ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > parsleycandyさんのHP > 日記

日記

カテゴリー「本」の日記リスト 全体に公開

2025年 07月 25日 06:32

さよならドビュッシー

温泉同窓会に行った同級生から、本とピアノが好きならと中里七里「さよならドビュッシー」を勧められて読んでみました。 ドビュッシーのピアノ曲で有名なのは、なんといっても「月の光」でしょう。あと、「アラベスク」は聞いたことがある人は多いかも。 ドビュッシーは19世紀末から20世紀初頭にかけて活動した作
  138   6 
2025年 06月 24日 07:12

終着駅へ行ってきます

家にあった紀行作家・宮脇俊三が書いた古い本「終着駅へ行ってきます」を読んでみました。まだ国鉄があって盲腸線が多数存在していた時代です。 盲腸線とは、主に鉄道路線で営業距離が短く、起終点のどちらかが他の路線に接続していない行き止まりの路線です。 この本に載っている北海道の「終着駅」のうち、いまも存
  149   13 
2025年 05月 26日 06:20

阿部寛のホームページ

宮島未奈『婚活マエストロ』を読んでいたら「阿部寛のホームページ」という単語が出てきました。「阿部寛のホームページ」はWikipediaにも載っている阿部寛の公式ウェブサイトで、非常にシンプルなデザイン・軽量であり表示の高速性からインターネット・ミームとして扱われているようです。 人事部署にいたとき
  135   2 
2025年 05月 14日 06:12

古い本を読んでみる

電車の中ではネットを見てますが、地下区間に入ると繋がりが悪くなるので本に切り替えます。 最近読んだのは、家の本棚で見つけた「最長片道切符の旅」で有名な紀行作家・宮脇俊三(1926-2003)の「終着駅は始発駅」(昭和60年)。今から40年前の本で、さすがに書いてあることが古い。JRじゃなくて国鉄で
  140   2 
2025年 02月 15日 06:08

ありよりのなし

先日読んだ「言語学者も知らない謎な日本語」。言語学者の父と大学生の娘が令和の日本語について語る内容です。わたしは思い切り昭和の人間ですが「ヤバい」をポジティブな表現として使うことはままあります。話し言葉は環境によって異なります。先月、右腕を骨折して腕を吊って出社したら、小さな子どもがいる女性社員に「
  125   8 
2025年 01月 15日 06:26

図書館

本は基本的に図書館で借りて読みます。買って著者を応援したい気持ちはあるけど、昨今本は高いし、読んでも多くは一度だけで、置いておくスペースにも限りがあるからです。 本の予約はネットでできて便利。ただ、市内の図書館全館合わせて1冊しか蔵書がないと、2~3ヶ月経ってもカウンターが動かないこ
  168   12 
2025年 01月 04日 07:00

舞姫

そういえば森鴎外作品を読んだことがありません漱石は読んで鴎外を読まないというのは、ビートルズは聴くけどローリング・ストーンズは聴かない音楽好きのようなものかも。食わず嫌いはよくないな。 なにを読むか。鴎外というと有名なのは『舞姫』『阿部一族』『山椒大夫』といったところか。吉田拓郎に『舞姫』という曲
  144 
2024年 12月 29日 06:21

最長片道切符鉄道旅

『最長片道切符の旅』といえば、1979年に刊行された旅行作家のレジェンド宮脇俊三による紀行文です。これ以降鉄道の廃止が相次いだため、『最長片道切符』は時期により変わっているのですが、どうやら一定程度の人は実行しているらしいです。 2024年に刊行された『最長片道切符鉄道旅』。著者の『アンドロイドの
  123   10 
2024年 12月 19日 06:36

山ヤへの朗報

「病気の9割は歩くだけで治る!」を読みました。 この本によると、歩くことはあらゆる病気の予防になるばかりか、病気が改善する。それに加えて頭までよくなるということです。本当かなぁ。眉に唾をつけたくなるけど、出版元は山と渓谷社。決して怪しい会社ではありません。 ただし、「9割治るというエビデンスを示
  200   22 
2024年 10月 11日 06:24

鈍感な青年

2012年に亡くなった丸谷才一。芥川賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞といった文学賞のほか、2011年には文化勲章も受賞しています。村上春樹「若い読者のための短編小説案内」(1997年)では、丸谷才一の「樹影譚」(1988年)という短編小説集を紹介しています。 「樹影譚」の中に『鈍感な青年』という短編小
  122   4 
2024年 07月 11日 06:30

眠れない夜

レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」(清水俊二訳/村上春樹訳だと「ロング・グッドバイ」)で、私立探偵フィリップ・マーロウが「わたしにとって眠れない夜は、太った郵便配達人のように珍しいのだ(A whitenight for me is as rare as a fat postman)」と語るシーン
  132   2 
2024年 06月 29日 06:53

グリコのおまけ

青崎有吾「地雷グリコ」がすごいらしい。先月、わずか一週間の間に本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞を受賞。直木賞の候補にもなっているとか。まだ読んでませんが。この小説に出てくる「グリコ」とは、子どもの遊びとして知られる「じゃんけんグリコ」のことです。 Wikipediaで「グリコ(遊
  125   4 
2024年 04月 15日 06:35

「キャプテン翼」連載に幕

「キャプテン翼」の漫画としての掲載は、4月4日発売の『キャプテン翼マガジンvol.20』で終了するそうです。  キャプテン翼は、1981年に週刊少年ジャンプで連載が始まった高橋陽一作のサッカー漫画。その後掲載誌がヤングジャンプ等に移ったりもしましたが、それから40年以上続いています。 「漫画とし
  116   8 
2024年 04月 12日 06:29

40年前の村上春樹

「街とその不確かな壁」を読みました。なんだか40年前の村上春樹作品を読んでるみたいだなぁと思ったら、その感想はあながち間違いじゃなかった。ネタバレになるのであまり書けませんが。 そう感じたのは、ジャズに詳しくてパスタを作る、独特の言語感覚を持つ孤独な男性が主人公であるところ。「羊をめぐる冒険」や「
  126   8 
2023年 12月 19日 06:06

現代の蟹工船

太田愛「未明の砦」を読みました。現代の蟹工船という感じです。労働問題を扱った小説はウケなさそうですが、Amazonもhontoも評価は高い。600ページもあってヴォリュームたっぷりだけれど、一気に読みました。 「未明の砦」は新聞小説で、2021年から2023年まで2年に渡って陸奥新報、千葉日報など
  126   10 
2023年 04月 21日 06:31

老害の人

内館牧子「老害の人」を読みました。内館牧子は、これまでに「終わった人」「すぐ死ぬんだから」「今度生まれたら」と高齢者を描いた小説を立て続けに出しています。 内館牧子は高齢者に厳しい。内館牧子自身がまもなく後期高齢者になるからか、高齢者のことは男でも女でもズケズケ書きます。本当に「老害の人」がこの本
  161   4