黒部源流域周遊(七倉ー五色ヶ原ー薬師岳ー雲ノ平ー湯俣ー七倉)
- GPS
- 104:00
- 距離
- 70.6km
- 登り
- 6,313m
- 下り
- 6,222m
コースタイム
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:50
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:00
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 11:50
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:10
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山後、大町市内の俵屋で、バラ肉飯と餃子で人心地。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
1日目
3時半に七倉に着いたけど、駐車場は満車。七倉ダム下に止め、ダム堤体の階段を登った。七倉はゲート前に行列ができ賑やかな状態。
自分は、タクシーは関係ないのでゲートを超え、七倉尾根へ向かった。
ピカッと光る獣の眼をクマかとびっくり、カモシカでした。
七倉尾根の急登を体を慣らすためゆっくり、ゆっくり登った。途中、左ふくらはぎも2回ほどツリそうに。
船窪小屋でお茶をご馳走になり、針ノ木沢へ。沢の水は少ないということで一安心。
沢は、テープがしっかりと誘導してくれる。用意したリバーサンダルを履く必要もなく、渡渉も石を飛んだりする程度ですんだ。
高巻道は、ゴロゴロで歩きづらい。途中、岩雪崩の岩砕で踏み跡のところも何箇所かあった。雨の時は、沢の増水以外に落石の怖そうなところだ。
順調なペースで、14:20の渡し舟に乗ることができた。
平乃小屋でビールとストレッチをして、明日の計画の再確認をしたり、まったり過ごす。
予約の連絡とか入り、宿泊者が予定者が増えていく。この日、18人程のお客さん。
釣りのお客も多そう。
増えてきたところで、メニューも変更したようで、主菜はレトルトの肉じゃが。ちょっと残念。
2日目
クマのいそうな道。鉢合わせは、ごめんと鈴を付け、ヘッドランプの照らす所を用心深く見ながら歩いた。道は、昨日の急登と違い、一定ペースで歩ける快適な道。
五色ヶ原からは広々とした景色を楽しみながら行った。
越中沢岳の下りやスゴ乗越の下りはガス巻いていたのでいつ終わるかとも考えず、ただ淡々と下った。
スゴ乗越キャンプ場は、混雑していた。もう盛り上がって声も聞こえた。
隅の方にツェルトを張って、小屋で受付とビール。この日、布団2枚で3人の表示があった。
3日目
ツェルト内は凄い結露。とりあえず拭くが、濡れたやつはズシリと重い。
ファイントラックのツェルトの人もひどい結露だったと言っていた。湿気が高いのだろうか?
ご来光をピークで迎えたいと歩くが、疲れでスピードアップは無理。マイペースで疲れを解消するイメージで歩く。ご来光で一気に赤く染まる景色に感じ入りながら歩く。薬師岳は登山客で一杯。初日、二日目は、あまりいなかったので、いきなり繁華街に出た感じ。下りは、山スキーなら絶好の斜面。でも歩くのは、脚を痛めないよう丁寧に下った。
太郎平小屋の前も大賑わいだった。談笑する人たち。生ビールを飲む若者グループ。
一休みして、シリアルを飲み下して、また歩き出した。
快晴の中、素晴らしい景色。でも、ヘリコプターがひきりなしに飛んでいる。そこら中で遭難騒ぎが起きているようだ。
薬師沢から登ってくる幾つものパーティーとすれ違った。
薬師小屋も大賑わい。昼時なのでお弁当を頬張るグループも沢山。軽くシリアルを食べて、いよいよ雲ノ平への登りへ。
400m余りの岩ゴロの道、7割位は手も使って登った。ちなみに自分は、ストックは使っていない。そのため、岩を掴んだり、手で膝を押したりという登り方。
岩ゴロ道を抜けて、木道になった時は、ホント嬉しかった。(でもまた、岩ゴロ道になってしまい、騙されましたが)
憧れの雲ノ平を歩いてるとそれだけで笑みがこぼれてきました。
キャンプ場でのんびりとビールとワイン、いいキャンプ場でした。
夜のツェルトから首を出して夜空を見上げると満天の星。目の悪い自分でも天の川がはっきり見えました。
4日目
濡れてたツェルトが乾いていた。サラサラ気分で3時半に一度起きたけれど、朝食ラーメンに食欲がわかず、押し込むように食べた。飽きと疲れが出てきたみたいだった。食後、眠気に襲われ一眠り。日が昇ってからの出発となった。
体力を考えて、水晶岳は、次回としマイペースを心がけ、ゆっくりと確実に歩いた。東沢乗越からの岩稜帯はとにかく脚にきた。
湯俣への分岐を過ぎ、槍ヶ岳を見ながらの下り、絶景だった。
南真砂岳を過ぎ、湯俣山との鞍部まで、ひたすらの下り。湯俣山への上り返しが実際は100mなのに300m位あるんじゃないのと思わせるような下りだった。
湯俣山からも、まだ川は遥か下。途中、おじさんと若い娘の二人連れを抜かした。
若い子は幕営装備。おじさんが色々下り方を指示したり、山のことを語ったりしていた。どこから一緒か知らないけど、ソロ山行というのにベッタリされるのは、どんなもんだろうかね?
長い下りでヘロヘロになって、湯俣温泉青嵐荘に到着。テン場も砂地で気持ち良さそうだった。外来夕食1500円もある。迷ったけれど、スタッフの方がいい人そうだし、のんびりしたいので宿泊を申し込んだ。部屋でのんびりとりあえず手持ちのウイスキーをやった。その後、お湯に。
軽い硫黄臭。石鹸はよく泡立つ。お湯は熱いが、浸かってしまうと何分でも入っていられるお湯。泉質がいい。
湯上りは外で冷えたビール。さっきのおじさんがテントを張っていた。
若い娘はザックを背負って下って行く。16時。この時間じゃ七倉まで歩くことになるのでは。
夕食は美味い料理が用意されていて、これは呑まなきゃあかんという状況。よく冷えた吟醸酒もあった。
食卓を囲むのは温泉マニアの80代の老夫婦、栃木の温泉マニア、外来夕食で北鎌尾根に行ってた人とボク。話が弾んだ。2合でヨイヨイになったので引き上げた。
7時半過ぎ、食堂が賑やかに。竹村新道を下っていた老夫婦のお客がようやく到着。
この頃は、温泉マニアは部屋に引き上げ、北鎌の人と遊びに来てた支配人の友人が山談義中。支配人の友人が老夫婦を結構厳しく注意。お老夫婦、素直に聞いていた。まあ、ご無事でなによりでした。
自分も山談義に加わった。支配人のポリシーでここを、人の集う場にしたいということで、宿泊が下山者のみの場合は消灯時間を設けないとのことだった。
そのうち、支配人も加わり、夜も更けていったのでした。
5日目
朝風呂に入って、朝食5杯飯。
のんびりと宿を出た。
今までの道と違い、川沿いの平坦な道。
高瀬ダムから、ここまで来たら一筆書きにしようとダンプとタクシーの走る車道をテクテク歩いた。
最後の山の神隧道は長かった。先に光が見えているのになかなか近づかない。
胎内潜りをやっているような宗教的に気分にもなってきた。
七倉について、さらに七倉隧道を歩いているところで北鎌の人に拾ってもらい、七倉ダム下に到着した。
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