![]() |
![]() |
此れまで庭に彼岸花が咲いた記憶がないし、植えた覚えもない。
唐突に咲いた彼岸花を見て、実に不可思議な思いである。
10日前に義兄が亡くなり、この数日その葬儀で家を留守にしたが、昨晩帰宅したばかりの今朝早くのことである。
大正生まれの義兄は、若い頃から頑強な体型で健康そのものの人だが、一ヶ月前に転倒しての入院時に進行性の末期肝臓癌と診断されていた。
酒豪の上にヘビースモーカーなので、私も山の神も常日頃から気懸りにしていたのだが、結局 亡くなるまで誰にも体調不良や痛みを訴えることがなかった。
5年前に最愛の妻を亡くし、気丈に独り暮らしを続けていたのである。
真夜中の午前3時頃、山ノ神が今迄に経験のない右脇腹の痛みを訴えた。
痛み止めに睡眠導入剤を服用して寝室に戻ったが、朝になって姪が泣きながら父親の死去を知らせてきた。
実に、死亡時刻は午前3時頃だったのである。
その事を葬儀の席で不思議な出来事として姪達と話し、帰宅した翌朝に気付いた彼岸花の開花である。
義兄と齢の離れた妹の絆は強く、互いを気遣う思いは手紙や言葉の端はしに常に表れていた。
お彼岸は、亡くなった人の霊に遺族が逢う日とされるが、義兄は その日を待ち切れなかったのだろう〜、と思っている。ainakaren
彼岸花 [ヒガンバナ]
ヒガンバナ科の多年草。田のあぜ・墓地など人家近くに自生。秋の彼岸頃、30センチメートル内外の一茎を出し、頂端に赤色の花を多数開く。花被は6片で外側に反り、雌しべ・雄しべは長く突出。冬の初め頃から線状の葉を出し、翌年の春枯れる。有毒植物だが、鱗茎は石蒜(せきさん)といい薬用・糊料とする。カミソリバナ。シビトバナ。トウロウバナ。マンジュシャゲ。捨子花。天蓋花。 <季・秋>〜広辞苑
*関連日記「三椏の花咲く小路」
http://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-33629
ainakaren さま
毎日の徒歩通勤で歩いている桜田濠あたり、昨日からちらほら白色の彼岸花が咲き始めていました。
今日も雨の中歩きましたが、咲きそろうのはもう少し先でしょうか。
なぜか毎年お彼岸の頃ですね。
チャンスありましたらぜひに。
http://fng.or.jp/koukyo/news/2015/09/post-79.html
*写真は2015年9月です。
お時間あれば銀ブラも。
77ms1ksbさん、こんばんは。
コメント深謝です。
日に日に秋らしくなりますね。
彼岸花の咲きそろう日まで、あと1週間程でしょうか。
今朝は庭の一輪だけの早咲き彼岸花に、驚かされました。
間もなく、山々が紅に彩られて行くのですね。
彼岸花、昨年のお写真、拝見しました。
今年も綺麗に咲くことでしょうね。ren
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する