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発掘調査で土器破片が5千個も出土、墳長には二重口縁壺が50個以上並んでいたらしい。また石槨出土の腕輪型石製品や鉄刀なども見ることができた。
時間がだいぶ遅くなり、急いでタクシーでシンポジウム会場に行き、登録して会場に入る。すでに最初の講演が始まっていた。
演題は、「福島県中通り地域の古墳と集落」
次に「古墳時代の地域社会―仙台平野とその周辺」（小休憩）
「古墳文化北縁地域における北関東と東北の交流」昼食休憩
「東北地方における大型終末期群集墳の成立―横穴式石室分析を通してー」
「北上川中流域における古墳時代中期社会の動向」
「太平洋沿岸地域における関東と東北の交流」
「5世紀の南東北を巡る広域関係の諸相」
「古墳分布北縁地域における交流の特質」（休憩）
総合討論
と5時過ぎまで熱心に議論が行われた。これまで何回か、このようなシンポジウムが開催されて、研究成果を報告してきたようだ。今回は古墳とその周辺の社会＝集落などとの関係や土器などの分布から北関東や北陸、東海などとの関係や集団移住や交易・交流の状況を検討した。とりわけ、後北C2D式土器（続縄文土器＝3〜4世紀）や北大式土器（5〜7世紀）などに見る北海道の人々との交流や北関東や北陸からの移住者の実態などが、様々な視点から議論された。
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