記録ID: 978399
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
鷲羽岳&双六岳(雨からの始まり〜風と寒さとの戦い〜素晴らしい景色へ)
2016年10月08日(土) 〜
2016年10月10日(月)



体力度
9
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 55:04
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 3,080m
- 下り
- 3,065m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:13
距離 12.3km
登り 1,561m
下り 138m
14:56
2日目
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:07
距離 12.0km
登り 1,156m
下り 1,156m
3日目
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 9:02
距離 13.8km
登り 360m
下り 1,778m
13:35
ゴール地点
天候 | 10/8(土)小雨〜大雨、10/9(日)雨〜晴れ(稜線強風)、10/10(月)晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・道はとても整備されており特に危険個所は無し ・10/8(土)雨で登山道が川のようになっており転倒注意 ・10/9(日)稜線歩きは強風、特に鷲羽岳の山頂辺りは飛ばされないように注意 ・10/9(日)、10(月)低温と風により寒さ対策必要だった。 1日目 ・今回、岐阜を出るときは、雨も降っておらず各家を送迎してもらい快適な出発 となった。 高速にのり「ひるがの高原」でコンビニ&トイレ休憩となったが、 雨が霧のように降ってきて次第に本降りとなった。 また、半袖だととても寒い感じがした。 ・J野さんの軽快な運転により予定通り6時すぎに「新穂高」へ入ったころには 一旦雨は止んでいたが、登山準備をしているとパラパラと降り出し、 雨具装着で山行出発!! ・「中崎橋」手前からもうしっかりと雨が降りだし、「わさび平小屋」で デジカメ/スマホはザックの中に収納しそれ以降は視界と共に写真は撮れない状態 となった。 ・「小池新道入口」を過ぎた辺りで、大きく砂防工事が行われていた、 そのまま進み登山道へ入るが登山道は川のように水が流れ転倒に 注意しながら進んだ。 ・「秩父沢出合」〜「シシウドヶ原」へ進む中、雨による気温低下と 段差の有る登山道で、K川さんが両足を攣りかけて「シシウドヶ原」で、 荷物を各メンバーへ分散しなんとか「鏡平山荘」へ到着。 「鏡平山荘」での停滞有りかと思ったが、温かい飲み物等をいただき体を温めて 再度出発。 更に雨が激しく降る中を一歩一歩進み、「双六小屋」へなだれ込むように入る。 手前のテント場は、1張しかテントが張られておらず初日は、テント泊を断念し 全身ずぶ濡れの衣服を乾かす為小屋へ素泊まりを選択した。 他のテント泊登山者も次から次に小屋泊を選択していた、天候不順を見越したのか 登山者は思ったよりも少なく全メンバー6名で1部屋を占拠し快適な宿泊となった。 また、「双六小屋」の乾燥室が協力で濡れた衣服はあっという間に乾いて、 翌日、乾燥室へ入れれない登山靴以外は何も問題なく山行が可能となった。 2日目 ・朝までずっと雨で、風も強く10時までにどうするかを決めないと いけなくなった。 一応、空身の登山準備をして談話室でテレビの天気予報 (雨が曇りになる時間を確認)を見ながら待機。 窓の外の雨が小降りになったので、雨具を装備し濡れた靴を履いて出発へ。 ・「三俣山荘」までは、最短の「双六岳巻道ルート」で向かう、雨は小降りに なったが視界は無く寒さが堪える中、空身で特にアクシデントも無く無事 「三俣山荘」へ着いた。 ここは、「黒部の山賊」の拠点だった場所で髭ぼうぼうのデカイ山男がいるかと 思ったら、山荘の住人は小さな子供もいる若い家族だった?? 食堂も兼ねたカフェでは山ガールが騒いでした??イメージが… ・「三俣山荘」で、温かい飲み物をのみ「鷲羽岳」へ登る気合を入れていると 雨はほぼ止んだ。 幸先がいいと「鷲羽岳」へアタック開始するが稜線へ向かう程強風が吹き、 古い雨具を着ているあっしはパラシュート降下部隊のように空気を纏った感じ になり、油断していると飛ばされそうになった。 しかし、強風が追い風のように体を押してくれて登りが楽になり強風に 耐えながら思ったよりも楽に山頂に辿り着いた。 