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Yamareco

記録ID: 83941
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍穂テント泊縦走(槍〜大キレット〜北穂〜奥穂〜ジャン〜西穂)

2010年08月14日(土) 〜 2010年08月18日(水)
 - 拍手
GPS
103:30
距離
28.1km
登り
2,681m
下り
2,685m

コースタイム

�10:00新穂高無料駐車場→10:50穂高平小屋12:00→12:30新穂高無料駐車場
�9:50新穂高無料駐車場→10:30穂高平小屋→12:10滝谷避難小屋→13:00槍平キャンプ地
�6:00槍平キャンプ地→9:20飛騨乗越→9:30槍ヶ岳山荘
 11:25槍ヶ岳山荘→11:35槍ヶ岳11:45→11:50槍ヶ岳山荘
�6:30槍ヶ岳キャンプ地→6:50大喰岳→7:15中岳→8:20南岳→8:35南岳小屋8:55→大キレット→11:45北穂高小屋14:00→14:10北穂高キャンプ地
�5:50北穂高キャンプ地→7:20涸沢岳7:30→7:35穂高岳山荘7:55→8:15奥穂高岳→9:10ジャンダルム9:20→11:05天狗ノ頭→13:00西穂高岳13:15→14:55西穂山荘16:00→16:30ロープウェイ山頂駅16:40→17:15新穂高無料駐車場
天候 豪雨のち快晴
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
台風の影響で、沢が氾濫で通行止め。下山者は無理して渡っていたが、女性は腰まで浸かっていた)
翌日は、通常に戻っていた。
予約できる山小屋
槍平小屋
穂高平小屋
増水で渡渉できず退却。ただ戻るのは嫌なのか、みんなここで大休止している。
2010年08月14日 10:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/14 10:51
穂高平小屋
増水で渡渉できず退却。ただ戻るのは嫌なのか、みんなここで大休止している。
滝谷避難小屋
大雨だった前日はここが満員御礼だったとか。
2010年08月15日 12:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/15 12:12
滝谷避難小屋
大雨だった前日はここが満員御礼だったとか。
滝谷
2010年08月15日 12:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/15 12:16
滝谷
槍平キャンプ地
天気悪いからか、ガラガラ。
2010年08月15日 14:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/15 14:05
槍平キャンプ地
天気悪いからか、ガラガラ。
槍ヶ岳キャンプ地
この日のテント泊第1号。みな、暴風雨で躊躇していたが、最終的には6つくらいになったかな。
2010年08月16日 11:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/16 11:05
槍ヶ岳キャンプ地
この日のテント泊第1号。みな、暴風雨で躊躇していたが、最終的には6つくらいになったかな。
槍ヶ岳山頂
荒天だったので誰もいなく、スイスイ登れた。
2010年08月16日 11:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/16 11:33
槍ヶ岳山頂
荒天だったので誰もいなく、スイスイ登れた。
穂先と日の出前
2010年08月17日 04:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/17 4:39
穂先と日の出前
穂先とご来光
2010年08月17日 05:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 5:10
穂先とご来光
我がドマドームと大喰岳
2010年08月17日 05:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/17 5:30
我がドマドームと大喰岳
槍とススキの穂先
2010年08月17日 05:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 5:33
槍とススキの穂先
大喰岳
2010年08月17日 06:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/17 6:50
大喰岳
※20160721追加
2010年08月17日 06:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 6:53
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 06:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 6:54
※20160721追加
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2010年08月17日 06:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 6:58
※20160721追加
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2010年08月17日 07:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 7:16
※20160721追加
中岳
2010年08月17日 07:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/17 7:18
中岳
※20160721追加
2010年08月17日 07:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 7:20
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 07:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 7:20
※20160721追加
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2010年08月17日 07:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 7:41
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 07:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 7:50
※20160721追加
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2010年08月17日 07:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 7:50
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2010年08月17日 07:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 7:52
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2010年08月17日 08:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:04
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 08:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:04
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 08:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:06
※20160721追加
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2010年08月17日 08:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:16
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 08:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:17
※20160721追加
南岳
2010年08月17日 08:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:22
南岳
※20160721追加
2010年08月17日 08:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/17 8:22
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 08:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:23
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 08:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:23
※20160721追加
南岳小屋と穂高連峰
2010年08月17日 08:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/17 8:23
南岳小屋と穂高連峰
※20160721追加
2010年08月17日 08:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:35
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 08:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 8:54
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 09:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 9:02
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 09:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 9:02
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 09:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 9:10
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 09:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 9:16
※20160721追加
大キレット通過中
2010年08月17日 10:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
4
8/17 10:10
大キレット通過中
※20160721追加
2010年08月17日 10:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 10:20
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※20160721追加
2010年08月17日 10:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 10:32
※20160721追加
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2010年08月17日 10:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 10:32
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 10:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 10:46
※20160721追加
北穂高小屋を見上げる
2010年08月17日 11:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 11:30
