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それだけではとても喰い足らないので、デザート宜しく行動食の甘納豆や乾パンで腹を満たしたものだ。
コンビーフは大昔の岳会時代、キャンプの飯盒炊爨で米に1缶混ぜて炊き上げ、コンビーフ御飯として食べたが、ほんのりビーフの匂いと塩分で旨かった記憶がある。
メンバーの人数分造るにはラジウスだけでは足らず、石を並べた俄か造りの竈に流木で火を焚いた。
炊き上がると飯盒を逆さまに置き、上から棒で叩いてから暫し蒸らしたものだ。
半世紀も前にはキャンプや炊事は登山の手段であり、それ自体を目的として楽しむ文化は未だ醸成の途上にあった。
キャンプの設営も炊事も、当番が半ば嫌々やらされていたようなものだった。
それだけに自分には現代のキャンプやバーベキューが、殊更楽しく感じられる。
今では環境も機材 道具も、そして食材も大進化を遂げた。
アウトドアー文化の進化発展として、こうした細分化をとても好ましく思う。
昔の単独行では、自分自身が登山手段全般の当番であるから、いかに荷を軽く、作業の手を抜けるかを考えてしまう。
ソーメンと棒ラーメンは米に比べ、極めて短時間で出来上がり面倒もない。
何れも、熱湯で2〜3分茹でれば食べられる。
水450CCを SVEA 123(写真右) で沸かすときレトルトカレーパックを入れ、沸騰したら取り出してソーメン100グラムを入れ2分で火を止め、湯を切ったソーメンにカレーをかける。
これだけで温かいカレー ソーメンが喰える。
ガソリン少々と水450CCだけ消耗する。
その後、棒ラーメンが商品化され、山食に適した簡便さが気に入って、山行の都度利用した。
棒ラーメンは1束を450CCの熱湯で3分茹で、火を止めて茹で汁に粉末スープを加えるだけで出来上がり、湯はスープになり全て飲める。
ガソリン少々と水450CCだけ消費するが、水分摂取も美味しく出来て無駄がない。
粉末スープと同時にカレー粉をスプーン1杯加えれば、一味違うカレーラーメンになり、体も温まる。
蛋白質はコンビーフ缶を湯沸し中の水中に浸し置き、沸騰前に上げれば脂分が溶けて食べ易くなった。
老齢になると食が細くなり、調理も次第に面倒臭くなる。
究極の手抜き調理で、最近 家では棒ラーメンの出番が多くなった。
棒ラーメンも、トッピング次第で結構美味しく食べられる。
家庭では焼き豚、シナチク、刻み葱が定番だが、時には缶詰を1缶そのままトッピングに使う。
*トッピングに使って旨かった缶詰棒ラーメン2品〜
激辛サンマ ラーメン
激旨ヤキトリ ラーメン
造り方は山中と同じ〜 1束を沸騰水で3分茹でたら火を止め、粉末スープと缶詰の煮汁や垂れを含めて、1缶分全部を加えれば出来上がり。
サンマ ラーメンは相当に辛いし、ヤキトリ ラーメンは本当に美味しい。
缶詰の汁は全て調理に使え、その味を引き立てるとの説は、正しいと思える。
缶詰はスーパーで110円程だし、棒ラーメンも2食分で100円程である。
棒ラーメンはMARUTAI、缶詰はサンマKOKUBUとヤキトリHOTEIの製品である(写真左)。
棒ラーメンを食べていると、単独行の山中のラジウス燃焼轟音と、その火を消した瞬間の静寂さに湧上がる感動を、懐かしく想い出す。ainakaren
*「コンビーフ御飯の味」 https://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-152711
ainaka さん。こんばんわ。ご無沙汰しています。
この前久しぶりにコンビーフを購入し、キュウリの薄切り、アスパラとマヨネーズで和えたサラダにしました。今のコンビーフは塩味が薄いのもありますね。棒ラーメンですか、今でもありますが、マルタイラーメンは、山岳部時代お世話になりました。でもですね、チキンラーメンもすてがたいです。高校2年の時、和歌山の護摩の壇山からの下りで道に迷い、ビバークした時、残っていたチキンラーメンを仲間と分け合って食べました。今でも憶えています。45年前のこと。昨日の昼飯の記憶はないのですが。😀
Mikuniさん、こんばんは。
コメント深謝です。
そうですね。
チキンラーメンは、油揚げ麺にスープ成分で味付けして乾燥していますから、そのままポリポリ食べられて、非常食に持って来いでしたね。
お湯も調理もなしで食べられるラーメンでしたね。
子供用の駄菓子ラーメン〜思い出しました。
そうそう、アスパラ缶の汁も料理に使えますよ。
加えると、確実に味が良くなります。
今日の晩飯に何を食べたか忘れても大丈夫ですが、晩飯を食べたか食べてないか忘れると危ないらしいですよ。
私は未だ食べてませんけど〜 あれ〜? 食べたっけなぁ〜?
