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「日本国宝展」
平成館 特別展示室 2014年10月15日(水) 〜 2014年12月7日(日)
展覧会のみどころ
第1章 仏を信じる
第2章 神を信じる
第3章 文学、記録にみる信仰
第4章 多様化する信仰と美
第5章 仏のすがた
正倉院宝物特別出品
※会期中、展示替えがあります。展示期間の記載のないものは全期間展示されます。
第1章 仏を信じる
6世紀に朝鮮半島を経由して伝来した仏教は、飛鳥時代に急速に発展し、奈良時代には唐(中国)における隆盛も受けて、南都(奈良)の大寺院を中心に、絢爛たる仏教文化が花開きました。続く平安前期には密教の請来、後期には浄土教の高まりがあり、天皇家や貴族の信仰を背景として、典雅華麗な美術・建築・文学・芸能などが成熟していきます。 飛鳥から平安時代の間に濃密な展開を遂げた仏教信仰の所産である絵画・彫刻・工芸・書跡典籍をご紹介します。
国宝 阿弥陀聖衆来迎図
国宝 阿弥陀聖衆来迎図 (あみだしょうじゅらいごうず) (部分)
平安時代・12世紀
和歌山・有志八幡講蔵
[展示期間:2014年11月11日(火)〜12月7日(日)]
日本における来迎図の傑作の一つです。蓮華座に坐した金色の阿弥陀如来と、左右から如来を取り囲んだ聖衆たちが飛雲に乗って今まさに眼前に来迎した姿を、卓越した構成力と描写力によって大画面いっぱいに描き出し、見るものを圧倒します。
国宝 普賢菩薩像 (ふげんぼさつぞう)
平安時代・12世紀
東京国立博物館蔵
[展示期間:2014年10月15日(水)〜11月9日(日)]
本図は、虚空から花が舞い降る空間に出現した普賢菩薩を、繊細艶麗な姿態と透明感ある彩色によって夢幻的な雰囲気の中に見事に描きだした作品です。優美な造形を示す名品が多い普賢菩薩像のなかでも屈指の名品であり、後期平安仏画の代表的作例です。
第5章 仏のすがた
6世紀、仏教のおしえと共に、仏像は日本にもたらされました。『日本書紀』ではその相貌を、「端厳」(きらぎらし)と表現しています。以後、仏像は連綿と制作され続けてきました。それぞれの時代の人々は、人知を超えた存在、きらぎらしいみ姿を、どのようにとらえていたのでしょうか。
国宝に指定された仏像は、いずれも卓越した造形美と歴史的意義をもつものばかり。その中から選りすぐった像が、荘厳な仏空間を構築します。
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