甥は昔の山の相棒の次男です。
孫娘たちはイヴの翌朝、目を覚ましたときサンタさんに、お手紙でお願いしたプレゼントが無かったので、がっかりしているのです。
両親からは、「いい子にしていれば今晩、爺のお家にサンタさんが持ってきて呉れるよ」と説明してあるのです。
倅夫婦との打ち合わせ通り私はパーティの途中でそっと抜け出し、屋根裏部屋でサンタクロースの服に着替え、帽子を被り、大きな付け髭をします。
そして孫達の御希望の玩具を持って、床をトントンと叩きます。
「アッ、サンタさんが来たらしいよ」の声で孫娘達が屋根裏部屋の梯子の下に駆け寄る気配です。
そこでハッチを開き爺のサンタが沢山のおもちゃを持って梯子を降りました。
4歳の孫は興奮で顔がこわばり、1歳の孫はキョトンとして不思議そうに見ています。
2人に無事御希望のおもちゃを渡し終え、記念撮影の頃になってやっと4歳が爺のサンタと見破りました。
声を出して話をしすぎたようです。
1歳は抱っこしようとすると怖がって逃げてましたから、最後まで騙せていました。
爺のサンタ作戦はまずまず成功でしょうか。
サンタの装束は量販店で買い求めましたが、立派な付け髭まで付いて数百円という驚くべき安さです。
大量生産でしょうが、あちこちで沢山の爺や父親達が子供達のためにサンタ姿のサービスをする姿が目に浮かびます。
私もコスプレで芝居をするのは40数年ぶりの事でした。
昔、職場のクリスマス・パーティをホールを借り切って開き、その時、初めて女装して舞台に立ちました。
マレーネ・デートリッヒの嗄れ声の声色で「リリー・マルレーン」を、プロバンドの伴奏付きでドイツ語で唄いましたが、金髪の鬘を被る正式な舞台メイクで付け睫毛まで付け、思いのほか好評でした。
その時自分でも多少高揚感を感じましたが、運よく女装が癖にならずに済みました。
でも今回の子供達の喜ぶ姿を見ているとサンタのコスプレは癖になりそうです。
4歳の孫は帰り際に「爺じ、サンタさんを有難う」と云ってくれ、ホロリときてしまいました。
サンタの芝居は1歳の孫には来年もまだ通用しそうだと思い、サンタの装束は大切にしまって置きました。ainakaren
レンさんこんばんは。
うちは長く騙したいのでまだ姿を見せるわけにはいきませんが、4歳児の興奮のまなざし、羨ましいですね。ここは一発、ドイツ語で話せば、ばれなかったかもしれませんね。
マリーネ・ディートリッヒのリリーマルレーンやれるんですか。是非拝見したいものです!
ainakarenさん、こんばんは
すごく盛りだくさんで大掛かりで、涙と笑いありの一大ドラマですね!
もう何年か通用するというより、スケールアップした叙事詩風に展開するような期待感^^リリーマルレーン以上の高揚感だったのでは。お孫さんたち、忘れられないクリスマスになりましたね。屋根裏部屋、どんな風な作りなんだろうって、そちらもいろいろ想像しましたよ
yoneyamaさん・こんばんは。
孫は昨年のクリスマスに横須賀米軍基地のパーティに連れて行かれ、大勢のサンタを見て、サンタさんには同じ姿のお手伝いの人が沢山いると理解しているようです。
「何で英語でしゃべらないのかと思った」と云っていました。
爺じがサンタさんに頼まれて、お手伝いしたと話したら納得していました。
小学1,2年生までは信じ続けて欲しいものです。
デートリッヒの物まねは、若気の至りでお恥ずかしいです。
所で本当のサンタさんって、フィンランド語ですかね。
本人に訊いて見たいです。ainakaren
大掛かりといえば、そうなりますかね。
サンタクロースで、散々苦労す〜ナーンチャッテ!
屋根裏は部屋というより物置です。
天井のハッチを開け、取り付け梯子で上がります。
山道具などガラクタが沢山置いてある狭い空間ですが、今回は役に立ちました。
煙突が無いのは矛盾してますが〜
演じるという行動には高揚感が伴いますね。
俳優はいつでも、そんな気分で演じているのでしょうか。ainakaren
素晴らしい!本当に素晴らしいです。
感動しちゃいました。
うちにも1歳、4歳、7歳の娘がいます。
来年のクリスマスは必ず、サンタになろうと思いました。
Kasaxさん・こんばんは。
来年は是非サンタ姿でサンタさんのお手伝いをして、お子様達を喜ばせてあげて下さい。
孫の喜ぶ顔を見て、自分の子にはサンタをしてあげなかったことを今更後悔しています。
でも当時は衣装なども手軽には入手出来なかったのでしょうね。
便利な時代になりました。ainakaren
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