最初に後期の集落に接する河川跡から木製品や骨角器などがたくさん出土し、平鍬、又鍬、田下駄、横槌などの農具類は、未製品もあり、集落で作ったものだった。またやはり木製や骨角製の漁労具も出ているが量が少ないので農業の副業的な仕事だったようだ。たも網の枠木も出ている。鹿の四肢骨の矢尻や丸木弓は、狩猟用だが、装飾や、まじない具などシカの骨は、様々な用途に使われたようだ。シカの頭骨には、脳を取り出した痕跡があり、皮なめし剤として使われた可能性があるらしい。皮なめしは、この辺りの重要な生業で交易品だった。
また山王遺跡や市川橋遺跡からは、圭頭太刀の柄頭や柄香炉なども見つかり、後期には有力者が出現していたやうだ。一般的な集落にはない須恵器や横櫛、墳墓の副葬品に多い管玉や勾玉類、また占いに使う卜骨、刻骨、祭司に使う斎串、人形、刀形などとも出ていて興味深い?なお会場の展示物の撮影はできない。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する