![]() |
![]() |
![]() |
個人的には馬鹿馬鹿しい内容です。
陰謀論が好きな方には大好物な内容かもしれません。
フライトレコーダーのコクピット内の会話を聞くと、操縦をしていた方々は爆発音の後(垂直尾翼消失時)に原因調査をしています。
飛行機に飛来物が突撃したとしたら衝撃で機体が揺らぐはずですが、そのような会話やデータはありません。
仮に飛来物だとしたら、エンジンの熱を目指してエンジンに当たるはずです。
垂直尾翼に当たるとは思えません。
当時の飛行機は基準点からの電波測量で現在地を把握しています(123便のフライトレコーダーに現在地を尋ねるやりとりがあります)。
墜落現場が2転・3転したのは自衛隊機の電波測量とレーダー測量で誤差が生じていたのと、山の地形的な問題で長野県側からの目撃情報が多かったからです(地図を見ると群馬県側は山に阻まれているが、長野県側は比較的開けている)。
当時の日本政府(自衛隊)は墜落をした時点で生存者がいるとは思っていなかったようです。
生存者を救出・搬出する準備もありませんでした(救助された方は長時間待たされたそうです)。
医療用の放射性物質を貨物として積んでいたのも自衛隊の初動が遅い原因かもしれません(自衛隊隊員の安全を担保できないので。他に123便にはバランス取りで放射性物質が取付けられていました)。
圧力隔壁が墜落の原因でないとする向きをする方がいます。
それでも、ボーイング社の修理ミス(結果的に)か747型そのもの問題で垂直尾翼が消失したのは間違いありません。
当時の日本航空=日本政府でしょうから、ボーイング社=アメリカと何らかの密約があった可能性はあります(747型固有の問題であれば飛行中の全ての747型を点検・改修しないといけないのでボーイング社に多大な負担がかかるし、アメリカの飛行機販売政策の汚点になる)。
米軍の救助を断ったという話があります。
日本政府で出来る事は自分達でやるのは当然です(人命救助の点では間違った判断だけど)。
日本政府は救助なんて最初っから考えていませんでしたが・・・(経験も無かった)。
群馬県山中で123便をミサイルで撃墜とありますが、そんなのしたらエンジンや機体に痕跡が残ります。
迷走状態で飛んでいる飛行機の背後から狙って撃墜なんてあり得ません(どのみち墜落は避けられないし)。
陰謀好きな方には申し訳ありませんが、そのような馬鹿げた発想は夢の中で寝言で言うだけにしておいた方が得策です。
2012年の5月に現地の登山道で老婦人に会釈されたのを忘れられません。
陰謀論でうひゃうひゃ喜んでいる方の発言を見ると腹が立ちます。
saitama-nの日記:御巣鷹の尾根に行った話
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-148488
saitama-n 様 はじめまして
世の中にいろいろ妄想する人がいらっしゃるのは自由ですが、当時既にこの世に生まれていて、あの阪神の優勝場面も観ていた人間の立場から証言いたします。
1985年の事故直後に、「金属疲労」という言葉が流行りました。普通の金属の壊れ方(弾性変形から塑性変形に達して破断する)ではなく、何かの原因で金属にひび割れができ、繰り返し力を加えている間にひび割れが進展して、最後に力が加わった時に一気に割れて破壊されてしまう。というものでした。
123便は、墜落する以前に、着陸時に最後尾が滑走路に接触する尻もち事故を起こしていたので、その時に圧力隔壁にひび割れが入ったものと推定されました。修理して再就航したものの、何度も飛んでいる間に機体の内部と外部の気圧差で圧力隔壁に繰り返し力がかかり、残っていたひび割れが進展し、最後に一気に割れて破壊し、その衝撃で垂直尾翼と尾翼の制御をするための油圧機能が失われてしまった。と推定されています。
今から言っても仕方がないですが、尻もち事故の修理時に圧力隔壁をすべて新しいものに取り換えるという選択は、お金がかかりすぎて対象外だったのでしょう。
