写真2)無名沢の滝と光る本流の滝
写真3)クロイ沢の滝のアップ
昨夜飲み過ぎ、朝4時半前に慌てて起床、近くのコンビニで食料と飲料を購入し、一路乗鞍へーー道は次第に曲がりくねった急坂が多くなり、慎重に運転する。すでに上高地や乗鞍に向かう車は動き出していた。新島々駅周辺で標高700m弱、乗鞍高原で1700m、三本滝レストハウス付近で1800m前後だ。昨夜の飲み過ぎと夜の冷気で頭が少し痛く、体調がおかしい。雨は上がるが、雲やガスが多く日差しが見えない。なんとか三本滝駐車場までたどり着き、いざ出発。しかしこのとき、体調の悪化をもう少し深刻に考えれば、歩きでなく、乗鞍高原からバスで畳平に行くべきだったか?三本滝までに三人のハイカーが先行、三本滝、乗鞍分岐で滝から戻る登山者を見送る。つり橋をわたって滝に向かうー三本滝では選鉱の一人が大きなカメラを三脚に据えて撮影中。三本滝は想像以上のすごい滝。三段になっているのかと思うとそうでなく、本当に三本の滝が異なる沢から落ちている。
滝の前の解説板には
「長野県名勝「三本滝」昭和56年11月7日指定。
この三本滝は水源も趣も異なる3つの滝が一ヶ所に合流していることが特徴です。いずれも乗鞍岳の溶岩にかかる滝で、高さは50〜60m、滝つぼの標高は1,840mです。向かって右側の滝は、小大野川の支流・クロイ沢にかかり、黒色の溶岩の上をなめるように流れています。
正面の滝は、小大野川の本流をまっすぐ豪快に流れ落ちます。
左側の滝は、無名の沢にかかっています。木の間越しに、ひっそりと流下するすがたを見ることができます。
三本滝は、その昔、乗鞍岳にかかわる山岳信仰の修行者の行場であったと言われていますーー以下略」
とある。
右側のクロイ沢の大滝は本当に黒い溶岩の崖を勢いよく流れ、中央の本流の滝は黄土色の岸壁を一気に下るー外側の岩が黒く、滝の周りだけが茶色いのは上流の土砂の色か?―無名沢の滝は水量がやや少なく、やはり黒い溶岩の上を糸を引くようにひっそりと流れている。しばらく滝を撮影しながら眺めていると、急に日差しがあらわれ、本流の滝が一瞬光って見えた。
朝食欲がなく、朝食を食べていなかったのでここで少し補給し、いよいよ乗鞍に向かって歩き始める(続く)。
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