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例外もあるが、その作品は極めて少ない。
しかし、ジャズの演奏となると、これほどピッタリ来る楽器は他に類が無いだろう。
その音色は退廃的官能美を醸しだし、聴く人を否応無く陶酔させる。
土曜日の昼下がり、銀座山荘ジャズ ライブはテナーとアルトのサキスフォン 2本とウッド ベースのトリオ演奏である。
ジャズコンボには必須とも言えるピアノとドラムを使わない楽器編成も珍しく、是非聴いてみたいと思った。
アルト サキスフォンとウッド ベースのデュエットには、アート・ペッパーの名演が残されており、それが我が一番の愛聴盤でもある。
会場の銀座山荘はヤマレコグループ銀座山想会の吞談会(吞みながらの懇談会)で御馴染だが、ライブ演奏には少しばかり狭い。
だが、狭い会場には小さい楽器編成が却って効果的なのだろうとも思える。
演奏が始ると流石〜、プロ演奏家達の音色は流麗で破綻が無い。
スタイルは、ディキシーの流れを汲むスウィング ジャズ風である。
エリントン ナンバーなどスタンダード数曲の演奏で前半のステージを楽しく終える。
ハプニングは後半のステージ終盤で起きた。
テナーサックス奏者が曲名当てクイズを出題して、その演奏が開始される。
ヒントの「銀座縁の懐かしい曲」が流れると聴衆皆が笑顔になり拍手が湧き起こる。
何と、フランク・永井の歌唱で一世を風靡した、かの『有楽町で逢いましょう』が流麗なジャズ アレンジで鳴り響いている。
演奏後の説明によれば、演奏メンバーは時々、居酒屋ライブに参加して居り、ジャズ ファンではない客にも演奏を楽しんでもらうため、歌謡曲のアレンジ ナンバーを色々と持っているのだそうである。
吞兵衛のジャズ ファンならば、誰でも是非とも一度は聴きながら吞んでみたい居酒屋ではないだろうか。
楽しい時間は過ぎ行くのが速い。
ラストナンバーは「有名な作曲家 山本直純氏の曲」とのヒントで演奏が始る。
懐かしい御馴染のメロディーが流れると、その場は拍手と笑い声に満たされる。
『男は つらいよ』〜寅さんに代わってサキスフォンが歌う柴又の慕情が、昼下がりの銀座に流麗に流れる。
粋な銀座の昼下がりには、『男は つらいよ』のメロディーが相応しいとさえ思えた。ainakaren

* アート・ペッパー BLUES OUT
*『男は つらいよ』主題歌
聴きたいですが、なかなか東京までは出て行けません。
wakaさん、こんばんは。
コメント深謝です。
貴、ご当地にはジャズからオペラ迄、ライブがありご観賞のご様子、日記で拝読し、羨ましく思っております。
此の頃は地方が文化的ですね。
喜ばしいことです。
神戸の北野坂に通ったころを思い出します。
ライブはいいですね
でわでわ
uedayasujiさん、こんばんは。
コメント深謝です。
そうですね〜ライブは音圧が違いますね。
音色に迫力がありますからね。
楽しめました。
ainakaren さま
まいどです
まだ昼下がりの銀座を楽しむには、、、もうあと数年は難しいかな
でも、一人遊びをしたい気分の時、隠れ家的なライブハウスやジャズバーがある・・・
私も銀座で数件
お気に入り
うふっ
シャンソンもいいけどジャズもいい
でも、カラオケの十八番は「男はつらいよ」ジャマイカ
77ms1ksbさん、こんばんは。
コメント深謝です。
そうですか。
でも土日の銀座の昼下がりなら、可能な人も多い筈ですよ。
ジャズバー、シャンソンバー、カラオケスナック〜
私の年齢になると独り遊びの隠れ場所でなくとも、楽しければ好いと思うようになりますね。
現役時代には接待ばかりが多く、隠れて遊びたい誘惑も多少はあったかなぁ〜。
もう昔の話〜時効です。
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