朝メシ前の剱立山
- GPS
- 49:52
- 距離
- 18.2km
- 上り
- 2,015m
- 下り
- 1,984m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:52
- 山行
- 10:07
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 11:44
天候 | 晴れ、くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:室堂発新宿行まいにちアルペン号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道ですが、やはり難易度は高いと思います。 |
その他周辺情報 | 室堂に下山後、みくりが池温泉に入浴。入浴料700円でした。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
思いおこせば一昨年の春、筑波山に登った帰り道、クルマを運転する師範代がポロリと「夏は奥穂ですかね」と言った時には、「をいをい、1000mにも届かないガマ油の山の次が、ニッポンで3番目ですかい?あのよく見る写真ありますね、あの真下に山小屋の赤い屋根が見える断崖絶壁にかかる鉄ハシゴ・・・・それはいくら何でもNo Gun 無鉄砲ってもんでしょう」って答えたもんです。それが、ホントに奥穂に登り、去年はニッポンで一番大きな「とんがりコーン」の頂上に立ってしまい、そこまで来てしまうと、次はもうココしかないワケで、とうとうやって来ました、そうです「ツルタテ」です。
7月22日(金)22:30、新宿の新しい大きなバスターミナルから富山地方鉄道の夜行バスで富山駅に向け出発。翌朝、予定通り富山駅着、室堂行きのバスに乗り継いで、9時過ぎに写真でしか見たことのなかった室堂に降り立ちました。
雄山頂上にはガスがかかっているものの、お天気は問題なし。いきなり山をバックに観光客めあての記念写真を撮られちゃったりして、しかもそれがすぐにその場で売られるなんて、長生きはするもんです。
支度を整えていざ出発。1日目は雷鳥沢から別山乗越を越えて剱沢の剣山荘まで。時間的には余裕ありの行程です。室堂のターミナルから、まずはみくりが池へ。と、人だかりが・・・をを、いきなりサンダ〜♪バ〜ド〜♪。池が割れて地底のひみつ基地から2号・・・・いやいや、んなワケありません。ライチョウです。草むらに巣があるんでしょうか、何やらゴソゴソ動いていますが、うしろ姿ばかりで、もひとつハッキリ見えません。♪ふりむ〜かないで〜、○○のひ〜と〜♪・・・ナゼかこんな古〜い歌を思い出しましたが、やっぱり初めてお会いしたのでコッチをむいてほしいワケで、けっこうネバってみましたが、結局あきらめて先に進みます。(この時はちょっとザンネンでしたけどね・・・・これがあとで)
その先には地獄谷。風向きの具合で火山ガスがにおってきます。硫化水素ってH2Sでしたっけ?ってなことをぼーっと考えながら歩いていて不用意にガスを吸い込むとけっこうきます。ハナが刺激されます。自分の体内で生成したガスなど、ここではまったく太刀打ちできませんね。もうここではご遠慮なくどうぞ・・・みたいなもんです。
雷鳥荘をとおって雷鳥沢に下りていきます。この辺まではコンクリートで整備された散歩道。雷鳥沢にはカラフルなテントがいっぱい。あたりに「売店はありません」のカンバンがありましたが、テン泊のみなさん、食料が尽きても「らいてふ」の焼き鳥はあきませんよ。でもどんな味でしょうねえ。あははは。
さて、ここからは標高差500mほど登って剱御前小舎へ。心地よい晴天のもと、ときおり振り返りながら雷鳥沢、地獄谷、室堂を眺めながら高度をあげていきます。お花畑もあちこちに見られます。植物の種類も豊富です。時々立ち止まってレンズを向けるんですが、悲しいかな、花の名前をほとんど知らないもんでねえ。あとでお勉強です。
