北ア縦走(室堂〜薬師岳〜黒部五郎岳〜笠ヶ岳〜新穂高)

2016年08月08日(月) 〜 2016年08月13日(土)

• GPS: 51:40
• 距離: 69.1km
• 登り: 5,111m
• 下り: 6,526m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:58
• 合計: 6:18

9:19 スタート地点
10:56 10:58 浄土山
11:08 11:20 浄土山南峰
11:59 12:23 鬼岳東面
13:18 13:26 獅子岳
14:27 14:34 ザラ峠
15:18 15:23 五色ヶ原山荘
15:37 五色ヶ原キャンプ場

2日目

• 山行: 6:17
• 休憩: 0:29
• 合計: 6:46

5:25 五色ヶ原キャンプ場
5:41 5:41 五色ヶ原山荘
6:27 6:31 鳶山
8:21 8:35 越中沢岳
11:05 11:16 スゴ乗越
12:11 スゴ乗越小屋

3日目

• 山行: 5:56
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:57

4:48 スゴ乗越小屋
6:17 6:17 間山
7:59 8:17 北薬師岳
9:16 9:49 薬師岳
10:03 10:03 薬師岳避難小屋跡
10:31 10:31 薬師岳山荘
11:03 11:13 薬師平
11:45 薬師峠

4日目

• 山行: 10:43
• 休憩: 1:15
• 合計: 11:58

3:23 薬師峠
3:46 3:49 太郎平小屋
4:02 4:02 太郎山
5:51 5:51 神岡新道分岐
6:01 6:03 北ノ俣岳
6:42 6:42 赤木岳
7:35 7:53 中俣乗越
9:43 9:56 黒部五郎の肩
10:09 10:14 黒部五郎岳
10:21 10:26 黒部五郎の肩
12:10 12:39 黒部五郎小舎
14:10 14:10 三俣蓮華岳巻道分岐
15:21 三俣山荘

5日目

• 山行: 8:57
• 休憩: 1:12
• 合計: 10:09

4:11 宿泊地
4:59 4:59 三俣峠
6:35 6:35 双六岳中道分岐
6:40 6:40 双六岳巻道分岐
6:55 7:00 双六小屋
7:04 7:04 双六池
7:39 7:45 くろゆりベンチ
7:57 7:57 花見平
8:08 8:13 弓折乗越
8:19 8:22 弓折岳
8:25 8:42 弓折岳(分岐)
9:52 9:58 大ノマ岳
10:53 11:19 秩父平
12:48 12:48 抜戸岳分岐
12:53 12:53 分岐指導標（仮称）
13:42 13:46 抜戸岩
14:20 笠ヶ岳山荘

6日目

• 山行: 7:45
• 休憩: 1:03
• 合計: 8:48

5:34 笠ヶ岳山荘
5:53 6:01 笠ヶ岳
8:13 8:18 雷鳥岩
8:35 8:44 クリヤの頭
9:15 9:36 最終水場
12:43 13:02 クリヤ谷渡渉地点
13:48 13:48 中尾温泉口バス停
13:53 13:54 宝山荘別館
14:22 新穂高温泉無料駐車場

天候

8/8(月)　 晴のち曇り
8/9(火)　 曇り
8/10(水)　晴
8/11(木)　晴一時曇り
8/12(金)　晴のち曇り
8/13(土)　晴のち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

マイカー回送サービスを利用、アルペンキャリーサービス
http://www.alpencary.com/
23,000円@扇沢(有料駐車場下)→新穂高(登山者用駐車場)
当日朝に車を受け取ってもらえるのが便利、駐車スペースの心配が無くて助かります。

コース状況／危険箇所等

通行困難な危険個所はありませんでした。
室堂〜薬師峠
　越中沢岳とスゴノ頭付近に道の悪い箇所あり
　北薬師岳〜薬師岳はヤセ尾根になっているので注意
　薬師峠への下りは沢筋岩ゴツで歩くのクタビレマシタ
薬師峠〜三俣山荘
　三又蓮華岳のトラバース道は分岐付近が一寸注意要？
三又山荘〜笠ヶ岳
　弓折乗越と秩父平への下りには若干注意？
笠ヶ岳〜中尾温泉口
　難路ではありませんが悪路です。6日目で足が終わっており、クリヤの頭から
　水場付近までこけまくりながら下山w(昨年の登りより辛かったかもシクシク)

その他周辺情報

大町山岳博物館　入場料400円/名
市立の博物館ですが、その割に充実した展示内容。
以前から気になっていたのですが、今回前泊でようやく立ち寄る事が出来ました。
付属園のスバールバルライチョウは展示休止中。(HPを見るだけでも楽しめます)
http://www.omachi-sanpaku.com/

下山後は、平湯温泉のひらゆの森に立ち寄りました。

写真

8/8 6:42

初日、扇沢からスタートです

8/8 8:09

このルートのボトルネックとなるケーブルカー、無事始発に乗車し次のロープウェイも始発便の整理券を貰う
(手荷物代って取られなかったっけ？今回無しでした謎)

