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日記
古式土師器閲覧第二弾として、大阪府の久宝寺遺跡竜華地区出土土器の閲覧のため、いつものように6時始発のひかりで新大阪駅に八時過ぎに到着し、時間調整のため新幹線待合室で二十分ほど時間を潰し、御堂筋線とメトロ中央線で長田駅に出る。四番出口前から文化財センターに電話して外に出てそのまま高速沿いに進むと校倉造りの建物が見え、文化財センターに出る。センターの竹原氏が入り口で待ち、倉庫に向かう。倉庫に入ると土器などの出土品の入った収納ケースが山のように積まれていて、申請書に記載した報告書の図面の番号の遺物の入ったケースを二階から下ろす作業から始まった。福岡では埋蔵文化財センター側ですべて出していただいたが、ここではスタッフ不足らしく上げ下ろしから片付けまで職員のかたとやらねばならないのだった。小一時間かかって二十箱以上の資料を取り出し、閲覧を開始する。倉庫は、暖房もなく、真冬用の下着を準備したので、助かった。準備した土器台帳の順番に箱から土器を探し、土器の入った袋から土器を取り出すのだが、庄内式、布留式土器の器壁は極端に薄いものが多く、すでに割れたものも多いが、取り出すときにも割れそうなので慎重に取り出す。割れそうで恐ろしい状態のものは、取り出さずに復路ごと撮影して済ませたものもあるが、多くは取り出して撮影したり実測図と比べて気の付いたことをメモしたりスケッチしたりと作業を続ける。十二時をすぎ、準備したコンビニ弁当を倉庫の外で食べる。外は幸い日差しが届き暖かい。外で暖まって腹も満たし、再び土器閲覧を続ける。甕、高坏、器台、小型丸底壺、直口壺、複合口縁壺など、閲覧を続けるがあっという間に五時が迫ってきて、最後は十分メモを取ったりする余裕もなくなり、撮影だけして終了する。私が作業をしている間に終了した箱から竹原氏がせっせと片付けを始め、二階に箱をすべて戻し、元通りに積み上げ始めるが、途中までで、作業は終了、五時15分過ぎには、次の目的地、阿倍野に向かった。
3月22日(金)大阪文化財センター収蔵庫で久宝寺遺跡竜華地区の土器を見る
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