このようにひび割れが進展して破壊に至る事故は、金属でなくても起きています。鉄筋の入っていないコンクリートや石材、接着剤などの脆い材料も、繰り返し力が加わればひび割れが進展します。
なお、123便の件では、圧力隔壁のひび割れの進展がわかる破断断面の顕微鏡写真など、証拠品があるようにも聞いたことがあります。
shokunpapa様。
金属疲労はどうしても出ますね。特に修理だと設計では考えていない場所に負担がかかる場合があるでしょうし。
123便関係の書籍は多くあるのにも関わらず(廃版含む)、自分の信じたい事だけ信じるのはどうなのだろうと思わず熱くなってしまいました。
saitama-n様
訂正しますが、圧力隔壁の下半分は新しいものに取り替えられていましたので、しりもち事故由来のひび割れが残っていたというのは事実誤認です。
むしろ修理の際に上下の圧力隔壁を接合するために開けられたリベットの穴に、応力集中による亀裂が見られ、隣のリベット穴との間を貫通する破談面が形成され、電子顕微鏡で疲労破壊によるひび割れの進展の痕が確認されたとのことで、ひび割れも修理由来のものでした。おっしゃる通り、修理により、設計では考えていない場所に負担がかかったようです。
shokunpapa様。
プラスチックや樹脂製の物を修理しようと思っても欠けた部分のみの修理では修理部分のみに力が集中して欠けやすくなります(本来は全体的な柔軟性で強度を保っている)。
かといって、補強パーツを組み込むと全体的な強度のバランスが崩れて別の部分が痛みやすかったりと。
登山道具等の修理をするとこういうのが見えてきます
saitama-nさん、おはようございます!(*・∀・*)ノ
123便の事故はとても悲しい出来事でした。
仰られる様に陰謀論を本当にあった事のように騙るのはどうかと思う次第です。
更に災害派遣等で国民の為に薄給でも貢献している自衛隊を、個人的な妄想で貶めるような発言はとても共感出来ません。
KaRzU様。
123便の陰謀論の本は著者が小銭稼ぎで書いていると思うので呆れて腹も立ちませんが、広く情報を集めずに真に受けている方がいるのは辟易します。
信じたいものを信じたい心理が働くのだと思います。
上野村の消防団をはじめ、自衛隊の方々等のご苦労を見聞きした方はそのような陰謀論を聞くと怒りとともに呆れるでしょう。
saitama-nさん、こんにちは。
昨日、下界に降りてきてヤマレコを見ていましたが、あまりに暑くておかしなことを書きそうだったので冷却期間を持ちました。
あくまで個人的な興味ではありますが、航空機の事故についてはいろいろな資料を読み漁っていた時期があります。
件の123便については日本語で読める資料や書籍が非常に多く、様々な情報が存在しています。
一方、公的な資料である事故調査委員会の報告書はどちらかと言うと技術的な情報が多く(あたりまえですが)、そうしたところから陰謀説などが湧いてきているのだと思います。
久々に123便の情報を調べようとネット検索したところ、運輸省が下記のWEBサイトを開設していました。
「日本航空123便の御巣鷹山墜落事故に係る航空事故調査報告書についての解説」
(直リンクは避けました)
大規模事故について精緻な検証と警鐘を鳴らし続けてきた柳田邦男さんが解説書の意義について寄稿されており、こちらから読むと、非常に解りやすい資料となります。
解説書本文は膨大な文字数なのでまだ目を通せておりませんが、目次を見る限りにおいては事故についての理解をきちんと整理できるものだと思われます。
なお、事故調査報告書もこのWEBサイトに掲載されています。
すいません、長くなりました。
ちなみに青山氏の一連の書籍は読んでおこうと考えています。
superfrog様。
最近の123便関連の本は陰謀論がほとんどですからね。
詳しい検証本を読まずに最近の陰謀論の本を読むと、素直な方は信じたいものだけ信じるのでしょう。
いろいろな視点から物事は見ないとね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する