そう感じたのは、ジャズに詳しくてパスタを作る、独特の言語感覚を持つ孤独な男性が主人公であるところ。「羊をめぐる冒険」や「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と違うのは、それが中年域の男性であること。さすがの村上春樹も、自分が中年域を通り過ぎないとその年代は書けなかったのかもしれない。そういえば、村上春樹はサラリーマンをやったことがないからか、村上作品にサラリーマンはあんまり登場しません。
ハードカバーで600ページ以上の長編ですが、一気に読みました。続きが気になって、山に持って行ったくらい。山へは電車で行くので、往路は暇なのです(復路はヤマレコに載せる山行記録を書くので忙しい)。わたしはパスタを作るのが好きですが、考えてみるとそれは村上作品の影響かもしれません。
「騎士団長殺し」は性描写満載で、これ映画だったらPG12かR15指定になるんじゃないの?と思ったけど、「街とその不確かな壁」にはそんなシーンは出てきません。よい子も安心して読めます。
「街とその不確かな壁」
今まで村上春樹氏の本はちょっと苦手でしたが読んでみたくなりました☺?
山へ電車で行く時に持っていくぐらい気になる本なんですね♪
荷物を減らしたい山歩きに持って行きたい本って 凄いです!
村上春樹氏の影響でパスタを作るのが好きになられたとは!
なんか凄すぎます☺?
私は今、「幻夏」太田愛著を読んでいます
まだ 影響を受ける作家さんに出会ったことがありませんのでめちゃめちゃ羨ましいです♥
太田愛は「未明の砦」がよかったです。山に持って行くことはしませんでしたが。
どちらかというと女性作家の本をよく読みます。いまNHKで放送している「舟を編む」(三浦しをん)は小説もよかった!有川浩、川上弘美、川上未映子も好きです。
村上春樹は、どちらかというとエッセイのほうが読みやすいです。ちょっと古いけど「村上朝日堂」とか。古いぶん、図書館で待ちが入ることはまずないと思います。
読書も凄いですね!
ご紹介していただきました本を読んでみたいです
ありがとうございます
本は図書館で借りるもの〜♪
お金もかかりますし、本の置き場も困りますし…
私はおそらくハルキストに近い人間だと思いますが、「街とその不確かな壁」は未読です。あらすじではまんま○○のようですね。「世界の終わり・・・」は夢中になって読みました。やみくろって何さ。
でも、近年の村上作品にはあまり心が動かなくなってきたことにも気づいています。
村上春樹も年とったなぁ。
・・・
待てよ。
年を取ったのは、
僕 の ほ う じ ゃ な い か。
やれやれ。
そろそろ仕事の時間だな。
好むと好まざるとにかかわらず。
私も読み終わったばかりです。昨年の3月に図書館に予約して一年ぶりに手にしました。
「壁」は一度文芸誌に掲載されたのを、新たに書き直されたので既読感があるかもしれませんね。
電車で読むには厚くて重すぎると思いますが、ハルキストには気にならないでしょうか! 私も長く待っだ甲斐があリました。読後感で暫く余韻に浸れます!
わたしも1年待ちました。村上主義者は厚い本でもだいじょうぶです。まぁ、さすがに広辞苑は持ち歩きませんが。広辞苑を電車の中で「読む」のは「舟を編む」の中の人だけでしょう😅
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