立山三山＆剱岳（別山尾根ルート）／剱沢テン泊

2016年08月25日(木) 〜 2016年08月26日(金)

• GPS: 29:34
• 距離: 24.7km
• 登り: 2,327m
• 下り: 2,335m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:07
• 休憩: 1:51
• 合計: 6:58

9:15 みくりが池
9:22 9:22 みくりが池温泉
9:36 9:37 立山室堂山荘
10:12 10:19 室堂山展望台
10:54 11:06 浄土山
11:15 11:18 浄土山南峰
11:39 11:40 一の越山荘
12:33 13:15 雄山
13:28 13:41 立山
13:44 13:44 大汝休憩所
13:52 14:06 富士ノ折立
14:33 14:33 真砂岳
15:07 15:11 別山南峰
15:18 15:19 別山北峰
15:25 15:38 別山南峰
16:13 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 6:44
• 休憩: 3:26
• 合計: 10:10

4:30 剱沢キャンプ場
4:35 4:35 剱澤小屋
4:52 5:04 剣山荘
5:23 5:23 一服剱
5:56 6:10 前剱
6:19 6:23 前劔の門
6:37 6:50 平蔵の頭
6:54 7:10 カニの縦バイ
7:17 7:18 カニのハサミ
7:22 7:36 剱岳
7:40 7:40 カニのハサミ
7:47 7:58 カニの縦バイ
8:00 8:12 平蔵の頭
8:21 8:24 前劔の門
8:29 8:38 前剱
9:09 9:09 一服剱
9:24 9:29 剣山荘
9:42 9:45 剱澤小屋
9:52 9:55 剱沢キャンプ場
11:37 11:45 剱御前小舎
12:34 12:36 浄土橋
12:38 12:38 雷鳥沢キャンプ場
12:46 12:47 雷鳥沢ヒュッテ
12:54 12:55 雷鳥荘
13:10 14:24 みくりが池温泉
14:32 14:32 みくりが池
14:40 ゴール地点

天候

25日　午前　曇り時々晴れ　／午後　曇り
26日　午前　曇り時々晴れ　→曇り　／午後　曇り時々少雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【往路】
　新宿から扇沢までは深夜バス

　扇沢7:30→7:46黒部ダム　（関電トンネルトロリーバス）
　黒部湖8:10→8:15黒部平　（黒部ケーブルカー）
　黒部平8:30→8:37大観峰　（立山ロープウェイ）
　大観峰8:45→8:55室堂　（立山トンネルトロリーバス）

【復路】
　室堂14:45→14:55大観峰　（立山トンネルトロリーバス）
　大観峰15:00→15:07黒部平　（立山ロープウェイ）
　黒部平15:20→15:25黒部湖　（黒部ケーブルカー）
　黒部ダム16:05→16:21扇沢　（関電トンネルトロリーバス）

　扇沢16:30→17:05信濃大町駅　（アルピコバス）

　信濃大町駅から松本駅まで電車、松本から新宿までは高速バス

※扇沢から室堂までは往復運賃で9,050円、扇沢から信濃大町までバス1,360円
※夏休みシーズン終盤だが平日ということもあってか、大きな混雑もなくスムーズに乗車できた

コース状況／危険箇所等

立山（室堂〜浄土山〜雄山〜大汝山〜富士の折立〜真砂山〜別山〜剱沢野営場）
・室堂から浄土山は岩場の急登、初っ端からキツイ登り
・浄土山から一ノ越まで一度下り、雄山まで再び岩場の急登
・雄山から大汝山、富士の折立までは岩場の稜線。富士の折立はコースから外れ岩場を登っていく
・富士の折立から一度急斜面を下り、真砂山、別山まではなだらかなアップダウンの稜線歩き
・別山を過ぎて、剱沢までは急斜面の下り

※1日目は浄土山、雄山の登りがキツイが、通常のコースを辿る限りは危険と思われるところは特になし
但し雄山から一ノ越を下る場合はザレタ岩場の下りになるので転倒注意

剱岳（剱沢野営場〜剱岳〜剱沢野営場〜室堂）
・一般ルートとしては最難のルート、要注意箇所多数！
・ヘルメット着用推奨、岩場での三点確保、落石注意
・クサリ場の通過待ちあり。週末やハイシーズンでは渋滞することもありそう

・剱岳から下山した後はテントと撤収、室堂へは2時間と少しのハイキングコース
・天気が良ければ別山乗越までは剱沢と剱岳の景色、乗越を過ぎた後は立山と雷鳥沢の景色を楽しめる。今回は残念ながら曇天...

