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この賃金を求めた裁判で、岡山地裁は「人間の活動である以上、誤りや遅れなどが生じることは想定されることで賃金は発生する」などとして、未払い分の賃金56円を支払うようJR西日本に命じました。
このことで思い出されるのは、2005年4月に運転士を含む107名の死者を出したJR福知山線脱線事故です。この電車を運転していた当時23歳の運転士は、電車が遅れると課される懲罰的な再教育(日勤教育)を恐れていたといい、事故の遠因になったと言われています。
結局、企業の体質というのは根本的なところでは変わらないのだな。些細なミスで賃金を減額するのは、電車が遅れると懲罰的な再教育を行う企業風土と変わりません。
当該訴訟を起こした運転士は4月に病気で亡くなっています。JR西日本は控訴しない方針だそうです。
くるしいことだってあるさ 人間だもの
まようときだってあるさ 凡夫だもの
あやまちだってあるよ おれだもの
本当に人間が行っているものですので
100%完璧に仕事をこなせる人間は
居ないと思います。
電車等の数分の延着で、クレームを付ける人は、1/1000?いや…1/10000だと思います。
電車に乗っていると「この電車は1分遅れて◯◯駅に到着します。お急ぎのところご迷惑をおかけして申し訳ございません」と車内アナウンスがあるけど、あれはやりすぎと感じます。
ハイ〜言えます😁
一時間遅れなら言えますけど😂
乗ってると多少の遅れは気にならないけど、待ってる時は数分でも気になったりはします😅
私の職場の話しですが本来なら数人で確認すべきなのに、最初に作業した者のみで多人数での確認を怠りミスが連発しています
些細なミスも多く発生するとその都度作業が止まるので効率の妨げになり、ひいてはその分時間がおされ次の作業確認が雑になるという悪循環に陥ります
「都度の確認を徹底すれば良いだけ」
なのは皆分かっていても、慢性的人手不足の上年々仕事量が増加します
(上は人手不足と分かっていても人員増加に非積極的です)
そして最も問題な点は全てのミスを最初に作業した者にのみ押し付ける風潮がある事です
システムの稼働状況(この場合確認作業)が良くない結果としてミスが発生するにも関わらず、全てを個人の資質にしてしまうと次のミスも誘導しますが、上にシステム運営の問題を指摘しても暖簾に腕押しです
個人が一方的に責められる状況だと人は無理矢理カバーしたり隠すようになり、ミスが明らかになった時は回復不能の時があります
西日本の事故の時も責め続けるのではない、別の方法はなかったのかと事故で亡くなられた方々は無論若い運転士も可哀想で涙が出ます
ダブルチェックは他者がやらないと意味ないですね。人によって見方が違うからダブルチェックの意味があるわけで、本人がやっても同じところを見過ごします。
JR福知山線脱線事故についていうと、JR西日本は当初置き石が原因であるようなことをにおわせてました。福知山線は置き石ができるような運行頻度ではないということでその説は否定されましたが、当時でもその場しのぎの責任逃れじゃないかと感じました。
今回の事件では、自分がJR西日本の人事担当者だったら、訴訟が起こされた時点で和解の道を探るなぁと思いました。こうやってニュースに取り上げられて企業にマイナスイメージがつくより、慰謝料を払っても和解したほうがずっといい。
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