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●米子沢を「初心者向け」「デート沢」などの表記するのは、地元の方にとっては、迷惑行為なので、辞めるべき。
●9月の米子沢は、下山後の暑苦しさがないので、沢登らーが押しかけるのだと推測される。百名山なのに、一般登山者より、沢登らーの方が圧倒的に多いのは、驚くべきことである。
●9月に入って、雪渓がなくなれば、ヌクビ沢も快適に遡行できる。一般登山道だが、沢装備なら、さらに快適に楽しめるはず。米子沢より先にこちらに行った方が無難かと思う。
●13年前、難コースと言われる天狗尾根コースを歩いたが、所詮は一般登山道。米子沢とは、比べものならない。(但し、草付の急登は恐怖だし、登山者の実力がない者にとっては、結構な難コースであることは間違いない。)
沢登りを初めて、12年目になるが、やっと念願の米子沢を遡行することができた。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4684629.html
以前より、「初心者コースというから、米子沢に行ってみたら、遭難した。」というお粗末な話をよく聞くが、どうしたら、そんなお粗末な判断ミスができるのか不思議だった。
写真を見れば、一般登山道とは別格だということが分かる。そもそも、沢登りは、剱や妙義の稜線程度でビビるレベルの方は、やるべきでない。
だが、実際遡行してみて、穂高の重太郎新道ほどの負荷があったのは、ビックリだ。登山を初めて、24年、沢登りを初めて、12年になるが、両足を攣ってしまったのは、初めての体験。こんなひどい筋肉痛も初めての体験だった。
それほどの負荷があるコースを初心者、初級者コースというのは、おかしいと思う。
(滝の登攀レベルだけで考えるのは、きわめて不合理。)
とは言え、一般的に沢登りコースのレベル分けは概ね合っているようには思う。そもそも、グレードを決めるのは、一般登山者やパンピーではなく、沢登らーである。
沢登りをするなら、沢登らーの感覚を理解するのは、大前提である。
そうは言っても、米子沢のように遭難続出というケースもあり、「初心者向け」「デート沢」などの表記を地元の方がいやがっている。このような迷惑行為は、一般常識から考えて、辞めるべきかと思う。