※2日目の剱岳は「岩の殿堂」と言うだけあって、なかなかスリリングなコース
先月に奥穂の大キレットを歩いた後のせいか恐怖感はあまりなかったが、コース難易度としては同じくらいか？

その他周辺情報

みくりが池温泉　入浴料700円
・熱めの硫黄泉、日焼けした腕、首にしみてイタイ
・入浴後は冷えた生ビールと、遅めの昼食で「白エビのかき揚げうどん」

写真

8/25 6:18

5時30分、前夜に新宿からの深夜バスで扇沢に到着
6時50分の乗車券の販売開始までしばらく待ちぼうけ

8/25 7:24

7時30分、関電トロリーバスに乗車
混雑もなく余裕で座れた

8/25 7:50

黒部ダムに到着

8/25 7:50

ケーブルカーの黒部湖駅まではダムの上を歩く

8/25 8:06

黒部湖からはケーブルカー

8/25 8:24

黒部平に到着
立山山頂部は雲に隠れている

8/25 8:26

ケーブルカーに乗車

8/25 8:40

大観峰から再びトロリーバスで室堂へ

8/25 9:06

8時55分、室堂に到着
朝早い時間帯は登山者の方が多い

8/25 8:57

9時、室堂をスタート

8/25 9:15

最初に室堂平散策
みくりが池、天気が良ければ水面に山並みが写り込むらしいが...

8/25 9:18

みくりが池温泉
ここは帰りに寄る予定

8/25 9:22

みくりが池温泉から地獄谷
現在立ち入り禁止エリア

8/25 9:37

立山室堂
日本最古の山小屋

8/25 9:56

室堂散策後、まずは浄土山を目指す

8/25 10:45

岩場の登り
久々のテン泊フル装備を担いで
初っ端の急登がキツイ

8/25 10:50

山頂近くの軍人霊碑
日露戦争で戦死した富山県出身者（第9師団歩兵第35連隊）を祀ったもの

8/25 10:55

浄土山、山頂付近から

8/25 11:03

山頂標識なし
この辺が山頂だろうか？

8/25 11:13

ルート脇に雷鳥の親子
全く逃げる様子なく、この後も登山道で砂浴びをしていた

8/25 11:18

富山大学の立山研究所

8/25 11:22

研究所の近くでも雷鳥
この後に3羽の若鳥が飛び出してきた
写真撮影は失敗

8/25 11:27

一ノ越から雄山

8/25 11:39

一の越山荘

8/25 11:41

一ノ越からはガレタ岩場の登り

8/25 11:57

三ノ越から一ノ越と竜王岳方面

8/25 12:11

三ノ越から山頂を望む

8/25 13:12

山頂到着
ここは2,991m

8/25 12:32

本当の山頂は雄山神社の3,003m

8/25 13:04

御祈祷料500円を払い雄山神社へ
登山安全の祈祷後、御神酒を頂く

8/25 13:04

山頂から室堂平と雷鳥沢

8/25 13:12

山頂から御前沢雪渓
2012年に日本に現存する氷河として認定

8/25 13:15

昼食休憩、雄山神社での祈祷の後、大汝山へ向かう

8/25 13:32

15分程で大汝山
立山の最高点は大岩の上

8/25 13:32

大汝山から雄山
山頂の雄山神社

8/25 13:33

大汝山の山頂標識

8/25 13:44

大汝休憩所
映画「春風を背負って」の舞台になった場所

8/25 13:46

大汝山から10分程で富士の折立
ピークはコースから外れ岩場を登る

8/25 13:57

富士の折立のピーク

8/25 13:58

大汝山と同じくかわいらしい絵が描かれた山頂標識

8/25 14:03

雲の隙間から黒部湖と黒部ダムが見える

8/25 14:19

富士の折立を過ぎ、真砂山までは緩やかな登り

8/25 14:29

午後から濃くなり始めたガスが憎い...

