北穂高岳〜涸沢岳がスリルに満ちた穂高岳周回(涸沢→北穂高・涸沢岳・奥穂高・前穂高→岳沢)
- GPS
- 18:50
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,319m
- 下り
- 2,299m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:50
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 7:55
天候 | 晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
タクシー:沢渡ゾーン→上高地バスターミナル¥4200 |
写真
感想
雲ノ平へ行った山の日がらみの週末以降8月の週末は天気が安定しないことが多く、9月に入ってやっと山に来ることができた。
咲いている花もアキノキリンソウやミヤマトリカブト、標高の高いところもトウヤクリンドウばかりになり、すっかり秋になっていた。
涸沢も全体的に黄色みがかかり、紅葉間近といった雰囲気だった。
6年ぶりの奥穂高岳は、前回は涸沢からザイテングラード経由の往復だったため、涸沢から登り穂高岳山荘に宿泊し、奥穂高岳、前穂高岳を経て岳沢へ下るということは決まっていた。
そして涸沢へ到着した際の時間やあまりの天気のよさに穂高岳山荘までのルートは北穂高岳から涸沢岳を経ることに自然に決定した。
ただ北穂高岳に到着したころには北側には雲が立ち込め、大キレットを直下に見ることはできなかったのは残念だった。
時間的に北穂高小屋へ泊ってもいいかなと思ったのだが、北穂高小屋は人気があるのか平日の割には混んでいるとの話だったので、予定通り穂高岳山荘へ向かうことにした。
北穂高岳から涸沢岳のコースは、一般登山道最難関の部類になるとは聞いていたが、一箇所だけここは個人的に剱岳よりスリルがあるなと思う場所があった。
涸沢岳の2つ手前のピークになるのだろうか、ぐらつくアルミ製の梯子を登った後、せり出した岩があるのだが、ここを越えるときの足場がボルトなのだ。
剱岳のカニのタテバイのボルトの足場とカニのヨコバイの行き先の足場が見えない感じを足し合わせたような感じで、剱岳でも怖いと思わなかったのだが初めてちょっと怖いなと感じた場所だった。
ちょうどそのせり出した岩場の横の窪みにCCレモンのペットボトルが落ちていたので「CCレモンハング」とかなにか名前を付けたいくらいの場所だ。
翌日は最初からの計画通り奥穂高岳の後、吊尾根を通り前穂高岳を経て岳沢へ下った。
奥穂高岳では前回見ることができなかった槍ヶ岳までの展望と、その槍ヶ岳へ至る表銀座縦走路と裏銀座縦走路の山々、そして先月歩いた野口五郎岳、水晶岳とその周辺の鷲羽岳、黒部五郎岳、薬師岳の姿も眺めることができて大満足だった。
前穂高岳も最初は雲の中だったが、30分程待っていたら雲が流れて奥穂高岳を間近に眺めることができた。
吊尾根を歩いているときもそうだったが、岳沢カールへ下りていくときも上高地から見えているあの場所を歩いているんだなという感動のあるコースだった。
岳沢カールへ下りていく重太郎新道も要注意のコースだが、昨日北穂高岳から涸沢岳のコースを歩いていたからか、気分的に楽に下ることができた。
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