8/8 8:58

室堂到着〜恒例により室堂の立山そばさんで立ち食い
カマボコ2枚ですが、通常は1枚(撮影用に相方がよこしましたが、撮り終ったら没収されるorz)

8/8 9:25

お餅屋源七さんの醤油焼きつけ餅を行動食用に購入(美味しいです)、出発しようとしたら、腰ベルトのバックルが破損していることに気付く(涙)
行程初っ端でガッカリ、手持ちのテープスリングで結わえブルーな気分で出発ですorz

8/8 10:56

浄土山山頂付近、前方ピークは竜王岳

8/8 11:16

剱岳は雲の中、雄山も見えないですね

8/8 11:29

竜王岳の脇を抜け鬼岳へ

8/8 12:31

振返ると雄山の頂が見えました、一の越〜黒部湖のルートも見える

8/8 12:35

槍の穂先

8/8 12:37

前方は獅子岳、その右肩に見えるのは今日の目的地、五色ヶ原付近の鷲岳

8/8 13:26

黒部湖と針ノ木岳

8/8 14:20

さらさら越えのザラ峠付近ですがガスの中、残念ながら今回は立山カルデラ拝見できず

8/8 15:15

五色ヶ原山荘さんが見えてきた
途中でお話した方によると、3泊に1日位でお風呂に入れるそうです

8/8 15:33

イワツメクサ(好きな花)の群落があったのでパシャリ

8/8 15:35

山荘から10分程下るとテン場です

8/8 15:56

設営完了〜
初日の夕食はお赤飯(アルファ化米)とハンバーグ

8/8 16:14

花の終りが早い？
チングルマは殆ど果穂に

8/9 5:31

2日目、雲天です

8/9 7:49

鳶山を通過し越中沢岳へ
ガスの中で本日は写真少な目

8/9 8:21

越中沢岳、左下の標識には
「近くて遠いはスゴの小屋　アップダウンが続くよ！」
の記載あり(確かにその通りでクタビレました)

8/9 11:30

スゴ乗越を越え小屋まであと僅か、スゴノ頭を振り返る

8/9 12:17

スゴ乗越小屋に到着

8/9 12:35

設営完了〜(2泊目)

8/9 12:59

名物のうどんをいただく(トッピングはお揚げでした)

8/9 13:12

小屋備え付けの缶潰し器(笑)

8/9 16:23

テン場の風景

8/9 17:28

本日の夕食はカレー

8/9 20:10

夜の風景、越してきた越中沢岳とスゴノ頭が見える

8/9 20:13

天の川

8/10 4:59

3日目、本日快晴也

8/10 5:17

赤牛岳と水晶岳

8/10 5:18

上ノ廊下に日が差す

8/10 6:16

間岳に到着、標識後方の山は鍬崎岳

8/10 6:21

北薬師への道、前方は偽ピーク

8/10 6:41

ライチョウ♀
他に雛を2羽連れていました

8/10 6:50

立山方面の風景

8/10 8:00

北薬師岳に到着

8/10 8:13

前方には金作谷カールを従える薬師岳

8/10 8:57

ヤセ尾根を通過し薬師岳まであと少し

8/10 9:23

薬師岳に到着

8/10 9:33

歩いてきた縦走路、劔岳と立山が見える

8/10 9:34

水晶と槍ヶ岳と、ここからは低い位置に見える鷲羽岳

8/10 9:50

薬師岳山頂のお社
今回行程の最高点です(2,926m)

8/10 9:56

昭和38年、愛知大パーティーが大量遭難した尾根

8/10 10:03

避難小屋脇を通過し下山します

8/10 10:29

薬師岳山荘を通過

8/10 11:15

薬師平付近、テン場まであと少し

8/10 11:44

薬師峠に到着

8/10 12:06

設営完了〜(3泊目)
水も豊富でトイレも綺麗なテン場です

8/10 12:29

テン場の受付は小屋の人が来て薬師峠で可能なのですが、15分程先の太郎平小屋へ足を延ばす

8/10 12:40

これが目的です(笑)

8/10 12:44

名物？太郎ラーメンもいただく

8/10 17:23

テン場に戻り、お昼寝しているとあっという間に夕食時間
今日はパスタです(カニトマトソース)

8/11 3:53

4日目、今日は行程が長いので早立です

8/11 4:51

朝焼け空の薬師岳

8/11 5:04

お食事中のホシガラス

8/11 5:49

本日の日の出は雲の中
写真上手く撮れてませんが、北ノ俣岳付近からは大展望のルートです

8/11 5:58

折立湖が下に見える

8/11 6:01

北ノ俣岳

8/11 6:02

前方に黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山がならぶ

8/11 7:28

中俣乗越付近

8/11 8:58

薬師岳の右手、立山とその後方に後立山連峰が見えました

8/11 9:35

ゴーロが名前の由来だけあってゴロゴロです

8/11 9:43

黒部五郎の肩へ到着、ザックをデポして空荷で山頂へ向かいます

8/11 10:09

分かり辛い写真だな〜、黒部五郎岳山頂です

8/11 10:28

黒部五郎カール

8/11 10:56

カール道を通り黒部五郎小舎を目指す

8/11 12:08

黒部五郎小舎

8/11 12:29

ここで行程終わりとしたい所ですが、頑張って先にへ向かいます
カレーライスで燃料補給

8/11 13:02

登り返して黒部五郎岳を振り返る(この時間帯、熱中症になりそうな暑さ)