1時間半ほどで剱御前小舎に到着。ホントならここでドーンと剱岳にご対面なんでしょうが、ガスがかかって真っ白け。おなかもすいてきたのでここで食事。ここからは剱沢を見おろしながら剣山荘に向かいます。ここまで来ればあと1時間。しかも下りです。下っていくうちにガスが少し晴れてきて、依然として前剱までしか見えませんでしたが、それでもこれまでに見たことのないような圧倒的な景観に思わず息をのみました。急峻にして深い谷。さすが「登れない山」と言われてきたのも十分に納得できます。「これ、ホントに登るの?」っていうくらい人を寄せつけないオーラ満々です。
途中、ガスが晴れるのを期待してずいぶん待ちましたが、結局、ぼんやりと「あれが頂上かな?」というくらいの状態が数度あったくらいで、あきらめて剣山荘16時着。
この剣山荘、とってもよかったです。師範代が予約してくれていましたが、宿泊者もそれほど多くなかったのか、4人×2段ベッドの部屋を3人で使わせてもらいました。また簡易シャワーがあり、17時までの使用でしたが、汗も流せてさっぱり。シャワーを浴びて外で涼むと、ああなんとも爽やかなこと。極楽極楽。
ボリュームたっぷりのおいしい夕飯もいただき、暗くなったところで外に出てみると・・・・どっひゃー。ほ、星だらけ。星ってこんなにあったのかい?ってなくらいの星、星、星。北斗七星、カシオペア、北極星に虚塵の星、バルタン星、M78星雲に椅子噛んだる!いやいや、ホントにツキナミですが、満天の星ってこのことです。星座表ほしい。まあ、ここでも花の名前同様、星の名前をもっと知ってたら、もっと楽しめたのにねえ。北斗七星、カシオペア、ん〜、さそり座・・・終了〜ではねえ。またこれもお勉強しときます。
今日ここまでくる途中、朝、頂上に登ってきた人に聞くと、やっぱり朝早いほうがいいみたいで、10時くらいになるとガスがかかったということで、タテバイ・ヨコバイの混雑状況も気になるので、朝4時半起き、朝食をお弁当にかえてもらって5時出発としました。
翌朝、予定通り目を覚まし、荷物を小屋にデポして、サブザックに必要なものだけ入れて5時少し前に出発です。翌日の行程を考えて、今日の宿泊先、内蔵助山荘にたどりつくために、目標は遅くともお昼には剣山荘に戻ってくるくらいということで、いよいよ核心部に足を踏み入れます。
天気は上々ですが、登り始めてわりとすぐにいきなり出てきました最初のクサリ。一服剱から前剱のあたりはガレた道で、案内書にも危険と書いていましたが、不用意にも一番前を歩いていたワタシが石を落とし、すぐ後ろを歩いていたナベちゃんの足に当たってしまいました。幸いケガはなかったですが、悪いことをしてしまいました。
剱岳といえばカニのタテバイ、ヨコバイですが、そこへたどりつく前にも何か所かクサリ場があり、それでさえこれまで経験したことのないようなキツいクサリ場でした。ついに頂上も見えてきて、ますます「こんなのホントに登れるの?」と思わせるような、まさに「岩の山」です。立山曼荼羅に「針の山」として描かれたのがよくわかります。「だ、誰や、こんなとこに連れてきたのは?」って口が勝手に言ってしまいます。あははは。
ちょっと気をつけないといけないと思ったのは、コース上にマーキングは十分にあるんですが、下をむいて歩いてばかりいると、踏み跡っぽいところをまちがってたどってしまい、少し行ったところで、ん???何かヘンと気がついて、周囲を見回すと別のところにマーキングがあったりしてというような何度かありました。去年の西鎌尾根の史上最大のピンチもそうだったんですが・・・・これは反省。
