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写真2)輪積みの難しさ―上が広がってしまう
写真3)施文終了
初めての土器づくりにチャレンジーけっこう大変だったの巻。これまで土器づくりや陶芸の経験なし。多摩センターにある東京都埋蔵文化財センターの土器づくり講習会に申し込んだら当選。9月1日、第一日目、基本的な説明の後、モデルの数種類の縄文中期の実物土器(多くは勝坂式)で、そのうち一つをモデルに選び、土器づくりがスタート。多くのモデル土器の施文方法が貼付け流体とヘラ描きなどだったので、縄文原体を使う土器を選び、粘土ひもの輪積みを始める。最初に粘土が張り付かないように木製の回転台の上に葉っぱを置き、粘土ひもを成型する木製の台の上で粘土ひもを作り、作業開始ー選んだモデル(写真1)は同8体部分がほとんど膨らみのないすっとした円筒形に近い器形で、これが初心者には難しかった。なかなかまっすぐに立ち上がらず、どんど鵺に広がって、私の体形のように太っちょになってしまう。途中、見かねた指導員が時々手直しをしてくださるが、後の祭り、上に広がるために粘土はどんどん消費され、時間もかかり、腕が痛くなる。最後は半ばあきらめ、何とか初日の輪積み整形を終える。
二日目は、隆帯貼付けやヘラ描き・縄文原体による施文などを行う。すぐにできると思っていたが、案外難しく、結構大変な作業で慣れていないので体力もいる。最初に土器の文様を自分が製作した土器に写し、隆帯の貼付けから始める。モデルとの器形のプロポーションが大幅に異なるので、それなりの文様をつけるしかない。まあ、複製を作るのが目的ではないので、自分なりに頑張る。午前中に隆帯の貼付けをおおよそ終え、昼食後、施文を始める。最初はヘラ描き部分ー隆体でもそうだったが、平面の作業と異なり、立体だと全体を把握するのが結構難しく、どの部分を描いているか、間違うことがある。何度か確かめたり直したりして、何とか上半分を終え、最後の縄文原体を転がして、施文完了、次は9月22日の野焼きだー
別の方の「櫻のブログ」
http://sakuranconfessions.hatenablog.com/entry/2017/09/06/021526
により詳しい写真付きの報告が出ている。
土器づくりが早めに終わったので、すぐ帰宅して支度を整え、前日作ったカレーを食べて、すぐ羽田空港に向かう。北海道オホーツク遺跡などをめぐる旅人となる。
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