残念ながら「鷲羽岳(2,924m)」の山頂からは何も景色が見れず、また、 強風と寒さで長居ができなかった。 そうそうに下山するが、下山時も視界は、上を強風で流れる雲・ 下は「三俣山荘」へ延びる登ってきた尾根が綺麗に見える景色で、 強風とガレ場を慎重に下山した。 「三俣山荘」に着いて小休止し、山バッチを購入軽い食事をして 「双六小屋」へのルートを相談していると上空の雲が晴れてきて 「双六小屋」の目の前に「槍ヶ岳」がだんだんと見えてきた。 「槍ヶ岳」が綺麗に見えてくると今度は、さっき登った「鷲羽岳」が見えてきた。 「鷲羽岳」は、ドカッと白い様相で現れ、どことなく去年登った「薬師岳」の山頂 に似ているなと思った。 ・山頂での景色は何も見れなかったが、「三俣山荘」での景色を堪能して だんだん天候も回復してきたのでだったら、少し時間がかかり強風も気になるが 「双六岳稜線ルート」で下山しようと提案。 心配だった、K川さんも体調が良く「鷲羽岳」も登り朝食も食べてご機嫌で 賛成してくれた。 まだ、視界の悪い「三俣峠」から一登りで「三俣蓮華岳(2,841m)」へ、 そこから強風で雲が流れだんだんと視界が良くなり周り景色が見えてきた稜線の道 を「双六岳」へ向かい歩いた。 しばらく歩くと幸運にも「雷鳥」が1羽登山道を歩いており皆で静かに観賞した。 雷鳥を見ると又天気が悪くなるかもと一抹の不安が過ったが、 ところがその後も幸運が待っていた。 ・雷鳥と別れた後も風は強かったが、「双六岳」への稜線がはっきりと見え 遥か右側に笠ヶ岳も見えてきた。 途中「中道分岐」で今日歩いた「巻道ルート」も確認できた。 「双六岳(2,860m)」山頂で、「鷲羽岳」や「水晶岳」がはっきりと確認でき、 正面には「槍ヶ岳」や「穂高連峰」、「燕岳」・「大天井岳」 他に、「笠ヶ岳」や「薬師岳」とパノラマ状態だった。 ・「双六岳」からの降りが今回一番の景色だった前方に「槍ヶ岳」を見ながら 一本の道を歩くなんとも絵になる光景だった、更に、雨上がりで前方に虹が見えた と思ったら虹が山の稜線沿いに半円で2度も現れる「ブロッケン現象」が 発生した・・・なんと幸運だったんだろう・・・ 興奮さめやらぬ中ゆっくりと先へ進むと今度は、「槍ヶ岳」へ向かう 「西鎌尾根」の全貌が見えてきて一度は行ってみたくなった。 最高の山行だった本日は、この後も天候は安定したのでやっとテント泊へ。 しかし、昨日に比べて風は強くなかったがやはり外は寒くて夕食はテントの中で 済ませ、就寝も早かったが小屋泊よりは熟睡できなくて少し肩が凝ったような状態 で翌日をむかえた。 3日目 ・前日、天候が良さそうなので日の出を見ようと早朝から「樅沢岳」へ登る約束をし 朝3時には朝食を食べ4時すぎに登頂開始。 しかし、高度があがるにつれ風が強く寒さも増して「樅沢岳(2,755m)」 の山頂では、「ハイマツ」の陰に隠れながら日の出待つがまだ時間が早すぎて 少し朝日を背にした「槍ヶ岳」や雲が流れる「西鎌尾根」を見て感動した後、 寒くてそうそうに下山した。 「双六小屋」へ戻ってテントを撤収し、重い荷物を背負って下山開始。 「弓折乗越」までは、初日に味わえなかった「双六小屋」までの景色と「鷲羽岳」 の雄大な姿を見ながらのんびり進んだ。 「弓折乗越」からアッシ一人「弓折岳(2,588m)」の三角点へ寄り道し、 先行の皆に「鏡平山荘」手前で合流。 「鏡池」で池に映る「逆さ槍」が見たくてのんびり小休止、 ここで皆の集合写真を撮った。 この後は、少し暑さもました長い降りを時々現れるガレ場を慎重に歩いて 「小池新道入口」まで下山。 「小池新道入口」からも苦手な林道&アスファルト歩きを訓練だと思いながら、 「わさび平小屋」で水分補給しなんとか登山口ゲートまで戻った。 この後、「奥飛騨温泉郷平湯温泉「ひらゆの森」」に立ち寄り、 昼食も済ませて家路を急いだが何時ものように「東海北陸道」恒例の片側交互通行 による渋滞に巻き込まれ予定よりも少し遅めに帰宅になりました。 J野さん行き帰り運転ありがとう!! |
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:832人
コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [3日]
新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華岳、鷲場岳、水晶岳、雲ノ平(2日間)。最終日は雲ノ平から新穂高まで。
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する