さて、いよいよ例の場所、カニのタテバイに着きましたが、渋滞どころか他に誰もいません。渋滞で待つのも急かされるのもイヤですが、前に誰もいないと、これはこれで前の人がどうやって登っているのかわからないので、全部自前?です。しかも当然、初めてなので全くわかりません。いちおうYou tubeとかで予習はしてきたものの、やっぱり不安。1歩目から岩壁に打った鉄のクイだし。まあ、覚悟を決めてクサリをつかんで登りはじめます。去年の槍の穂先もそうでしたけど、無我夢中というヤツで、あとで思い出そうとしてもよく覚えてないんですが、最後のクサリに来て、どうも足をどこにかけるかよくわからなくなったのは覚えてます。が、こんなところで迷っててもアブナイだけなので、最後は「うぉりゃー」ってなカンジでよじのぼりました。たしかYou tubeの動画もそんなのが多かったように思います。あとで聞いたらナベちゃんもまったく同様、最後困って気合で這いずりあがったって言ってました。3人とも無事通過できて、思わずガッツポーズ出ました。
その先、頂上までは、まだまだ急な岩登りが続きましたが、まあ、それほどヤバいところはなくて、8時15分頃ついに剱岳山頂に立ちました。いやー、一生もんの絶景、絶景。雲の上にアタマを出した富士山、その右には南アルプス北部のオールスター、雄山のむこうには日本一大きなとんがりコーンと穂高連峰、白馬方面、富山平野もぐるーーーっとぜーーーんぶ見えます。山頂は2999m、なのでアタマは3000m越えてます。登れない山、登ってはいけないと言われていた山に、今、自分が立っています。信じられません。山頂には富山高校の生徒さん多数。大混雑というほどではありませんが、みなさん頂上の祠と一緒に順番に写真を撮影しています。
と、気がつくと小屋で用意してもらった朝食用のお弁当、ここまで食べるのに適当な場所もなくて頂上まで来てしまいました。まあ、カタチからすると、剱岳も「朝メシ前」に登った山ってことになるんですがねえ。あははは。あーコワかった〜。まあ、クサリから手をはなすことはまずないんでしょうが、ホントに手をはなしたら、(いつも言いますが)♪まっさかさ〜ま〜に〜、墜ちて痛いや〜♪(いやいや、おちたらイタイになってしまいますがな。)なところを越えてきたワケで、師範代もこれから先、オトナになればなるほど(つまりトシとればとるほど)体力的にもだんだん難しくなるばかりだから、ココは行けるときに行っとかないとってことで、今回、イッキにやっつけることにしたワケです。いやいや、さっきは「誰が連れてきたんや?」なんて言いましたが、今回、連れてきてもらってホントによかったですよ。
頂上からの絶景は満喫しましたが、今日の最終目的地は、来た道をまた小屋まで下りて、下に見える剱沢をよこぎって、剱御前小舎まで登り返し、そのあとここから見えている稜線をぐるーっと歩いて真砂岳から少し下った内蔵助山荘です。ここからこの行程、全部見えますが、その距離を思うと、果たしてたどりつけるのか心配です。そこまで行けない場合には剱御前小舎までという選択もありますが、翌日の行程が長くなるので、なんとか予定通りの行程におさめたいワケです。下りにも難所が盛りだくさんだし。
お名残惜しいですが、頂上には40分くらい居ましたかね、9時ごろ下山開始。
まずは下山の難所ハイライト「カニのヨコバイ」。こちらもけっこう予習してきましたが、クサリを握って、まずモンダイの1歩目右足。ああ、わりとわかりやすい。左足もしっかり置けて、あとはヨコバうだけ。どちらかというとタテバイよりこっちのほうが難しいのかと想像していましたが、案外すんなりと通過できました。先に通過したので、後からくるナベちゃんたちに「あぁ、そこよ〜、ソコソコ、んー、あぁ、もうちょっと下、ソコ、イイわぁ〜」(何ぢゃ、それ)といったようなサポートをして、全員、無事に通過。
これでもう安心、と思ったら、すぐ次の垂直ハシゴが・・・。まず右足でハシゴをまたいで1歩目、次に左足をハシゴ段に置こうとしますが、ハシゴを留めているクサリが邪魔になってなかなか足が抜けず苦労しました。