8/25 14:33

真砂山

8/25 14:46

真砂乗越を越えて

8/25 15:10

別山

8/25 15:12

ガスって展望がないが北峰へ向かう

8/25 15:18

北峰

8/25 15:44

別山に戻り、剱沢への分岐

8/25 15:49

急斜のガレタ下り

8/25 16:18

16時15分、剱沢野営場に到着

8/25 17:15

本日の我が家
しばらくツェルトを利用していたので、久々のテント

8/25 18:28

設営後、テントから明日アタックする剱岳

8/26 4:27

翌朝4時30分、剱岳に向けてスタート
既に登り始めている登山者のライトの明かりが見える

8/26 4:52

剣山荘に到着
まだ日の出前

8/26 5:11

剣山荘をでる頃には明るくなり始める

8/26 5:13

1番目鎖場
この辺は余裕

8/26 5:18

2番目鎖場

8/26 5:23

ご来光

8/26 5:20

うっすらと赤く染まる剱御前と剣山荘

8/26 5:21

2番目鎖場を過ぎて岩場を進むと一服剱

8/26 5:22

一服剱から剱岳

8/26 5:31

一服剱から少し下り
鞍部から一服剱を振り返る

8/26 5:30

一服剱からしばらく登っていく

8/26 5:41

ガレタ岩場の急登の始まり
落石注意！

8/26 5:47

3番目鎖場

8/26 5:47

前剱大岩の左側を登る

8/26 5:48

途中、振り返って剱御前から別山への稜線の展望

8/26 5:54

4番目鎖場

8/26 5:57

前剱が見えてくる

8/26 6:11

6時、前剱に到着
ここで小休止

8/26 6:01

前剱から富山方面
日本海の海岸線が見える

8/26 6:01

前剱から剱岳

8/26 6:14

前剱を過ぎて
ここからが核心部

8/26 6:15

岩峰のトラバース

8/26 6:16

5番目鎖場
高度感はあるが足元はしっかりとしている

8/26 6:20

6番目鎖場で平蔵谷側に降りる

8/26 6:22

ちょっと一休みの区間
のんびり登っていくと

8/26 6:32

ケルンがあり休憩適地

8/26 6:34

平蔵谷の裏側をトラバースして進む

8/26 6:42

7番目鎖場、平蔵の頭
鉄棒をステップに岩壁を登り、

8/26 6:43

ナイフリッジを跨ぎ、平蔵谷側に降りる

8/26 6:47

その後、壁面をトラバース

8/26 6:47

平蔵の頭を通り過ぎたところ振り返る

8/26 6:48

8番目鎖場
岩を回り込む様に進み、

8/26 6:48

岩場を登る

8/26 6:51

平蔵のコルを過ぎて

8/26 6:51

登り最後の難所
カニのタテバイを待つ人

8/26 6:55

9番目鎖場、カニのタテバイ
最初は鉄棒をステップに登り

8/26 7:00

その後、クサリの登り

8/26 7:00

途中、下を見下ろすと...
落ちたら洒落にならなそう

8/26 7:03

カニのタテバイを過ぎても岩場の登り

8/26 7:05

番なしのクサリ
それとも9番の続き？

8/26 7:10

登りの難所を終え、山頂に近づく

8/26 7:17

早月尾根との合流点

8/26 7:20

山頂の祠が見えてくる
残念ながらガスが出はじめる

8/26 7:22

7時20分、剱岳山頂に到着

8/26 7:23

「荒城の月　剱岳三番叟の仕組」のプレート
ググっても謂れを調べられなかった

8/26 7:28

時々、展望が開けると
ガスに抱かれた立山の景色

8/26 7:37

しばらく山頂の休憩した後、下山開始

8/26 7:49

10番目鎖場、カニのヨコバイ

8/26 7:50

まずはクサリを下って

8/26 7:52

その後、高度感のあるトラバース

8/26 7:55

平蔵谷の裏側に回り込むところでブロッケン現象に遭遇

8/26 7:55

ハシゴを下り、

8/26 7:57

さらにクサリで下る

8/26 7:59

再び平蔵の頭、登りとは別ルートを辿る
小さく登山者が写っているが探せますか？

8/26 8:00

山頂方面を振り返って
登りで使ったカニのタテバイが写真下側の中央に写っている
よくあんなところを登ったもんだ...

