二子山のフリークライミングゲレンデが再開拓されているが、その動画が気になっている。
https://www.oganoclimbing.com/
反発を食うこと、お構いなしに動画を作ったのだろう。山に非常識を持ち込む者には、登山者は注意すべきだと思う。
「観光」を持ち出すのであれば、フリークライミング的には普通でも、一般登山者、世間一般から見てどうかを気にしないのは、いかがなものかと思う。
一般登山道で入れ墨のおじさんが吠えていたら、それは通報されるレベルだと思うが?
そもそも、登る時に吠えすぎ。あと、落ちてから吠えるのは、まったく意味なし。こんなの登山道のすぐわきでやられたら、超迷惑行為。フリークライミング的にも、よろしくない。
世界に発信する前に、国内で理解が得られているのか?ごく一部の上級者しか楽しめないゲレンデを観光用と言って、アピールするのは違和感しか感じない。
国内において、フリークライミングは、ルート、ボルダー共に、高グレードを登ることがメインのマイナーな趣味だと認識している。
海外でも、家族連れでマルチピッチを楽しむような文化が定着している地域もあるようだが、それは、5.7程度のマルチピッチがいくつもあるゲレンデがあってのこと。
国内においては、5.7以下のゲレンデは、ほとんどない。(あっても、整備する人がいない。)
ごく一部の人しか楽しめないフリークライミングやトレールランニングが市民権を得ることは、有り得ない。
もし、登山のルール、世間の一般常識から逸脱するようなことがあれば、それは指摘するべきだと、自分は思う。
この動画作成に、「JMSCA 公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会」の役員、選手が関わっていることには、個人的に違和感を感じる。