北穂高小屋を見上げる
※20160721追加
2010年08月17日 12:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 12:01
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 12:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 12:22
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 12:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 12:24
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 13:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 13:09
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月17日 14:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 14:34
※20160721追加
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2010年08月17日 16:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 16:12
※20160721追加
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2010年08月17日 16:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/17 16:25
※20160721追加
常念岳と日の出
2010年08月18日 05:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:10
常念岳と日の出
北穂高キャンプ地
2010年08月18日 05:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/18 5:11
北穂高キャンプ地
※20160721追加
2010年08月18日 05:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:12
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 05:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:12
※20160721追加
モルゲンロートの穂高連峰
2010年08月18日 05:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/18 5:13
モルゲンロートの穂高連峰
※20160721追加
2010年08月18日 05:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:14
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 05:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:14
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 05:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:15
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 05:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:15
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 05:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:15
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 05:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:16
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 05:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 5:17
※20160721追加
大キレット
2010年08月18日 06:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/18 6:00
大キレット
※20160721追加
2010年08月18日 06:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 6:00
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 06:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 6:29
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 06:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 6:31
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 07:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 7:21
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 07:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 7:21
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 07:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 7:21
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 07:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 7:22
※20160721追加
涸沢岳
2010年08月18日 07:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/18 7:23
涸沢岳
穂高岳山荘
※20160721追加
2010年08月18日 07:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 7:34
穂高岳山荘
※20160721追加
奥穂高岳
※20160721追加
2010年08月18日 08:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 8:18
奥穂高岳
※20160721追加
馬の背とジャンダルム
2010年08月18日 08:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/18 8:26
馬の背とジャンダルム
馬の背通過中
※20160721追加
2010年08月18日 08:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 8:29
馬の背通過中
※20160721追加
馬の背通過中
※20160721追加
2010年08月18日 08:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 8:29
馬の背通過中
※20160721追加
ジャンダルム
2010年08月18日 08:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
3
8/18 8:59
ジャンダルム
ジャンダルム側面
※20160721追加
2010年08月18日 09:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 9:03
ジャンダルム側面
※20160721追加
ジャンダルム山頂
※20160721追加
2010年08月18日 09:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/18 9:12
ジャンダルム山頂
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 09:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
1
8/18 9:12
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 09:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 9:12
※20160721追加
ジャンダルム山頂
思っていたよりも広い。テント2つくらい張れるかも。
2010年08月18日 09:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
2
8/18 9:13
ジャンダルム山頂
思っていたよりも広い。テント2つくらい張れるかも。
※20160721追加
2010年08月18日 09:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 9:40
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 09:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 9:44
※20160721追加
縦走路を西穂高岳方面
※20160721追加
2010年08月18日 09:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 9:45
縦走路を西穂高岳方面
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 10:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 10:14
※20160721追加
西穂高岳方面
※20160721追加
2010年08月18日 10:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 10:15
西穂高岳方面
※20160721追加
岩場の直登。大変そうだが、鎖使わなくても登れます。
※前の写真の一番下の部分
2010年08月18日 10:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
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8/18 10:41
岩場の直登。大変そうだが、鎖使わなくても登れます。
※前の写真の一番下の部分
※20160721追加
2010年08月18日 11:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 11:05
※20160721追加
西穂高岳
ここまでくれば一安心。でも道のりは長い・・・
2010年08月18日 13:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 13:04
西穂高岳
ここまでくれば一安心。でも道のりは長い・・・
※20160721追加
2010年08月18日 13:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 13:08
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 13:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 13:51
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 14:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 14:09
※20160721追加
※20160721追加
2010年08月18日 14:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL L4, Canon
8/18 14:55
※20160721追加
撮影機器:

感想

念願の槍穂縦走を、台風一過の快晴を利用してやろうと思っていたら、天気が晴れない。計画変更を余儀なくされる。安全第一を考えつつも、後ろ髪引かれまくりで、結果的に縦走を成し遂げた。
【1日目】 豪雨
夜中から豪雨に見舞われ、駐車場で停滞することを決めていたが、出発する人が後を立たない。9時過ぎに晴れ間が見えたので準備を整えて出発。槍平まで行ければと思ったが、白出沢が氾濫で渡渉できず、撤退を余儀なくされる。駐車場にもどってからは温泉三昧。
【2日目】 曇り
昨日の夕方から雨が止み、天気が回復するのを期待したが、晴れ間は見えず。日程的に厳しくなってきているので、ロープウェイで西穂高岳に登り、様子見て焼岳へと縦走でがまんしようと思っていたが、登山口の警備隊に確認したところ、白出沢・滝谷ともに問題なく渡れるとのことで槍平に向かうことに。しかし、湯当たりのぼせ気味で全身だるくて足取りが重い。惰性で進み、なんとか槍平に到着。
【3日目】 暴風雨
台風一過という言葉がむなしく思える天気だ。13日未明に台風が通過してから全く晴れていない。とりあえず雨は降っていないので、槍ヶ岳に向かう。ガスが濃く、視界は10mくらいか。ただ、風はなく暑い。稜線に出た途端、暴風に見舞われる。姿勢が安定しない。なんとか山荘に到着。テントを張るか小屋泊にするか、または下山するか1時間ほど悩む。天気予報では回復しそうなので、テントを張ることに。まだ誰もテントの申し込みはいない。テントを張り山荘に戻ると、穂先に行ってきたという人が。岩に張り付けば風は感じないというので早速行ってみる。誰も登っていないのでスイスイ登れた。視界は0なので、記念撮影をして下山。
【4日目】 快晴
素晴らしいご来光が拝めた。南岳から新穂高へ下山する予定だったが、槍平から一緒の夫妻と、大喰で一緒になった青年が大キレットへ誘惑をしてくる。この天気を逃すのはもったいないということで、大キレットに突入。北穂小屋で4人で乾杯を約束して進む。言われている程の高度感も感じず、長谷川ピークなどの難所も気づかずに通過。ただ、小屋直下の壁登りは体力的にきつかった。ちょっと拍子抜け感があり、明日のコースに悩む。白出沢はピッケル・アイゼンがないとダメということで、上高地からタクシーか、無理して西穂高へ向かうか。とりあえず無理をせず、前穂高経由で上高地に下りることにする。
【5日目】 快晴
素晴らしいご来光を拝めた。この天気はもったいない。とろあえず北穂〜涸沢の岩場を通過してから体調と相談してみることに。でも、かなり絶好調。前日の大キレットでカラダが解れたっぽい。すれ違うグループに西穂〜奥穂の状況を聞くも、時間が微妙。名残り惜しいが西穂は諦める。一応ダメもとで、穂高岳山荘で、時間的にどうか確認。すると思いがけない返事が。「まだ大丈夫じゃないですか。標準タイムで16時半には西穂山荘に行けますよ。早い人はかなり早いですけどね。」と。このひと言で国内最難関登山道にチャレンジすることに。まずは「馬の背」。両サイドがスパッと切れていて高度感抜群、との噂でしたが、気持ちのいい景色でなんということなく通過。そして「ロバの耳」やら「ジャンダルム」。確かに岩場はきついかもしれないが、設置されている鎖を使うほどでもない。調子よく通過。これで核心部は通過したので、あとはのんびりとゴールを目指そう。という考えが甘かったことに段々と気づき始めた。奥穂〜西穂は、技術的なものよりも体力的なもので最難関なのだ。小屋はもちろんのこと、水場もない。浮石も非常に多く、仮に乗ってしまっても持ちこたえるだけの筋力も必要。そして常に落石させないように気を使うため、緊張感を持続させ続けることがなによりもきつい。急降下・急上昇の繰り返しと、照りつける日差しで体力はみるみる消耗していく。3Lあった水も怪しくなってきた。飛騨側はひんやりとした風が吹き、クーラーの効いた部屋にいるようだが、上高地側は無風で、岩は焼け、照り返しも酷く、灼熱の中だ。グローブをしていないと、熱くて岩を掴めないくらいだ。やせた稜線の岩場を1mでも上高地側を巻くルートになると、一気に消耗する。体力的にゆとりがなくなっていき、鎖場ではとうとう鎖を掴んで楽をするようになった。西穂山頂はすぐ近くに見える。時間的には余裕だ。だが、手前にまだいくつかのピークが存在する。さすがに体が上がらなくなってきた。こまめに小休止を取りながら、ひとつひとつピークをクリアしていき、なんとか西穂山頂に到着。達成感と安堵感で暫し放心状態。山頂にはもうひとりいて、その人に、「独標まで油断してはダメですよ。あと2時間!がんばってください。」と言われ、我に返る。そう、まだまだゴールは先なのだ。水はあと300cc程度。基本的に登り返しはないのだが、距離が長い。ペースを落として体力が消耗しないように下っていく。独標を過ぎると、道は整備され、一安心。しかし、この整備された道が、けっこうキツイ。岩場に慣れすぎると、この滑る感じがすごく疲れる。そして暑い。なんとか西穂山荘に到着。ロープウェイ最終まではまだまだゆとりがあるので、ソフトクリームとソフトドリンクをがぶ飲みして大休止。頃合いを見て出発。無事下山して、温泉で疲れを癒した。

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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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