8/26 8:02

11番目鎖場
平蔵谷側に下りる短いクサリ

8/26 8:05

平蔵の頭のクサリ場の通過を待つ人たち

8/26 8:05

12番目鎖場、平蔵の頭の下山ルート

8/26 8:06

壁面にへばりつく様に登り

8/26 8:11

反対側へ下りる

8/26 8:22

13番目鎖場
前剱手前の登り

8/26 8:55

難所のクサリ場を終えても、まだ下りは続く
最後まで気を抜かないで

8/26 9:09

途中、ガスが晴れたところで剱岳を振り返る

8/26 9:09

剣山荘と剱沢野営場が見えてくる

8/26 9:26

9時25分、剣山荘に到着

8/26 9:45

剣沢小屋

8/26 9:52

剱沢野営管理所

8/26 9:57

10時、テントまで無事到着

8/26 10:58

小休止の後、テント撤収
10時、室堂に向けて帰路に就く

8/26 11:00

剱沢を出て別山乗越へ

8/26 11:36

別山乗越にある剱御前小舎

8/26 11:51

ここからは雷鳥沢までの下り
登ってくる登山者はツラそう...

8/26 12:05

ガスが晴れて雷鳥沢が見えてくる
この辺から時々小雨がパラつく

8/26 12:34

雷鳥沢に架かる橋を渡り

8/26 12:37

雷鳥沢キャンプ場

8/26 12:41

室堂までは階段の登り
この辺から観光客の姿が増えてくる

8/26 12:43

最後の最後にイジメのような階段の登り

8/26 12:49

地獄谷の様子
鼻をつくような強い硫黄臭が漂ってくる

8/26 12:55

らいちょう温泉雷鳥荘
ここでも入浴可能

8/26 12:57

遊歩道を進み、

8/26 13:02

血の池を過ぎて、

8/26 13:10

みくりが池温泉に到着
入浴料700円、熱めの硫黄泉
日焼けした腕と首にしみる

8/26 13:54

入浴後に冷たい生ビールと、遅めに昼食に白エビのかき揚げうどん
至福の一時

8/26 14:37

14時30分、予定より1時間ほど早く室堂に到着

8/26 14:36

久々のテン泊フル装備を担いでの縦走は疲れたが、立山、剱岳の高峰2座の充実した山行
満足、満足...

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

装備

個人装備

ザック ザックカバー ストック 水筒 ヘッドランプ ヘルメット ナイフ コンパス 地図 ストーブ ガスカートリッジ ライター コッヘル カトラリー テント グラウンドシート シュラフ マット 食糧 携行食 帽子 グローブ レインウェア フリース ミドルウェア 着替え タオル ファーストエイドキット GPS 予備電池 エマージェンシーシート ゴミ袋 携帯電話 健康保険証/運転免許証

感想

ARAQ

今年の夏、最後の山行（たぶん）
天気予報と相談して決めた行先は立山、剱岳の縦走

コース取りは室堂から立山三山に登り、別山を経て剱沢でテン泊
翌日は剱沢から別山尾根ルートで剱岳にピストン、下山後テントを撤収し室堂へ戻るルート

立山は、先月の槍穂に続き21座中19座目の3000m峰クリア
残りは乗鞍岳と御嶽山（御嶽山はいつクリアできるか分からないが）

剱岳は別山尾根ルートからのピストン
先月大キレットを歩いているせいか、怖いという感覚もなく岩登りを楽しむことができた

天気は快晴とはいかなかったが、晴れ間ものぞき、まあまあなコンディション
久々のテン泊フル装備を担いでの縦走は、少々しんどかったが、立山、剱岳という高峰2座をクリアし充実した2日間

コメント

rinzu

ありがたい写真の数々
細やかに写真を撮って、載せて下さり、ありがとうございました。
参考になります。