北岳、間ノ岳、農鳥岳(白峰三山縦走)
- GPS
- 17:58
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,763m
- 下り
- 3,459m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:45
- 山行
- 9:59
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 10:33
携帯のGPSマップは手軽で便利だが、バッテリーが短いのとGPSの反応が遅いのが難点。データログ採取も泊まりの時はほぼ不可能だった。道迷いの排除とヤマレコにログを載せることが目的なので、今回の使用で携帯の短所が見事に改善され、記載のルートが全然詳しくないことを除いても大満足だった。
しかし、いざヤマレコにログを落とすと二日目のスタートとゴールの時間しか出なかった。
後日ヤマレコに問合せて問題解決 1日目と2日目の区切りの間に<trk>タグがないことが原因だそうで、手直ししたログファイルをお送り頂き解決しました。親切な対応ありがとうございました。
天候 | 一日目 曇り、二日目 霧、雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
奈良田には第一/第二の二つの駐車場がある。始発は第一からだが、そこには、20台位しかスペースがない(第二は200台位だが途中乗車)。 乗り切れない場合には、ピストンでの戻ってきたバスになるため1.5hrのロスになる。ロスしたくない場合は、第二から第一の駐車場まで歩いて行っての乗車の方が賢明(400mくらいか) |
その他周辺情報 | 帰り掛け 県道南アルプス公園線途中の温泉「ヘリシー美里」に立ち寄る 廃校の中学を改造したものらしい 1時間550円 |
写真
感想
三連休の土日での南アルプス 白峰三山の縦走に行って来た。
当初雨だった天気予報が曇りにズレたため、諦め掛けていた今回の計画を決行。
雑誌などでは、二泊三日とか三泊四日とか書いてあり多少心配だったが、ヤマレコの記録では一泊二日、下手をすると日帰りというものまであり、一泊でどうにかなるだろうと、一般プラン通りにゴールの奈良田温泉まで車で向かい、そこからバスでスタートの広河原へ向かう計画を実行した。
奈良田の第二駐車場には始発5:30に間合うよう無事到着したが、既に凄い人がバス待ちで並んでいる。結局、後方に並んだ私は中型のバス3台に乗り切れず、ピストンで戻ってきたバスに乗って1.5hrのロスタイムで広河原へ到着した。
広河原に到着すると、曇っていた空から青空も見えてきて、期待が膨らむ。
早速、大勢の登山客に混じって上り始める。人が多い一本道なので、行列になるのは仕方なし。前に付いていく形で上ったため、当初予定していた草すべりルートではなく、大樺沢ルート〜右俣ルートを取ってしまった。(初めての山なので、どっちでも良いが、)
大樺沢のルートは、まだ沢に雪渓が残っていて、かなり上まで見渡すことが出来、白馬の大雪渓を思わせた。
小太郎尾根の分岐を過ぎ、稜線に出ると一挙に視界が拓け、雲間から仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳が見え隠れし、北岳へのトレールも現れ、肩ノ小屋の近くまで来ると、それまで隠れていた富士山がひょっこり顔を出し、一挙に興奮が高まる。
肩ノ小屋から1時間かかって北岳山頂に到着。風も穏やかで、気温も寒くは無く、これで靄さえなくて、視界が遠くまでハッキリしていれば、最高だったが、残念ながら山頂では富士山が拝めなかった。
宿泊地である北岳山荘では、上から見下ろした時にはまだ有りそうだったテントスペースが、到着後受付を済ませて着いたころには、目ぼしい所は既に埋まっていて、仕方ないので、テント間の隙間に割込むように設置。左に北岳、前に富士山、右に間ノ岳と場所は最高だったが、平らではなくかなり斜めっていた。
寝る前まで比較的穏やかだった風が、夜中から強くなり、それに混じってフライシートに当たる水滴の音で目が覚めた。時間は12時過ぎ。8時には寝ていたので、4時間位は眠れたことになる。それからは、風でテントが吹き飛ばされはしないかと心配し、うつらうつらとしているうちに時間が過ぎ、3時過ぎには周りのテントが起きだしたようなので、起きることに。
二日目は、霧(靄?)の中。ご来光どころか、周りの景色が何も見えないところからのスタート(5:30)。
10〜15mくらい先は何も見えなく、横なぐりの風。単独行とは言え、こんな状態で誰も見えなくなると不安になるため、なるべくどっかのパーティなんかの後に付いていくことに。中白根山を越えた辺りで、幾分か霧が晴れて景色が見渡せたが、それ以降はまるでダメ。霧と風の中で、間ノ岳、農鳥小屋、西農鳥岳、農鳥岳を通る。(感慨無し。晴れに来たかったが、雨よりましか)
大門沢下降点を過ぎた辺りから霧が晴れ風が止んだが、今度は時折降る雨となった。
高度が低くなったのと、風が止んだのと、雨で湿度が高いのと、樹林の間を縫って歩くのとで、汗だくなりながら、やっとのことで下りてきて、大門沢小屋に着く。
ここで泊まる人が多く、二泊三日ならここで泊まるべきなのだと思いつつ、残り3時間の道のりを単独で出発。沢沿いの道は、岩が多くて雨だと滑って怖い。雨で本来の道が小川のようになっている所もあるし、何回も現れる丸太の橋は激流になっている沢を渡るには、かなり心もとない作りであった。
数名の登山者に会いながら、沢を離れ、滑りやすい急坂(道の片側が坂で落ち込んでいる)を通り、予定通り3時間の内40分を残して大門沢登山道入口の車道に到着。この頃には雨もあがっており、駐車場まで残り4.3km。誰もいない道をトボトボと駐車場に帰り着いた。
ヤマレコの記録を参考にさせてもらったが、下りの道は予想以上に大変で、ほぼコースタイムのままでしか来れなかった。余裕をみて二泊三日が正解かも。また、縦走は聞こえは良いが、このルートでは北岳までのピストン(肩ノ小屋泊まりで)が、Betterかとも思われる。
先々週に日本第一位の富士山。今回は第二位の北岳と四位の間ノ岳。第三位の奥穂高岳も視野に入れたいところだが、やはり山は晴れてなきゃダメだ。
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