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山の災難は避けたいですから誰もが関心を持ちます。
遭難ネタの取り上げ方は二つに分かれると思います。
1 遭難者を非難する
2 自分だったらどうしていたか、事前に策が無かったか考えて自分の行動に生かす(他山の石として役立てる)
遭難の原因は多々あります。
本人にその知識が無かった、体力が持たなかった(その山域に入ってはいけなかった)、準備が足りなかった、思い込みや先を考えない行動をしていた、などがあります。
ここ数年は情報過多で自分で考えないと思われる方の遭難が目立ちます。
山の携帯電話事情が良くなって安易に救助を求める方がいるからかもしれません。
そのような方は「スマホに登山ルートを入れれば道迷いしないからOK」な考えなのだと思います。
事前に登山地図を見て「ここは要注意」、「この時間にここまで行けなかったら撤退」等と登山計画を立てないのでしょう。
埼玉県だと「時間」、「体力」、「道迷い」が主な遭難原因です。
「時間」
その方にとって遅い入山時間→日暮れで行動不能(ヘッドランプ不所持)。
先々を考えると撤退だが、判断が出来ないのか撤退しない。
夜間の長時間の下りは次第に方向感覚と上下感覚がマヒします(遠くの景色が見えないので)。
「体力」
足が持たなかった、体の不調、病気。
「道迷い」
地図の不所持、登山地図やスマホの登山地図アプリの使い方に不慣れか使わない(スマホのバッテリー切れでお手上げ←実際に埼玉県の遭難でありました)。
道がおかしいと途中で気が付いても先でリカバリーと考えるのか戻らない(トラバースを歩く、谷へ入り込む)。
個人的には慣れた頃が一番危ないと感じます。
慢心で準備が甘くなったり安全配慮が欠けたりで。
saitama-nの日記:慣れた頃が一番危ない
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-167152
遭難ネタで他者の行動を非難して自分上げしても意味ないです。
他山の石で自分の行動に生かすのが良いと思います。
気象遭難は「もしかしたら自分もこうなっていたかも」な事例が多数です。
saitama-nの日記:自分の身の安全は自分で守るしかない
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-325600
saitama-nの日記:遭難原因を考える
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-144190
saitama-nの日記:新しい遭難原因(疲労)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-171697
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