ainakaren さま
私はNO 00 か8Rで、ヴごぉ〜〜〜・・・
冬なら食べ終わった後も、お湯沸かしてHOTウイスキー
角はちょっと高かったから●ントリーホワイトで。
ちょっとオサレで、、、(よく瓶ごと担いだものです:寝袋に巻いて)
CMなにしろサミーデイビスJだったよね
https://www.youtube.com/watch?v=gN4tVnAnFmM
新宿のサントリーコンパで何本もみんなでキープ。
ロックで飲めば氷と水代はかからなかったから、1,000円で済んだ記憶
77ms1ksbさん、こんばんは。
コメント深謝です。
そうです。
ラジウスGO-GO-で湯沸かしてでも、角や白はお湯割り向きの味でしたね。
オールドはお湯割では味気ない〜あれ不思議ですよねぇ〜
ロックで呑めば当に千ベロ コースですか〜
新宿も〜「昔は好かったね」〜ren
https://www.youtube.com/watch?v=pOePGV9Utrk エリントン
ainakarenさん
はじめまして。僕の山行に拍手いただきまして、ありがとうございます。
ainakarenさんの日記を拝読させていただきました。
単独、料理下手、その割アルファ米嫌いの僕にはとても興味深い日記でした。
軽さへの追求と、燃料の節約など、誰が求める訳では無いけど、自分に課して、山の生活力?をテーマに一人楽しみながら悩むのが今も昔も変わらないんだなぁと思いました。
あと、やたらと金かけず、なところも。
ビンボー山行でも工夫して山を楽しんでます。早速、山に行けない週末にainakaren先輩の模倣をしてみるとします。
失礼いたしました。
haccymasaさん、こんばんは。
コメント深謝です。
そうですね。
バリルート単独行の山は昔も今も、冒険力、生活力、危機対応力が全てですね。
そうした辛い思い出も、今では懐かしいものです。
貴兄の登山のご無事を、お祈りします。ren
ainakarenさん
冒険ですか〜…冒険らしい冒険してないです。(´-`).。oO
危機対応ですか〜…危機に陥るような危険に踏み込んで行ってませんです。(´-`).。oO
生活力は、雨に濡れてダウンがダメとか、米の吹きこぼれがテントの床にこぼれたとか、テントの結露で靴の中に浸みって濡れたとか、ホント、小さい事で「あぁ、生活力が…」なんて嘆いてます。これから寒くなる冬はもっと、細かい所に注意しなければ!(◎_◎;)
細々と経験を積んでいって、無理してないつもりで楽しんでます。
これからもお元気で!
ありがとうございますm(_ _)m
haccymasaさん、こんにちは。
そうですね。
単独行、特にバリルートでは山慣れしていないと危険が多いんですね(前コメントレスに字句追加)。
山入門の最初から単独行だと、自分では長年歩いて山慣れした積りでも危ないことも多いんですね。
山に入門したら先ずは山慣れした山の先輩と一緒にバリルートを歩き、自分自身が山慣れすることが大切ですね。
2年も一緒に歩けば身熟しから機転、生活態度まで良くも悪くも?山慣れしてきます。
そうなれば、格段と単独行の危険も少なくなるんです。
銀座山想会の仲間、yoneyamaさんが最近、著書〜「冒険登山のすすめ」を出されました。
私も早速書店に注文したのですが、おそらくhaccymasaさんにも興味ある内容だと推察されます。
yoneyamaさんとお話ししていると、ご本人がお若いにも拘らず極めて伝統的登山嗜好の持ち主で、老人の私が懐かしい話も沢山出てきます。ren
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033508670&Action_id=121&Sza_id=C0
http://www.yamareco.com/modules/diary/826-detail-129010
ainakarenさん、早速、本を買ってしまいました!便利な世の中だなぁと思いながら2〜3日後に書店に届くのが楽しみです!
アドバイスありがとうございます!
ainakarenさんのお言葉を先輩からのアドバイスと真摯に受け止め、これからものんびりと山旅を続けてまいります。
おっしゃるような身の丈以上なバリエーションルートやクライミング要素、雪山などの重い山?にどうしても届きたい!と思うようになれば自然と単独の限界を感じ、山岳会に入るかガイドをお願いするか、敗退するか、自分自身と見つめ合いながら、かつ、家族もいるので大切にしながら過ごして行こうと思っています。
本が楽しみです(╹◡╹)
さぁ、仕事にも精を出すとします!
haccymasaさん、わざわざ御報告頂き、有難う御座います。
冒険登山の糧になれば幸いです。
安全登山を、お祈りします。ren
ainakarenさん
こんにちは、書店に届いて2日で読み終わり、トイレの話は置いといて、イグルーは非常に興味あり、頭の中は「どうやって1人で作って泊まるか?」ばかりです。
今冬、死なない、凍傷にならない、迷惑を掛けない、心配させない、をテーマにとりあえず谷川の麓の安全圏の雪深いところで練習してみようと思います!少しずつ!で!
教えてもらうより、自分で考えて失敗するのが好きです。馬鹿ですね。
ありがとうございます!
これからもお元気で!
こんにちは。
雪穴の体験ですが氷点下でも意外に暖かく感じるので、完全なイグルーならば居心地は更に快いでしょう。
雪穴の場合も、予定外の必要に迫られて山慣れた先輩と一緒に掘って、見よう見まねで覚えました。
何事も講習会で教わるより、実地で必要に迫られてその場の機転で凌げることが大切で、それが「山慣れ」です。
イグルーの完成品を作った体験は無いのですが、雪穴の風除けは何度か積みました。
どうぞご無事で冒険登山をお楽しみ下さい。ren
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