登山、クライミング、沢登りをするには、必要な技術がある。
自分も、安全を確保する意味で、山岳会に入ったり、講習会には積極的に参加してきた。
だが、技術を追いかけてると、「講習会マニア」「ロープワークマニア」「レスキューマニア」「道具マニア」になってしまうことがある。
例えば、奥多摩のつづら岩辺りでマルチピッチをしていて、ダブルロープがきれいに決まると嬉しい(^^♪
そこで、ふと思う。
「オレは、ロープワークがやりたいんじゃなくて、クライミングがやりたいの!」
自分が何をやりたいのかは、たまに考えた方がいいと思う。
●白石阿島がジムでグラウンドフォール 大きな怪我は無し
http://newsclimbing.blogspot.com/2016/07/blog-post.html
クライミングの確保には、ATCでなく、オートロック付のビレイデバイスの方が安全だという。
しかしながら、グリグリなど、安全なはずなのに、事故が多い印象がある。
この記事は、グリグリの危険性を全世界に知らしめた事故だと思う。
安全なはずのグリグリが、なんてそんなに事故多いの?
「そんなの間違った使い方をするからだよ!」
それはそうかも知れないが、じゃあどうして阿島ちゃんのお父さんがミスするの?阿島ちゃんのお父さんは、素人なんですか?そんなことないよね?
T社のPという車があって、操作ミスすることで有名だが、要は人間が間違えやすいような仕組みになっている可能性があるらしい。
操作系については、脳科学の面から見ないと、安全は確保できないと思う。
事故が起こらないはずのグリグリに事故が多いのがなぜなのか考えたら、使うのもバカバカしい。
オートロック機構付きのビレイデバイスは、何かしらくせがある。
もちろん、使いこなせれば安全性は高まるとは思うが、初心者にそれを適用するのは、さすがに無理がある。
余談だが、某ジムで目の前で、グリグリでロアーダウン時、キンクして、それをほどいたら、2mほど滑落したのを見た。
目の前でそんなことが起るなんて、やはりグリグリを使う気にはなれない。
そもそも、クライミングのビレイは、マルチピッチも含め、ATCを使った技術が基本である。
※より安全なデバイス、技術が出現したら、それに代わる可能性はある。
確かに、安全性を高めるために、いろいろなデバイスを使ったりすることもあるとは思うが、基本がATCであることは忘れてはならない。
自分は、自然が好きだったり、クライミングが好きだったりするが、決して、ロープワークや道具が好きなわけではない。
(もちろん安全のために、練習はする。)
道具マニアやロープワークマニアは、明らかに方向性が違う趣味なので、それは認識すべきだろう。
※誤解がないように補足しておくが、にゃー隊長は、道具やロープワークには結構うるさい(;・∀・)