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写真��5世紀前葉と推定される地震災害（液状化、墳砂）
写真��常設展示の古代（平安時代）の二彩多口瓶ー盛岡の古代集落展にもあった瓶
午前中は調布市郷土博物館を訪ね、染地遺跡展を見学する。この遺跡は多摩川中流左岸の低地の微?地から発見された縄文時代晩期から古墳時代、奈良時代にかけての集落遺跡で、縄文時代では、一つ上の段丘で暮らしたが、弥生時代から低地に住むようになった。集落は南北に別れ、中央にはかつての流路跡が埋まった低地になっている。その低湿地からは、大量の木製品が出土、一本梯や火切り臼などを含んでいた。
また、遺跡の土層から、大きな地震による液状化現象を示す噴砂の痕跡が見られ、五世紀前葉頃の柱が下に沈み込んでいる様子も観察された。
初期の弥生時代中期では、久ヶ原式土器や朝光寺原式土器(中部高地系)、さらには埼玉などで見られる吉ヶ谷式土器など他地域からのヒトや文化の流入があったようで、それにより開発が促進されたのだろうか？
それが古代奈良時代以降、居住域が姿を消し、水田、畑などの耕地に変わってゆく。この理由はわからないがおそらく多摩川の流路の移動と関係するかもしれない。また人口が増え耕地を広げなければならなかったこともあるかもしれない。居住域は一段上の段丘に移りしかも住居数、人口も増加しているようだ。
また古墳時代前期の住居跡の炉跡付近に
