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パラパラと中身を見ると、サバイバル(生き残り)について書いてあるようです。サバイバルって言葉は何か冒険しているみたいでカッコイイじゃない。で、中身を読んだら全くカッコよくありません。サバイバルは一か八かでやるものではなく、あらかじめ危険を回避するように事前に準備をして状況に応じた行動をせよと。ボーイスカウトの「備えよ常に」ですな。登山でも同じでしょう。で、備えが足りないか、何かが起こると山岳遭難が発生。
捜索・救助には費用がかかります。この本によるとアメリカの自然公園ではこのようです。
「グランドキャニオンでは、現在、ヘリコプターによる救出には費用を請求しているし、ほとんどの自然公園が、バカげた行為の結果、救出された人々に罰金を科している。結果として、事故死も救出活動も半減した。」との事。
日本ではそんな事ありませんね。疲れたら、迷ったら、ケガで動けなくなったら無料で山岳救助隊の救助ヘリコプターが助けてくれるという考えの方が多いのではないでしょうか。
ヤマレコの日記でも雪山単独で携帯電話がつながらなくてもアマチュア無線があればOKなんて日記を書いた人がいましたし・・・。
日本も無謀な登山での遭難は罰金を科したほうが良いのかもしれませんね。
Amazon:危機察知の鉄則 生き残る人・ダメな人 ロバート・ヤング・ペルトン著
https://www.amazon.co.jp/dp/4062691485
まるごとラスベガス:グランドキャニオン国立公園 (GrandCanyon)>トレイルと注意事項〜サウスリム編〜
http://marugotolv.com/park/gc/gctrails.html
※リンク切れ
「ちなみにかなり救助費用は高い。ヘリコプターを要請した場合は、1回のフライトで$2,000以上請求される。」とあります。
アメリカのフォーラムではグランドキャニオンのある自然公園で踵を怪我してしまい、救助ヘリコプターは無料だったものの、自然公園内の病院が夜間閉鎖との事で他の病院に搬送してもらったら3,000ドルかかったという書き込みがありました。この方は保険でほとんど対応できたそうです。治療費込みかな。
日本国内と同じ気分でアメリカのトレイルに入ってはいけませんね。保険に加入しておかないと。日本も救助費用の請求が当たり前になって、山岳保険の加入が義務付けられる地域が出るかも。
saitama-nの日記:埼玉県の防災ヘリコプター有料化条例は悪法か
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-153018
saitama-nの日記:山岳保険の選び方と知っておくべき知識
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-151731
saitama-nの日記:虫のよい話(雪山単独と無線)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-127007
saitama-nの日記:虫のよい話(雪山単独と無線)その2
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-127079
未だに振り込め詐欺に引っかかる人がたくさん
いることでもわかるように、
日本人は自分の身は自分で守るものという
基本的な考え方ができない人がほとんどなので、
ヘリ有償化も当たり前でよいのでしょうね。
遭難リスクのある危険な山は有料にして、
その一部を山岳保険に充てるという方向で
いいんじゃないかと思うんですが。
アメリカの自然公園の救助費用有料は地方財政が厳しいのも理由のひとつだと思います。
今後、日本も地方財政の引き締めが行われ、趣味による山岳遭難で費用をかけていられないという理由で、地域によっては救助ヘリコプター有料化と山岳保険の加入を義務付けられるようになると思います。
群馬県の谷川岳(危険地区)では条例で罰則があるそうです(三万円以下の罰金)。
群馬県谷川岳登山指導センター
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm
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