八ヶ岳 赤岳、横岳、硫黄岳周回 快晴の稜線歩き


- GPS
- 08:17
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,611m
- 下り
- 1,579m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:17
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口から赤岳山荘までは砂利道の悪路で有名ですが、ゆっくり(時速10km程度)行けば大丈夫でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されていますが、横岳前後の縦走路は岩場、クサリ場の連続です。難しくはありませんが、高度感を感じるところもあります。赤岳からの下りも傾斜が急なので注意が必要。登山道上に雪はほぼありません。 |
写真
感想
初めての八ヶ岳は、申し分のない快晴で大展望を満喫できました。
八ヶ岳は、今年の夏休みのメインイベントの予定だった。
でも、直前のレコで、もう登山道から雪は消えているとの情報と、天気予報でも申し分ないお天気の予報だったので、急遽決行することにした。
この辺りの臨機応変さは普段単独行している者のメリットだ(笑)
しかし、天気予報には過去2回裏切られているので、あらゆる予報サイトを入念にチェックして、少なくとも土曜日の午前中は雲一つない晴天の確信を得て、金曜日中に移動して土曜の早朝からアタックすることにした。
会社を終えて、あたふたと準備をして奈良の自宅を出たのが午後8時過ぎ。赤岳山荘の駐車場に到着したのが土曜日の午前1時頃だった。この時間でも駐車場は8割方埋まっていた。車中泊の人もいたが大半の車は空車だったので、山中で宿泊している人も多いのだろう。
朝5時に目覚ましをセットして車で寝ていると、周りでガタガタと人が動き出す。
時計を見るとまだ4時だ。もう明るい。目が覚めたので、車内で準備していると、窓ガラスをトントンする音が。集金のおばちゃんがやってきた。
おばちゃん、早いね!
駐車料金1000円を払って、トイレをすませて4時40分、いざ出発。
まず赤岳を目指すので、美濃戸山荘から南沢ルートを登る。
沢沿いの歩きやすい道で穏やかに標高を上げ、1時間半ほどで行者小屋に到着。
ここからは、文三郎尾根を登る。これまでの穏やかな道とは変わって、思いっきり急登だ。そのうち、有名なマムート階段が現れる。ものすごい急斜面に整備された階段で安全に登ることができる。見上げると青い空に続く階段。
天国へ続く階段という表現のレコもあるが、しかし、これがしんどい。
とても一気には登れなくて、休み休み登ってふと振り返ると北アルプスの絶景が見えた。穂高から白馬までの稜線が全部見える。うん、天気予報を信じてよかった。
階段地獄が終わると、今度は岩登り。難しくはないが、結構体力は必要。
頂上直下にある2本の階段を上ると、山頂が見えた。
山頂は賑わっていた。見渡すと、雲一つない大絶景。
青い空に映える、名峰たち。北アルプス、南アルプス、中央アルプスに、乗鞍山、御岳、富士山もよく見えた。う〜ん、来てよかった。
至福の時間を味わい、友達に絶景写真のメールをしたりして過ごす。
赤岳頂上山荘で登頂記念バッチを購入して、いよいよ硫黄岳までの縦走に向かう。
赤岳から見る横岳までの縦走路は絶景。しかし、そのルートはハードだった。
まず、赤岳からの下り。かなりの急勾配なので、慎重に。
クサリも使い場所によっては後ろ向きになりながら下って、赤岳展望荘に到着。
ここから、横岳までの登山道は岩場の連続で、登ったり下ったりの連続なので体力を奪われる。難しい岩場ではないので楽しいのだが、しんどいものはしんどい。
地蔵尾根の分岐にある、お地蔵様に無事を祈念したりしながら、進んで横岳山頂に到着。一息入れて、すぐに硫黄岳に向かう。
鞍部にある硫黄岳山荘から硫黄岳までは、それまでの岩場と異なり、とても穏やかな稜線歩き。いくつもあるケルンと絶景を見ながら歩を進める。
硫黄岳山頂はとても広々とした場所だ。大迫力の爆裂火口を見て、赤岳、阿弥陀岳の絶景を眺めながらおにぎりタイム。
のんびり過ごして、下山開始。
硫黄岳から赤岩の頭までは小石でザレた急傾斜の下り。
一番苦手のパターンだ。ゆっくり慎重に下っていると、トレランの方がさっそうと抜いていった。後ろから見ていると、足元はザレ石で滑っているのだが体制を崩す前に次の一歩を出している感じ。なるほどと思い、出来そうな気がしたので、さっそくまねしてみた。
見事に転びました。
やっぱり、私には無理。ということで、慎重に下る。赤岩の頭からは、樹林帯のつづら折れの道。こちらは得意のパターンなので、ガンガン下っていると、突然足が攣った。
毎年この時期の山行では足が攣る。まだ暑熱順化ができていないので、汗で結構塩分が失われるのだろう。特効薬のねり梅をなめて休憩していると回復した。
ほどなく赤岳鉱泉に到着。ここで小休止して、あとは一気に下山。
いや〜、しんどかったけれども大満足の山行でした。
絶景に、変化に富んだ登山道。いろんなルートが楽しめそうな良い山だね〜。
思いがけず、今年の夏のメインイベントを消化してしまったので、夏休みはどうしようかなぁ。
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