ヨコバイを通過してもまだまだクサリ場、難所が続きます。小屋を出てから小屋に戻るまでホントに気が抜けません。計画段階から師範代も心配していましたが、果たして小屋に戻るまでの長い行程で緊張感と体力が持続できるかが一番の課題だったと思います。
で、慎重に慎重に頂上から前剱、一服剱と下りてきましたが、気がつくと後ろから追い抜いていく人がほとんどいなくなりました。あははは、朝、小屋を出るときはけっこう早く出たつもりだったのにねえ。まあ、競争ではないので、無事に小屋にたどりつくのがイチバンということで、あわてず慎重に下りて行きます。
12時半ごろ、ようやく剣山荘に到着。5時に出発してから7時間半。頂上で絶景を満喫する時間はたっぷりとりましたが、けっこう時間がかかりました。普通なら時間的には1日の行程はこれでおしまい。当初の予定では、これから剱沢を登りかえして剱御前小舎、別山から真砂岳の稜線を通って真砂岳下の内蔵助山荘まで、コースタイムで3時間以上です。ここまで戻ってきて、緊張感もほぐれ、というかほとんどプッツン。小屋のテラスでくつろいでいると、どこからともなく悪魔の声が・・・「今から内蔵助山荘まで行くことを考えてみろ、ゾッとするだろ?」「今日はよくがんばった。剱御前小舎が今日のオマエの寝床だ」「いやいや、もっとラクな道があるぞ。ココにはシャワーも快適なフトンもうまいメシもある。立山はまた今度だ。明日、そのまま室堂に直行だ」・・・アブない声をかろうじて振り切って、デポしてあった荷物を詰めなおして、まずは剱御前小舎へ。
荷物を取りに小屋に入る際に難関がひとつ。「靴をぬぐ」です。下山フィニッシュちょっと前からアブない予感がありましたが、これに失敗すると「内またケイレン、太ももツルタテ」です。毎度のことではありますが、これはツライ。慣れればカイカン!といっても、今日はまだこの先もあります。慎重に靴ひもをほどいて、そーっとクリア。
あ、靴をぬいだついでにトイレに行ったら、いやいや、思いがけずいいコトありました。体重がずいぶん軽くなるくらい・・・出ました。あははは。爽快爽快。
剱沢の雪渓を渡り、剱澤小屋からテン場を経由して沢をのぼって行きます。昨日は沢の反対側を下りて行きましたが、剣山荘に下りる少し手前からけっこう急斜面があったのと、小屋で聞くと、上るなら剱澤小屋経由のほうが多少ラクだという情報もあり、そっちを行くことにしました。途中、振り返るとガスが少しずつかかってきましたが、まだ剱の頂上も見えていて、見るたびに、やはりその威容に圧倒されます。
剣山荘から2時間ほどかかって14時半ごろに剱御前小舎に到着。一息いれて、最後の力をふりしぼって、別山への尾根道を経由して内蔵助山荘に向かいます。別山山頂手前にトラバース道分岐があり、山頂経由のルートもありましたが、もう、ここはラクな道を選びました。もし星一徹オヤジが居たら、ショートカットの終点に立っていて、いきなり「ラクな道を選びよって!」と言ってぶん殴られたんでしょうが、いやいや、もうすでに2日分ほども歩いているので、もおカンニンです。
道は細かったですが、適度に下りながらのトラバース道で、室堂側の景色も見下ろしながらゆるゆると進んで行きます。真砂岳への上り途中で内蔵助山荘への案内板を発見。最後は広いなだらかな稜線を下りて16時半に山荘到着。ああ、長かった〜。11時間半ですよ。難関の「靴ぬぎ」で「太ももツルタテ」も起こさずに、部屋に通されてバッタリ。今日は2段ベッドの上の段に別に2人いましたが、まあ快適に過ごせました。
3日目、お天気はそれほど良くないようですが、まあ、早いうちに室堂まで下山すれば、あとは温泉、時間があればゆっくり昼食をたべて、バスに乗ってしまえば新宿まで一直線。朝食を済ませて6時に小屋を出発。まずは真砂岳をかるく通過して、尾根道を通って今回の最高峰の大汝山へ。多少険しい岩場もありましたが、1時間半ほどで大汝山に到着。お天気もまだダイジョウブなようすで、頂上から360度の大パノラマを堪能しました。
