眠れない夜

レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」（清水俊二訳/村上春樹訳だと「ロング・グッドバイ」）で、私立探偵フィリップ・マーロウが「わたしにとって眠れない夜は、太った郵便配達人のように珍しいのだ（A whitenight for me is as rare as a fat postman）」と語るシーンがあります。

この本を読んだ若い頃、郵便局で配達をしていた友人はでっぷりと太ってました。「長いお別れ」が書かれた頃、アメリカの郵便配達は徒歩で行われていたのだろうか？国土が広いし、そんなことはないと思うのですが。

それにしても、whitenightって「眠れない夜」なんだ。英語って難しいな（白夜の意味もある）。

ほとんど同じに聞こえるwhite knightだと白馬の騎士ですね。現代だと敵対的買収を仕掛けられた企業が新たな友好的な買収者（ホワイトナイト）を探すという買収防衛策のことを指すようです。

コメント

makovoo

おはようございます。
靴ブランドのREDWINGにはポストマンというモデルがあります。全米が履いた！かは分かりませんが、支持が多かったようです。いつの時代かは分かりませんが、そこそこ歩いていた時代もあったのかもしれません。

☆Parsleycandy

makovooさん、おはようございます

そうなんですか！アメリカは都市の規模も大きいから大変そうです。