午後から朝日ホールで、橿原考古学考古学考古学考古学研究所の桜井茶臼山古墳に関する講演会があり、午前中都立中央図書館に立ち寄る。朝鮮半島三国時代の鉄生産に関する文献の閲覧、複写を予定したが10時開館のところ間違えて9時についてしまい一時間手前の公園ベンチで待つ。お目当ての資料を入手し、一部を複写、時間が足りずそのまた一部だけコピーして日比谷に向かう。
会場は有楽町マリオンにある朝日ホール。ガードしたの蕎麦屋でかけそばを食べて飢えをしのぎ、ホールで受付、八階のカフェで待つ。
桜井茶臼山古墳は、三世紀末の初期の前期古墳で、橿原考古学研究所は、最初の発掘調査から、60年たった2009年.再調査を行い‥その成果の発表となる。最初の予備調査は、後円部の竪穴式石室の遺構配置の確認で1947年の発掘調査時のままであることを確認。
今回の2009年の再調査では、石室内の割竹形木棺の回収、保存処理その他、石室内に残された土などを篩選別し、細かな銅鏡の破片などを三次元計測して、既存の様々なデータベースなどと照合し接合、復元したこと、合わせて石室の特徴を再検討したことにあった。
その結果、桜井茶臼山古墳及び前期の王陵は、その下のクラスの古墳と比較して隔絶性が際立つと結論づけている。つまり初期のヤマト王権は、基盤が弱く隔絶していなかったとする従来の説を覆す研究結果だとしている。本当にそう言えるのか?今後の論争に期待したい。
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