8/11 13:59

前方は三俣蓮華岳、今回はトラバース道を選択

8/11 15:09

ようやくで三俣山荘のテン場、今日はクタビレタ〜

8/11 15:53

設営完了〜(4泊目)

8/11 17:30

本日の夕食、レトルトシチューと炒飯(アルファ化米)

8/11 17:41

良いテン場ですね、鷲羽岳が前方にどーんと見える

8/11 18:21

そして横には槍ヶ岳、左手には硫黄尾根越しに今回初お目見えの大天井岳

8/12 4:14

5日目、今日も行程長めなので日の出前出発
(鷲羽に登るヘッデンの明かりが見える)

8/12 5:06

巻道ルートを選択します

8/12 7:00

双六小屋を通過、大盛況ですれ違いも多数発生

8/12 8:14

弓折分岐を通過すると登山者は殆ど居なくなる

8/12 8:27

弓折岳より次のピーク、大ノマ岳を見る

8/12 9:16

先ほど通過した弓折岳山頂で岐阜県警のヘリがホバリングして隊員を降ろす、さっき何も無かったよな？(この後再度飛来して要救助者を回収？していました)

8/12 10:23

大ノマを通過し更に進む、んーまだ遠いなあ

8/12 11:30

秩父平からの登りで見かけたライチョウ♀
クークー言いながらお食事中

8/12 12:10

秩父平からの登り以降はガスの中
見通し無くなりましたが、熱中症気味だったので寧ろありがたい

8/12 14:41

設営完了〜(5泊目)
トイレが無いので小屋まで登る必要あり、その点が大変なテン場です

8/12 15:08

今回初めて登った薬師岳、相方初めての笠ヶ岳、そして買いそびれていた三俣蓮華岳のバッジです。(購入先は以下)
薬師岳→太郎平小屋
三俣蓮華岳→三俣山荘
笠ヶ岳→笠ヶ岳山荘

8/12 17:35

最後の夕食はパスタです(カルボナーラソース)

8/12 18:31

んー明日の下りも大変だな

8/13 0:36

山頂方向にみる天の川、当日はペルセウス座流星群が極大で、30分の間に10個以上の流星を観測できました

8/13 5:11

翌朝、本日は山頂を超えてクリヤ谷へと向かいます

8/13 5:18

本日のご来光は槍の肩から、前方には滝雲が流れている

8/13 5:35

朝日を浴びる笠ヶ岳

8/13 5:43

それにしてもよい景色です、槍穂高や、写真はありませんが、出発地の立山方面から至る山々も雲海に浮かんで遠望できました

8/13 5:56

笠ヶ岳に到着、相方と握手を交わす

8/13 5:57

影笠ヶ岳、写真には写っていませんが御来迎も見えました
(播隆上人ゆかりの地ですね)

8/13 5:58

山頂を後にしてクリヤ谷を目指す

8/13 6:16

ふり返る笠ヶ岳、最終日も快晴で幸いでした

8/13 6:48

前方に見えるのは雷鳥岩付近

8/13 8:17

雷鳥岩に到着
ここまで悪路で結構足に来ます(苦笑)

8/13 8:20

クリヤの頭を望む

8/13 8:49

クリヤ谷を降下中
私の足終了のお知らせ(マテ)、といった感じでヘロヘロになりながら下りました(汗)

8/13 12:44

途中をだいぶ省略して第1渡渉点、ここまで来ればあと僅かです

8/13 13:41

中尾温泉口に無事到着
長いようで短い6日間、後半はしんどかったけど楽しむことが出来て良かったです(この後、車を回収して無事帰宅)

撮影機器：

PENTAX K-5 II s ペンタックス

感想

nando

黒部立山アルペンルート室堂から入山し、西銀座ダイヤモンドルートを経て笠ヶ岳に至るルートを歩いてきました。

当初は8月7日(日)からの日程で計画しましたが、台風5号の影響による天候不順が3日目の薬師岳通過時に重なる可能性があった為、1日遅れの8月8日(月)で開始、結果未踏であった薬師岳山頂では青空の景色を楽しむことができました。

さて、ほぼ全行程において2,000m越えの標高を歩くルートですが、それでも快晴の日中には軽く20℃を越えて、特に東面や南面のルートでは熱中症気味になりならがら歩いたのが印象的だった今回山行。少々体力オーバー気味だった感もありますが、それでも特に行程の中盤以降は快晴にも恵まれ、北アの風景を存分に楽しむことができて充実した6日間でした。

それにしても天気と休暇が合致して良かったな〜(これで今年の天気の運は使い果たしたか？汗)