自己責任（自業自得）になる前に自己防衛（天気予報）

山における自己防衛の一歩は天気予報の確認だと思います。
ヤマレコをお使いの方は各々で頼りにしている天気予報（ウェブサイト）があると思います。
自分は日本気象協会の日本気象協会 tenki.jpです。
天気予報の精度でなくて前から利用しており惰性です。
日本気象協会 tenki.jp【公式】 / 天気・地震・台風
https://tenki.jp/

tenki.jpは他で晴れでも雨予報なパターンが多く、「雨降ったじゃないか！」と文句言われるなら「怪しい時は雨にしとけ」的なのを感じます。

taityoooo様のヤマノートでガイド付き雪崩事故の気象情報解説があります。
そのまま山の情報誌に掲載可能なクオリティで圧倒されます。

ガイド付きの気象遭難については自分も前に日記にしました。
「ここ数日の天気と過去の事例を考えると雪崩の危険性が高いので今回は中止です」なんて現地で言えるガイドさんはそうそういないでしょう・・・、としました。
同じ気象遭難でもtaityoooo様と自分とではアプローチが異なります。
saitama-nの日記：ガイド付きだから安心？
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-245134

ガイド付きでもそうでなくても自己責任（自業自得）になる前に自己防衛で天気予報を活用して欲しいです（雪崩に限らず）。
雪を掘り下げて雪の締まり具合と積層のチェックがあるようだけど、雪崩予測はその地域の過去の雪崩からの経験則に頼る部分が多いと思います。
地図で見ても万年雪記号の上斜面は雪崩が起きやすいとの想像はつきます（滑り落ちた雪が堆積）。

昔の天気予報に比べると精度が上がってピンポイント（時間・場所）に天気予報どおりで驚きます。
秩父の山で発雷確率どおりに雷ゴロゴロを経験しました。
自分の登っていた場所は大丈夫だったけど、雲取山方面は雷ゴロゴロでした。
saitama-nの日記：発雷確率って本当に当たるんだ
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-192276

登る山の過去の気象遭難も調べておいた方が良さそうです。
saitama-nの日記：「初心者でも安心！」でも、体感温度が氷点下ではねぇ・・・（低体温症）
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-311494

※ここでの「自業自得」は自分の行いは自分にかえってくるという仏教的な意味です。
自分で行くと決めた山での出来事だからね。