ザックの外に物をぶら下げたり、ウエストポーチやペットボトルホルダーが邪魔になったりする。
自分も滝の水流で叩き落とされたことがあるが、体の前に何かしら出ていると、結構な抵抗になる。
また、外に付いているポケットなど、ずぶ濡れになるので、面倒だ。
特に、沢登りでは、ザックが浮き袋になるという特性があり、一気室で、ザック本体にジッパーがないものがいい。
●ウエストベルト
もちろん、これがしっかりしていると、ザックは背負いやすい。一般には、ザックは腰で背負うと言われている。
但し、雪、沢、岩のバリエーションの危険個所では、ウエストベルトを外す必要が発生することがある。雪、岩の場合、いざという時に捨てられる状態にしておかないとならない。
※もちろん、バランス重視であれば、ウエストベルトは締める必要がある。
また、沢では、ザックを浮き袋にする。ウエストベルトを締めておくと、うまく浮きあがれないことがある。(チェストベルトは締めておいた方がいいかも知れない。)ウエストベルトを締めておいたために、溺れてしまった人もいるとのこと。
ただ、ウエストベルトを締めて、ラッコ泳ぎをするという技術もあるらしいし、ウエストベルトを締めて、命拾いをしたという人もいるらしい。
ネットでは、ウエストベルトは外す方が多いと思うが、最終的には状況によるものであり、自己判断の世界だろう。
●ハトメ
ザックの水抜きが必要なので、沢用ザックにはハトメが打ってある。
但し、ハトメは百均で入手でき、簡単に打つことができる。
(ザックには長さがあるので、それが面倒になることはある。)
P.S.
bunacoさん情報により、ドライバーを熱して、穴を開けたらいい感じ


穴を開ける個所の補強にティアエイドを張るといいかも知れない。ティアエイドは、テントや化繊の補修に使えるので、常備することをお勧めする。
https://bit.ly/2C5tXfc
沢用ザックには、下記のようなものがある。
特に沢専用を詠っているザックは、それなりに使い勝手がいいようだ。
ただ、結局、ドライパックを入れるなら、他に一気室で軽量なザックはいくらでもあるので、それも検討したい。
※購入は自己判断で。
★モンベル サワークライムデイパック20/30
★モンベル シャワークライムパック 30/40
軽くて、使い勝手も良くなったようだ。
http://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=711000
★マウンテンダックス シャワー 40S
40L、1,400g
http://item.rakuten.co.jp/auc-odyamakei/10262742/
防水インナーバッグ付。重さ、容量、デザインがいい。ツェルト泊なら対応できる。いろいろ機能が多いが、考えすぎ的なところがある。
★OUTDOOR RESEARCH DryComp Summit Sack
30L、346g
https://amzn.to/3frRPrN
自分は、これを使っているが、防水がしっかりしているので、それなりに快適。
但し、パッキングには気を使う。量が少ないと垂れ下がる。
なので、バンドなど購入して締めて調整している。
なお、2本のバンドが着いているが、荷物が少ない時は、詰めて、上に差すといいと思う。
荷物が多い時は、腰に回して、ウエストベルトになる。
生地はしっかりしているように思えるが、「剱のバリエーションルートを3本登っただけでザックの底に穴があいてしまった」という情報もある。
確認すると、確かに底の補強はないようだ。パッキング時、下に固いものが入らないよう、そして、休憩時にザックの置き場所に注意することにしよう。
★OUTDOOR RESEARCH DryComp Ridge Sack Alpenglow
34L、465g
https://amzn.to/3iRT3yN
機能、デザイン的に好きなので、買ってみた。容量がちょっと小さすぎる気がする。あと、背面ポケットが狭すぎるのが、残念。
★タトンカ エクスペディションライト
安い、それなりに軽い、背面調節可、横幅広い、生地が丈夫、など、沢には適していると思う。
★SEA TO SUMMIT ウルトラシルDRYデイパック
20L、90g
http://item.rakuten.co.jp/thoron/1700275/
防水サブザックとして、携帯するのにいいと思う。
なお、岩にこすることもあるので、生地の厚いものが、基本だと思うが、うちの会長など、オスプレイのザックでまったく問題なく、アルパインも沢も長年こなしているそうだ。使い方次第とは思うが。
ちなみに、ザックの中は、ビニール袋、ドライバックなどで、防水処理をする必要がある。
●モンベル ドライバッグ
http://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=711000
初めまして。
私も無雪期は沢を活動の主体にしている者です。
時々ザックの腰ベルトについて不要とは言わないまでも、軽量化の為に取り外したりする方もいらっしゃるようですね。
腰ベルトは渡渉時は外さなければ体が浮き上がり危険ですが、それ以外の時はキッチリ締めないと危ない場合がほとんどではないかと思います。
特に泳ぎやラッコでの川下りの際には、いつも以上にキッチリと締める必要があります。
ザックが頭上にせりあがったり、横にずれたししてザックだけ浮き上がってしまったり、体が予期せぬ方向にグリンと回転したりして流されたり、呼吸ができなくなったりする可能性がありますので、腰ベルトはとても重要なものだと思います。
ラッコの時は腰ベルトだけでは足りずにスリングで股を通してザックがせりあがらないように固定したりする場合もあります。
沢登り用のザックは、丈夫でシンプル、寸胴で背が高くなく奥行きのある大きめのものを背が高くならないように潰して(ストラップを締めて小さくする)やると使い勝手が良いようです。
チビの私などはザックはロケットザックにならざるを得ないのですが、泳ぎの時は顔を横にしないと息が出来ないし、滝の登攀時は上を見てルートを探そうとしてもザックがメットと干渉してしまい視界を遮られるので不便を感じています
沢登りの場合はインナーで防水するので2気室は必要ないですね!
インナーで防水するのでザック本体は丈夫なザルであれば良いという感じでしょうか。
装備は外付けすると引っかかったりして危険だし、藪漕ぎすると無くす可能性大なのでメッシュポケットとかアクセサリーループの類は極力無いものが理想ですよね!
私の場合ザックの底は鳩目を打つのが面倒なので、バーベキュー用の金串をガスで熱してブスブスブスっと穴開けてます
鳩目よりも小さな穴がいっぱい開くことになりますので、水から這い上がるとシャワーみたいにシャーっと水が抜けていきます。
最近はやりの軽量なものは生地が薄くて荷揚げなどするとすぐに破れるし、バックルなども華奢で壊れやすくて困っています。
背面帳の合う使い勝手が良いザックを探していますが、なかなか出会うことが出来ずに困っています
bunacoさん、コメントありがとうございます。経験豊富な方の意見は、非常に参考になります。私自身、講習会などで、「ウエストベルトは外す」と教わったので、そうするべきだと思っていましたが、ネットの情報では、ウエストベルトは締めるというのも結構見かけますね。
これは、あくまで、状況によると思うし、最終的には自己判断なので、どういうケースがあるのか、それによって、判断していただくしかないのだと思います。
バーベキューの金串は、いい案ですね。ハトメを打つ場合でも、これで穴を開けた方が、耐久性は上がりそうですね。
ザックですが、「タトンカ エクスペディションライト」を追記しておきました。私は、50Lを使っていますが、沢には結構向いていると思います。
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