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スーパーの特売チラシ広告に載る、缶詰の味見をしたいらしい。
トロ鮪缶 78円とあり、あまりにも安いので、どんな味なのか気になるとの事だ。
缶詰コーナーで、その特売缶詰を探しても見つからない。
いつも買う焼き鳥の缶詰ばかりが、何度も目に付く。
遅い時刻だから、既に売り切れたかも知れぬ。
通りかかった店員に、チラシを見せて尋ねてみた。
「こちらです」〜と、先に立って案内してくれる。
でも、遠いなぁ〜?
食品コーナーを離れ、遥か向こうの洗剤や雑貨コーナーの方に案内する。
「こちらの商品ですね」〜と、棚から一缶を手渡してくれた。
チラシを見比べると、特売広告の缶詰に間違いない。
ここにも缶詰コーナーがあるのか〜と見回して、びっくり仰天!
「ペットフード」と標記の区分案内板が吊り下がっている。
何と〜、トロ鮪缶は猫ちゃん用だったのだ。
チラシにペットフードとの表記が無いが、いつも買っている人には判るのだろう。
猫ちゃん用を山の神に味見させる訳にもいかず、買わずに帰る。
帰宅して、二人で涙が出るほど大笑いだ。
図らずも、スーパーで猫ちゃん用グルメ缶詰の勉強をしてしまった。
そして、美味しそうなグルメ缶詰の品種の豊富さに驚いた。
人間の食生活の向上とグルメ嗜好が、愛する猫ちゃん用グルメ缶詰の存在する理由なのだろう。
画像は、加山又造 画伯の絵画作品である。
美しいシャム猫の姿を、精緻な筆致で見事に描いている。
エキゾチックで高貴な容姿には、如何にもグルメ嗜好らしさが漂う。
子供時代に、家で雌の三毛猫を飼っていた。
当時の食生活は貧しく、猫ちゃんの食事も貧しいものだった。
麦ご飯に味噌汁をかけ鍋底を掬って、だしがらの煮干を載せて食べさせていた。
貧しい時代に生まれ死んでいった飼猫をふと想い出し、今更の事ながら不憫に思った。ainakaren
箱根の成川美術館に飾られていた
加山又造画伯の猫の絵はとても柔らかで秀逸でした
その後 京都の天龍寺に行った折
法堂の天井に描かれた八方睨みの雲龍図が加山又造画伯のものだと知りました
雲龍図を描いた時の映像をまた数年後拝見することになり
加山又造日本画作家は特別な人になりました
だしの煮干しは猫にとってご馳走だったと思います
不憫なんて とんでもないです
思い出してもらえる猫も しあわせです
mermaidさん、こんばんは。
コメント深謝です。
そうですね。
加山又造氏は現代日本画の鬼才でしたね。
ずば抜けて優秀な職人技と、鋭くも端麗な美的感覚を併せ持つ日本画家でした。
ペルシャやシャムの高貴な猫の画を数多く描いていますね。
* https://www.google.co.jp/search?q=%E5%8F%88%E9%80%A0%E3%81%AE%E7%8C%AB&sa=X&biw=1093&bih=484&tbm=isch&tbo=u&source=univ&ei=23F9VIDDOYX5mAW1_YKwDQ&ved=0CB4QsAQ
飼猫のチビは、三毛の雌で顔立ちの綺麗な美人猫でした。
粗末な餌でも、平均的な猫寿命より長生きしてくれました。ren
アイナカさん、おはようございます。
ペットフーズ売り場が雑貨な どのコーナーの近くにある理由が分かりました。
間違えて買う人がいないように。それにしても78円は安いですね。
仕事に戻ります。
Mikuniさん、こんにちは。
コメント深謝です。
そうですね。
ペットフードコーナーを雑貨区分に設けたり、その近くに置いているスーパーが多いですね。
確かに食品コーナーには、絶対に置いてませんね。
チラシ広告紙面も、上手に区分して欲しいですね。
知らん顔して買って帰り、味見をさせてみるのも一興でしたかねぇ〜
加山又造画伯の美しいシャム猫、魅せられますね。
自由気ままで、人を馬鹿にした様でそれでいて魅せ
られる不思議な感があります。
最近のペットフードもかなりグルメ嗜好ですね。
子供時代の食生活は貧しく、猫ちゃんとて食事も貧
しいものでしょうが、だしがらの煮干が贅沢の一品
だったのかも知れませんね。
父は、煮干しが好きでないのか、我が家では煮干し
はなかった様に思います、削り節と昆布ですね。
出し殻は、佃煮にしていました。
味噌汁は、煮干しの方が美味しいと思うのですが。
以前、父親の遺品を整理していて、たくさんの画集
とジャズ・クラシックのLP版も多くありました。
特にサックスのジャンルが多い様に思いました。
私自身は、たまに耳にする程度なのですが、画集を
見ながら、どんな感覚で聴いていたのだろうと。
想像しかできない自分に歯がゆさを感じます。
strasseさん、こんばんは。
コメント深謝です。
そうですね。
猫ちゃんの画には本当に癒されますね。
昔から味噌汁には煮干を使いましたね。
最近は手抜きで、だし入り味噌を使ってます。
トン汁を造る時だけ、だし無し味噌を使い、だしは入れません。
鑑賞するにも演奏するにもジャズとクラシックは両刀遣いが多く、二足草鞋の有名演奏家も目立ちますね。
そして絵画鑑賞と音楽鑑賞は感覚的に似ています。
特にパウル・クレーの絵などは、音楽が聴こえてくるような感じがします。
不思議ですね。ren
はじめまして
いつも山行き記録への拍手をありがとうございます。
日記に掲載されている猫の絵を見たとき「猫用にヒト用の鮪缶を買ってくるよう」頼まれたという落ちなのかと思いましたが、逆だったのですね。
takahashisunさん、こんばんは。
コメント深謝です。
この日記は一枚のスーパーの特売チラシ広告から始りますが、主題は昔飼っていた猫の想い出です。
何故今頃、忘れていた昔の飼い猫を思い出し、不憫に思うことになったのか〜を語っています。
特売チラシ、トロ鮪缶、山の神から美食猫、シャム猫の絵と次々登場しますが、それらは全て小道具と端役です。
一連の出来事から、貧しい粗食のまま一生を終えた飼い猫を、ふと思い出してしまうというのが落ちです。
逆の話は日常的に多いのですね。
毎日、愛猫に本鮪のトロの刺身を食べさせている話を、聞かされた事がありました。
美しいシャム猫なのかも知れませんね。
過去の猫日記を含めて、ご案内いたします。
愛猫家らしからぬ猫日記ばかりですが、愛猫家の皆さんにご覧いただければ幸いです。ren
https://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-334097 「猫と庄造と二人のをんな」
https://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-104277
https://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-85816
https://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-79369
https://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-45720
https://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-38163
https://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-30611
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