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なにを読むか。鴎外というと有名なのは『舞姫』『阿部一族』『山椒大夫』といったところか。吉田拓郎に『舞姫』という曲があるな。作詞は松本隆。鴎外とは関係なさそうだけど、これにするか(さだまさしにも『舞姫』があってこちらのほうが小説に近い』)。
図書館で借りてきて、ページを開いてびっくりしました。「石炭をばはや積み果てつ。中等室の卓の、ほとりはいと静かにて、・・・」。え?文語体?学生時代に読まなかったわけだよ。図書館には現代語訳もありました。現代語訳があるなんて『源氏物語』みたいだ。
改めて鴎外の代表作を調べると『高瀬舟』があります。たしか「安楽死」がテーマの物語で、ずいぶん昔に読んだ覚えがある。鴎外を読んだことがないというのは、記憶違いでした。『高瀬舟』は、現代語で書かれています。
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