大汝山から神社のある雄山までは30分ほど。わりとラクにたどり着きました。途中、すれ違った人の話によると、今日は雄山神社のお祭りらしく、ふだんは閉まっている神社の扉が開けられるそうです。山頂には神社と社務所。巫女さんの赤い袴がとても鮮やかでした。時間の関係でお祓いはお願いしませんでしたが、いちおう、記念に手ぬぐいを買いました。
槍の穂先もまだ見えていましたが、さて、ここからはイッキに室堂までころがります。最初、一の越山荘までは急な下りです。と、見ると、下から小学生がたくさん列をなして登ってきます。さらに下を見ると、一の越山荘前の広場にジャージー姿の小学生がかなりの人数、整列しています。最初は通過待ちしていましたが、これがなかなかとぎれません。幸い、道が比較的広かったので、適当にヨコをすり抜けながら下りて行くことができましたが、狭い1本道なら相当時間がかかったことでしょう。先に下りて待っていて後から下りてくるナベちゃんと師範代を見ると「ウォーリーを探せ」状態です。まあ、これだけたくさんの子供たちを引率する先生やガイドさん、たいへんな苦労でしょうね。いくら身軽で元気な子供たちとはいえ、中には体力のない子や体調の悪い子もいるでしょうから。
一の越山荘から室堂へは整備されたハイキングコース。家族連れや家族に付き添われた年配者も見かけられます。雷鳥沢にかけての広々とした谷に咲くお花にときおり足を止めたりしながら、長かった山旅の余韻を楽しみながら下りていきました。師範代がポロリと「Stantonの小学校でも夏休みとか、林間学校ありましたか?」と言うんですが、「え、林間学校?んー、だって学校そのものが『林間』学校やもんね。そらあ毎日が林間学校や。あははは。」いやいや、ホントに林間学校なんてもんは経験ないですねえ。
とかいいながら、とうとう室堂まで戻ってきました。この頃になると、もうまわりはガスでかなり白くなっていました。みくりが池のところで今回のコースの「一筆書き」が完了、無事に帰って来れたことに感謝して3人で握手。そのまま「みくりが池温泉」に直行しましたが、初日に雷鳥を発見したポイントにまたも大きな人だかり。をを!今度は後ろ姿ではなくて、完全露出!?カメラを取り出してシャッター押しまくり。「目線くださーい」に答えてくれたのか、目線バッチリな1枚いただきました。おまけに今日はちょこちょこと愛嬌振りまいて移動してくれます。何と1メートルほど近くまできて、ほとんど足元を通り過ぎていきました。ワタシ、あまりの接近遭遇にミゾに転落。タテバってもヨコバっても無事に生還してきたのに、危うくこんなところで遭難するところでした。
日本最高所の温泉ということでしたが、白いお湯の「みくりが池温泉」でさっぱりとリフレッシュしたあと、しっかりとランチもいただいて、定刻どおり20時に新宿着となりました。
お天気もよく、この上ない絶景あり、お花あり、サンダーバードあり、満天の星あり、スリルとサスペンスあり、神社にお参りありのこの夏最高のイベントでした。師範代の言うように、先に延ばすと気力、体力、バランス感覚がだんだん衰えるので、やるなら「今でしょ」ということで、ここまでやって来て、そして無事に帰ることができてよかったですが、やっぱり穂高、槍に比べると、難易度は1段上だったように思います。いつもながら、同行のナベちゃん、企画・各種手配の師範代、そして今回も適切なアドバイスと助言をいただいた特別監修の大師匠に感謝です。ありがとうございました。
見事に劔岳の行程を歩ききりましたね☺ 怖かった❗と言いつつも、こんな愉快な山行記が書けるなんて、結局楽しんでいた証拠カモ??(^^)/
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する