西岩田遺跡とは、2029年齢開業予定の大阪モノレール延伸線建設工事に先駆けて行われたと発掘調査で発見された木製品の中から見つかったもので、古墳時代初頭では、全国で三例目だそうだ。地面から下2.9メートル、その上の第七層は古墳時代初頭の洪水堆積層でその下の第8層から13層までは弥生時代の湿地状堆積層らしい。出土地点周辺からは多くのヒトの活動の痕跡、多くの木製品は洪水で運ばれたようだ。木製仮面の近くから水をためる槽(容器)や炭化した鍬形木製品などがでているようだ。
材質はスギの木で目口は穴を空け、鼻は削りだして表現。左側に小さな穴があり、耳の表現か?
あるいは、柱や人形に据え付けるための穴か?近くの出土土器の炭素年代は、三世紀前半頃を示している。まき向や大福餅遺跡のものより少し新しい可能性があるようだ。講演では、出土時の詳細や大福遺跡などとの比較を大阪文化財センターの河本純一氏、続いて同永野仁じが縄文、弥生時代の仮面についての概説があった。
弥生文化博物館は、管理体制が変わり新体制最初の講演会となったようだ。
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