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まず、東京都と神奈川県は電化率100%で同率1位です。3位は埼玉県で93%。非電化は八高線高麗川以北。以下、群馬県91%、千葉県・栃木県89%と約9割の高率です。関東の鉄道には、ほとんど「電車」しか走っていないのです。
例外は茨城県の54%。なぜ茨城県だけ低いのか。もちろん理由があります。石岡市に気象庁地磁気観測所があるからです。直流電流は地磁気観測に影響があるため、観測所から半径30km以内は基本的に交流電化しかできません。常磐線の取手駅以北、つくばエクスプレスの守谷駅以北が交流電化なのはそのためです。
これにより、比較的輸送量の多い関東鉄道常総線が電化できません。交流の鉄道車両は値段が高いからです。常総線水海道以南で、北海道以外ではあまり見られない非電化複線の線路があります。まぁ、こういうのをありがたがるのは「鉄」だけだろうけれど。
※写真は関東鉄道常総線
SLの撮り鉄から 云わせてもらったら
架線そのものが……邪魔……😁
そのうち、駅構内で集電をして、郊外の架線は無しに成らないかな?
何処かの郊外路線ではありますけど、大都市は無理ですよね😅
しかに、上越線・信越本線・秩父鉄道は、架線がありますからねぇ。真岡鐵道は小さな機関車だけど、架線がないからすっきりですね🚂関東の場合。
大阪メトロ中央線は架線がありません。線路の横にもう一本レールがあって、それから集電しています。近鉄けいはんな線と相互乗り入れしていて、近鉄は専用の車両を運行しています。
話が逸れますが、同じ大阪メトロの長堀鶴見緑地線と今里筋線はリニアモーターで動いています。こちらは架線から集電しています。通常の車両より小型で4両編成です。乗り心地は変わりありません。
Osaka Metro御堂筋線も第三軌条方式で架線がありませんね。東京で第三軌条方式なのは東京メトロ銀座線と丸ノ内線だけです。これは、他社線との相互乗り入れが多いことも一因です。
大阪は、「市営モンロー主義」で、そもそも乗り入れを想定してませんね。
EV-E301系を....お値段がもっと高そう。
JR東日本や西日本の交流電車も登場から30年経ってそろそろ代替かもしれません。そうなると、質の高い中古車がまわってきて、これまで交流電化ができなかった私鉄でもできるようになるかも。
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