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外側はテフロンなどの撥水加工、内側はPUコーティングで防水加工。
PUコーティングは加工した直後から加水分解が進むので劣化は免れません(水だけでなく湿気にも反応)。
劣化が進むと銀杏のような匂いがするとか。
手持ちのはシットリペタペタする程度。
手で擦るとポロポロ落ちるまでは行っていません。
5〜10年ほどで目に見える劣化が出るようですが、セコハンショップの中古ザックで3年ほど前の製品でも加水分解の進んだザックを見ます。
ザック使用後に洗わず放置が原因?
saitama-nの日記:ザックの耐久性はどのくらい?(防水性または耐水性)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-220221
saitama-nの日記:ザックの生地が薄いとポリウレタンコーティングが痛みやすい?
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-279984
どうして劣化しやすいPUコーティングが使われるかというと、燃えて溶けても燃え広がらない、加工性(常温処理だとか)、生地に追随して伸縮する、単位面積当たりの重量が軽量、原価が安いようです。
劣化を上回るメリットが多いのでしょう。
モンベル「テント・タープのお手入れ方法」の説明にはコーティングに汚れや水分が付着したままだと劣化しやすいので「洗濯と乾燥」とあります。
加水分解を防ぐ為に湿気を取り除く乾燥剤の説明があります。
モンベル | カスタマーサービス | テント・タープのお手入れ方法
https://support.montbell.jp/common/system/information/disp.php?c=7&id=20
上記には撥水スプレーについて記載がありません。
モンベルのテントとタープに撥水スプレーは必要ないのか、撥水スプレーをしたところで目に見える効果が少ないのかしら?(または、雨に降られると撥水スプレーの効果が落ちやすい)
費用対効果に見合わないのかもしれません。
PUコーティングしたものは長く使うのでなく、短い期間に使用頻度を上げて使い倒すのが良さげです。
保管しているだけでPUコーティングが痛むのだから。
きたじょう工房:ベタツキ軽減処理
https://www.kitajokobo.com/betatsuki
「残念ながらPU後加工(あとかこう)は不可能ですので、特殊なシリコン溶液と劣化防止剤を混ぜてベタツキを被膜します」とあります。
延命ですな。
saitama-nの日記:加水分解は突然に(モンベルの旧型ライトツェルト)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-341568
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