で。。。13:20ころに天狗山荘方面へと向かうという軽装な登山者さん夫婦とすれ違いましたが、余計なお世話なのかもですが、この先難所の連続であることと、山荘まで時間がかかることは伝えて行動判断してもらうよう伝えて別れましたが。。。キレット越えや大下り越えは大丈夫なのかな?山荘到着は遅めになるけど大丈夫かな?とモヤモヤ感が残ったりと。。。しばらく気になりました(・・;)
我々は、今日の夜から天気が崩れ、明日(13日)は雨予報なのが判明しため行動計画を練り直し。。。
五竜岳方面への縦走は中止とし、下山後の便も考慮して八方尾根からエスケープ(下山)できる唐松岳頂上山荘付近テント場を二日目の泊地へと変更することを決めました。
この梅雨時期に2日間も天気が良くて、素晴らしい縦走路歩きやアルプスの眺望、雷鳥やお花を愛でることが出来たりしたので悔いはありません(^.^)
不帰嶮からほどなく、唐松岳に到着〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ
更に歩いて、唐松岳頂上山荘に到着、テン場に移動しまーす
ここでも恒例の乾杯ビールを飲んでね(笑)
この頃にはガスも山荘付近まで入ってきて、雨も予報とおり降りだしてきたので、テントの中に避難しまーす(^o^;)
テン泊は我々だけかと思ったら、後から隣のスペースにやって来た二人組は言葉から判断するにどうやら韓国の方のようだ。
アルプスは外国人も多いのだなぁと思いながら、テントから覗いてみると。。。
なんと!キャンプ用の高さのある巨大テントがデデーンとたっていた( ; ゜Д゜)
そして彼らは、ジーンズにスニーカー姿という( ̄▽ ̄;)
何処から来て何処へ行くのか分かりませんが、こんな重いテント背負って来るとは、まぁお疲れなことです(・・;)
我々は本日も夕御飯作って食べた後、疲労からまたもや早い時間から爆睡(笑)
夜は雨もかなり強く降っており、時おり突風が吹き乱れていたけど、我々は相変わらず爆睡(^o^;)
翌朝。。。テントの隙間から周囲の様子を見てみると。。。
なんと!!隣のテントが見るも無惨な姿へ!( ; ゜Д゜)
夜間の突風で倒壊したのでしょう。人影も無いことから山荘に避難したものと思われますが、アルプスに耐風性のないキャンプ用テントでのテン泊はあまりにも無謀なのではないのでしょうか(^o^;)
服装も登山に適したものではありませんでしたし、知識もなく軽いノリは、高山(低山もね)では一切通用しないという、『山をなめたらこうなります』という一場面を見させてもらいましたね。
1歩間違えれば命を落としかねない、それが登山ですから。
我々は天気を確認すると雨雲の切れ目がやがて来るのがわかったので、それまでに朝ごはん&出発準備&レイン着用をテント内で行い、小雨になった瞬間にテントを一気に片付けて、八方尾根から下山でーす。
雨が降ったり止んだりとでしたが、この尾根道は歩きやすく人気があるルートであることが歩いてみてわかりました〜
そして八方池に到着〜、山のほうはガッスガスなので湖面に映る逆さ白馬は見ることが出来ませんでしたが、ここに至るまで様々なものを見させてもらったので、山に感謝です♪
そんなこんなで無事に下山〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ
天気の関係で後立山連峰縦走完遂とはならず、しかし白馬三山は登頂できましたし、山行としては適切な判断かと思います。
壮大なスケールを有するアルプスってヤッパリ最高ですね♪
tsuyoponさん、こんばんは〜〜
白馬三山に不帰嶮、お疲れ様でした!
お天気の関係で途中までになっちゃいましたが、充分楽しそうです!
白馬や不帰嶮、私も行きたいのですがなかなか・・・
雷鳥いいですね〜! 私はまだ雷鳥見たことがないんですよ〜〜
今年はどこかで見れるといいなぁ〜〜
そうそう、タイトルは騙されました(笑)
最初、tsuyoponさん達のテントが?! どんな荒天だったの?!
と思いましたら・・・キャンプ用テントでは・・・ですよね(^^;
こんばんは、earielさんヽ( ̄▽ ̄)ノ
天候不良で当初の計画ルートは完遂出来ませんでしたが、杓子岳は巻けるのに巻かずに(笑)登頂しましたので、白馬三山は制覇出来ました♪
初日と二日目が晴れていましたので、初めて高山のスケールの大きい絶景を堪能できました(^.^)
不帰嶮はearielさん好みでしたよー(笑)
今までで一番の岩岩でした( ̄▽ ̄)
白馬の山域は雷鳥が多いらしく、4回も見れました♪
earielさんも今年見られると良いですね(^-^)
騙されましたか(笑)
お隣さんのテントでした
あれにはびっくりぽんでした(^o^;)
アルプスは想像以上に素晴らしいところですね♪
tsuyoponさんこんにちは!
いいなあ、アルプスでテン泊ですか!
白馬でテン泊してみたいなーと思います。
写真がとっても綺麗ですね〜(≧∇≦)
mmirokuさん、こんにちはヽ( ̄▽ ̄)ノ
はい♪初北アルプスはテン泊でした!
といってもテントは私のではないですから、いずれソロのテン泊をしてみたいものです
このときは最高なお天気でしたので、スケールの大きな絶景を楽しみました♪
mmirokuさん、いつかアルプスでテン泊デビューしなきゃですね!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する