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写真��土壇原８号墳出土の珍しい須恵質円筒埴輪
写真�Ａゥ�山古墳、岩子山古墳の円筒埴輪
若草町遺跡は松山城西山麓の弥生時代から古墳時代にかけての集落遺跡でその墓域では方形周溝墓から近畿系の土器などが出土、二重口縁壺は焼成前穿孔と判明し、祭祀に使われたと推定された。手焙型土器は先日愛知県朝日遺跡ミュージアムでも見た近畿〜東海系土器。近畿圏との交流を物語る土器だ。
次の大久保一号墳は愛媛県西条市内の古墳時代初頭の前方後円墳で、前方部〜くびれ部から周溝が検出され、地下レーダー探査で後円部の周溝も発見された。くびれ部周溝からは二重口縁壺などの古式土師器が出土している。
その後、大型前方後円墳が築造される時代に入り、香川、徳島エリア（四国東部）では中期に香川の富田茶臼山古墳、渋野丸山など、１００mを超える前方後円墳が築造されたが、愛媛、高知エリア（四国西部）では中期の大型古墳は未発見で、後期に宇摩向山古墳 (うまむかいやまこふん)、波佐見池古墳など５０mを超える前方後円墳、円墳がみられ、また前期ー古墳時代初頭に妙見山古墳（５５m）などが築造されている。展示では土檀原８号墳出土の珍しい須恵質円筒埴輪や船ヶ谷向山古墳などの円筒埴輪が示されていた。
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